LcK0812さんの映画レビュー・感想・評価

LcK0812

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ドラゴンボールZ 銀河ギリギリ!! ぶっちぎりの凄い奴(1993年製作の映画)

3.0

悟空がめずらしく父親してると思ってたけど、見返したらそんなこともなかったぜ!
ふつうに喝を入れただけだった。

むしろ完全に戦う気をなくしてたはずのベジータが、ちゃんとトランクスのピンチを察してきてく
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ゴジラxコング 新たなる帝国(2024年製作の映画)

3.6

ゴジラとコングでバッドボーイズ結成、マジでやっとるわ……

もう冒頭からバ、バカだな~という感想しかなくなっており、それが二時間ずっと続くので、正直終盤はダレてしまった。

怪獣プロレスは楽しい。
H
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落下の解剖学(2023年製作の映画)

4.9

あらすじなどは法廷サスペンスの体裁だが、実際はうつに理解のない世間&検察VS愛する人の死を受け入れるので精一杯な家族の話だった。

今日見るんじゃなかった。
因果なものだが、ロックを愛していると、大好
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SAND LAND(2023年製作の映画)

4.6

いい戦車映画だった。
塚口サンサン劇場、岩浪音響祭りの影響もあるかもしれない。
中盤の戦車戦がよすぎて、終盤のスーパーバトルはもう映画終わるんだな~と思いながらぼんやり見てしまった。

どこまでも鳥山
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パーフェクト・ドライバー/成功確率100%の女(2020年製作の映画)

5.0

ベイビー・ドライバー+52ヘルツのクジラたち

完全にB級映画のタイトルだが、内容はしっかりしてる。
非情になろうとしてなりきれない主人公と少年は、演者が「パラサイト半地下の家族」における家庭教師と少
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52ヘルツのクジラたち(2024年製作の映画)

4.9

※この映画には、精神的・物理的な暴力のシーンがあります※
年齢制限こそつかないが、数分に一回のレベルで人によってはフラッシュバック、または席をたって逃げだしたくなるシーンがあります。

だとしても、見
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デューン 砂の惑星PART2(2024年製作の映画)

4.8

世界観とキャラクターをパート1、原作ありきのストーリー部分をパート2に分けたようだ。
1を見てないとわからないとまでは言わないが、あらすじと用語ぐらいは知ってないと進行スピードに振り落とされかねない。
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SING/シング(2016年製作の映画)

4.0

字幕版視聴。
音楽好きならぜったい楽しいはずのコメディ。
タロンくんとスカヨハのオタクに優しいストーリーと選曲がうれしい。

メインストーリーも、各キャラクターのサブストーリーもベタ中のベタなのだが、
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コヴェナント/約束の救出(2023年製作の映画)

4.7

なんどもアフガニスタンに入っては口約束を反故にする西側諸国と、政府職員の当事者意識の欠如への怒りで破裂しそうな映画だった。

そもそもアフガニスタン紛争はウクライナ戦争と同じ、軍事作戦(campaig
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劇場版ハイキュー!! ゴミ捨て場の決戦(2024年製作の映画)

4.7

劇伴が控えめでよかった。
ボールにタッチする音、ジャンプする音、シューズが踏んばる音。
それらすべての、誰も死なない、誰も生きかえったりしない、世界が変わらないけど楽しくて美しい瞬間をしっかり閉じこめ
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仮面ライダー555(ファイズ) 20th パラダイス・リゲインド(2024年製作の映画)

2.9

記憶と4号で美化されてた555を実際の姿に戻したら、こうなった。
ありとあらゆる意味で井上敏樹という作家を濃縮して還元しないまま。
人間模様は平成の凸凹の凹。
でもそれもまた、555の魅力だったはずだ
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Saltburn(2023年製作の映画)

