オリオンをなぞる上条さんの映画レビュー・感想・評価

オリオンをなぞる上条

オリオンをなぞる上条

Mr.インクレディブル(2004年製作の映画)

3.7

ヒーローである事を辞め、家族のために葛藤する男の物語。

見応えありますね!各々の能力が映像映えして迫力があります。
長男の高速移動のシーンなんかは興奮してしまいますね。これが後のXメンのシルバーに繋
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マイ・エレメント(2023年製作の映画)

3.5

火と水の許されない恋。ベタではありますが視覚的効果もあり楽しく観れます。

触れるとお互いの身体が消滅してしまうというジレンマ。
エンバーも両親の事があり、中々自分の気持ちに素直になれなかったりと、心
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私ときどきレッサーパンダ(2022年製作の映画)

3.5

子供から大人になる過程で生まれる暴力性、これを「レッサーパンダ」でうまく表現してます。

母親の支配が強くて観ててむかむかしましたが、母親もまた支配されて育った訳で…それが終盤の巨大レッサーパンダに現
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キャプテン・アメリカ ウィンター・ソルジャー(2014年製作の映画)

4.2

-2回目の視聴-

当時は登場キャラが多くて混乱してた気がしますが、今なら色々な事に気付けて前より楽しめました。

全体的に泥臭いです。
派手ではあるんですが、基本的にストリートファイトが多く、銃撃戦
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インサイド・ヘッド2(2024年製作の映画)

3.7

自分の思春期の頃を思い出しながら観てました。

思春期の頃は厄介な感情が強いですよね。特に周りの目を気にして不安になることはしょっちゅうでした。

この物語もなんだか「あるある」だなと思いつつも、あの
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インサイド・ヘッド(2015年製作の映画)

3.7

少女が「カナシミ」を受け入れるまでの話。
ビッグエモーショナルやん…

「ヨロコビ」と「カナシミ」が主軸の話です。
喜びがあるから悲しみもあり、悲しみがあるから喜びもある…という当然ですが忘れてしまい
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憐れみの3章(2024年製作の映画)

3.7

「不快」「不安」「不気味」となんだか観てて気持ち良くはないのですが、それを愉しむ作品でした。

オムニバス形式で3本話があるのですが、どれも内容が濃く、一つ一つが映画一本分ぐらいのパワーを持っています
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キャプテン・アメリカ:ブレイブ・ニュー・ワールド(2024年製作の映画)

4.0

人類の可能性の話でした。

血清無しに「人間」としての強さを極めるサム。
ヴィブラニウムを越える新たな鉱石。
自分を変えようと努力するロス大統領。

「人類」は前に進む事が出来るんだというブレイブを感
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ロング・ショット 僕と彼女のありえない恋(2019年製作の映画)

3.6

ワカンダ・フォーエバー!!

身分が違う男女の恋。好きになってしまったら立場とか関係ないですね。

同時に大人の世界はそんな単純ではなく、立場や世間体を気にしてしまうんだなと。大人になると恋愛がしづら
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キリング・オブ・ケネス・チェンバレン(2020年製作の映画)

4.2

うわぁ…なんてパワーのある作品。久々に画面から目が離せなくなりました。

偏見と差別。どう考えても警察が悪いです。どうやったら正解だったのか?とか色々考えてしまいます。観てて非常に辛い。

カメラが当
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ブルックリンでオペラを(2023年製作の映画)

3.6

愚者も貫き通せば賢者なのか?

登場する親達の内面がグロいです。
純粋に若い子達が愛し合ってるのに、そこに大人の理論を持ち込むのはなんだか野暮だよなと。いつの時代の話なのかと。

最後のシーンのハサウ
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レミニセンス(2021年製作の映画)

3.9

水に沈んだ世界、映像がとても幻想的。
アクションシーン含め他では観られない演出です。

記憶を辿った先に現れるミアは幻の様でとてもミステリアス。

物語最初から伏線を張ってて最後スッキリして感動します
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フランシス・ハ(2012年製作の映画)

3.4

お、置いてかないでくれー!!

30手前という年齢。周りは転換期を迎えて自分はまだ子供のまま…いや、子供のままで居させてくれ…なぜ周りは急に大人になるのか?共感出来る人も多い気がします。
27はもう若
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悪魔と夜ふかし(2023年製作の映画)

3.7

久々に怖いホラーだ…洋画のホラーでこういう「念」が籠ったホラーも珍しい。

意図的に画質を下げて、視聴者側がテレビを観てるような錯覚に陥すのが上手いなと。ほんとに放送事故を眺めてるようでした。

妻の
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ホールドオーバーズ 置いてけぼりのホリディ(2023年製作の映画)

3.6

孤独な人たちの物語。

アンガスが最初と最後で印象が全く違うのにびっくりです。
少年時代の時間は大人が思うより子供たちに影響を与えるのかもしれません。

生徒と教師の間に友情を超えた何かが生まれてて素
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世界にひとつのプレイブック(2012年製作の映画)

3.5

ブラッドリー・クーパーは病んだ男の演技が上手い。

精神を病んだ男女の物語。
女性側のサインを読み取るのが難しい。これがアメリカの「ツンデレ」かっ。

お互い情緒が不安定なので、どこから恋に発展したの
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ブリジット・ジョーンズの日記 ダメな私の最後のモテ期(2016年製作の映画)

3.7

シングルを卒業するまでの話…だけどやっていい事と悪いことがあるー!

