LcK0812さんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

LcK0812

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バッドボーイズ フォー・ライフ(2020年製作の映画)

4.2

2020年全米興収No1に納得の出来。

元のシリーズにまったく思い入れのない人間が見ても、
冒頭での「相棒がじいじになる」はかなりパンチが効いている。
中年をこえている男たちが子供みたいにかけっこし
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チャーリーズ・エンジェル(2019年製作の映画)

5.0

見たらぜったい元気が出るエンパワーメント映画。
脚本の力は正直弱いが、オープニングからエンディングまで世界中の女の子への応援がつまった、実写版プリキュアとでも言うべき構成は大変よいものです。
小学校高
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ラスト・フル・メジャー 知られざる英雄の真実(2019年製作の映画)

4.2

舞台作品だったら5点満点を超えてた。
俳優ファン向け、もしくはミリオタ向け。
1本の映画としては画面外の文脈に頼りすぎている。

プラトーン、地獄の黙示録、ランボー、フルメタル・ジャケットはもはや基礎
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ダニエル(2019年製作の映画)

3.6

ホラーなら最初からホラーって言ってくれ。
これは完全に宣伝が悪い。
filmarksでもスリラーの扱いになっているが、実際はホラー。
途中までサイコスリラーだと思わせて、途中からホラーで、やっぱりサイ
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ゼロワン Others 仮面ライダー滅亡迅雷(2021年製作の映画)

4.2

前後編なら最初から前後編って言ってくれよー!!!
あと現代の戦争はマジで儲からないから。ゼロワン世界どないなっとんねん政治だけ19世紀なんか? 戦争は無くならないから確実に儲けられるって問題でもないは
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ブレイブ 群青戦記(2021年製作の映画)

2.8

ゾンビのように次々と襲ってくる戦国時代の足軽たち VS 現代のスポーツ強豪校。
こう書くといかにも知恵と体力で押し切るように見えますが、実際にはいかれた殺人鬼に追い回される子供たちの映画になります。
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シン・エヴァンゲリオン劇場版(2020年製作の映画)

4.8

最初のTVから26年、なんだかんだと劇場に足を運んできた人間にとって、思い入れ抜きに純粋な作品の評価をするのは不可能です。
楽しかったことも、腹が立ったこともあるけれど、いまはありがとう、お疲れ様。そ
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戦狼 ウルフ・オブ・ウォー(2017年製作の映画)

2.3

元特殊部隊の男は、恋人の仇を探してアフリカの某国に移り住む。
そこで交流を深めた少年と一時の平穏を得る間に、武力闘争と疫病に巻き込まれ……とここまではアメリカ映画でもよくある話。
政府を伺う海軍、頼り
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機界戦隊ゼンカイジャー THE MOVIE 赤い戦い!オール戦隊大集会!!(2021年製作の映画)

4.2

大集合お祭り映画でありつつ、ゼンカイジャーのキャラもしっかり見せていて好感度高い。
ゴーカイジャー以後あたりのレッドは、各自にそれらしい動きが見えて目が忙しかった。
悪役大集合はバスコ&サリーがさすが
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騎士竜戦隊リュウソウジャー 特別編 メモリー・オブ・ソウルメイツ(2021年製作の映画)

4.8

たった15分、されど15分。
冒頭の追悼文にはじまり、6人それぞれのらしさ・良さが詰め込まれた良作。
騎士竜はディメボルケーノだけ、敵も新しく作れないので人間体のみと縮小した部分もあるが、ワイズルーと
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魔進戦隊キラメイジャー THE MOVIE ビー・バップ・ドリーム(2021年製作の映画)

4.6

最低でもあと1ヶ月はやく見たかった。
なんでだよガルザ。
彼が心のうちにキラメキを持っていること、本来なら夏にはわかってたはずだったのに、そう考えると惜しくて仕方がない。
もし公開されていたら、彼の行
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すばらしき世界(2021年製作の映画)