3.5

あえて言おう。クレイジーサイコホモ主人公が最高に気持ち悪い映画だった。
序盤は「Call me be your name」のような雰囲気なのだが、1時間たつと完全に様子が変わる。
これを言うのも正確に
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ゴールデンカムイ(2024年製作の映画)

4.4

メインキャストにアイヌ出身者がいないのを危惧していた。
だがかなり考えてやっている。
セリフがあるアイヌ出身者はアシリパさんの大叔父さんのみで、他は和人キャストだが文化や習俗は原作より考証が確かな部分
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ミッシェル・ガン・エレファント “THEE MOVIE” -LAST HEAVEN 031011-(2009年製作の映画)

5.0

塚口オールスタンディング上映で視聴。

ラストライブのラス曲で、弦が切れてもキレずに弾けるアベはいいやつすぎるから神様に選ばれちゃったんだとわかった。
わかってしまった。

同時代を生きていても、タイ
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(2023年製作の映画)

4.4

愛ではないが、情はある。
欲に支配された人物たちの滑稽さ、愚かさ、そして勢いがみっちり詰まった映画だった。

時代劇エンタメとして、当時の風俗や慣習、常識などを踏まえつつ、きっちり現代へのエンタメに仕
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SUNRISE TO SUNSET(2023年製作の映画)

5.0

ガラス細工みたいに繊細な人だった。パンスプではじめて見てからずっとその印象がある。

ここに「PTPと私」を書いてもしょうがないのだが、見るとどうしても個人的な思い出がよぎってしまう。
だから見られな
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マーベルズ(2023年製作の映画)

4.5

最強ネコチャン映画だった。
すべての猫はひとしく無罪。猫と和解せよ。

最初に言っておかねばならないが、これはキャラクター集合映画である。
今作の予習がしたければ
キャプテン・マーベル
ワンダ・ヴィジ
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ナショナル・シアター・ライブ「善き人」(2023年製作の映画)

4.4

母が(おそらくレビー小体型)認知症、
妻が精神疾患か発達障害かわからないが、お手伝いさんを雇っておらず完全ワンオペ介護&育児に疲れ果てた主人公。

溌剌としているがすこし鈍さもある若い娘、
物語がはじ
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僕のヒーローアカデミア「雄英ヒーローズ・バトル」(2023年製作の映画)

4.8

劇場の大画面と音響で「A組からOFAへ」「大・爆・殺・神ダイナマイト」回を見たい!
という願望がかなったのでもう普通に満足なんですが、いつものギャグ時空アニオリで情緒ととのえて劇場を出られる構成がよか
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グランツーリスモ(2023年製作の映画)

4.8

Pretty damn good!!
こんな日産とソニーのプロパガンダ映画で……くやしい!
と思いながらもめちゃくちゃ良かったです。

つくづく監督の構成・編集がうまいんだなと実感します。
そんなに日
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ミュータント・タートルズ ミュータント・パニック!(2023年製作の映画)

4.8

誰だってドブネズミみたいになりたいなんて思わない。

冒頭から差別と格差、そこから這いあがる困難が怒涛のように押しよせてくる。
ただ普通に高校に通いたい、それだけの望みが外見・戸籍・国籍など生まれの違
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ジョン・ウィック:コンセクエンス(2023年製作の映画)

4.7

はじまりはいつものジョン・ウィックなのに、後半から重めのノワール映画だった。
どんな設定でも、あんまりつぎつぎ殺し屋が出てくるとどうしてもコミカルになってしまって、緊張感が失せるのだが今作はちゃんと締
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ジョン・ウィック:パラベラム(2019年製作の映画)

3.3

アクション映画は一つ一つのシークエンスの美しさだけでなく、技にある種の新規性、驚きがなければならないんだと実感させられた。
途中の魔女(2017)や終盤のザ・レイドやSPLっぽさはどうしたものだろう。
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パーフェクトブルー(1998年製作の映画)

