シヴェーダさんの映画レビュー・感想・評価

シヴェーダ

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ジョーカー(2019年製作の映画)

4.4

このレビューはネタバレを含みます

やばい作品がこの世に生み出されたな、と視聴後率直に思った。
兎にも角にも役者の演技力がすごい。元々障害持ちで妄想癖のあるアーサーが、狂っていき、司法側でいう「悪」に染まっていく様子をこうも表現してのけ
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天使にラブ・ソングを…(1992年製作の映画)

3.7

ずっと気になっていたので、ようやく観れてよかった。
曲はもちろん、たのしい映画。

帰ってきたヒトラー(2015年製作の映画)

4.8

最初は笑っていたんだけど、どんどん恐ろしくなってきて、引き込まれていった。
これがヒトラーです、と言われても納得する役者さんの演技力であったし、現代のドイツの抱えている問題を浮き彫りにしながら、紡がれ
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グレイテスト・ショーマン(2017年製作の映画)

4.0

曲が良い。めっちゃ好き。

物語の上がり下がりはそこまで大きくないので、物語に重きを置いて見てる人には物足りないかも。
ミュージカルとして楽しむのが良いかな。

パプリカ(2006年製作の映画)

5.0

身始めてコロコロ変わる場面に、夢だなってすぐわかった。

夢と現実が入り混じっていく感じがすごい。歌も夢の不安定感をさらに引き立てて、良かった。

人によって取っ付きやすさは違うと思うけど、私は好きだ
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ザ・ライト -エクソシストの真実-(2011年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

アンソニー・ホプキンスが出ているという理由で借りたもの。

悪魔の言葉が祓いの言葉を悉く侮辱してて、台詞回し凄い。勉強になるなぁ、と思いながら見てた。

悪魔の正体がバールなわけだが、調べたらこの悪魔
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小さいおうち(2013年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

まず、音楽が好き。レトロな感じがいい。
ゆったりとした音楽の中、密やかな恋が芽吹き始める。されど、誰も報われない。それが音楽と矛盾した感じがして、さらに良い。
百合の波動を感じて見てみた作品だが、思っ
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裏切りのサーカス(2011年製作の映画)

3.6

ストーリーは大変面白いが、回想シーンと現在起きていることが交互に繰り返され、めまぐるしさを覚えた。
スパイという関係上、名前が一致しないのも余計に頭が混乱した。
後半になるに連れて、ようやく理解が追い
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白ゆき姫殺人事件(2014年製作の映画)

4.4

このレビューはネタバレを含みます

美姫ちゃんと夕子ちゃんが幸せに暮らしてくれればそれでいい。式には呼んでくれ。そう思える作品でした。

という半分冗談で半分本気な感想はおいといて。

内容としては現代社会が如何に正しい情報も間違った情
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海難1890(2015年製作の映画)

3.3

日本とトルコの関係を知る上でわかりやすい教材となる作品であると思った。

個人的にエルトゥールル号がナンパする際と芸者の楽器を鳴らす音が重なるシーンが好き。

超高速!参勤交代(2014年製作の映画)

3.2

知略でなんとか参勤交代するコメディってイメージで鑑賞し始めたので、まさか戦闘シーンをあれだけやると思わなかった。
面白かったけど、自分が求めていたものとは違かった。

THE 有頂天ホテル(2005年製作の映画)

3.0

ドッタンバッタン大騒ぎ!って感じ。
息抜きで見るには良かったです。

杉原千畝(2015年製作の映画)

3.8

上映していた時に見に行けなくて、今回DVDでようやく見れた。

「杉原千畝」という題名であるが、その生涯を一から辿っていく伝記物というよりは、第二次世界大戦中、その前後を中心とした杉原千畝とユダヤ人に
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クレヨンしんちゃん 襲来!!宇宙人シリリ(2017年製作の映画)

3.1

このレビューはネタバレを含みます

面白かった。けれど、非常に心に突き刺さるメッセージ性がある映画だった。
一番辛く感じたのはお父さんとの再会からの秘密が明かされるシーン。
親なのに、子供のことを受け止めてない。人とは違う個性を尊重しな
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最後の忠臣蔵(2010年製作の映画)

3.7

生き恥を晒してまで、成し遂げた主君の命。武士としての侍魂。あっぱれとしか言いようがない。
彼を今まで死にながら生かしたのは、主君の娘であり、役目を終えた彼は死した体に戻り行くだけなのだと、感じた。

