オリオンをなぞる上条さんの映画レビュー・感想・評価

オリオンをなぞる上条

オリオンをなぞる上条

少年と犬(1975年製作の映画)

3.6

最後の会話でゾッとしました。

終始なんだか不気味なんですよね。
世界は終わりを迎え、そこら辺に死体が転がってて…天地かと思った地下世界もなんだか合理主義で人の心などなく…

結局どこに天地があるのか
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アンビュランス(2022年製作の映画)

3.4

撮影方法に拘ってるなと感じました。

ガンアクションが激しく、それをドローンで撮影してるかのような躍動感ある映像になってて面白いです。

話はテンポ感が凄く早く、勢いで進んでる感じがしました。

インヒアレント・ヴァイス(2014年製作の映画)

3.4

難解です。恐らくその年代を生きた人しか分からない事を作品に盛り込んでるので、今の人、ましてや日本の人が観てもピンと来ないです。

ただ、ホアキン・フェニックスの演技は素晴らしく、それを眺めてるだけでも
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レッド・ワン(2024年製作の映画)

3.8

サンタは居る。そう思ってた方が世の中は綺麗に見えるし、自分も素直に生きれるかもと思いました。

パワー系サンタは最近の流行りですね。
この物語の良いところは真の意味での悪役が出ないところでしょうか。観
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ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド(2019年製作の映画)

3.7

その時代を風刺してるなと思いました。
落ちぶれた俳優だったり、ヒッピーの描写だったりと色々濃い時代だなと今観て思います。

興味深いのが、この話が実際にあった話に基づいてるという事です。
いわゆる「シ
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トランスフォーマー/ONE(2024年製作の映画)

3.9

トランスフォーマーを詳しく知らなくても楽しめる話になってます。

オプティマスとメガトロンが元々は友人だった設定は日本の漫画の様な設定で面白いです。
最終的に共通の敵と戦う為に手を組む未来が想像出来ま
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イングロリアス・バスターズ(2009年製作の映画)

3.8

長尺ですが、飽きさせないテンポ感だったり、会話の面白さだったりと、さすがタランティーノといったところ。

対ナチスのゲリラ部隊というコンセプトが面白い。それをブラピが率いてるんだから尚の事魅力的です。
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π〈パイ〉 デジタルリマスター(1998年製作の映画)

3.8

数字には悪魔が宿るのか。

数学の話かと思いきや途中から真理に迫り、果ては神の領域に達したりとオカルトの匂いがする変わった作品でした。

数字を追い求めた先にPCが人格を持ったりとこの時代からAIの考
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シビル・ウォー アメリカ最後の日(2024年製作の映画)

3.7

もしアメリカで内戦が起こったら…というお話。

「どこのアメリカだ?」という問いかけが印象的です。
ここまで広く、幅広い人種が居れば、アメリカ人の範囲も広くなり過ぎて、いつかこういうことがあっても不思
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パディントン 2(2017年製作の映画)

3.8

心が暖まります。
クリスマスシーズンに家族と観るのに良いかもしれません。

パディントンや、近所の住人達の心の優しさが溢れてて素敵です。登場人物皆んな好きになれます。

「俳優はあくどい生き物」という
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パディントン(2014年製作の映画)

3.6

気持ちが暖まる作品です。

ロンドンという街は人と人の繋がりが薄い印象…少子高齢化もあり、なんとなく日本の東京に似てる気がするなと思ったり。
そんな中でパディントンは人との繋がりの大事さを感じさせてく
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ホテル・ムンバイ(2018年製作の映画)

3.9

実話を元に思想犯が起こしたテロの話。
実話をベースにしてるので、リアル。

ホテルという環境の為、様々な人種の人が居て、その人達の思想も見れて面白かったです。

思想犯はとても恐ろしいですし、同情もし
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ラブ&ドラッグ(2010年製作の映画)

3.7

泣ける!

アン・ハサウェイもジェイク・ギレンホールも若くて身体を張ってます。すごい。

コミカルですが、根幹に「病気」があるので後半は凄くシリアスでした。
自分に当て嵌めたりと色々考えさせられるなと
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グリーン・ナイト(2021年製作の映画)

3.2

わからない…ちょっとピンと来ず。

話がかなりファンタジーなので何処までがリアルなのかも分からないです。

台詞量も少ないので「今どういう状況?」となるかもです。

これはランスロットが騎士になるまで
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アメリカン・サイコ(2000年製作の映画)

3.5

人間の内面のグロテスクさを表現してます。人は喋る獣って事ですかね?

主人公がやたらと自分が好きで、名刺の出来を自慢し合うシーンなんかは笑ってしまいます。
ベッドシーンも興奮するのは鏡に映る自分の身体
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ファイト・クラブ(1999年製作の映画)

4.5

-2回目の視聴-

自分が映画好きになったキッカケの一つの作品です。この作品のトリックを知った状態で観ると、より面白く感じました。

ファイトクラブがどんどんテロ組織になっていく過程は恐ろしいですし、
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グラディエーターII 英雄を呼ぶ声(2024年製作の映画)

4.3

しっかり前作と繋がってて驚きました。なので前作を観ないと分からないと思います。

途中から現れた猿が凄く可愛いです。あのマスコットが、皇帝の頭の悪さを上手く表現してて面白かったです。

なんといっても
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グッバイ、ケイティ(2016年製作の映画)

3.4

胸がむかむかする作品です。この作品を考えた人は相当性格が悪い気がします。

生きるのが下手な女性がひたすら不幸な目に遭っていき、何も楽しくないのです。

お母さんはどこかの世界線でデンゼル・ワシントン
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モンキーマン(2024年製作の映画)

