こしりーとさんの映画レビュー・感想・評価

こしりーと

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グッドフェローズ(1990年製作の映画)

3.9

本作「グッドフェローズ」は同じマフィア映画とはいえ
あの有名な「ゴッドファーザー」とは少しテイストが違う作品。
(てか名前似てるね。)

前者は、作中の登場人物であるヘンリーとカレンによるナレーション
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アデル、ブルーは熱い色(2013年製作の映画)

3.5

LGBTQの恋愛がテーマ。

内容自体は捻りもなくごく普通なんだけど、一つ一つの感情の機微を繊細に丁寧に描いてるなぁって思った。その分尺は長いっ!

作中のあらゆる場面で文学論や美術論、哲学など語り合
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タクシードライバー(1976年製作の映画)

4.8

この作品、一応主人公トラヴィスの設定が”ベトナム帰還兵”ということから当時アメリカで社会問題となっていた”帰還兵の苦悩”をひとつのテーマとして扱ってると見るのが一般的だと思うんだけど、

「そもそもこ
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グラン・トリノ(2008年製作の映画)

3.3

一見、典型的なレイシストって感じの偏屈ジジイことウォルト。

ただ彼の行動を辿っていくと、口は悪いもののやってることは意外とフェア。
偽善的な平等主義を装うよりはよっぽどはっきりした性格で、中身を知れ
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アンタッチャブル(1987年製作の映画)

3.9

舞台は1930年のアメリカ、禁酒法時代。
太平洋戦争開戦よりも10年以上前ってことになるけど、街並みや服装が思ったより古臭くないのが意外だった。

有名な駅の階段でのシーンや屋上シーンなど、張り詰めた
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トレインスポッティング(1996年製作の映画)

3.4

スコットランド訛りの英語にしろ作風にしろまぁクセが強い…

ランボー/怒りの脱出(1985年製作の映画)

3.4

キャメロン監督が制作に関わってたのは知らなかった…。

前作の方がストーリーに深みがあって圧倒的に好き。

ランボー(1982年製作の映画)

4.0

こんないい作品だとは思わなかった笑

「惨めすぎるよ…」と
ランボーが元上官に、自身(ベトナム帰還兵)の苦しみを泣き崩れながら訴えかけるシーンは忘れ難いほどのインパクトがあった。

普段は寡黙でしかも
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インターステラー(2014年製作の映画)

3.4

劇場で観るべき。
緻密なストーリーと壮大な映像美の二足の草鞋をはいた贅沢な作品。

ただ個人的に宇宙系はハマんないかなぁ…

ザ・ピーナッツバター・ファルコン(2019年製作の映画)

3.8

ベタで綺麗すぎるストーリー展開に一部抵抗感を抱きつつも、この作品にはそれを凌ぐだけの良さが詰まってた。

・一見“ならず者”って感じの主人公タイラーは、
意外にもダウン症であるザックを特別視せず、あり
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プライベート・ライアン(1998年製作の映画)

3.5

直前に”キューブリック”の「フルメタルジャケット」を観てしまったばかりに、
それと比べると作品の持つ奥深さや情緒といった点では本作は多少見劣りするものの、
リアリティ溢れる戦闘シーンの迫力には圧倒され
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フルメタル・ジャケット(1987年製作の映画)

4.0

ベトナム戦争をキューブリックなりの切り口で描いた本作。

↑どうりで一般的な戦争映画に比べて、セリフの一つ一つが遠回しで少しわかりにくい笑
(その分哲学的でもあるし、ウイットに富んでてユーモラスでもあ
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時計じかけのオレンジ(1971年製作の映画)

4.0

これがかの有名なスタンリー・キューブリックWORLDってやつか……

印象的な冒頭シーン。
音楽、衣装やメイク、オブジェがあまりにも特殊で独特すぎて
「え?なにこれ?どゆこと?」って感じで一瞬にして虜
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ゲット・アウト(2017年製作の映画)

4.3

めちゃくちゃ面白い。

・不可解かつ不気味な登場人物たち。
・主人公が感じる不穏な違和感のオンパレード。
・作中の至る所に散りばめられた伏線や風刺、メタファー。

途中、洋画に有りがちの荒唐無稽なトン
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Mr.&Mrs. スミス(2005年製作の映画)

4.0

ブラピとアンジー。
どちらもルックス、スタイル、ボディー、オーラ、どれも非凡なのはもちろんなんだけど、
細かい所作までも無駄なく洗練されててめちゃくちゃスマート。

一切の”ダサさ”、”野暮ったさ”を
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ハクソー・リッジ(2016年製作の映画)

3.8

戦争がもたらす地獄のような凄惨な光景。
それをまざまざと見せつけるリアリティや迫力は凄かった。

ただ、終盤で主人公をあまりにもヒロイックに、カッコよく映るように描きすぎていてなんだか興醒め。

ジョー・ブラックをよろしく(1998年製作の映画)

3.8

正直ジョー(死神)とスーザンのファンタジーな恋愛には現実味がなくて感情移入できなかった。

スーザンがジョー(死神)を強く愛するに至る流れが、唐突すぎて、、
(死神ゆえの超人的で絶対的なその魅惑や美し
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セブンティーン・アゲイン(2009年製作の映画)

3.8

くだらないコメディかと思ったら、普通に面白かった笑

主人公ザックエフロンの自信満々で余裕溢れる表情がいいね。

君の名前で僕を呼んで(2017年製作の映画)