1.0

日本的倫理観の無さが凝縮されたアニメ。

サイコホラー、サスペンスとしての構成はうまい。
だがそれだけだ。
描かれるのは精神病患者は危険という偏見の再生産であって、人の尊厳が踏みにじられる無惨さ、性加
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ナチスに仕掛けたチェスゲーム(2021年製作の映画)

4.7

英語・独語圏では文豪になるシュテファン・ツヴァイク「チェスの話」の映画化。
残念ながら日本ではそこまで有名でないので、わかりやすさからこの邦題になるのは仕方ないのだが……チェスの話であって、チェスの話
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トランスフォーマー/ビースト覚醒(2023年製作の映画)

4.8

号泣してしまった、それも二回も。
信じられない。だってトランスフォーマーだぜ。

ドラマとしては、なんでこんなことで、という関係や場面がいくつもある。
だが異星のロボも人間も、本質的には孤独を抱えてい
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アジャストメント(2011年製作の映画)

3.2

原作はフィリップ・K・ディック。
議長に従って運命を調整する役割の人々と、運命にどうしてもあらがってしまう主人公の話。

作中でも言われているが、どうして神や天使がいるのに人類は……という疑いに対する
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映画 仮面ライダーギーツ 4人のエースと黒狐(2023年製作の映画)

4.0

TVシリーズを全部見た人へのご褒美。
がっつり最終回後の続編。

乙彼的なお遊びもありつつ、しっかりテーマは踏襲してその後にあるVシネやファイナルステージへの橋渡しもしている。
本編ではオーディエンス
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映画 王様戦隊キングオージャー アドベンチャー・ヘブン(2023年製作の映画)

4.8

ディレクターズカット版とか出してほしい。

とにかく密度が濃い。
たった30分で各王様のドラマを盛り、はじめて見た人にもわかりやすく見せ場をつくっている。
側近との絆、それぞれの王としての在り方までし
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バービー(2023年製作の映画)

4.7

すべての子供たちに向けた、最高の夏休み映画でした。

全部セリフで説明してしまう映画は好みじゃないんですが、後半の長セリフをシーンに起こしたらただの不快な映像体験になるので、許容範囲としました。
とに
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赤と白とロイヤルブルー(2023年製作の映画)

5.0

原作ファンです。
本国では大ベストセラー、劇場公開もされてるけど日本の扱いは……
という感じですが本当にすばらしかった。

原作既読向けにいうと、最初の30分で年越しパーティまでいきます。
次の30分
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エイリアン:コヴェナント(2017年製作の映画)

4.0

リドスコがファスに狂ってできたトンチキ映画、との前評判はマジだった。
いくらファスのオタクでも、まさかのファス×ファスを見せられては困惑します。
でも正直めっちゃオイシイなとおもった。
これSHAME
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プロメテウス(2012年製作の映画)

3.3

エイリアン前日譚とするには、技術的に違いすぎて難しさを感じる。

ホラーとも、SFとも言えないけどリドスコ映画ではある。
とにかく人は愚かで、どうしようもなく欲望に突き動かされた存在である。
それゆえ
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エイリアン(1979年製作の映画)

4.6

ブレードランナーがマイベスト映画のくせに、子供のころは怖くて見られなかった。
超絶今更視聴ゆえに、これが元ネタだったのか……が数分ごとに襲ってきてきっちり鑑賞できた自信がない。

リドリー・スコットの
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バンブルビー(2018年製作の映画)

4.1

主人公はこの年からスパイダーバースのグウェンであり、いまや実写のケイト・ビショップ。
気の強さと繊細さの入り交じる思春期ならではの演技がすばらしい。

TFというよりE.T.でしたね。
もうちょっと軍
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AIR/エア(2023年製作の映画)

3.8

落ちこぼれが見返す、そんな話がアメリカ人は好きだ。
作中似たようなセリフがあるのだが、まさにそのまんまのストーリー。

エアマックス狩りなど、社会現象にもなった靴も生まれるまではいろいろあったのだと勉
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