わたがしさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

タイタニック:ジェームズ・キャメロン25周年3Dリマスター(2023年製作の映画)

5.0

in IMAXレーザーGT 3D HFR
 大好きオブザ大好き映画。ブルーレイで繰り返し観ては泣いてきた。3D版は2012年のリバイバル以来。今回はHFRつきで更に進化したタイタニック。ありがたすぎる
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バビロン(2021年製作の映画)

5.0

in ドルビーシネマ(R18+版)
 映画が大好きで映画撮りながら「なんで自分はこんなに映画が好きなんだろう?」と考えたことがある誰もが一度はこういう映画を撮りたくなる。まさに映画愛、そんな映画を愛す
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SHE SAID/シー・セッド その名を暴け(2022年製作の映画)

5.0

 みんな責任感とか、単なる下世話な好奇心とか、いろんな感情で「ワインスタインのあの事件を映画化したいよね」って思ってたに違いない。映画人ってそういう人たちばっかりだと思うから。で、最初の最初にハッキリ>>続きを読む

エリジウム(2013年製作の映画)

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 これもまた劇場公開ぶりに観返した。当時はSF心くすぐられながらワクワク観て「すごい話だなあ」と思ってたけど、今あらためて『第9地区』の精密な作りに感動した直後だとめちゃくちゃ大味に見える。嫌な映画オ>>続きを読む

ヒューゴの不思議な発明(2011年製作の映画)

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 公開当時ぶりに観返した。当時はあんまりわかんなかったけど、ため息が出るほど贅沢な映画。こんな贅沢な映画ある?映画博士のスコセッシによる映画技術史の総括、ビッグバジェットの最新デジタル3D映画。2時間>>続きを読む

第9地区(2009年製作の映画)

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 高校生の時ぶりかに観返した。めちゃくちゃ面白くて最高。かなり露骨に政治背景を感じるような世界観設定の割にはめちゃくちゃエンタメ映画になってるのは、ブロムカンプが政治SFをやりたいのではなく、ただ単純>>続きを読む

ポーラー・エクスプレス(2004年製作の映画)

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 当時劇場で観たぶりに通しでちゃんと観返した。ボロッボロに泣いた。こんな実験的な子供向け童話映画でもゼメキスのぶれない作家性。「クリスマスを信じる or 信じない」というテーマはそのまま「映画における>>続きを読む

さんかく(2010年製作の映画)

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 何回観ても奇跡的な完成度で死にそうになる。これ見よがしなシーンなしで日常の積み重ね描写だけでキャラクターを何層にも描く脚本、人物たちもだけど手持ちカメラそのもののストーカー性に怖くなってくる後半(し>>続きを読む

トランセンデンス(2014年製作の映画)

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 やりたいテーマだけはすごいしっかり伝わってくる。人類はもっともっとこういうことを語り議論すべきと思う。ストーリー的にそんな大作映画にする必要もないのに後付けで無理やりハイスケール化したような脚本。ジ>>続きを読む

銀の匙 Silver Spoon(2013年製作の映画)

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 劇場公開以来に観返した。この「クソ邦画」っぽさとウェルメイドな吉田恵輔味が完璧に混じり合ってるのがすごすぎる。過小評価されすぎと思う。全「クソ邦画」が今すぐ参考にすべき映画
 まずストーリー自体が盛
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アバター:ウェイ・オブ・ウォーター(2022年製作の映画)

5.0

【1回目&2回目 in IMAXレーザー3D・HFR】
 中学生ぐらいの頃、なんとなく映画が好きになって、いろんな映画を映画館で観ては「すごいなあ」という気持ちになっていた。あの頃はとにかく絵と小説を
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ズーランダー(2001年製作の映画)

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 いい映画だった。演出にこんな余裕の貫禄があるコメディ映画も珍しい気がする。バカな主人公を極限まですごいバカにしたまま優しく肯定もする。コメディ文化そのものの肯定になっていて、笑いで人を幸せにしたいと>>続きを読む

青春の殺人者(1976年製作の映画)

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 どうしようもなく胸が痛くなる。自分の映画だと思った。エディプスコンプレックスの矛盾した葛藤をとことんエグり描く序盤、リアルな殺人描写と相まってむちゃくちゃ気持ち悪い。役者の芝居の熱量と演出の冷めた視>>続きを読む

パペット 大騒査線 追憶の紫影(2018年製作の映画)

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 泣きながら笑った。最高の映画。パペットでR指定コメディやるっていうコンセプトだけでもう十分映画として最高なんだけど、想像より全然ストーリーがしっかりしてるしドラマも丁寧。でもずっと人間とパペットが同>>続きを読む

抱きしめたい(1978年製作の映画)

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 めちゃくちゃ面白すぎる。なんという脚本。行き詰りそうな展開をあの手この手でこじ開けて何転もさせる圧倒的作劇。『ユーズド・カー』もだけど、そういうピュアすぎる真っ直ぐなエンターテインメント精神があるの>>続きを読む

ストレンジ・ワールド/もうひとつの世界(2022年製作の映画)

5.0

 久しぶりのディズニーアニメ、なんちゃらプラスみたいなカス配信サービスのせいですっかり興行収入も落ち込んで知名度も全くない新作。天下のディズニーアニメがこんな扱いになる世界なんて想像もできなかった。こ>>続きを読む

エクス・マキナ(2015年製作の映画)

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 すごい面白すぎる。最高の鬱映画。AIが人類に何をもたらし何を奪うかという可能性について、人間の尊厳についてが、最小限の台詞と芳醇な画面で緻密に描かれる。詳細なストーリー設定は潔いほどスカスカなのに描>>続きを読む

ヒーローショー(2010年製作の映画)

