むろまちさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

肉体の悪魔(1947年製作の映画)

3.7

原作より凡人のわがままお坊ちゃんな雰囲気だけど、これはこれで面白かった

ケイコ 目を澄ませて(2022年製作の映画)

4.4

映画館のホールにインタビュー記事が貼ってあって、岸井ゆきのさんのストイックな役作りに心打たれた

博士と彼女のセオリー(2014年製作の映画)

4.3

映画始めは約束された名作に
伝記でこんなに細かい心理描写ができるんだ。やさしい音楽も良

ウエスト・サイド・ストーリー(2021年製作の映画)

4.0

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曲が素晴らしすぎる。観終わってすぐサントラもオケ版の組曲も2周した

昔のお話だし、筋はえー?みたいなところもあるけど トニーとマリアの目が合うところ、いろんな人のTonightが重なっていくところが
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モンパルナスの灯(1958年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

何も知らないアヌーク・エーメの純粋な目、見るのが辛かった

ジェラール・フィリップは同じ人類とは思えないくらいカッコいいし、どう見てもダメなのに何だか憎めない人間が似合いすぎ。

音楽(2019年製作の映画)

2.0

攻めたタイトルだ 描きたいものはわかるけど他のアプローチの方が好みだった。謎の間はツボだった

ジュディ 虹の彼方に(2019年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

ステージに立つとスイッチ入るのがわかりやすく描かれていて、こちらも背筋が伸びる しんどいパートが長いのは全部Over the Rainbowのためってことですね

ポンヌフの恋人(1991年製作の映画)

4.2

静かでアーティスティックな映画を想像してたら激情!って感じだった これは病みつきになりますわ

神々の山嶺(2021年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

『アルピニスト』が常人を突き放してくる作品なら、こちらは人の考えを変えてしまうパワーの塊 後から「あれ、もしかしてすごいものを観てしまったのでは……?」という気持ちになる

実写の後のアニメだしなあと
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アルピニスト(2021年製作の映画)

4.8

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そりゃあ無理死ぬよ!→次の映像でもっと死にそうなのが来る のオンパレード。周りの反応含め、同じ生物とは思えない

何も予備知識がなかったので寿命が5日くらい縮んだが後悔はない。

愛を読むひと(2008年製作の映画)

3.6

すべてを映像では見せない感じが「語り」の主題とマッチしていた。ケイト・ウィンスレットが美しいです

窓辺にて(2022年製作の映画)

4.7

ちょっとヘンな日常と文学的な何か 当たり前に好きだった……。もう1回映画館で観て、その足でパフェ食べに行って 時間をぜいたくに使いたいな

MONDAYS/このタイムループ、上司に気づかせないと終わらない(2022年製作の映画)

4.3

同じシーンの繰り返し多いのに全然飽きない、脚本(編集?)がうますぎ。ちゃんと面白いし前向きになれる

恋は雨上がりのように(2018年製作の映画)

3.7

『フロントメモリー』ってこれの主題歌か、合ってますね
この役を爽やかに演じられる大泉洋はすごいや

ヒューマン・ボイス(2020年製作の映画)

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体感5分 他のアルモドバル作品も観よう~と思うくらいには好きな映像だった
環境音の数の変化が印象に残っていて、ティルダがだんだん余裕なくす→吹っ切れる の流れと連動してるのかな、とか。シネマカリテはス
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セイント・フランシス(2019年製作の映画)

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心がえぐられるタイプの話だけど、脚本のコミカル要素が映画として楽しむ余裕も与えてくれる ギターの先生に行くのは移り気が過ぎない?
『ベイビー・ブローカー』と2本立てにする名画座のセンスに脱帽です

ベイビー・ブローカー(2022年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

納得いくタイプの救いが待っていた。
電気消して1人ずつ声かけていく場面、行き着くまでの流れもよければ、台詞の間の取り方もあれしかないように思えた 邦画っぽい撮り方だから?

