自分を自分足らしめるものは何か。
友人を恋人を家族を、その人足らしめるものは何か。
終盤に示されるテーゼが導く主人公のラストは、明確な解とは言えない脆いものだけど、明け方の光のように、僕の中の一部分に>>続きを読む
主役2人の演技が素晴らしくて目が離せなかった。
語られなかった登場人物のバックグラウンドも包み込んで、主題をぶらさなかったことで生まれる言葉足りなさが、少年の頃に感じた世界への違和感そのもので驚いた。>>続きを読む
本当に思ってることは言えなかった、純粋で不器用な人間の生き様。
寓話的な倫理観が根底にあるように感じて、暗くなった部屋で胸に残ったしこりを、一人見つめた。
愚直で頑固で誠実で不器用で
ピュアで一途でどうしようもない
愛すべきクソジジイの人生
悔やみきれない苦しみに溢れた人生の中で、
愛だけは捨てなかった主人公の生き様に
お前は何故生きるのか?
何と戦い>>続きを読む
ひたむきに生きる人間の優しさ、誠実さ、みっともなさを、たんたんと美しい構図でカットを重ねていく。そこに作り手の人間の誠実さを感じた。
みたいなことを思ったけど、うまくまとまらぬまま。
また観る。
このレビューはネタバレを含みます
結構観るのつらかった。
脱出シーンから前のめりになって、息を呑んで見入ってた。
行動が物語る傷の生々しさに幾度も心臓をつかまれた。孫を見れない祖父、何もなかった人生と比較してしまうジョイの感情が痛々>>続きを読む
舞台装置としての漫画の役割が濃厚で、見事に飲み込まれ終始ザワザワした。
黒木華と奈緒の怪演もあざやかだった。
好きです。
最後のお母さんのセリフも好きだったな。脚本家だねえ〜。
社会不適合者の7割が虫の感染者で寄生虫が恋させる?成長したら取り出して普通の生活ができる?
現実の当事者に無配慮残酷、救いのないフィクションで草生える。
なんだそれ。