けいこさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

帰れない山(2022年製作の映画)

3.8

23.5.12 なんばパークスシネマ ☆46

夏の山の風景は美しいが、冬は厳しい ピエトロとブルーノの濃密な友情の話だが、
知らない父探しの旅でもあり、自分探しの旅でもある話 どこまで行っても
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ジュリア(s)(2022年製作の映画)

3.9

23.5.11 シネマート心斎橋 ☆45

昨日に続いてフランス映画 最近、よくフランス映画見てる 文芸作品から、見やすいのにズシッとくる物、ヒリヒリするものとバラエティ豊か この映画もジュ
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ウィ、シェフ!(2022年製作の映画)

3.9

23.5.10 なんばパークスシネマ ☆44

「トリとロキタ」程深刻でなく、でも移民問題メインの心温まる作品 日本でも改正法?が取り沙汰されてる いいスパイスの女優の卵さんは施設の時からの親
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EO イーオー(2022年製作の映画)

4.0

23.5.5 シネリーブル梅田 ☆43

EOの哀しげな瞳に映る愚かな人間 動物保護って何? EOも馬の様に走りたかったのかなぁ 連れ回されたり、逃げたりのポーランドからイタリアへのロード
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不思議の国の数学者(2022年製作の映画)

3.7

23.5.3 シネマート心斎橋 ☆42

チェ・ミンシクは流石の貫禄 韓国の受験の厳しさは聞いてはいたが、ここまで? 点を取るより学問を愛して欲しい気持ちはわかるが、ある意味沼です 数学が苦
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せかいのおきく(2023年製作の映画)

3.7

23.4.30 MOVIX堺 ダンナと ☆41

モノクロの映像と各章ラストのカラーがよかった 匂いの無い映像で助かった 二人の淡い恋の発端が分からず、惹かれ合うのが解りにくい 蓮司さん
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午前4時にパリの夜は明ける(2022年製作の映画)

3.7

23.4.27 シネマート心斎橋 ☆40

心優しき家族 タルラが可愛い過ぎる どこを彷徨っているのだろう あのシャルロット・ゲンスブールが繊細だけでない母に 凛としたエマニュエル・べア
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ザ・ホエール(2022年製作の映画)

4.0

23.4.26 トーホーシネマズ天美 ☆39

色んな感情を溜め込んだせいで、あんな巨体になったんだ 誰にも素直な気持ちを言えない娘は、父を失って変われるのだろうか 行き場を失ったリズの愛情友
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幻滅(2021年製作の映画)

3.8

23.4.22 MOVIX堺浜 ☆38

貴族にも庶民にも属せず、どっち付かずの悲しさ コラリーの献身的な愛が、腹黒い人々の中での救い 評価も名声もお金で買えるのは今も昔も同じ セシル・ド
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聖地には蜘蛛が巣を張る(2022年製作の映画)

3.9

23.4.20 シアタス 心斎橋 ☆37

イスラム教のことはよく解らないので、何故と思ってしまう いや、宗教自体もか 女性への蔑視は程度の差こそあれ、世界中同じ 買春の罪は無い事になって
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生きる LIVING(2022年製作の映画)

4.0

23.4.15 トーホーシネマズなんば別館 ☆35

ビル・ナイは笠智衆で、志村喬とは違うが、この映画ではビル・ナイが素晴らしい カズオ・イシグロらしい端正で、生と死の世界 マーガ
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ガール・ピクチャー(2022年製作の映画)

3.8

23.4.14 シネリーブル梅田 ☆34

いつの時代も悩める女の子達は愛おしい ミンミは斜に構えていても傷つきやすく、甘えん坊、ロンコは率直でしなやかに強く、エマは純粋培養 苦しんでる姿も喜
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ブリュッセル1080、コメルス河畔通り23番地、ジャンヌ・ディエルマン/ブリュッセル1080、コルメス3番街のジャンヌ・ディエルマン(1975年製作の映画)

3.9

23.4.12 シネリーブル梅田 ☆33

3時間越えに身構えていたが、そんなに長く感じなかった ただ、所々ウツウツしたが 几帳面過ぎる所作が、2日目には少し乱れ、3日日にはあれ?となってい
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パリタクシー(2022年製作の映画)

4.0

23.4.7 なんばパークスシネマ ☆32

なんてチャーミングな92歳!予想を上回る壮絶な人生 二人の距離がどんどん近くなっていく感じがいい 重すぎず、いい映画見た感がある パリの街が素
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仕掛人・藤枝梅安2(2023年製作の映画)

3.9

23.4.7 MOVIX堺浜 ☆31 ダンナと

前作よりエンタメ性強め 相変わらず豊悦が艶っぽ過ぎる 死場所を求めてる人が多い 陰影があるから光が生きる 小さな脇役まで知ってる役者さん
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茶飲友達(2022年製作の映画)

3.9

23.4.6 シネマート心斎橋 ☆30

無いものにされがちな老人の性欲 「瘋癲老人日記」があるけど スタッフが全員若くて、実働部隊が中高齢者で搾取されてる意識が薄い 出てくる人たちが社会
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トリとロキタ(2022年製作の映画)

