みちたろさんの映画レビュー・感想・評価

みちたろ

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ミッシング(2024年製作の映画)

4.4

このレビューはネタバレを含みます

人間はエゴを越えられないという現実を叩きつけられた。結局、社会は何も変わらない。自分たちに降りかかった悲劇も、他人にはとっては笑い事であり、エゴを満たす材料であり、よくある不条理なのだ。

娘が失踪し
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デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション 後章(2024年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

そもそも告白を叫ぶ演出やセカイ系が全く好きじゃないので、前章のSF的な面白さが影を潜めてしまっていた気がした。前章では、ひみつ道具を本当に使えたらどうなってしまうのか、おんたんの記憶は本当なのか、など>>続きを読む

ノーウェアボーイ ひとりぼっちのあいつ(2009年製作の映画)

4.2

ストーリーの主軸が音楽と親子愛でちょうどよく配分されていて良かったと思う。ジョンが母と叔母に本音をぶつけるシーンでは胸が痛くなった。ATJ、さすがの演技力。

ラストで「ビートルズ」って言わないのがま
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マリウポリの20日間/実録 マリウポリの20日間(2023年製作の映画)

-

今も世界では暴力に耐え続けている人たちがいて、自分はこの暴力について考えるかせいぜい募金する以外何もできないというあまりの無力感に襲われて思わず落涙してしまった。

投げ捨てられる赤子の死体、黙って運
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猿の惑星/キングダム(2024年製作の映画)

3.7

まず前半が結構退屈で、テンポが遅い。一応、ラストに向けて盛り上がりはあるのだが、主人公ノアのキャラクターとしての魅力があまり感じられないので、どうもパンチに欠ける印象だった。

ノアをはじめ、各キャラ
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セリーヌとジュリーは舟でゆく(1974年製作の映画)

3.3

まさかこんなに合わないとは思わなかったので残念。ラストは良かったかな。

彼女たちの舞台(1988年製作の映画)

4.1

彼女たちにとっての「真実」か揺らいでいく様子が劇中劇と徐々に重なりながら描かれていて面白かった。あまりにラストが突然だったので驚いたのだが、男の現実が女たちの舞台を壊してしまったという終わり方は哀しく>>続きを読む

ゴジラxコング 新たなる帝国(2024年製作の映画)

3.9

コロッセオで昼寝するゴジラ、コングのかみなりパンチ、大活躍のミニコング、母娘の絆。

愛おしいね。

マンティコア 怪物(2022年製作の映画)

4.5

独りぼっちの天才が作ったような映画だった。

内に秘めた怪物を見られたとき、それを拒絶されたとき、どうしようもない絶望が主人公に訪れる。自らが怪物であることを認識してからの彼の運命は悲劇でしかないが、
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プリシラ(2023年製作の映画)

4.0

悪い映画ではないのだが、ちょっと浅いというか、雰囲気任せだなと思ってしまった。『ロスト・イン・トランスレーション』ではそれが上手いことマッチしていたのだが、これが実際の人物を描くとなるとまた話が違って>>続きを読む

ペネロピ(2006年製作の映画)

5.0

『美女と野獣』への完璧なアンサー。
醜い鼻ではなく、醜い心が呪い。

寓話として完成度が高すぎる。
衣装もセットも永遠に見てられる。

自分を愛することはどんなことより難しいと思うけど、一瞬でもその気
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ミュータント・タートルズ ミュータント・パニック!(2023年製作の映画)

4.3

これを作ったオタク達、全員イカしてると言いたい。

フリークにも居場所があると教えてくれる映画はやはり泣ける。最高。

ディストピア パンドラの少女(2016年製作の映画)

3.7

ラスアスに似すぎだけど、ラストがかなり良かった。めっちゃ皮肉だし、新鮮だった。

コカイン・ベア(2023年製作の映画)

3.5

少し笑える場面はあったが、熊が可哀想だった。

終始熊に襲われるだけなので、全体的にはあまり面白いとは思わなかった。

パスト ライブス/再会(2023年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

心の1本と言えるような大傑作だった。

人は皆「もし」を想像してしまうが、目の前にあるのは現実だけ。しかし「もし」を追いかけるのではなく、現実を自分がどう捉えるかが大切なんだという素晴らしいメッセージ
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毒娘(2024年製作の映画)

2.2

毒娘ではなく、意地でも家事をしない父親が1番怖かった。台詞も展開も変な漫画みたいだし、ここまで下手くそなフェミニズムの描き方は初めて見た。キャラクターが「人間」ではなくご都合主義に従った「キャラクター>>続きを読む

潮風のいたずら(1987年製作の映画)

4.2

男女観や家庭観には流石に時代を感じたが、キャラクターの描き方がコミカルで良かった。

終盤の沿岸警備隊の使い方が雑すぎて面白かった笑

蒼く、刹那く(2022年製作の映画)

1.0

映画を観ていてここまで怒りと悲しみが心の底から湧いてきたのは初めてだった。まず監督はジョン・カーニーの映画の台詞を引用したり、背景に『欲望』のポスターを貼るなど、チンケな小細工で映画好きをアピールして>>続きを読む

14歳の栞(2021年製作の映画)

-

冒頭の動物の映像から引き込まれた。掴みとして抜群の効果があったと思う。

前半は「あ〜陽キャからは世界がこんな風に見えてるのか」と悪夢の中学校生活を思い起こしながら観ていた。早く自分のような卒アル真っ
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マチルダ(1996年製作の映画)

4.7

天才魔法少女が反知性主義マッチョをボコボコにする神映画

TALK TO ME/トーク・トゥ・ミー(2022年製作の映画)

4.2

陽キャの輪の中にいるために無理をしないといけないあの空気感。憑依された人間にスマホを向けて楽しんでいるモブ達が霊と同じくらい怖い。

お手軽なジャンプスケアに頼らず、冴えた演出をしていてかなり面白かっ
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