KAZUさんの映画レビュー・感想・評価 - 15ページ目

ミッション:インポッシブル ローグ・ネイション(2015年製作の映画)

3.6

さて、今作からよりシリーズ色が強くなり、チームの結束もより強さを増します。シリーズ初期からみると、当然トムの枯れ具合もよくわかりますが、それは単なる見た目だけ!老いてなお盛んなトム様は、なんと飛行機に>>続きを読む

野火(1959年製作の映画)

3.6

終戦記念日を迎えて...

塚本晋也監督作品は鑑賞しておりましたが、本家の市川崑監督作品ははじめて。塚本作の方がよりグロテスクであるが、市川作の絶望的な虚無感というか、精神を侵食するような孤独と迫り来
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ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ(1998年製作の映画)

4.1

イギリス🇬🇧クライムサスペンスの傑作!

なぜ、今まで見てこなかったのか...。そう、いつの日か劇場で!を合言葉に鑑賞を延ばし延ばしにしてた作品。その、夢が20年の時を経て、立川の極音上映にて果たしま
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ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル(2011年製作の映画)

3.7

MI3を飛び越えて評判良しの今作を!

おぉー。噂に違わぬ良作。飛び出すガジェットに萌えない男子はいないのではないでしょうか?監督さん、くすぐるポイント知ってますね~。ドラえもん?
チーム戦色がつよく
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ミッション:インポッシブル2(2000年製作の映画)

3.5

第1作目とはガラリと雰囲気の違う作品でしたね。イーサンハントもキャラ変わりすぎじゃないですか?ジョン・ウー監督へ引き継ぎ、スパイミーツ香港アクションへと変貌を遂げました。ここぞというところで、スローを>>続きを読む

ミッション:インポッシブル(1996年製作の映画)

3.7

なぜか苦手なシリーズと思い込んでいて、完全スルーでしたが、思いの外楽しめました!一作目は比較的スパイサスペンス要素が強く、後に語られるトムのスタントはあまり多くは見られませんね。
オリジナルテーマ曲は
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ヴィンセントが教えてくれたこと(2014年製作の映画)

3.7

ゆるカワで偏屈なおじさん=ビルマーレイを堪能する映画。隣に越してきたシングルマザーとその子、オリバー君との交流を描く。人生のホームルームだって。

馬券の買い方やイジメっ子の鼻のへし折り方、バーでのお
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エイリアン3 完全版(1992年製作の映画)

3.4

好きな方すみません。

前作の美しい終わり方を引き継いでくれていれば良かったのですが、解体しスケールダウンした全く不要な続編でした。。

宗教や信仰などがテーマとなってるのかと思うのですが、それがエイ
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グッバイ・ゴダール!(2017年製作の映画)

3.5

「勝手にしやがれ」「軽蔑」「気狂いピエロ」と映画界に革新をもたらした傑作を立て続けに世に送り出したジャン=リュックゴダール。その二番目の妻アンヌ・ヴィアゼムスキーの自伝的な作品。「中国女」でも分かるよ>>続きを読む

ぼくの伯父さんの休暇(1952年製作の映画)

3.5

ユロ伯父さんが巻き起こす、サイレント風のコメディー。初のジャック・タッチ監督でした〜!やはり、エスプリの効いた、センスの良さが溢れた映画!溢れる多幸感が観るものをほっこりさせますね〜!

猛暑が続きま
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断絶(1971年製作の映画)

3.6

削ぎ落とされたシンプルな脚本は恐ろしく退屈で「車」「道路」「スピード」を追求したソリッドな演出は狂気でもある。

「ドライバー」、「メカニック」、「ガール」、「GTO」と「呼ぶ名前のない主人公達」そう
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奇跡の丘(1964年製作の映画)

3.8

イタリア🇮🇹の巨匠、パゾリーニ監督初鑑賞!! 遺作、「ソドムの市」を鑑賞したかったのですが、あまりにもトラウマ級らしいのでビビり今作品を。

キリストの誕生から、十字架の磔、復活の過程を描いた作品。所
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ミニー&モスコウィッツ(1971年製作の映画)

