こせうさんの映画レビュー・感想・評価

こせう

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ヘルドッグス(2022年製作の映画)

4.4

事前情報なしで鑑賞。

2時間半でありながらも退屈させることなく淡々と話が進む。
観客への裏切りは無く、安定していたと思う。
予想外の展開を求める人へは物足りない印象。

カランコエの花(2016年製作の映画)

4.2

演技は自然ですごく良かったのに、脚本が残念。1番大切である場面がツッコまざるを得ない。現実だとああはならないかな。
と思えた方はジェンダー問題を親身に捉えられているはず。ぜひ中学高校の授業で見られるべ
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すべてうまくいきますように(2021年製作の映画)

3.8

安楽死という重い題材をここまで観客が見やすいと思えることはそうそうない。
特にどんでん返しのようなことはないものからこそ、そこに現実味が感じられるだろう。
生きること=幸せ ではないことが改めて認識さ
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さがす(2022年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

主人公(楓)が報われなさすぎる。
ストーリーを無理やり展開させたいがために警察に再度問い合わせ無かったところが良くない。
意外と笑えるシーンがあってそこは好みが別れるだろうが、私は好きだった。

アイネクライネナハトムジーク(2019年製作の映画)

4.8

独り身にはきっつい作品。
見るたびに心の底から恋がしたくなる。
こんなにも心が温まる作品中々ない。

サクラメント 死の楽園(2013年製作の映画)

3.2

このレビューはネタバレを含みます

ミッドサマーよりリアリティがあるのに中盤のパーティーのシーンがピークとなり、終盤にかけて盛り下がる展開。そしてツッコミどころもある。

パーティーが終わり、朝のシーンから村から出たいと拒む偽信者たちが
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LAMB/ラム(2021年製作の映画)

3.7

予告が面白すぎたがゆえについつい期待してしまうので本編ではガッカリ感の方が強まる。
ホラー映画では無いかな。
不幸せがもたらした赤ちゃんの横取り映画。
そう捉えるとラストも納得が行き、かなり感情がかき
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恋は光(2022年製作の映画)

4.9

『殺さない彼と死なない彼女』の同監督・同脚本ということで期待し劇場へ足を運んだ。

期待を裏切らない。こういう時は大体期待値を下回りガッカリ感が強まるのだが今回は違う。

初っ端の洋楽と共に衝撃のシー
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朝が来る(2020年製作の映画)

3.5

良い部分、良くない部分がはっきりとした作品。だからこそ勿体ないと感じる。

この手の作品は"決断"という部分が非常に重く扱われているように感じ、そういった中での苦悩を描くのが王道であるかなと感じる。
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マイ・ブロークン・マリコ(2022年製作の映画)

4.6

親友と呼べる存在がいる方にはぜひ見て頂きたい作品。
90分なのでダラダラしておらず見やすく、配役・演技力がピカイチなので終始感情移入してしまった。

ここからは私の感想となるが、親友は普通の友達と違っ
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ONE PIECE FILM RED(2022年製作の映画)

3.5

盛大なプリキュアといった感じ。

シャンクスを全面に出したいが故に四皇というレアキャラ感があまりなく、案外会おうと思えば会えるじゃんと言いたくなる。

ウタが楽曲の時と本編で声優が違うところも、突然声
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X エックス(2022年製作の映画)

3.9

コメディ映画の部類、良い意味で。

作品の展開は、漫画週刊誌の早々に打ち切りが決まって急に新キャラが沢山登場するような感じ。とにかく早い。
裏を返せば細部まで深堀されていないからどうしてそうなるという
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溺れるナイフ(2016年製作の映画)

3.3

独特な世界観。
映像や音楽が好き。
話はよくわらない。

うみべの女の子(2021年製作の映画)

3.8

大概の場合、中学生になんて見えないんだけれどこの作品は違う。
ちゃんと中学生に見える。
最後の高校進学との描写の違いも上手い。

面白い面白くないというよりは中学生らしさが出てることに感心したといった
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流浪の月(2022年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

先入観を持ってはいけないと思わせる作品名でありながら、私自身佐伯文の核心に迫るまでは先入観を持ってしまっていた。
というのも、彼は小児性愛者であるのは間違っていないと思ってしまっていた。
だけれど、彼
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猫は逃げた(2021年製作の映画)

4.4

今泉力哉監督らしさがありつつ、不倫という事柄がコミカルに描かれていて非常に見やすかった。
結末も嫌いではなかったし、配役が比較的有名どころではないのもむしろ良かった。

死刑にいたる病(2022年製作の映画)

4.0

つい目を伏せてしまうリアリティ。
そして、私自身が次第に大和に心を許してしまいそうになる。
洗脳というのか、ある種の教祖的存在にも思える。
グロテスク的な怖さもあるものの、大和に関わる人間が彼に対して
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ちょっと思い出しただけ(2022年製作の映画)