3.7

・「心も肉体と同様に知らず知らずのうちに衰る」って台詞が印象的。

人って肉体的な衰えや老いはすごく意識して生きてるけど、”心の衰えや老い”に関してはcareできてない人が多い。

ここでいう”心の老
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バニラ・スカイ(2001年製作の映画)

3.5

・「人間は苦さを味わってこそ甘さがわかる」

人間の感覚って相対的ゆえに、
一度苦い経験をしてそれが自分にとってのひとつの基準となる事で、相対的に他の物事の甘みを感じられることってたしかにあると思う。
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ヴァージン・スーサイズ(1999年製作の映画)

3.7

ポップでお洒落な映像とは裏腹に、内容は重厚的。(「アメリカンビューティー」的な?)

直接的なメッセージを含んだ作品というよりは、
ニュアンスと雰囲気で曖昧な何かをひたすら感じさせるタイプの作品。
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抱きたいカンケイ(2011年製作の映画)

2.7

くだらないし、しょうもない…
この手の軽快なラブコメは苦手かも。

個人的にこの作品のイメージでナタリーポートマンの株が下がった笑

ギャング・オブ・ニューヨーク(2001年製作の映画)

3.8

アメリカの移民とギャングの歴史的原点を描いた作品。

南北戦争当時のアメリカの時代背景について詳しいとより楽しめるはず。

また、
スコセッシ作品なだけあって暴力シーンの多い本作だけど音楽や映像の雰囲
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タイタニック(1997年製作の映画)

4.8

身分や生きる世界は違えど似た価値観、人生観、感性を持っていたローズとジャック。

偶然同じ船に乗り合わせただけの赤の他人同士が、わずか短期間(2、3日)でお互いの心の深いところで繋がり、強く愛し合う。
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アルマゲドン(1998年製作の映画)

3.9

設定は割とめちゃくちゃでツッコミどころも多い。
マイケルベイが監督するだけあって、アクション映画のような迫力で壮大なスケールだから飽きずに楽しめはするし、それなりにグッとくる熱いシーンも多かった。
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クレイマー、クレイマー(1979年製作の映画)

4.1

作品を通して、子供は大人が思ってる以上に繊細で分別があるし親にも気を遣ってるのがよくわかる。

夫婦の不仲に関しても、
原因が自分にあると思い込んで自己否定につながったり、
自分は愛される価値のない人
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グラディエーター(2000年製作の映画)

4.0

『Not yet…』

厳しく辛い現状を真摯に受け止めつつも、
未来に対する強い意志とささやかな希望を抱いて、
確かな足取りで今を生きる。

って感じの、生きていく上で必要なタフさ、力強さを感じる一言
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遊星からの物体X(1982年製作の映画)

3.4

エイリアン系映画の古典。

ぶっちゃけ今日の先進的な映画と比べてみると本作はただのキモグロB級映画。笑

40年も前の映画だし、CGも無く特殊効果のみの製作だからしょうがないけど笑

てか地球外生命体
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羊たちの沈黙(1990年製作の映画)

3.8

作品の趣旨からは少し逸れるけれど、
コンプレックス、トラウマなど過去の経験の影響に人間がどれだけ縛られ囚われ、制限を受けて生きているか(それも無意識的に)をふと考えた…

(ちなみに
人間の意識:無意
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フィールド・オブ・ドリームス(1989年製作の映画)

3.5

とある理由で、この作品を好きと言える自分でありたかったけど…難しそう笑

「If you build it,he will come 」

風の声として耳から聞こえてきた上の言葉。
それは外部の現象の
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スイミング・プール(2003年製作の映画)

3.8

ミステリアスで官能的。

作品全体が魅惑的な雰囲気に包まれていて、序盤から既に引き込まれる。

ストーリーの進み方、雰囲気は静か。
なんだけど決して淡々とはしていない。

そこには常に観客を誘惑するか
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ザ・ロック(1996年製作の映画)

4.5

海兵隊にSEALsとゴリゴリのミリタリーアクション。

出てくるおっさんたちが皆カッコいい。

その中でも敵役の准将エドハリスとSEALs隊長マイケルビーンがイカしすぎててヤバいね。
こーゆー歳のとり
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ミスティック・リバー(2003年製作の映画)

3.7

重厚なストーリーのサスペンス。

何人かの過去のあらゆる因縁が交錯し合って、負の連鎖を引き起こしていくわけなんだけど、
もはや人間の力ではどうしようもできないよね。っていうのが正直な感想。

それは人
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ティファニーで朝食を(1961年製作の映画)

2.8

テーマ曲の「ムーンリバー」
美しく、切ない感じの哀愁漂う音色でいいね。

ただ内容は「これ面白いか!?」て感じ笑

強いて言うなら、
オードリヘップバーン演じるホリーがめちゃくちゃコケティッシュで愛嬌
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17歳(2013年製作の映画)

3.9

初体験をきっかけに売春に走る17歳のイザベル。
その動機はお金のためでもない。快楽のためでもない。家庭環境が原因とも言いきれない。
そう、そこに何か明確な理由があるわけではなく、彼女自身もその理由につ
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8 Mile(2002年製作の映画)

3.7

音楽のジャンル一つとってもその起源に、地域性や人種、歴史的背景が関係してるというのが非常に興味深い。

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