シヴェーダ

ジョーカーのシヴェーダのネタバレレビュー・内容・結末

ジョーカー(2019年製作の映画)
4.4

このレビューはネタバレを含みます

やばい作品がこの世に生み出されたな、と視聴後率直に思った。
兎にも角にも役者の演技力がすごい。元々障害持ちで妄想癖のあるアーサーが、狂っていき、司法側でいう「悪」に染まっていく様子をこうも表現してのけるとは恐れ入った。

自分はバッドマンを見たことがなかったため、事前にウィキペディアで軽くジョーカーについて調べてから視聴した。これは良い判断であったと思った。もちろん、元ネタの情報がなくても「悪」に堕ちていく男の一つの物語として楽しめるが、あったらあったでよりこの後のバッドマンとジョーカーの因果に想いを馳せることができて良かった。

道化の格好をしていた彼は、道化のような人生を歩み、ついに道化に成り果てた。彼のそばに寄り添ってくれる人が、彼の話を聞いてくれる人がいさえすれば、きっとアーサーはジョーカーにならなかっただろう。
もはや時は満ち、「悪」は生まれた。
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