Kazuさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

Kazu

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奇跡の2000マイル(2013年製作の映画)

4.0


1977年、ラクダ4頭🐪🐪🐪🐪と🐕と共にオーストラリアのほぼ中心、アリススプリングスからインド洋に向かって2700kmを徒歩で横断した実在の人物を描いた作品。

ミア・ワシコウスカが主人公ロビンを演
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バッファロー’66(1998年製作の映画)

4.5



なんかめちゃくちゃ久しぶりに観たよ❣️


ヴィンセント・ギャロは好きなアーティストの一人だけど・・・

え?こんなに良い作品だったっけ?

もうすべてが最高*\(^o^)/*

キング・クリムゾ
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ノマドランド(2020年製作の映画)

5.0


なんと言葉にすれば良いのだろうか?

リアルな現代社会の問題点がたくさん詰まっているのに、穏やかな気持ちで涙し、どこか癒されている自分がいます。

この作品を観て、皆さん思う所は色々あると思うが、人
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日蔭のふたり(1996年製作の映画)

4.0


トマス・ハーディ原作
「日陰者ジュード」
19世紀のイギリスを舞台に、オーストラリアとの国家格差、階級制度、結婚制度、宗教観など、様々な意味を描き込んでいる作品です。

今作は、早くに両親を亡くした
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ローラーとバイオリン(1960年製作の映画)

5.0

タルコフスキーの卒業製作作品

彼のすべての種子がこの作品に詰まっていました。
種子は二葉🌱になり実をつけ花🌸咲いていったのだなぁ〜

当時から太陽、光の反射、雨の雫、水の輝く描写は素晴らしく、カラー
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さよなら子供たち(1987年製作の映画)

4.0


はじめて観たのはもう随分前で、
先日、WOWOWでの放送で久しぶりに鑑賞。

思春期の少年たちが過ごす寄宿舎での生活をリアルに淡々と描く場面の裏側で、
1943年ドイツ領であるフランス内ではユダヤ人
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彼が愛したケーキ職人(2017年製作の映画)

4.0


明日で配信が終了なので、
ケーキが美味しそうなジャケ写なので、
ドイツとイスラエル製作珍しいなぁ〜

軽い気持ちで鑑賞し始めた作品ですが、ストーリーに衝撃、何とも複雑な感情、
しかし嫌な感情ではなく
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緑はよみがえる(2014年製作の映画)

5.0


エルマンノ・オルミ監督の劇映画としては遺作となりましたこの作品、

監督の父が19歳で志願兵となった体験、実話を元に描かれていると知って配信を心待ちにしていました。

以前、鑑賞した『木靴の樹』も祖
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82年生まれ、キム・ジヨン(2019年製作の映画)

4.0

この作品は家父長制がまだまだ根強く残っている韓国、
しかし時代背景は現代ですよね?📱・💻

82年生まれの主人公ジヨンは一人娘を子育て中の33歳。

冒頭から夫が精神科に相談に行くシーンから始まる。
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メッセージ(2016年製作の映画)

4.0



過去か未来か現在なのか?

異生物と対話する言語学者ルイーズ・バンクス(エイミー・アダムス)が最初からずっと悲しさを背負った表情なのが、何となく先を予測させます。

時折入るハンナとの場面で、子供
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ハリーの災難(1955年製作の映画)

4.0


ヒッチコックにしては異色、かなり不謹慎なブラックコメディ。

オープニングはソール・スタインバーグの可愛いイラストがタイトルバックに使用され、子供番組でも始まるのか?ってくらい可愛いのに・・・
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ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー(2019年製作の映画)

4.3


楽し〜い〜💕

最初っから最後までサイコー🥳

こんな卒業前夜のパーティー🎉

一度しかない人生でたった一回

なんか良いなぁ〜こんなクラス良いなぁ〜

皆んな個性的で笑っちゃうよ🤣でも、
しっかり
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タイガー・ウッズ/光と影(2021年製作の映画)

4.5

ゴルフ繋がりで・・・鑑賞。


ウッズの全盛期は知らなかったし、
彼のスキャンダルも興味なかった。

この作品はこれでもか、ってくらいウッズの全てを描いてるのではないでしょうか。

でも本当に観て良か
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グレイテスト・ゲーム(2005年製作の映画)

4.0

ディズニー製作で何か〜と探していたら、
見た事のないジャケ写が、

シャイア・ラブーフが若い❗️

実在のフランシス・ウィメットがモデル。

すべて実話で、本当にこんな少年がいたんだってちょっと感動し
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チャンス(1979年製作の映画)

4.3



『異端の鳥』の原作者ジャージ・コジンスキー繋がり
『庭師 ただそこにいるだけの人』を自ら脚色した作品との事で鑑賞。


主人公チャンス(ピーター・セラーズ)は孤児で裕福な人のお屋敷で庭師として成
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エセルとアーネスト ふたりの物語(2016年製作の映画)

4.5



イギリスの絵本作家レイモンド・ブリッグズが自身の両親をモデルに描いたグラフィックノベル「エセルとアーネスト」をアニメ映画化。

日本では「スノーマン」の絵本やそのキャラクターを知らない人はいない
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異端の鳥(2019年製作の映画)

4.3



想像を絶する残虐行為の連続、
公開前から観ると覚悟していたのに劇場に行く勇気がなく、配信されてからも先延ばしにしていたけど、本当に観てよかった。

鑑賞中は集中し過ぎて涙も出てこなかったんだけど、
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メランコリック(2018年製作の映画)

3.8


私が手を出さないタイプの作品、

だけどなんか観て良かったと、思わせる

ずるいよ〜って言いたい。


たくさん言いたい事はあるのだけれど、

「人生には、今この時間が永遠に続けばいいのにと思う瞬間
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君が生きた証(2014年製作の映画)

