KAZUさんの映画レビュー・感想・評価 - 12ページ目

勝手にふるえてろ(2017年製作の映画)

3.4

「妄想の世界」に逃避する、ヨシカ(松岡茉優) が現実との狭間で揺れる恋を描いた作品。なかなかの高評価だが、個人的には全く面白くなかった。松岡茉優は流石の演技でしょうが、拗らせた女子にはイラつくタイプな>>続きを読む

0.5ミリ(2014年製作の映画)

3.8

「万引き家族」は擬似家族でありながら、社会の隅に追いやられた人たちに焦点を与えた平成に生まれた傑作であった。今作もまたその系譜といえる、日本社会の隅に懸命に生きる人たちに目を向けた傑作ドラマだ。

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ファミリー・プロット(1976年製作の映画)

3.5

ヒッチコックの遺作となったようですが、往年の際立った演出やカメラワークなどは見られず、凄みやら狂気すら感じる構成は失い、晩年を感じました。
映画製作の幕を自ら閉じたヒッチコックが最後に観客に向けてウィ
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スナッチ(2000年製作の映画)

3.8

🇬🇧90s〜00s初期のガイ・リッチーは無敵だ🇬🇧

公開当時から約20年近く立ってからの再鑑賞。登場キャスト豪華ですね〜。当時はブラピ以外しりませんでしたが笑
当時同様登場人物の多さにやや置いてきぼ
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マリー・アントワネット(2006年製作の映画)

3.4

ソフィアコッポラ監督は大好きだし、「ロスト・イン・トランスレーション」はオールタイム・ベストなのだが、今作は微塵も揺さぶられなかったなぁー。

虚無や孤独感をその表面的な煌びやかさで埋めている、マリー
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アントワーヌ・グリーズマン: レジェンドの誕生(2019年製作の映画)

4.0

昨年のロシアワールドカップ⚽️優勝に導いたフランス🇫🇷代表のエース、グリーズマンのドキュメンタリーです。まあ、人気出るのは分かりますよ。ネイマールよりイケメンでベッカム並みのスター性がありながら、献身>>続きを読む

バック・トゥ・ザ・フューチャーPART3(1990年製作の映画)

4.0

Part2から半年後に公開された三部作最終章ですね。現在-過去-未来ときて今回はご存知、西部開拓時代です。しかも、ドクの恋愛模様がストーリーの中心となってます!

西部開拓時代が舞台ですから、過去最高
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バック・トゥ・ザ・フューチャー PART2(1989年製作の映画)

4.2

リアルタイムで鑑賞した時は、描く未来世界にワクワクし、ホバーボードに興奮し、タイムトラベルに夢を見ていた。
今見てもドクとマイティーの冒険譚は色あせず、未来社会の設定でも、80年代の色使いやポップ感が
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バック・トゥ・ザ・フューチャー(1985年製作の映画)

4.2

バック・トゥ・ザ・フューチャー🚗 ³₃⏳

80年代の名作。誰もが見聞きし鑑賞していますね。時空を超えタイムトラベルを可能にする「デロリアン」に乗り主人公のマーティンと科学者ドクの冒険譚!(誰もがしっ
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スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム(2019年製作の映画)

4.1

スパイダーマンとしての到着点を示してしまった感すらある「スパイダーバース」を観た後にどれだけ本作の予告を見ても、何かこれじゃない感があり、全く期待してなかった...

謝ります笑

最高のスパイデ
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来る(2018年製作の映画)

3.5

オカルト特集@早稲田松竹
ヘレディタリー/継承 × 来る 併映

先に鑑賞した「ヘレディタリー/継承」の格式高い作品の後に鑑賞したので、どうしても質の差が際立ってしまった。

霊媒、憑き物、民族、継承
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ヘレディタリー/継承(2018年製作の映画)

3.8

オカルト特集@早稲田松竹
ヘレディタリー/継承 × 来る 併映

初夏に冷たい汗をかきに💦オカルト特集に足を運びました。今作はホラー然とした恐怖感ではなく、「エクソシスト」「ローズマリーの赤ちゃん」の
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ウェインズ・ワールド(1992年製作の映画)