3.7

90分弱ノンストップで罵り合い、罵倒し合うカサヴェテス流愛の物語は、とてもピュアで刹那的で破滅的でした。
終始キレっぱなしの不器用な男、モスコウィッツの言動がヤバイ。求婚と求愛と罵詈雑言を矢継ぎ早に被
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フラッシュダンス(1983年製作の映画)

3.6

過去に観たことあるのかどうかも、忘れたが、この王道な80sムービーはとても新鮮に映りました!とにかく、オシャレ!メイクもスタイリングも、ダサさの手前で完璧に成立してる。NYが最もホットだった時代だから>>続きを読む

紙の月(2014年製作の映画)

3.5

原作未読

角田光代著書の原作は「八日目の蝉」が凄く好きで今作も期待していたのですが、ちょっと残念かな。銀行員・梨花(宮沢りえ)の不倫・横領の動機と顚末にシラケる。一人の男に貢ぎ、転げ落ちる。どこにで
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羅生門(1950年製作の映画)

4.1

「人間とは、なんぞ」

雨が降りしきる、羅生門の前で男がポツリ。わからねぇ、わからねぇ、、と。

一人の男が死んだという、事実の中食い違う其々の証言。嘘か真か、其々の証言に人間のエゴや見栄、裏切りと嫉
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八つ墓村(1977年製作の映画)

3.4

恐ろしい。

祟りや怨念、田舎の村に残る凄惨な歴史。まさに、日本的なオカルトが詰まったトラウマ映画。昭和13年に起こった「津山事件」が今作のモデルになり、実際にあった猟奇殺人という事実も恐怖感を増長さ
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恋はデジャ・ブ(1993年製作の映画)

3.5

日本代表🇯🇵命運の分かれ目の今日⚽️
こちらは、何度でも命運をやり直せます。

なぜか1日を繰り返し続ける、タイムループに陥った男のラブストーリー。
中々の評判ですね!片想いを続け、どうにか落とそうと
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ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー(2018年製作の映画)

3.5

やはり無理やり作られたソロの過去にしか見えなかった。ロンハワード監督だから人間ドラマに重きを置いているのだろうけど、感動を受けるほどの盛り上がりもなく、消化不良気味。ハンソロという、完璧に出来上がった>>続きを読む

ヒトラー 〜最期の12日間〜(2004年製作の映画)

3.7

最近、第二次世界大戦時のユダヤ人に関連した書籍「ナチス狩り」題名凄いを読み終えて、ドイツ🇩🇪側の視点を改めて知りたいと思いたち鑑賞。W杯サッカードイツ代表の瀬戸際に陥っている状況以上に、ナチスヒットラ>>続きを読む

ムーンライズ・キングダム(2012年製作の映画)

3.7

サッカー観戦で寝不足が続く毎日ですが、たまには映画も見ましょうということで笑 旬のウェスアンダーソン監督を。

もはや、監督の個性や賛辞は言い尽くされてるだろうけど、やはり構図や色使い、小物などの演出
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万引き家族(2018年製作の映画)

4.1

今作品で描かれているのは、血の繋がりは全く持たないが、金と愛と絆に結ばれ、肩を寄せ合いながら必死に生きる、タイトル通りの家族の物語だ。彼らの背景には、貧困、非正規雇用、格差、生活保護、年金不正、ネグレ>>続きを読む

ラッカは静かに虐殺されている(2017年製作の映画)

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毎日ように飛び込んでくるテロのニュース。近年、世界中の脅威として知れ渡る、IS(イスラム国)。我々がテレビで目にするニュースは表面に過ぎず、そのイデオロギーや超過激思想は分かってるようで何も知らない。>>続きを読む

カルテル・ランド(2015年製作の映画)

4.0

これがメキシコ🇲🇽の現実なのか...