3.7

インド版ブラックパンサーという印象を受けました。

結局こういう復讐する為に力を手に入れる系の話は好きです。話の内容的に何となくMARVELを感じます。

もっと無双する姿を観たかった所もありますが、
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俺たちは天使じゃない(1989年製作の映画)

3.4

ロバート・デ・ニーロのとぼけた演技が印象的でした。彼といえば「かっこいいマフィア」なイメージですが、こういうお馬鹿さんな演技も面白いなと。

ジミーの演説のシーンは響きます。「不幸に対する備えは誰だっ
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ピエロがお前を嘲笑う(2014年製作の映画)

3.5

ハッカーの物語は厨二病感がないといけないと思ってますし、この物語も厨二病要素ありです。

真面目に生きて欲しい。こんなパソコンの中で強くなってもな…と観てて思ってしまう自分はちょっと視点が違うのでしょ
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ブルー きみは大丈夫(2024年製作の映画)

4.1

良い話です泣

こういうファミリー向けの作品の方がメッセージ性が強く、話の構成も分かりやすいなと改めて思いました。

「大人になってもIF (イマジナリーフレンド)は必要」って言葉はなんだか刺さりまし
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マジェスティック(2001年製作の映画)

4.0

泣けます。

ローソンの街の住人の心の暖かさが沁みます。背景に戦争という暗い過去がありながらも、それを糧に強く生きる逞しさを感じました。

ジム・キャリーはコメディの演技が印象的ですが、こういうヒュー
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さよならゲーム(1988年製作の映画)

3.0

浜田省吾の「さよならゲーム」が好きなので興味本位で観てみました。

何も分からなかったです。野球をやってないからか、それとも単純に分からないのか。とにかく登場人物に全く感情移入出来ないです。

また、
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オールド・ボーイ(2003年製作の映画)

3.7

江頭2:50がお勧めしてたので観てみました。

話がグロいです。直接的な描写もそうですが、何よりも心理的な描写が恐ろしい。
人間はこんなにも復讐の為に残酷になれるのか…とゾッとしました。

アクション
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レインマン(1988年製作の映画)

3.8

兄弟愛の話でした。

ダスティン・ホフマンの演技力が素晴らしいです。体の揺らし方だったり、言葉の発音だったりとリアリティがあって驚きました。

最初はお金目当てで兄に近づく主人公ですが、兄弟愛に目覚め
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卒業白書(1983年製作の映画)

3.4

男って馬鹿だよなと思いつつも、この年齢だし仕方がない気もします。

トムクルーズがかなり若いので色々初々しいです。彼が「モテない男」をやるってなんだかギャップを感じます笑

しかしラブトレインってなん
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リトル・ダンサー(2000年製作の映画)

3.9

ストライキという閉塞的な状況下で、バレエという夢を追うビリーの心の葛藤が印象的でした。

周囲の大人の重苦しい空気の中、彼の純粋な想いが綺麗に見えました。

家族の絆も本作の見どころの一つです。ビリー
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ヴェノム:ザ・ラストダンス(2024年製作の映画)

3.7

ヴェノムとエディがひたすらイチャイチャしてます。尊いです。

イチャイチャからの急展開。シンビオートってあんなに簡単に人間と適合出来るっけ?と思いながら観てましたが、自分の理解が間違ってるんですかね?
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孤独のススメ(2013年製作の映画)

3.5

これはなんのジャンルなんですかね?強いていうならBL作品?

序盤がおっさんを拾って来たから始まるので、イマジナリーおっさんかと思いましたがどうも違う。話の流れも途中からおかしな所に流れていき、観てて
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ふたりの女王 メアリーとエリザベス(2018年製作の映画)

3.5

権力闘争に巻き込まれる2人の女性の話でした。

登場人物が基本的に権力の事しか頭になく、知能が高い獣にしか見えないです。
時代とは言え、あまりにも野蛮です。

2人の女王の間に芽生えた絆が後世に繋がっ
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Apple Original Films『ウルフズ』(2024年製作の映画)

3.6

ユーモアとサスペンスが組み合わさった作品です。

2人のイケおじが中心となり、かっこよさとダサさがコミカルな雰囲気を生み出しています。

ストーリーの進展とともに事件の真相が少しずつ明らかになっていく
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息子のまなざし(2002年製作の映画)

3.7

観る側に解釈を委ねる作品だと思いました。

オリヴィエの複雑な表情が印象的で、息子を失った父親としての苦悩がカメラ越しに伝わってきました。

加害者である少年との間に絆が生まれていく展開は理解し難く、
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マイ・ブルーベリー・ナイツ(2007年製作の映画)

3.5

主人公エリザベスの成長を描いた物語であり、恋愛模様をメインに据えていないところがとても好感が持てます。

エリザベスは旅先で出会う様々な人々と交流を重ねることで、徐々に変わっていきます。人と人とのつな
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プルート・ナッシュ(2002年製作の映画)

3.3

凄く未来な話です。

セットや小道具、特殊メイクなどが凝っており、世界観がちゃんと出来上がっています。

エディ・マーフィ演じる主人公が、普段の彼が演じるキャラと違いデキる男でした。

女王陛下のお気に入り(2018年製作の映画)

3.7

女王の「お気に入り」になろうと動く女の物語です。

あまりに無能な女王アン。こんな人に政治を任せる時代があったんですから恐ろしいというか、風刺が効いてると言いますか。

男性たちが完全に背景になってる
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