3.5

〜超私的音楽映画特集2019夏⑩〜

くっそくだらい、The America的なユーモア満載!このゆるーいノリについて来れないとキツい一本です笑

ボヘミアンラプソディをマイクマイヤーズを熱唱してた
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ストップ・メイキング・センス(1984年製作の映画)

5.0

〜超私的音楽映画特集2019夏⑨〜

『羊たちの沈黙』ジョナサン・デミ監督による音楽史に残るLIVE映像で名高い今作をシネマシティ立川の極音上映で鑑賞しました♪♪

ライブドキュメンタリーは思いれなど
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イングロリアス・バスターズ(2009年製作の映画)

3.9

〜タランティーノ関連作品を巡る旅⑬〜

初回鑑賞の際は最後の着地があっさりだったのでハマりきれなかっけど、今回楽しめたな〜。

『地獄のバスターズ』のリメイクと言われてますが全く違うね笑 ナチスバスタ
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台北ストーリー(1985年製作の映画)

3.8

明日から台北旅行なので大好きなヤン監督の今作を三度鑑賞〜🇹🇼

80年代高度成長期の台北の移り変わりと男女のすれ違いを描いた作品。

セリフもBGMも極端に少ない。起承転結もあまり無いので眠くなるが、
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Looking for Johnny ジョニー・サンダースの軌跡(2014年製作の映画)

-

〜超私的音楽映画特集2019夏⑧〜

🎸Too Fast Too Die🎸

本作の主人公であり、故人ジョニー・サンダースがいなければ、シド・ヴィシャスも志磨遼平も出てこなかったんじゃないかって思う。
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ウィーアーリトルゾンビーズ(2019年製作の映画)

3.6

長久充監督長編デビュー作。

前作の短編「そうして私達はプールに金魚を」が、とても良かったのでかなり期待していた。だって、水道橋博士も絶賛してたし...初日封切りも楽しみにしていた。

一つ一つのカッ
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メン・イン・ブラック:インターナショナル(2019年製作の映画)

3.6

昔を懐かしみ、期待値は程々に鑑賞!

毒っ気も小洒落たシニカルさも薄い!そして、何よりエイリアン👽キャラ達の薄さたら....😭

出だしのソーとニーソン親分のスタイリッシュさにテンションぶち上がりまし
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メン・イン・ブラック(1997年製作の映画)

3.6

新作を前に復習👽🛸

マーズアタックとならび、エイリアンフィギュア集めたな〜。こういう、グロかわいいの四十路過ぎても好きっていう笑

今見たらCGはしょぼいしウィル・スミスとトミー・リー・ジョーンズと
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ゴジラ キング・オブ・モンスターズ(2019年製作の映画)

3.9

🔊ズンズンと重低音が響く🔊

これは映画好きのみならず、クラブに入り浸る重低音Base好きもきっと喜ぶ。音重視で立川の「爆音」で鑑賞したの大正解。低音で揺れる揺れる♪

さしてゴジラや怪獣に思入れも
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イングランド・イズ・マイン モリッシー, はじまりの物語(2017年製作の映画)

3.6

本国では一昨年の公開💂🚌🇬🇧

もう、敬愛してやまないモリッシー、スミスの誕生譚を描いた作品ということで楽しみすぎて寝れない日々を過ごしていました。鑑賞前日は英国対決のUCL、UEL⚽️もあったし..
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GANTZ:O(2016年製作の映画)

3.7

原作ファン

アニメーションであの世界観を再現したのは見事!この手の原作漫画のアニメ映画化は基本スルーするし期待もしてないのだけど、これは楽しかった。

グロ描写は少なめだし、話しも急展開でツッコミど
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ワールド・ウォーZ(2013年製作の映画)