メキシコの麻薬戦争で起こる事件の残忍性は世に知るところですが、腐敗した政府、警察を目の当たりにし、民間組織の自警団が市民を守っている事実は知りませんでした。まさ
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グリーン・ランタン(2011年製作の映画)

3.1

デッドプール2で逆に今作品を観たくなった人手を上げて〜笑

いやー評判に違わぬ駄作っぷり笑 そりゃ、俺ちゃんも〇〇したくなるわww
なんせ、ダサい。コスチュームもヴィランも。草まとってるとしか見えなか
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デッドプール2(2018年製作の映画)

4.4

冷静にはいられない(笑)

俺ちゃん的にダントツ年一決定です。や、近年で一番好き!映画館では中々笑ったり泣いたり出来ないんだけど、思いっきり笑ったし、泣いた!感傷に浸る寸前にぶち込んでくる「毒」も俺ち
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デッドプール(2016年製作の映画)

4.3

我らがデップーの続編までもうすぐ!

やっぱり、Marvelで一番好きなのはデッドプール^ - ^ 前代未聞のR指定ヒーローに2年前シビレまくりでした。その時以来の鑑賞ですが、やはり気持ちは変わらず、
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君の名前で僕を呼んで(2017年製作の映画)

3.4

うーん..
綺麗すぎたかな。

ピアノの旋律とスフィアン・スティーヴンスの曲に乗せて描かれるLGBTのお話。
少年と一人の若者の愛を描いています。未成年の男の子と、ある意味タブーな愛を詩的で文学的な比
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花とアリス(2004年製作の映画)

3.7

花(鈴木杏)とアリス(蒼井優)と一人の男の子のお話し。

二人の主演の魅力を引き出した脚本、桁違いの演技力を見せる二人。とてもたのしかった!これだけ、女子の友情を軽やかに、毒っ気たっぷりに描く作品もあ
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バーフバリ 伝説誕生(2015年製作の映画)

4.3

圧倒的なスペクタクル!

評価的には続編の「王の帰還」の方が高いようですが、蛮族との戦いの迫力が三国志やキングダムみたいで好み。映画館で観たかった!劇場で観たらスコア更に上がっただろうなぁ!

バーフバリ 王の凱旋(2017年製作の映画)

4.3

『バーフバリ 伝説誕生』の続編。

もはや、説明不明!『MAD MAX FR』 以来の超弩級の熱量を持ったエンターテイメント。そして、MAD MAX以上に壮大で愛に満ち、大袈裟でバカバカしさをマジにや
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エイリアン2 完全版(1986年製作の映画)

4.0

ALIENからALIENSへ...

前作は70年代後期、時代は男性社会からフェミニズム運動を端に発した女性が主役、自立した強い女性像を作品のテーマとしていた。女性器や男性器をメタファーとしたエイリア
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プラトーン(1986年製作の映画)

4.0

米軍のヴェトナムでの残虐行為を赤裸々に映した最初の映画。オリバー・ストーンの半自伝的作品であり、戦意高揚映画、アドベンチャー映画と化した過去の戦争映画を葬りさった作品。

監督自らヴェトナム帰還者であ
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アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー(2018年製作の映画)

4.2

アイアンマンから18作目、10年の時を経て節目の作品であり、MCUの集大成でもある。最強の敵サノス。今作品に関しては主役はサノスであり、アベンジャーズの面々の活躍は薄れる...

単なる悪役ではない、
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ラビリンス/魔王の迷宮(1986年製作の映画)

3.4

デビッド・ボウイ良く出たな....。

パペットの世界に大冒険!教育テレビのような終始子供向け👶でした。パペットはその世界の第一人者である、ジム・ヘンソン。セサミ・ストリートなどで有名らしいですが、意
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フォレスト・ガンプ/一期一会(1994年製作の映画)

4.3

「人生はチョコレートの箱、開けてみるまで分からない」

今作品はこのセリフに集約されていると思います。自分は、人生を語るほど出来た人間でもないし、失敗や後悔を積み重ねてばかりだし、ガンプの強さと優しさ
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