3.9

23.3.31 シネマート心斎橋 ☆29

本物じゃなくても、それ以上にお互いを必要とし、理解している二人 幼いながらトリの賢さには驚く 移民・難民を排除しようする国は多いし、私自身知ろうとし
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雑魚どもよ、大志を抱け!(2023年製作の映画)

3.8

23.3.29 なんばパークスシネマ ☆28

サバカンとは違って悪ガキ達が、少し大人になっていく 駅での別れは、エンドロールの続きよりも淡白 飛騨のロケーションが美しい 音楽が盛り上げよう
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ロストケア(2023年製作の映画)

3.9

23.3.25 トーホーシネマズ天美 ☆27

母の介護をしていた頃を思い出して涙が止まらなかった 私の場合は追い詰められる事は無かったが、苦しみ悩んでいる人も多いと思う その人達を行政はどう
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ベイビーわるきゅーれ 2ベイビー(2023年製作の映画)

3.8

23.3.24 なんばパークスシネマ ☆26

思っていた2物と違って話を広げ過ぎずよかったが、前作の衝撃度が大き過ぎた為、なかなか面白いに止まった 二人のバディ感が強くなって心地よい 対する兄
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少女は卒業しない(2023年製作の映画)

3.8

23.3.17 なんばパークスシネマ ☆25

4人ともそれぞれに愛おしい 桜で「14歳の栞」を思い出した 自分の卒業式は遥か昔でよく覚えてないけど、寄せ書きはしたなぁ 佐藤緋美は最近3本
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エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(2022年製作の映画)

3.9

23.3.16 なんばパークスシネマ ☆24

娯楽作品かと思ったら、家族愛の物語だった 母と子、夫と妻、父と娘、そして女性たち、レズビアン 前半のどこへ行くんだ感から、繊細な感情へ お
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いつかの君にもわかること(2020年製作の映画)

4.0

23.3.15 シネリーブル梅田 ☆23

子供が可愛い過ぎる 死ぬまでにしたい事ではなく、すべきだという事がヒシヒシ伝わってくる 冒頭は窓窓窓から父親の仕事も、待っている子供の気持ちもわ
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BLUE GIANT(2023年製作の映画)

3.9

23.3.10 トーホーシネマズなんば ☆22

音楽を聴いて久々に涙が出た 一時期、サックスが好きで、デビッド・サンボーンやトム・スコットをレコードで聴いて、ライブにも少しだけ行った昔を思い出
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フェイブルマンズ(2022年製作の映画)

3.8

23.3.8 トーホーシネマズ天美 ☆21

想像したより薄味に感じた 母の存在がとても大きく、父も愛情豊かだった カメラを回し始めた時から人を楽しませるアイデアに富んでいたんだ ジョン・フ
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小さき麦の花(2022年製作の映画)

4.0

23.3.3 シネリーブル梅田 ☆20

社会の片隅に追いやられた二人の慈しみ合う姿に、前半から涙涙 搾取されてばかりなのに、不満を言うでもなく、幸せそうに日々を過ごす 「オアシス」よりも素
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エンパイア・オブ・ライト(2022年製作の映画)

3.8

23.3.2 トーホーシネマズ天美 ☆19

オリビア・コールマンの凄さに圧倒される 「ファーザー」でも上手さに唸ったけど、それ以上 トビー・ジョーンズもいい味出してる 映像が美しくて、ロ
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ちひろさん(2023年製作の映画)

3.8

期待していた展開と違ったが、ちひろさんと人との係りが前を向かせたり、癒されたりするのが、私をも癒してくれた ちひろさん自身の孤独や闇も知りたかった 原作を読みたくなった 若葉竜也をもっと見たか>>続きを読む

ベネデッタ(2021年製作の映画)

3.8

23.2.23 なんばパークスシネマ ☆18

俗臭に塗れた聖職者達よりも、ベネデッタの方が聖女だったのでは 度々現れるキリストとの絡みやセックスシーンは生々しい
人は自分の見たいように物
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逆転のトライアングル(2022年製作の映画)

3.9

23.2.23 なんばパークスシネマ ☆17

前に見た監督の2作品より笑えたし、分かりやすかった しかし、しつこいね、カップルの会話、嘔吐に下痢、船長のアジテーション ブラックだらけなのが
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別れる決心(2022年製作の映画)

3.9

23.2.18 トーホーシネマズ天美 ☆16

パク•チャヌク作品は6本目 絡み合う視線や繋ぐ手が、肉体の交わりよりエロティック どこまでも堕ちていくのかと思わせて、踏み止まる パク•ヘイル
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マイスモールランド(2022年製作の映画)

3.9

23.2.16 なんばパークスシネマ 凱旋上映
☆15
クルドだけでなく難民の受け入れを拒否してるとしか考えられない国 でもこんな国で育った子供達はどうすればいいの?この先も出口も見えない
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仕掛人・藤枝梅安(2023年製作の映画)

3.7

23.2.12 ムービックス堺 ダンナと ☆14

陰影に富んだ映像と日常の暮らしの描写がいい 池波作品らしい料理も素敵 豊悦のこの年にしてこの色っぽさ ダメ父(そして僕は途方にくれる)時
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