ひっさびさに観た。10年以上ぶり。
配給プレノンアッシュというだけで込み上げるものがある。ウォンカーウァイが盛り上がってて、世代直撃の映画。
懐かしさもあるけど、もはや映像の詩情は語るに余る。
三つ>>続きを読む
グレーゾーンと思ってたら真っ黒になる話。
絶好調の時のチャラさと、まずい事に発展するコントラストが山場。
ケヴィン・スペイシーが出てくるとこから、ちょっとずつ「あかん方」の空気がムンムンしてくるから>>続きを読む
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じっとりしたタッチで迫ってくる作品でした。
マイナススパイラルに入ってゆくイソンミンも、曖昧な中間管理職的人物を造形したユジェミョンもほんとうまかった。
サイコパスが出てくるノワールで犯人像の方>>続きを読む
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二重アンダーカバーもの
マフィア→警察潜入マット
警察→マフィア潜入ディカプ
二人の「ねづみ」は双方の組織から探され、気が気じゃない攻防戦がつづく
マットの器用さが鼻につき、ディカプの真面目さがかっ>>続きを読む
めちゃ盛り込んであった。
あらすじを書いたら長くなりそうなので割愛。
最初はオカルトホラー、徐々に富豪の家庭内不和サスペンス、そして遺伝子科学の生命倫理、セクシュアリティと愛、エゴの話になり、「愛は>>続きを読む
とりあえず尿道カテーテルを装着してご覧になることをお勧めする。
ってのは冗談で。
長い。というのも、「もうわかったから!」って繰り返されるポールの予知夢。冗長でオチが見える展開が続くので長く感じた>>続きを読む
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いや凄すぎでしょ。
リドリースコットは、作品の品格のみならず闘争と人間性を描く熱量が全く老けない。洞察力がガンギマリした大作でした。
14世紀フランス、イングランドとの勢力争いで戦争状態の中世が舞台>>続きを読む
アンソニーホプキンスがほんとに素晴らしい。
時系列の混濁や人の顔が記憶と一致しない、唯一わかる娘のアンも言っていることが無茶苦茶に聞こえるし、時計が盗まれたかもしれない。
今がいつか、何故ここにいるか>>続きを読む
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辛くてすり減って「自分はどこにいるんだろう」って、自分自身の存在感が感じられないような昏迷状態をめまいで表したのかな。
不安定で妙な浮遊感のある映像がそのままストーリーに介入している作りで、彼女の精神>>続きを読む
元少年院受刑者がある村でひょんなことから司祭になりすます。
その村では1対6で7名が死亡した交通事故があり、
息子娘が犠牲になったと思っている親たちと夫を失いながら加害者扱いされている妻と知り合い、>>続きを読む
ヴィルヌーブ版の予習のためにアマプラ視聴。
ホドロフスキー監督作は「ホーリーマウンテン」のみ観ていた。
とんでもない発想と実行力、強い意志を感じる奇作だった。しかも何故かスカッとするラスト。創造性に>>続きを読む
韓国軍内の航空部品購入管理課長が、仕入れ価格の水増しをはじめに1社への利益供与・還流、収賄を内部告発するストーリー。
一本気な軍人が、所属先を裏切るか軍規原則を守るかで揺れながらも、犠牲になったパイ>>続きを読む
長期服役後の元やくざの男の社会復帰を軸に社会のやりきれなさや人と人の様々なつながりが編まれる。
どんな人にも、人には生涯がある。どんなに片隅にいても。
おためごかしかもしれないけど、まったくの嘘に思>>続きを読む
ラストの軽快さに虚を突かれるようだった。
果報や幸運は待っていては来ず、期待が消えた時に訪れるってことだろうか。
バカにするためにマジシャンを雇うブルジョワの軽薄さと、口がきけない設定を自らに課して>>続きを読む
ライブハウスの火災から公権力ぐるみの医療汚職から官民入り乱れた贈収賄、不審死、病院利権のスキャンダルまでが暴かれていく、傾国のドキュメンタリー。(っていうか、これ世に出して作り手は大丈夫か?ってほどの>>続きを読む