4.2

人は誰でも老いる。
若いころは簡単に出来たことができなくなり、人の情けに縋らなければ地面にも立っていられなくなる。
そんな自分をどうにか受け入れ、折り合いをつけるための話。

ヤクザとかネグレクトは画
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ヤクザと家族 The Family(2021年製作の映画)

4.8

愛を知ってしまったことが罪なら、どうやって生きていけばいいというのか。

人は一人では生きていけない。
生のコミュニティに所属しなければ人間らしくいられない。
戦後の日本で、大きな社会から弾かれた人を
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ウォッチメン(2009年製作の映画)

2.8

画はいい。ただしアクションのスピード感はいま一つ。
ストーリーはおそらく原作通りなのだろうが、映画用の脚色が足りない。何かのダイジェスト版を見させられているような気分になる。

ロールシャッハとナイト
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コンフィデンシャル/共助(2017年製作の映画)

4.4

ヒョンビンがかっこよすぎてずるい話。

最初は反目しあうエリートと熱血刑事だが、やがて絆が生まれ……というあるあるあらすじのはずだが、韓国映画の大好きな起承転承転展開によって最後まで緊張感を持ちつつ見
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新幹線変形ロボ シンカリオン 未来からきた神速のALFA-X(2019年製作の映画)

4.8

東宝配給のキッズアニメにはゴジラが出るお約束なんです!
本当かよと思ったらヒロアカ1作めを見てください。

そう割り切ってしまえば展開はひたすら熱い。
やや消化不良気味だったテレビアニメ終盤を払拭する
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聖なる犯罪者(2019年製作の映画)

3.8

日本の仏教徒にとって、もっとも理解から遠い内容だった。

たとえ犯罪者だろうとも、悔い改め、必要な勉強さえ済ませれば聖職者になれるのがあるべき宗教と社会の姿ではないだろうか。
ポーランドの閉鎖的な街は
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華麗なるギャツビー(2013年製作の映画)

4.8

この映画には3本の軸がある。
・1920年代、大恐慌前のアメリカ社会を描いた部分
・純愛の不倫
・ギャッツビーの正体に関わるミステリー
これらをイマイチ信頼できない語り手である主人公の手によって、アメ
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スタントウーマン ハリウッドの知られざるヒーローたち(2020年製作の映画)

4.7

男女同権が問われて半世紀、この人たち無しには映画がなりたたない。
格闘アクションだけでなくカースタント、階段やビルから落ちるシーンまで紹介に暇がない。

初代ワンダー・ウーマンやドラマ版チャーリーズ・
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燃えよデブゴン/TOKYO MISSION(2020年製作の映画)

4.8

80年代カンフー映画へのオマージュたっぷりのコメディ。
セットで作った謎の新宿と、中国人の大声をやたら嗜める日本人がじわじわおかしい。

丞威さん大出世。いつかマスターZクラスの主演映画が撮られたらい
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新感染 ファイナル・エクスプレス(2016年製作の映画)

4.5

ワイルド・スピード ペニンシュラミッション、マッドマックス ゾンビロード。
完璧な娯楽作。お正月映画はこうでなくては。

妙にタイムリーとなってしまった感染者の扱いや、
日本のヤクザにそんなデカイ船が
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ワンダーウーマン 1984(2020年製作の映画)

4.2

ヒーローは普通の幸せを求めてはいけないのか。
かなり古典的かつ普遍的なテーマなので、舞台設定が80年代である必要をあまり感じないのだが、当時を知っている人にとっては希望に満ちていた時代の象徴なのかもし
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アイアムアヒーロー(2015年製作の映画)

4.2

日本のゾンビ映画としては、今後も確実にベスト10以内に入るのではないだろうか。

この日本で、生活に必要もない猟銃を所持している漫画家志望のオッサンが主人公。
設定の時点でまあまあ気持ち悪いのだが、序
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劇場版 仮面ライダーゼロワン REAL×TIME(2020年製作の映画)

4.8

イズと或人、一体のヒューマギアと一人の人間が出会ってはじまったこの物語が、一体と一人で終わるのがただひたすら美しかった。

60分のタイムリミットサスペンスに、人のいない東京駅という今だから撮れるシチ
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劇場短編 仮面ライダーセイバー 不死鳥の剣士と破滅の本(2020年製作の映画)

