omnivoraさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

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大海原のソングライン(2019年製作の映画)

3.5

とある国の船乗り達の勇気と冒険が生んだ、海と歌と人の物語。

ヨーヨーマのドキュメンタリーと似た感じにも思えた。音楽で世界を紡ぐ的な。現代アレンジも多く、民族音楽や古典音楽という概念ではなく、人々のル
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うたのはじまり(2020年製作の映画)

4.3

これは素晴らしい映画だ。
のっけから衝撃が走る。

え?マジで?となるが、その感覚そのものは映画が進むにつれて薄れていき、いかに斉藤陽道さんや奥さんが無垢で純粋なのかが染み込んでくる。

ろうの写真家
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楽隊のうさぎ(2013年製作の映画)

3.6

沢山の子供達と一緒にこの映画を観れたことが、なによりも良かった。

誰もが抱える葛藤と好奇心。
そして希望と未来が描かれてた。

ビッグ・リトル・ファーム 理想の暮らしのつくり方(2018年製作の映画)

4.3

凄い内容だった。
とにかく衝撃的だ。
これは観た方がいい。

全ては一つだとわかる。

人生フルーツを壮大にして、経済活動にまで発展させた内容とも言えるが、世界観は全く違うから比較は難しい。

そして
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スチャダラパーの悪夢(2009年製作の映画)

4.2

25年程のファンなので…
そりゃー面白かったw

後半のグダリ具合も含めて、これぞスチャダラ節だなと。それぞれのキャラクターが上手いこと活かされてて、前半は実際に「ありそう!」なラインを突いてきてる辺
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コロンバス(2017年製作の映画)

3.9

静かで綺麗な映画だった。

建築好きな女の子が主人公だけあって、コロンバスにある素晴らしい建築の数々を楽しめるのも魅力の一つ。

色使いとか家具とか風景とか…
一つ一つに魅入ってしまう。

穏やかだけ
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365日のシンプルライフ(2013年製作の映画)

3.8

これは面白い試みだ。

本当に必要な物はなにか?

考えたことはあるだろうか。
増え続ける資本主義の波。
溢れる物質とゴミと欲望。

その先に待つものとは?

プリズン・サークル(2019年製作の映画)

3.6

素晴らしい取組みだと感じた。

犯罪を犯したからと言って、ただ社会と隔離し、とことん後悔と反省をさせるのではなく、その後のことまで見据えた時間を過ごせたかどーかで、出所後の人生が明らかに違ってくるだろ
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天才たちの頭の中~世界を面白くする107のヒント~(2019年製作の映画)

3.8

観ている最中は「言葉と感性の洪水」という感じだけど、観終わると印象が変わり、自分にとって響く言葉や感覚が心地よく残った。

クリエイティブとは?
自分は創造的なのか?

自覚と人からの見え方は違うこと
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マスカレード・ホテル(2019年製作の映画)

3.5

ある意味、テレビでも散々見てきた世界観というか、展開や構成だなーと平凡さも感じつつ、作り込まれたその内容は、シンプルに面白いと思えた。

キムタクの演技も久しぶり。
豪華な役者達もさすがだった。

花と雨(2019年製作の映画)

3.5

SEEDAの曲がタイトル
彼の自伝的な部分もあり?
HIPHOPがハマる世界観

今のテレビっぽい感じじゃなく、実際に都会でこの手のアウトローな生活を送りながら音楽活動やってるラッパーを描いたようだっ
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ライオン・キング(2019年製作の映画)

3.6

いつぶりだろう?それぐらい久しぶりに観たディズニー映画。

単なる猫キチ目線で「ライオン・キング」を選んだけど、正解だったかも◎

まずはCGに驚き。フルCGなのかな?背景なんかは実際の風景を撮影して
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風の電話(2020年製作の映画)

3.8

実際にあった災害
実際にある電話
実際に続いてる現実

ここで描かれている少女の心は、何万という人の中で今もまだ存在するだろう。

観た人がどう感じるのか?
そこがとても重要な映画だ。

まだなにも終
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世界でいちばん貧しい大統領 愛と闘争の男、ホセ・ムヒカ(2018年製作の映画)

4.0

全ては心と思考が未来への鍵。
心と体を繋ぐ事も必要だろう。

もっとも大変な改革は「人の頭の中=考え方」という部分が本当に的を得ている。考え方は心がすさむと濁り始めるし、考え方が歪むと心が荒む。ここが
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さよならテレビ(2019年製作の映画)

4.0

「人生フルーツ」や「ヤクザと憲法」でお馴染みの東海テレビ新作映画。

テレビ局が自らテレビという存在に対して「さよならテレビ」と名打ったのにはとても興味深く、メディアの闇と言われている部分は自分なりに
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21世紀の資本(2017年製作の映画)