3.7

密かに期待していた、デヴィッド・フィンチャー監督の続編も立ち消えとなり寂しい限りだが、久々に鑑賞した本作品は今見直すと面白い作品でした!🧟‍♂️

NEWS映像のような、ドキュメンタリータッチで始まる
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グラインドハウス(2007年製作の映画)

4.5

〜タランティーノ関連作品を巡る旅⑫〜
『ワンス・アポン・ア・タイム〜』の期待が高まるなか、タラ特集を勝手にやっておりましたが、久々に更新。

☠タランティーノ 『デス・プルーフ』
☠R.ロドリゲス 『
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ギター弾きの恋(1999年製作の映画)

3.6

『超私的音楽映画特集2019夏⑤』

1930年代のシカゴを舞台に、自堕落な天才ギタリスト、エメット・レイをショーンペンが好演しアカデミー賞でもノミネートされた良作。JAZZの響きが染み渡る!

ギタ
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ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ(1999年製作の映画)

3.6

『超私的音楽映画特集2019夏④』

やっぱ、今作品は夏(初夏)に観るのが合うね! キューバ🇨🇺音楽などの所謂ラテン系にはあまり馴染みはないですが、複合リズムで、踊りだしたくなる拍子は好き🎵

さまざ
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コールドプレイ:ア・ヘッド・フル・オブ・ドリームズ(2018年製作の映画)

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『超私的音楽映画特集2019夏③』

サマソニの初年度、2000年に当時新人だった彼らを目撃した時はこんなモンスターバンドになるとは思えませんでした。

バンドの浮き沈み、最愛の人との別れ、ストイック
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Jack White: Kneeling At The Anthem D.C(原題)(2018年製作の映画)

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『超私的音楽映画特集2019夏②』
今年も待ち遠しい!夏フェスシーズンに向けて、恒例の音楽映画(ロックな)を巡ります! 🎸🎺🎷🎻🎸🎹
.............................…………
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アベンジャーズ/エンドゲーム(2019年製作の映画)

4.0

『Guardians Of The Galaxy』からMCUと出会いました。映画館に毎回行くのが楽しみだった、大切なシリーズ。レビューは冷静に書けません。すすり泣きが響く劇場鑑賞は久しぶりだ。

ファ
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ワン・フロム・ザ・ハート(1982年製作の映画)

4.0

『超私的音楽映画特集2019夏①』
今年も待ち遠しい!夏フェスシーズンに向けて、恒例の音楽映画(ロックな)を巡ります! (去年行けなかったフジロックに今年は前夜祭から参戦予定!)♪♩♬🎸
......
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アリスのままで(2014年製作の映画)

3.7

若年性アルツハイマーと診断されたアリスとその家族の葛藤、闘病を描く。

深刻な内容の作品でありながら、とてもシンプルに騒ぎ立てる訳でもない脚本が秀逸。アリスの言葉を失っていく恐怖や記憶を失っていく様は
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マイノリティ・リポート(2002年製作の映画)

3.7

今作品で描いている近未来の社会はもう現実のものとなっている...

テクノロジーの進歩を予見したかのよう。
スマホの操作のようにスワイプ、フリックを駆使しホログラムを操作し、顔認証システムが町中に貼り
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恐怖分子(1986年製作の映画)

4.0

198X年の台湾を舞台に、現代に通じる狂気と孤独を浮き彫りにした問題作。

早稲田松竹にて、ヤン特集に行ってきてあまりの素晴らしさにブルーレイ購入。

都会の孤独と虚無を描く。約90分間にBGMはあの
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そうして私たちはプールに金魚を、(2016年製作の映画)

4.0

NEXTブレイク必至!
6月公開の『We are little Zombies』に向けて。

埼玉県狭山市を舞台にした、少女達の小さな反抗を描く短編。

30分というショートフィルムながら郊外の閉塞感
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愛のむきだし(2008年製作の映画)

3.8

療養中の園監督の回復を祈って。

親からの愛情を受けずに育った若者たちが暴力や宗教、偏執的な性への傾倒へ走るのは今そこにある社会の闇だと思う。(園監督が実際に出会った若者の実話ベースの作品だという。)
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