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冬の光の人間のレビュー・感想・評価

冬の光(1962年製作の映画)
3.5
自身の中で都合のいい解釈の神を作り上げ、絶望し、信仰心が揺らいでしまう神父の話。宗教題材の作品ですが意外と理解しやすい、多くの人間にありそうな感覚の話のように感じました。
寒々とした村の風景や濃く影の落ちた教会など、ベルイマンの得意とする陰影の演出から、まさに神の沈黙を感じます。
終盤のキリストの受難の話〜ラストまでがめちゃくちゃ面白い。
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