人間さんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

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幸福(しあわせ)(1964年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

な、なんだこのグロい映画は……
中盤までずっと家族の穏やかな生活が映し出されていると思っていたら最後の20分くらいで一気に不穏な展開になってあっという間に終わった……何を見せられていたんだろう……
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不滅の女(1963年製作の映画)

3.5

アラン・ロブ=グリエ監督作は「快楽の漸進的横滑り」を観て以来2作目です。
相変わらず難しくて頭を抱えました。笑
現実と虚構がないまぜになるような不可思議な映像はとても美しくて、途中から考えるのをやめて
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小さな兵隊(1960年製作の映画)

3.5

まず私は当時の時代背景やアルジェリア戦争のことがよく分からないので、この映画が伝えたいことはほぼ理解できていないと思います。それでも面白いと思えるのはゴダールの力量ですね。
部屋でアンナ・カリーナを撮
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恐怖のまわり道(1945年製作の映画)

3.5

ヒッチハイクで恋人の住むLAまで向かおうとする男が次々と不幸に見舞われる不条理フィルム・ノワール。
約70分とコンパクトなのに内容が濃くて面白かったです。テンポも非常に良い。
最後の独白がタイトル回収
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ゴダールの探偵(1985年製作の映画)

3.0

パリのホテルで繰り広げられるゴダールの群像劇。
わーこれはあまりハマりきれなかった、というか理解できなかった。でも所々面白い場面はあるしちゃんとした着地点も存在していました。おっぱいをサンドバッグにす
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哭声 コクソン(2016年製作の映画)

3.0

谷城郡にある小さな村で連続殺人事件が起きた。その事件の担当になった警官のジョングは、山奥に住む”よそ者”の噂を聞かされる。一方で、事件の殺人犯たちに共通して存在する湿疹が自分の娘にもあることに気がつき>>続きを読む

クレージーホース(1973年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

母親が死に宝石類を持ち去り逃亡した主人公アデンは、警察に追われるまま砂漠に行き着く。そこではマベルという不思議な能力を持った男が暮らしていて、アデンは彼と昼夜を共にすることに。やがてマベルと親交を深め>>続きを読む

死よ、万歳(1971年製作の映画)

3.5

内戦時のスペイン。主人公のファンドは父親が共産主義者だとしてファシスト軍に連行されるのを目撃し、それ以来父が拷問にかけられる夢を見るようになる。そんなある日自宅で手紙を見つけるが、それは母親が父を密告>>続きを読む

セイント・フランシス(2019年製作の映画)

4.0

“SOMEWHERE”のオマージュのようなジャケットに釣られて観てみたらもう本当に……陳腐な言葉で申し訳ないですが、素晴らしいフェミニズム映画でした。
なぜかファンタジー視されがちなレズビアンカップル
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武器人間(2013年製作の映画)

4.0

第二次世界大戦末期、ソ連の偵察部隊がある任務のためにドイツの占領地域に赴くもそこには死体と機械を合体して作られたクリーチャーが存在していて……というPOV映画。
超面白かったです。存在は知っていたのに
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カイロの紫のバラ(1985年製作の映画)

4.0

仕事も上手くいかず家に帰れば暴力的な夫のいる生活にうんざりするセシリアは、現実逃避するかのように映画「カイロの紫のバラ」に夢中になる。しかし、5回目の鑑賞時スクリーンから登場人物のトムが抜け出してきて>>続きを読む

カルメンという名の女(1983年製作の映画)

4.0

ゴダール11本目?です。本作はストーリー、演出、音楽、台詞回し全てが好きでした。やっぱり私は商業寄りのゴダールが好きだなあ。ちなみに元ネタのカルメンのことは全くわかりません……笑
冒頭の銀行強盗のシー
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ドッグマン(2018年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

※犬は死にません。
暴力的な友人のせいで失った信頼を取り戻すという話ですが、この主人公マルチェロ、一見良い人に見えてそうではないのが面白いです。
犯罪を見逃すのも犯罪の片棒を担ぐのも報復が怖いから、シ
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三人の女(1977年製作の映画)

3.5

初見です。いやーめちゃくちゃ難しかったです。ピンキーとミリーの本名が同じことや同僚の双子がやけに強調されること、同じ男と寝たり同じ日記を共有したり…などの描写から見て、ベルイマンのペルソナのように二人>>続きを読む

コンテイジョン(2011年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

本作はコロナが流行した年に話題になっていましたが、今になってようやく観ました。
コロナ禍の様子そのままを予言したような映画で怖かったです。ウイルスが発症するまでの流れ(ラストシーン)や陰謀論などのデマ
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夜霧の恋人たち(1968年製作の映画)

4.0

「大人は判ってくれない」「アントワーヌとコレット」に続くアントワーヌ・ドワネルの冒険3作目。
失恋した勢いで陸軍に入ったものの素行不良が原因で除隊になったアントワーヌ。新たにホテルのフロント係に就くも
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危険なプロット(2012年製作の映画)

3.5

かつて作家になることを目指していた高校の国語教師ジェルマンは、クロードという生徒の作文に心を掴まれる。彼の人間観察能力に秀でたものを感じたジェルマンは小説の書き方を個人指導するが、次第にクロードの小説>>続きを読む

裁かるゝジャンヌ(1928年製作の映画)

4.0

誰もが知っているジャンヌ・ダルク、彼女の裁判の様子。ここではフランスの英雄ジャンヌではなく、信心深いひとりの女性の生涯が描かれています。以前にゴダールの”女と男のいる舗道”を観た際、本作が引用されてい>>続きを読む

ダスティン・ホフマンの 100万$大捜査線(1967年製作の映画)