怒り(2016年製作の映画)

4.4

しんどいけど観てよかった いろんな「怒」の形があって、どれも歪んでるはずなんだけど理があるというか、描写のうまさで受け入れてしまえる

これだけのキャスト揃えて、誰かの主張が強すぎることもなく纏まって
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リコリス・ピザ(2021年製作の映画)

2.5

このレビューはネタバレを含みます

画がうまい・音楽よし・オマージュ絶妙とかわかる(わかった気がする)んだけど、特にキャラクターのアク強めな感じがあんまり合わず トラック逆走は名場面
エンドロールで登場シーンと一緒にキャストの名前が出る
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マイ・ブロークン・マリコ(2022年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

2人とも思うところを言葉にしすぎじゃないかい?と思ったけど、それも信頼の一つの形なのかも。ラストシーンは逆に2人の間だけで通じるものが表現されていてズルかった

きっと、うまくいく(2009年製作の映画)

3.9

やーーーっと観ました ちょいちょい不謹慎だけど、3時間飽きずに楽しめて元気になった。ラジュ(大学近くのインドカレー屋)で聞き覚えのある曲、中毒性がすごい

告白(2010年製作の映画)

4.1

清々しいほどに狂った人間だらけ。若かりし日の橋本愛さんがとてもよかったです

恋は光(2022年製作の映画)

4.2

思わぬ当たりを引けるとうれしい。2本立てじゃなかったらまず観てなかったし幸運に感謝 キービジュアルでベタベタ邦画演出するんじゃないよー

キャストの良さが出てたし、感情を出しすぎない演技も、卓球のラリ
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やがて海へと届く(2022年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

・底抜けに明るいように見えて、ときどき陰を感じる浜辺美波 / いろいろと諦めていそうだけど、温かいものも奥底に見える岸井ゆきのの関係性
・早朝、大荒れの海辺で民宿の子に童歌教わるところ
・古いデジカメ
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レディ・プレイヤー1(2018年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

おもしろ! こんなエンタメの塊みたいな作品、なんで今まで観てなかったんだ 『シャイニング』の記憶が新しいうち、と思えばナイスタイミングだったのかも。
「やっぱり現実が一番」ってオチだけ冷めちゃった ま
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ブレット・トレイン(2022年製作の映画)

4.4

娯楽映画かくあるべしという疾走感。これだけ暴れてるのに、原作のイメージはちゃんと再現されていて非常によかった。王子うっっざ!

トーマス好きな殺し屋2人組ってやっぱり天才の設定

四畳半タイムマシンブルース(2022年製作の映画)

4.4

このレビューはネタバレを含みます

アニメほどの毒気はなくて、ただただ楽しい 相島先輩いいキャラしてる
今回の明石さんもまたよかった なんていいラストなんだ……

ROOM237(2012年製作の映画)

3.0

んなわけないだろ!とツッコみながら観るのが正解っぽい。カルメットの缶のくだりはそうかもなーと思った

シャイニング(1980年製作の映画)

3.8

そこまでホラーじゃないな……と思いつつ、撮り方とか色づかいで無意識に恐怖を覚えるように誘導されてるみたいで、それが一番怖い

グランド・イリュージョン(2013年製作の映画)

3.2

開始1分のわくわく感すごい。
初見のつもりだったけどピラニアのシーンは見覚えあったな

ようこそ映画音響の世界へ(2019年製作の映画)

4.8

すべての瞬間に集中して映画を観よう、と思わずにはいられない 『アルゴ』の群衆の録音が特にぐっと来た

5.1chの解説が映画館の音響と連動していて、劇場で見て正解だった。触れてない名作があるの悔しいか
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インターステラー(2014年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

超難解ハードSFを想像してたから思ったよりスペースオペラ寄りに感じた。5次元の描き方、夢を壊さない感じで良い

観てもないのにサントラn周してたおかげで、知ってる曲しか流れてこなくてウケた ハンス・ジ
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JUNK HEAD(2017年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

1時間半ずっと「見たことないもの」を見られるという意味で稀有な体験だった 1人でこれ作るって狂気どころの騒ぎではない……エンドロールはもう笑うしかない。
生物(?)のビジュアルと発声の気持ち悪ささえ飲
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秘密の森の、その向こう(2021年製作の映画)

4.1

マジックリアリズム的 姉妹の演技は「天才子役」なんて安い言葉で片付けたらいけないくらい。
セリーヌ・シアマ監督の映像、全部のシーンが壁紙にしたくなるような美しさで心が洗われる。家の中とかハマスホイの絵
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9人の翻訳家 囚われたベストセラー(2019年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

面白かった 終盤めっちゃ種明かしするじゃん。
9人が揃って横並びになるカットとか、電気が切れて蝋燭がぼうっと灯る場面とか好きでした

ドロステのはてで僕ら(2019年製作の映画)

4.2

なるほどよくできている きっかり2分で演じ切っていく役者さんがすごい。タイトルも良