ブリジット、今作はだいぶ男心を弄んでます泣
どちらのプリンスも真面目で誠実なだけに、「父親」じゃなかった方は辛いよなと。

まあ、
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ブリジット・ジョーンズの日記 きれそうなわたしの12か月(2004年製作の映画)

3.6

前作よりコメディ要素も増え、ヒロインの体重も増えたように見えます。

硬派過ぎるのも考えものだなと。
あまりに隙が無いとそれはそれで不安になる…ジレンマですね。

まあ、それを差し引いても「マーク」は
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ブリジット・ジョーンズの日記(2001年製作の映画)

3.5

未婚の男女に「結婚はしないの?」と聞いてはいけない。

仕事や恋に奮闘する女性の話をリアルに描いてる…と思ったんですが、
終盤の「硬派」vs「軟派」の決闘はそんな事ある?と思いながら楽しく観させて貰い
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ゴースト/ニューヨークの幻(1990年製作の映画)

3.7

純愛だ!死んでも愛した人を守る感動的な話です。

純愛と言っても胸焼けする様な話ではなく、幽体を活かしたアクションだったりと見応えがあります。

最後のシーンは涙無しでは観れないですね。
正しい行いを
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めぐり逢えたら(1993年製作の映画)

3.6

ラジオでの相談電話から始まる物語。
息子君の父親を思う気持ちが泣けるッ

この物語の息子君とヒロインの行動力が凄いです。
ヒロインに関しては一歩間違えたらストーカー行為なんですが、恋する乙女は無敵とい
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恋愛適齢期(2003年製作の映画)

3.5

幾つになっても恋はして良いという話でした。

コメディ感があります。
恋を知った2人が幼い子供の様な反応をする姿は観てて微笑ましいです。

個人的MVPはキアヌ演じる「ジュリアン」です。
私もジュリア
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恋人たちの予感(1989年製作の映画)

3.6

「男女の友情」がテーマな作品。結論はこの作品で出てしまったか。。

なんでも話せて、一緒に居たくて、なんだか楽しい。そんな関係が「友情」に留まる訳は無く。。でも関係を壊したくない、そんな葛藤を感じまし
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ユー・ガット・メール(1998年製作の映画)

3.6

見えない相手との文通(メール)。ロマンチックですね。

顔が見えない状態で恋に発展するって恐ろしいと同時に相手の内面を純粋に好きになってるという事でもあり、なんだか素敵だなと。

「この人もしかして?
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小悪魔はなぜモテる?!(2010年製作の映画)

3.3

ヒロインのオリーヴの性格が良いです。
彼女が誰よりも聖人でした。

誰かの為に自分が汚名を被るって中々出来る事じゃない…と思うと同時に、ちゃんと見てくれてる人は居るんだなという希望が生れる作品です。
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そんな彼なら捨てちゃえば?(2009年製作の映画)

3.4

様々な男女の「正解」を求める話。

複数のカップルのやり取りを見れるので、色々な感情の波があります。
上手くいこうが、いかないにしても、それは不正解を意味しないのでしょう。

ゲイのカップルが一番わか
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恋するプリテンダー(2023年製作の映画)

3.5

明るい話でした。全体的にテンションが高いというか、ハッピーというか。

周りの「お節介」はちょっとやり過ぎかなあと思ったりしますが、そのお節介に乗って色々素直になった方が楽な時もあるかもしれません。
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ラブ・アゲイン(2011年製作の映画)

3.7

人間関係が「そういう絡み方する!?」という感じになってて面白いです。

色々な世代の恋愛観が観れて面白かったですし、それぞれにその世代ならではの悩みの段階があり味わい深かったです。

観終わった後はア
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マリー・アントワネット(2006年製作の映画)

3.5

マリー・アントワネットの伝記です。

政略として嫁がされ、言ってはあれですがまだ子供のままの男の嫁になり、それでも世継ぎを産もうと努力する…なんだか嫌な人生です。

務めから解放された後は後で国民のク
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ミラクル・ニール!(2015年製作の映画)

3.4

もしなんでも叶える力を手にしたら…テンプレで考えるなら争いでも起きそうなのに何も起こらないという。

奇跡の力をあまりにもくだらないことに使ってるので、素の人間の愚かさが見える…というか誇張されて表現
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ビーキーパー(2024年製作の映画)

4.0

年初めはステイサム!

色々設定が雑ですがステイサムのアクションを観れるから良いのです。
エンタメに細かい設定など要らない、そんな気概を感じます。

観終わった後全然モヤモヤがなく、考察する余地とか全
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ヒットマン(2023年製作の映画)

3.8

妙に色気のある主人公とヒロインでした。

外交的な仮面みたいなのってありますが、結局何が素の自分なのか分からない時ってあるよなと。
要は「なりたい自分」になり続ける事が大事なのかなと観て思いました。
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ソニック × シャドウ TOKYO MISSION(2024年製作の映画)

3.9

シャドウはやっぱりかっこいいですね。

東京をバイクで走るシャドウ。こんなの男の子大好きに決まってるでしょう。相変わらずイケメンなハリネズミだ。

ソニックとの戦闘もスピード感があり、かつ規模も大きく
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オンリー・ゴッド(2013年製作の映画)

2.7

これは久しぶりに面白くない作品かも…ライアン・ゴズリングの良いところが無い…

まずあのナタ使いの警官は何者かなのか?色々突っ込みたいところがあります。
お約束としてライアンvsナタ使いになるかと思い
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陪審員2番(2024年製作の映画)

3.7

正義の在り方を問われてる気がします。

自分の罪に正直なるのか、それとも守る人を優先するのか?厳しい二択です。
自分が同じ立場だったらどうするか…とつい考えてしまいます。

この後の彼の人生は果たして
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少年と犬(1975年製作の映画)

3.6

最後の会話でゾッとしました。

終始なんだか不気味なんですよね。
世界は終わりを迎え、そこら辺に死体が転がってて…天地かと思った地下世界もなんだか合理主義で人の心などなく…

結局どこに天地があるのか
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