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 定期的に観返すし自分の映画の参考にするほど好きな1本で、久々に通しでちゃんと観た。やっぱりとんでもなく凄い映画。鳥肌が止まらんシーンが山ほどある
 若者の軽薄な連帯感や正義感を子供向けヒーローショー
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GHOST IN THE SHELL 攻殻機動隊(1995年製作の映画)

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 これもまた派生表現いろいろ先に観ちゃったからオリジナルがさほどオリジナルっぽく見えない状態になった。95年でこのアイデアでここまで論理的に世界観が突き詰められているのすごい。1回観ただけじゃ全部はわ>>続きを読む

40歳の童貞男(2005年製作の映画)

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 脚本が良すぎる。些細なことで「セックスは愛の本質ではない!」と「人生はセックスしかねえ!」がコロコロ変わる感情の移り変わりがリアルすぎるのと、その両者の価値観それぞれの批評性と肯定がある。こんなにず>>続きを読む

A.I.(2001年製作の映画)

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 キューブリックが原案?ということもあって、子供が主人公なのに随分スピルバーグっぽくない話だなと思った。おとぎ話的なワクワク感のないパリッパリのSF話なのに、演出のトーンがおとぎ話のそれで面白い。消費>>続きを読む

俺たちニュースキャスター(2004年製作の映画)

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 ミソジニストが主人公のホモソ映画だけど、その害悪性の自己批評もしっかりやって、若干男に甘い気はするけどフェミニズム的なところも匂わせで終わらせずに明確にやってる。これを2004年でやってるのすごい。>>続きを読む

ジャンゴ 繋がれざる者(2012年製作の映画)

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 劇場で観た時ぶりにちゃんと通しで観返した。基本的にタランティーノ映画好きじゃないけど、これは好き。ていうか久しくタランティーノに触れてなかったので色々観返すと好きになれたりするのかな
 やっぱりタラ
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コンタクト(1997年製作の映画)

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 良すぎる。芸術と科学の対立がテーマで、そこにいろんなシチュエーションや葛藤でモリモリに描く、とんでもなく観応えのあるドラマ。利害だけで芸術家(宗教家)ぶったり科学者の肩を持ったりする大衆を揶揄するけ>>続きを読む

アメリカン・サイコ(2000年製作の映画)

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 社会全体の無関心さを描いているにしては、コミュニティ以外の一般大衆の描写が欠落していると思う。なので全部がパーソナルな妄想描写に見える。チャンベの芝居が強すぎるからかもしれないけど
 ひとつひとつの
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スティーブ・ジョブズ(2015年製作の映画)

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 あんまりジョブズのことは詳細には知らないんで、みんな何言ってるかわからないところがたくさんあるけど、みんな何を思ってるのかわかるのがすごい。脚本の描写の妙とシーンの取捨選択、それを完璧な配置とタイミ>>続きを読む

トイ・ストーリー(1995年製作の映画)

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 保育園の頃とかにずっと観てた気がする。その頃からたくさん映画は観てたはずだけど、今観返すと特にこの映画は脳裏に焼き付いてるビジュアルがたくさんある。なんで今まで観返してこなかったんだろうってぐらい思>>続きを読む

すずめの戸締まり(2022年製作の映画)

5.0

『君の名は。』『天気の子』の流れで何を持ってくるんだろうという期待がすごかった。現代日本アニメーションの覇者となった人間が、それでも大衆に媚びずにエグ倫理観映画を作って、その次回作。どこにどう舵を切る>>続きを読む

土竜の唄 潜入捜査官 REIJI(2014年製作の映画)

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 劇場で観たぶりに観返した。やっぱり狂いVシネ時代の三池崇史が色濃く滲み出てる。それでいてシネコン&ジャニーズ映画で映倫G指定。陰惨な暴力もあるし、底なしにくだらないエロもある。存在が尊すぎる

黄龍の村(2021年製作の映画)

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 ここまでドラマを削がれるとむしろ清々しい気持ち

キック・アス ジャスティス・フォーエバー(2013年製作の映画)

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 劇場で観たぶりに観返した。すごいつまらない印象があったけどマシュヴォン2次創作ものとしてすごいよく出来てる。テーマ的なところは何ひとつ攻めずにグロ描写とか不謹慎ネタとかそういう次元の低いところでだけ>>続きを読む

トゥルーライズ(1994年製作の映画)

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 キャメロン信者なのに初めて観た。画とか展開的に普通にテンションあがるところたくさんあるけど、キャメロンはやっぱり血眼で馬鹿ストレートにテーマ語ってナンボみたいなところがあるから観てて寂しい気持ちにな>>続きを読む

FILAMENT(2017年製作の映画)

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 スペクタクルとドラマのバランスが絶妙で、自主映画らしくなくてすごい。描かれているテーマは2000年~2010年代の「ヒーローとは何ぞや」自戒系で、この作品独自の何か新しい価値観が提示されているわけで>>続きを読む

べイビーわるきゅーれ(2021年製作の映画)

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 わかりやすい緩急で何時間でも観てられるテレビドラマ感、全く成長しないキャラクターたち!!!!

アバター:ジェームズ・キャメロン3Dリマスター(2022年製作の映画)

5.0

【1回目】in ドルビーシネマ3D字幕(シネスコ版)2022/09/26
 この日をずっと楽しみにしてた。14歳の時に初めて劇場で3Dで観て以来、映画監督としてずっと人生の目標のひとつであり、何よりも
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ファイナル・デッドブリッジ(2011年製作の映画)

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 当時劇場で3Dで観て以来ずっとお気に入りの1本。当時「史上初のR18指定の3D映画!!」って宣伝されてて、その時の何かとてつもなく不道徳なものが公開されるんだ!!というワクワク感は今でも忘れない。『>>続きを読む