ブラックパンサー党のカリスマ、フレッド・ハンプトンの活動、服役、暗殺までを描き、FBIと内通していたオニールがユダとして登場する。
広告ヴィジュアルに「サスペンススリラー」とありますが、伝記映画に近い>>続きを読む
「裸のランチ」的なドラッギーな編集を施して現在地点がわからなくなるような映画だった。
ちょっと何を描きたかったのか不明瞭
ポンジュノの「インフルエンザ」観たさに。
監視カメラの映像を切り貼りしたように作った映像で銀行ATMで起こる犯罪を繋ぐ。
エスカレートしてゆく展開が短編ながら力強い。
ウイルスに比喩したタイトルと>>続きを読む
「ポンジュノ アーリーワークス」にて。
過去視聴
ほえる犬は噛まないに入れられたアイデアスケッチのような作品に見えた。
なんでもないプロットをホラー風に演出したり、下品めで風刺が効いたギャグが出て>>続きを読む
オピオイド問題を扱った映画。
「ベン・イズ・バック」ではファミリームービー風に演出しながら、日常に浸潤しているオピオイド製剤の怖さを描いていた。
こちらの作品は開発中のオピオイド製剤の認可をめぐる戦>>続きを読む
公開当時、映画館にて。
なぜこれほどまでに痛みの伴う物語を作らねばならないのかと、思ってしまう。
語ることも躊躇うくらい。
ボロ泣きしたのを覚えている。
監督は「簡単に許しや救いを与えちゃいけない>>続きを読む
格差社会と再配分を描きつつ、どう生きるかを問う内容、が大筋で、個人が暴力の是非を捨てるあわいや倫理観が壊れる瞬間も描いている作品。
こんなシンプルな設定で、込めた要素が密で練られていたし、おもしろか>>続きを読む
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辛くて辛くてしょうがない。
なんでこんな事が起こって良いと考えられたのか。
仁川作戦の援護のため、遊撃部隊を編成して長沙里の海岸から上陸する作戦に772人の学生兵と韓国軍小隊が任務にあたる。
学生>>続きを読む
子供の頃住んでいた家にもう一度住みたいと願う男、そして戯曲をかく親友がその家が空家になったことをきっかけに動き出す。
場所か心か人か。ジミーが取り戻そうとした家が意味するのは、拠り所の家ではなく、そ>>続きを読む
不穏な音楽が急に流れ出したり、不安感をどんどん積み上げていくストーリーだけど、復讐・犠牲・贖罪ってキリスト教的な要素にかなり神秘主義的な人物が入り、ダークな聖人が家族に侵食していって精神的に食い殺して>>続きを読む
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カラー版は公開時に2回映画館に行きました。(カラーの方は書きたいことがいっっっぱいあってまとまらず、レビュー書けていません)
モノクロ版をさてさてと、やっと見たわけですがこっちも映画館で見たかったな>>続きを読む
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自分が尊敬する人殺され、国選弁護人として被疑者の弁護することとなったが、かつてかの人はナチスの将校で小さな田舎町で虐殺をしていた・・・
という事実に向き合わねばならなかった法律家。
そして、その史実>>続きを読む
記録
再見。
2回目の方が面白かった。
1回目から1年以上経って、出演者の他作も色々経てから見ると、キャスティングの適材適所な采配が見事でございます。
ストーリーは状況証拠のみで逮捕された妻殺しの>>続きを読む
民俗学や土着信仰、コミューン生活などの細かい考察がいるのかと思っていたら、全く違う死生観に触れることで癒しを得る話だった。
アリ・アスター監督の作品は初めてだったけど、この話を創作して映画に作り上げ>>続きを読む
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こんなにもブラックミュージックのスパークが詰まっているフェス映像がお蔵入りしてたなんて。
ライブ映像と当時のハーレムの映像、公民権運動の変遷とが同時に語られる。
その場にいた、観客・ミュージシャン>>続きを読む
図書館司書のグッドソンが、図書館利用者のホームレスたちに告げられる
「今夜はここを占拠する」
季節は凍死者が出ている真冬。
ホームレスシェルターは足りず、身を寄せ合う彼らには「屋根」が必要だった。>>続きを読む