4.3



鑑賞後、私が流した涙の意味があまりにも複雑で整理がつかなかった。

はっきりした背景が語られず、想像するしかない前半、

銃乱射事件の報道ニュース、
死んだ息子、
両親は離婚してるんだな、
マスコ
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Meantime(原題)(1984年製作の映画)

4.0



サッチャー政権下のロンドン、
イーストエンドの吹き溜まりの様な住宅地で暮らすポロック一家の日常を描いている。

不況で失業者が溢れかえり、
労働者階級のポロック家も父親、息子二人共が失業保険の手続
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ヴェラ・ドレイク(2004年製作の映画)

4.0


イメルダ・スタウントンの演技が見たくて選んだ作品

戦後間もない1950年のロンドンが舞台。
どんよりとした空と風景、ノスタルジックな建物、部屋の壁紙などすべてが当時のイギリスを表現していてとっても
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ビル・カニンガム&ニューヨーク(2010年製作の映画)

5.0


新たに人生の指針となる師に出会えたような作品です。

ビル・カニンガム78歳その後2年間の彼を撮影したドキュメンタリー作品

颯爽とNYの5番街を自転車で走る、時には自転車に乗りながらシャッターを切
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トラベラー(1974年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます



いゃぁ〜天晴れとしか言いようがない😂

勉強はしないけど、頭の回転は早いんだな😆
次々ととんでもない悪事を働くが、あまりにも一直線過ぎて何とも憎めない。

中盤、いつしか応援したくなっている自分が
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フルートベール駅で(2013年製作の映画)

4.0


無抵抗で丸腰の息子が駅のホームで背後から警官に銃撃される。

母親役のオクタヴィア・スペンサーがつぶやいた、

「私が電車でって、電車を勧めたの」

この言葉は悲しくて辛すぎてたまらない。

新年の
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42ndストリート(2019年製作の映画)

4.0



🎵ダンス、ダンス、ダンス♬

♬タップ、タップ、タップ🎵

タップの音って、なんて耳触りが良いんだろう〜

一糸乱れぬ群舞が始まった途端に口角が上がり😊笑顔になった。

心も体もウキウキ、いゃぁ〜
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42〜世界を変えた男〜(2013年製作の映画)

4.2



チャドウィック・ボーズマンの作品をと、こちらの作品を選びました。

鑑賞後、この作品をスルーしていた自分を恥じる。

ハンク・アーロンの名前はくらいは知っていたけど、MLBの歴史は無知でした。
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ブリット=マリーの幸せなひとりだち(2019年製作の映画)

3.9


ポップでキュートなオープニングとエンディング、kazuさん絶対好きだと思う💕と、フォロワーさんのお言葉で、楽しみにしていた作品😊

確かに〜好き〜😅


63歳の専業主婦がひとりだち?
しかも旦那の
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岸辺のふたり(2000年製作の映画)

5.0



イラストに惹かれ、

なんの情報もなく見はじめた、

するとセリフはなく、8分の中にひとりの女の子の一生が描かれていました。


♬〜

自転車🚲に乗った父と少女、

娘を残し小舟に乗って去った父
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赤い闇 スターリンの冷たい大地で(2019年製作の映画)

5.0


この作品は、あらすじを読むだけでは想像できないストーリーです。

脚本家の祖父(ホロドモールの生存者)の体験を元に実話ベースである事

主人公ガレス・ジョーンズが近年まで無名のジャーナリストであった
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スペシャリスト 自覚なき殺戮者(1999年製作の映画)

4.0



1961年4月エルサレムで始まった裁判のドキュメンタリー。

この作品を見ていて、これが600万人もの命を殺戮した罪を問う裁判なのかと驚く。

まるで、森友・加計学園に絡む文書の隠蔽での国会答弁を
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はちどり(2018年製作の映画)

4.0



うぅ〜ん、まず驚いたのはこの作品が韓国映画という事です。

静かに淡々と物語が進み、主人公ウニの視点で当時の韓国社会を描いている。

14歳、中学2年、身体も心も未完成で繊細なこの時期にスポットを
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ホームワーク(1989年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

この作品を観て驚いたのは、
『友だちのうちはどこ?』
の二人がこの作品に存在している事に気づいたことです(私の勝手な解釈)


小学校に通う子供達に、監督が一人ずつ宿題について質問をする、ただそれだけ
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ある画家の数奇な運命(2018年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます



いゃぁ〜好きです。
3時間超の作品、私は最初っから引き込まれ最後まであっという間な感じでした。

私の好きなモチーフが満載の今作、この作品をレビューするのは、とても難しいです。
Filmarksの
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ボヤンシー 眼差しの向こうに(2019年製作の映画)

4.5


カンボジアの田舎

貧困家庭に兄弟が多く、長男は親から贔屓され次男は労働力でしかない。

そんな生活から逃げ出したい14歳の少年は黙って家出をする。
出稼ぎのつもりがブローカーに騙され奴隷船に乗せら
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わが名はキケロ ナチス最悪のスパイ(2019年製作の映画)

3.6


T4作戦を扱った作品を探していて、出会った作品です。

1939年ナチス政権時代、ユダヤ人ホロコーストの前に、安楽死計画が進められていた。
T4作戦とは身体及び精神障害者を研究を目的とした人体実験の
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残像(2016年製作の映画)

4.0

芸術家はずっと不自由と戦って来た!一貫して"抵抗"をテーマとして訴えた、
アンジェイ・ワイダ監督の遺作です。


ポーランドの芸術家、

画家であり大学教授・ヴワディスワフ・ストゥシェミンスキの晩年4
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