4.0

どう感じるのか
なにが答えなのか
それは自分の中

この手の映画は実際に観て(観ながら)、自分のリアルと向き合ったり置き換えたりした時にどう感じるのか?が重要だと思う。

明らかに娯楽性ではなく、自分
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blank13(2017年製作の映画)

3.5

リリーフランキー
役柄 ダメ親父

この設定で観ること決定。

テンポと小ネタ感と人間味と家族愛とが入り乱れてくる…コンボが決まっていくような感じというか。引き込まれた!というより次の展開が気になると
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HOMIE KEI チカーノになった日本人(2019年製作の映画)

3.5

突き抜けてるなー
この時代の不良は怖い
ただ怖いというか…芯が太すぎる。

人それぞれ環境が違うし、不良の度合いも比べる物じゃないけど、自分の地元や東京で出会った不良達の中にもこーゆう人がいる。割と多
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シーサイドモーテル(2010年製作の映画)

3.3

複雑そうに見えて…
実のところそうでもない

モーテルという「カップルで行く場所」が舞台なだけに、やなり男女の愛の物語。

何気なく観たけど面白かった。話に深みなどはないものの、トリッキーな仕組みが程
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人生をしまう時間(とき)(2019年製作の映画)

3.8

生まれて初めてだろう
死際のことを考えたのは…

今までもおぼろげに考えたことはあったけど、この映画を観ながらずっと頭の中は映画と自分と行ったり来たり。終わってからもしばらく考えた。

いい機会をもら
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前田建設ファンタジー営業部(2020年製作の映画)

3.5

終始パワープレイw
でもそれか笑えてくる…
たまに観る「ザ・邦画」感。

現代の企業に向けた「忘れかけたあの熱さ!今こそ必要だぜ!」的なエールにも受け取れるけど、にしてもパワープレイの連続だった。お!
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i-新聞記者ドキュメント-(2019年製作の映画)

4.0

とても面白かった。

もっと偏った内容でも…というある意味での覚悟を元に観たけど、この手の政治やメディア絡みのドキュメンタリーにありがちな退屈さもなく、テンポも良く、フォーカスしている望月記者の人柄も
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ハルカの陶(2019年製作の映画)

4.0

瑞々しい映画だった。
とても純粋で人間臭い。

描かれていたテーマというかメッセージは、ずっと大事なことで、とてもシンプルなことなんだけど、現代ではなかなかそのシンプルなことを大切にできなかったり、気
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アニエスによるヴァルダ(2019年製作の映画)

4.2

アニエス・ヴァルダ自ら、アニエス・ヴァルダの数々の作品のことを解説したり、製作秘話などを交えながらじっくり話していくドキュメンタリー。

そこまで彼女の映画を観た方ではないけれど、それでもこれは面白か
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ダンシングホームレス(2019年製作の映画)

4.0

凄いことやってるなー!
そう思ったのが第一印象。
とても見応えがあった。

メジャーアーティストの振付けなども担当する凄腕ダンサーが、ホームレスの心境や感性に着目し、共に表現活動をしていくというドキュ
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聖なる泉の少女(2017年製作の映画)

3.5

受け継がれること
切り開く開拓の音

親子の間にも起こっていて、守るべきものと文明の狭間にも起こっている矛盾のような…なんとも言えない感情を美しく描かれていた…そんな感じがした。

言葉というより認識
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サウナのあるところ(2010年製作の映画)

3.5

人、自分、過去

対話するという
コミュニケーション

重い過去、幸せな現在(いま)、その狭間、または辛い現実…色んな境遇や経験はあれど、それでも人は対話という名のコミュニケーションをし、それぞれの歩
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テルアビブ・オン・ファイア(2018年製作の映画)

4.0

とても面白かった。

派手さはないものの、言葉(セリフ)のやりとりやテンポもよく、気がつくと夢中で観ている自分に後から気づく。

猫のアピールにも動じずに。

映画や舞台を作る(制作側の目線)という設
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ブラインドスポッティング(2018年製作の映画)

3.6

同じ境遇で育っても、ずっと同じではない。
その瞬間、その人にとって大事なことも違う。
そんなすれ違いや葛藤が上手く描かれていた。

友達っていいよね。最後にはそう思う。

セメントの記憶(2017年製作の映画)

4.0

「ラッカは静かに虐殺されている」と「ラジオコバニ」に次いでのシリアに関わるドキュメンタリー映画だった。

予告編の映像美!的な印象も確かにその通りなのだが、破壊と創造を永遠と繰り返す人間達、その復興と
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細い目(2004年製作の映画)

4.3

人の心に焦点を当てた、とても美しい映画だと思った。色合いもまた良い。

考えすぎて作り込まれすぎて、よくわからなくなりがちな現代の映画より、とても純粋に人と人の心を写していた。