クライマーズ・ハイ(2008年製作の映画)

2.8

面白かったけど、映像が行ったり来たりで、ちょっと場面切り替えがしっくりこなかった。

冷たい熱帯魚(2010年製作の映画)

5.0

狂気に呑まれるってまさにこのこと。
エロとグロが手を取り合って、踊り合うような融合しあっていて、最高だった。
もう途中から笑いが止まらなくなる。
役者さんたちの演技も、また素晴らしかった。
普通の、平
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十三人の刺客(2010年製作の映画)

5.0

殺陣がめちゃくちゃカッコいい〜!バッサバッサ斬っていく、臨場感あふれる絵に目が離せなかった。
それからお殿様役の稲垣吾郎さんがとても良かった。あんな綺麗なお顔で、狂っているものだから恐ろしい。そしてそ
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龍三と七人の子分たち(2015年製作の映画)

2.9

傍迷惑なお馬鹿たちだなぁ。こういう爺ちゃんいるよね。

武士の家計簿(2010年製作の映画)

3.4

江戸時代にこのような人がいた、ということを知れる作品。
物語自体は味気なさを少し感じてしまったが、まぁ、こんなもんだよね。

突入せよ!「あさま山荘」事件(2002年製作の映画)

4.2

おっさんたちが無能すぎて、見てるこっちまで「も〜!」と頭を抱えさせられた。プライドやメンツにばかり拘って、頭固いのも困りもんだ。こうしてる間にも人質の精神が蝕まれているというのに。電話番の女性の「生き>>続きを読む

駆込み女と駆出し男(2015年製作の映画)

5.0

登場人物の全てに物語があり、全てが絡み合って織りなされる物語に舌を巻いた。原田監督は本当に丁寧に人の心を描いていくと感嘆するばかりだ。幾多のシーンで泣かされてしまった。
中でも中村信次郎役の大泉洋さん
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パコと魔法の絵本(2008年製作の映画)

4.3

個性的なキャラクターとアニメーションを混えた映像に魅了される作品だった。
あからさまな合成映像が個人的に苦手なのだが、この映画に関しては抵抗なく見れた。この不思議な世界観だと、合成映像でも違和感がなか
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セブン(1995年製作の映画)

3.7

七つの大罪をモチーフに起こる事件と、それに立ち向かう二人の刑事に目が離せなかった。
若さゆえの熱き思いに駆られる刑事と、全てを諦観する刑事。
虚しさの残る最後に好感がもてた。罪深き、欲望の体現。これが
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わが母の記(2011年製作の映画)

3.3

いい話だった。

すれ違う愛と思い。
親と子のきれぬ複雑な感情。
その中で確かな真実が明るく見える。

音がとても優しく、気持ちよかった。

田園に死す(1974年製作の映画)

5.0

青春の夢想。
親子の呪縛。愛憎。
聖と欲の対比。
不変の運命。

音、色、仕草。作品に込められた、全てが生々しい業を放っていた。不思議な世界観の中に、心にくるものを感じた。

エイプリルフールズ(2015年製作の映画)

3.9

面白い作品だった。
笑いあり、涙ありのハチャメチャ具合が最高だった。

個人的に最後のあれはいらなかったかなぁ。

清須会議(2013年製作の映画)

4.8

テンポよく、省くところは省き重要なところを描いて行くところに大変好感が持てた。
戦は始まる前の準備が全てであるという。この「清洲会議」という戦では、そのことをまさに表していた。
最後のエンドローグでは
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のぼうの城(2012年製作の映画)

3.9

敵も味方も、見ている人たちも、誰もかれもが「のぼう」に魅了されて行く。
なぜ忍城が破られなかったのか。それはこの人の人徳故だろう。
自分たちが支えてやらないといけない。あの人ならしょうがないか。そう思
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メメント(2000年製作の映画)

3.0

人間とは残酷な真実から逃げようとする生き物なのだと感じる作品だった。

彼は利用される。
女に、友人に、彼自身にさえも。
だけど彼は何も覚えていないから、幸せなのかもしれない。

バタフライ・エフェクト(2004年製作の映画)

3.2

愛するものを守るための道を探した先がこの結末か、と息を呑んだ。
人生の分岐点、親や周りの影響による人格形成など、勉強になる点が多くあった。

もう二度と彼らは会えない。
もう二度と彼らは逢わない。

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