4.9

私自身の期待を良い意味で大いに裏切ってくれた。
「こういう展開だろう」と思う点が幾つもあったが、全て違っていて「こうなるのか〜、こういう展開か」と感心して見入ってしまった。本当に素晴らしい。

そして
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ヘレディタリー/継承(2018年製作の映画)

4.7

ホラー映画だけれどホラー映画では無いかのような表現になってしまう。

ホラー映画と聞くと、幽霊や化け物という非日常的な生命体との対峙などを私自身イメージするのだが、この作品は日常に起きうる事象への恐怖
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余命10年(2022年製作の映画)

4.2

この作品の関係者全員すごい。

この作品自体予想外の展開何てものは特に無いし、言わば超ド定番お涙頂戴物なんだけれど、何故だか引き込まれていく。

坂口健太郎の弱々しい男から成長していく様であったり、日
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海がきこえる(1993年製作の映画)

4.9

歳をとるにつれて益々好きになるであろう作品。

今の高校生活にも通底するであろう、主人公たちの高校時代、大学生になってからの考え方。なんだか自分自身と投影して見てしまった。それくらい入り込めてしまう。
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ウエスト・サイド・ストーリー(2021年製作の映画)

3.9

ミュージカル映画にして、しっかりと作り込まれた物語という良い意味での矛盾。
そして圧巻の映画館でしか味わうことのできない音楽の迫力。

個人的にミュージカル映画というものは、物語よりもミュージカルの部
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ノイズ(2022年製作の映画)

3.8

ポスターとタイトルの時点で見たいという欲が非常に薄れていくのだが、面白くはあった。

ただ、長い。
序盤の淡々と行く感じが非常に良かったからこそ終盤にかけてもっと盛り上がって良かったと思う。

展開的
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コンフィデンスマンJP 英雄編(2022年製作の映画)

4.5

毎度毎度期待を裏切らない。
しっかり観客を騙している。ちゃんと騙された。
赤星との絡みが大好き。
次回作へのハードルをどんどん上げていくが、次回作があるのだとしたらどうなるのかますます楽しみにしてくれ
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スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム(2021年製作の映画)

4.9

良い映画だったな〜と心から思え、なにより余韻が半端ではない。
2時間20分が長くは感じず、テンポも良い。
ちなみに吹替版だったのだが、エンディングの出演者紹介後のエンドロールの曲が日本語の曲で、最後の
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劇場版 呪術廻戦 0(2021年製作の映画)

3.0

アニメ未鑑賞、原作未読で挑んだが、乙骨憂太のエピソードをもう少し深堀されていれば初見でも感情移入できて感動するのは容易かったのかなと思う。
でもそれを入れてしまうと2時間かかってしまうことや、100分
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99.9-刑事専門弁護士‐ THE MOVIE(2021年製作の映画)

3.8

正直ドラマは所々しか見ていなかったが十分楽しめた。
当然ドラマを見ていたらこのキャストがこう出てくるのかという面白さはあるだろう。
中盤退屈してしまったが、ラストにかけて畳み掛ける真実への進展がテンポ
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ラストナイト・イン・ソーホー(2021年製作の映画)

4.9

人物が少ない割に怒涛の伏線回収、そして音楽が良い。
ホラー映画らしい(?)ぐらいの薄いイメージだけで見に行ったがかえって期待以上で大満足。
先に述べたように伏線回収が素晴らしい。
登場人物が少ない分ひ
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梅切らぬバカ(2021年製作の映画)

4.5

デカいオチを作らないのが逆に現実味を大いに際立たせている。
それぐらい現実問題、全てが上手くいく訳では無いということ。

塚地さんの迫真の演技、脅威。

時間も77分ということで非常に見やすく、老若男
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そして、バトンは渡された(2021年製作の映画)

3.9

石原さとみさんの娘の幸せの為なら手段を選ばないところ、かっこよくて強い。

展開は確かに読めた。が、それでも感動させられるほどの監督等々の自信が相当あったのかなと思う。
それぐらい、こうだろうなと想像
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マスカレード・ナイト(2021年製作の映画)

4.1

今作は尚良かった。

前作より構図が複雑で、そしてキャラ一人一人が光っていた。前作はとりあえず有名キャストを多数起用した感が否めなかった。が、今作は焦点が全員に当たっていて余計に犯人が読めなかった。
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アバウト・タイム 愛おしい時間について(2013年製作の映画)

4.2

とにかくテンポがいい。

終盤にかけて賛否別れそう。
「自分ならこうする」という私情が絡んでくるので、割り切って見た方がいい。

タイムトラベルが有限な点が少し残念。
ですが、話の構図的に無限有限の区
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燃えよ剣(2021年製作の映画)

4.0

全てにおいて一途な土方歳三を存分に描いていた。

役者陣が体調に異変を来してでも演じていた甲斐が心底感じられた。

2時間半とのことだったが、淡々と流れていくので長くは感じず、逆に3時間で良いから端折
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