3.0

アメリカ財務省の会計士として働くフィスターは、マヌケだが仕事はできる男。イタリアンマフィアのボスがアメリカから持ち出したという100万ドルを探すため、フィスターはイタリアに派遣され次々とトラブルに巻き>>続きを読む

アントワーヌとコレット/二十歳の恋(1962年製作の映画)

4.0

レコード工場で働く青年アントワーヌは、クラシック音楽会で出会ったコレットという女性に一目惚れ。アントワーヌのアタックの末二人は仲良くなるも、友達以上の関係には進展せず……
大人は判ってくれない(195
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大人は判ってくれない(1959年製作の映画)

4.0

アントワーヌは複雑な家庭環境で育ち、家にも学校にも自分の居場所がない少年。素行の悪い彼は家出して親友のルネの家に逃げ込んだり盗みを働いたりして、やがて感化院に送られることになる。
大人は判ってくれない
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無分別(1958年製作の映画)

3.5

舞台女優のアンナは独身主義者だったが、義兄の友人である外交官のフィリップに惚れ込んでしまう。一方フィリップも独身主義を持っており、アンナを遠ざけるために自分は既婚者だと嘘をつく。
前半の大人の恋愛から
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出発(1967年製作の映画)

3.5

どうしてもポルシェでレースに出たい美容師見習いのマルクは、あの手この手でポルシェを手に入れようと奮闘する。
イエジー・スコリモフスキがベルギーで撮影したヌーヴェルヴァーグ的作品。
基本的にずっと車を走
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ヘヴィ・トリップ/俺たち崖っぷち北欧メタル!(2018年製作の映画)

3.5

ジャンル:終末シンフォニックトナカイ粉砕反キリスト戦争推進メタル。
久しぶりに純粋なコメディを観た。メタルは一時期少しだけ聴いていた程度ですが、知識がなくても十分楽しめました。
一番クールなキャラが一
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トゥインクル・トゥインクル・キラー・カーン(1980年製作の映画)

4.0

ベトナム戦争末期、心の病を訴えた米兵たちは古城に造られた療養施設に収容された。そこに新たに赴任してきた精神科医のケーン大佐は、収容者の一人、神経症の宇宙飛行士と親しくなる。
精神障害やPTSDに苦しむ
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ハウス・ジャック・ビルト(2018年製作の映画)

3.5

この頃長尺の映画が観られなくなってきまして、今回久しぶりに挑戦したんですがやはり集中力が続かず……エピローグがあまり理解できませんでした。
エピソード2の強迫性障害と潔癖症によりモタモタと殺害現場に行
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戦慄の絆(1988年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

ジャンルとしてはホラーサスペンスとか、ドラッグホラーとかでしょうか。双子の精神の結合と肉体の分離という点でボディホラーとも言えると思いました。
これまでの人生全てを分かち合ってきた二人は、一卵性双生児
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ザ・ブルード/怒りのメタファー(1979年製作の映画)

3.5

対話しようとしてももうどうしようもないほど修復不可能な関係が、あのような結末を迎えてしまうのは当然の摂理ですが切ないですね。
本作を製作中クローネンバーグは離婚協議中だったようですが、それが作中に顕著
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カリガリ博士(1920年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

今でこそ夢オチは定番の手法ですが、約100年前の作品だということを鑑みれば、いかに斬新な映画だったのかが分かります。
画面が全体的にぼやーとしていたこともあって、登場人物の識別に若干苦労しました。

リスボン物語(1995年製作の映画)

3.5

録音技師のフィリップは、親友の映画監督フリッツからのSOSを受けポルトガル・リスボンへと向かうが、到着すると肝心のフリッツは不在で……
先月”ことの次第”を観たので、今回こちらを鑑賞。
ロードムービー
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スキャナーズ(1981年製作の映画)

3.5

生まれつき超能力を持っていた主人公、謎の博士の登場、自分と対になる敵の存在……と要素を並べるといかにも少年漫画なんですが、クローネンバーグ監督が撮ると一味違う作品になりますね。面白かったです。
しかし
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夏の夜は三たび微笑む(1955年製作の映画)

3.5

弁護士のフレデリックと彼の若妻アンを中心に、彼の愛人やそのまた愛人、ひいては息子や使用人も巻き込んで起こるベルイマンの恋愛群像劇。
ベースにはラブコメや下ネタなど俗っぽさが占めつつも、詩的な台詞や独自
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男性・女性(1966年製作の映画)

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ゴダール映画はこの辺りから政治色が強くなってきたのでしょうか。
主人公の青年、政治に熱心なことはいいけどどうも態度がいけ好かないなぁ、などと思いながら観てたら途中で寝ちゃいました。
時間あれば再チャレ
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死霊のはらわた(1981年製作の映画)

3.5

森の中の廃屋へやって来た5人の男女。そこで見つけた一本のテープを再生するが、それには死者を蘇らせる呪文が録音されており……
有名なタイトルなのでそろそろ観ておこうと思い今回鑑賞しました。
悪霊に取り憑
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ほら男爵の冒険(1961年製作の映画)

4.0

カレル・ゼマン作品初鑑賞です。
寝るような映画じゃないんでしょうが、映像が綺麗すぎて2回くらい寝落ちしてました。
実写とアニメーションのコラージュで作られた映画ですか非常に自然で、しかし絵本の世界のよ
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心の指紋(1996年製作の映画)

4.0

末期癌を患う16歳の凶悪犯ブルーは、担当医のマイケルを人質に取り”聖なる山”を目指す。一方マイケルには払拭できない過去があり…
患者と医師、誘拐犯と人質という関係から、心を通わせお互いを救う唯一無二の
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