3.2

ナパーム20連発てどこだったの!?
実際に炎をまとった火炎剣烈火と、谷口さんの変身のかっこよさでこの点数になってますが、圧倒的な尺の足りなさはどうしようもない。
ほぼほぼ変身後なので、子供はぜったい楽
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とっととくたばれ(2018年製作の映画)

3.0

ピタっと嵌まらなかった時のカメ止めみたいな感じ。
いくつもどんでん返しがあるのだが、地味に伏線があるせいでそこまで驚け無い。
また主人公の男が殺しに行く彼女の父親が悪徳警官なあたり、とてもロシアらしい
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燃ゆる女の肖像(2019年製作の映画)

4.8

なにが愛でエゴなのかは、結局は受け取り手の解釈でしかないのだ。

舞台は18世紀のフランス。結婚を控えた貴族の女性と、画家の女性が出会いそして別れる物語。
メイドのソフィを挟みつつ、女の人生、幸せにつ
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ようこそ映画音響の世界へ(2019年製作の映画)

4.8

「映画が数時間かけて伝える感情を、音楽は3分で伝える」
映画館を音響で選ぶタイプの観客にはたまらない映画だった。

有名映画を例にとりながら音声・効果音・音楽をさらにパートわけして複雑で多層構造の映画
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マティアス&マキシム(2019年製作の映画)

1.0

作品の感想の前に、社会情勢について。
カナダでは麻薬常習者が多くなりすぎたため、公に大麻が売られるほどになっている。
逆説的な解決策だが、蔓延してしまった状況では麻薬使用者を公的機関が把握することで治
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僕のヒーローアカデミア THE MOVIE ヒーローズ:ライジング(2019年製作の映画)

2.5

ものすごくいい映画なのに、満点がつけられないことがある。
個人的にラスト30分の展開を見て、エンドゲームのラスト部分を思い出しつらくなってしまった。

幼馴染二人の関係を考えればものすごく熱い展開なん
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僕のヒーローアカデミア THE MOVIE ~2人の英雄(ヒーロー)~(2018年製作の映画)

4.7

ジャンプの映画にわりとよくある、原作にないオリジナルストーリー。
劇場版らしいいつもと違う舞台、
ドレスアップした衣装、
アクションとあって普通におもしろい。

ストーリーは、子供の成長には素質だけで
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羅小黒戦記 ぼくが選ぶ未来(2019年製作の映画)

4.7

人と妖精(自然)は共存できるのか。
近代から連綿と続くテーマを、可愛らしいキャラデザと素晴らしいアクションで包んで大人から子供まで見られるようにした作品。
オチもバランスがいいように思う。

アクショ
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罪の声(2020年製作の映画)

4.8

これ話に集中できる関西人おる? テーラー曽根の場所がカットによって変わってる気がしてめっちゃ混乱した。
京都のイメージなのか、やたら鴨川入ってくるけど、玄関出てすぐ鴨川を映すんはやめてくれ~~~! 公
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エネミー・ライン(2001年製作の映画)

4.2

ラストの戦闘シーンが政治的、現実的にはありえない……と思ってしまったのでやや点数は下がった。
が、プライベート・ライアンから脈々と続く「米軍は味方将兵をあきらめない」、そしてノーマンズ・ランドなど数々
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鬼手(2019年製作の映画)

4.2

囲碁アクションてなんやねん、と思いながら見に行ったらかなり濃厚な復讐ノワールだった。

復讐の相手を追い詰めるためならかなりの無茶をやる主人公に、また別の復讐が襲いかかるサブプロットが良かった。
相手
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狂武蔵(2020年製作の映画)

3.7

77分ワンカットのものすごいアクション、それだけを見たくて行った。
しかし遠景でなにをやっているのかわからないシーン、
せっかくドローンに切り替わったのに終わってしまうアクション、
アイディアはすごい
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