ドラクエの主人公なみに無口な主役が、スーパーで働いてるだけ。いい人ばかりの、いい職場だな。とか思いながらボーっと眺めてた。
映画としてはセルビアっていう点だけが珍しい。マクドナルドくらい普通。どこにでもあるんだな。
シリーズ3作目らしいけど前2作は未見。たぶん続き物ではない。駆け引きはそれほどでもないけど、人がバンバン死ぬ。びっくり。
悲劇と喜劇ってよく似てる。ドミノ倒しのように事が連鎖していった先にあるものが、笑いか哀しみかの違いだけかも。
社会派ドラマを思わせる導入から、田舎の半グレ話になってた。いくつかのエピソードが繋がるようで繋がらない。のびた蕎麦のよう。
ひどい脚本だ。武装が劣化してアクション主体に、主人公チームはほぼ一新。だったらリブートで良かった。半端に前作を引き継いだのは失敗。
アメコミっぽいお気楽お手軽映画。細かいことは気にしない。次につなげようとするラストはあまり好きじゃないけど。
序盤に見せるアナ・ケンドリックのウザさが、徐々に不気味になり、最後はカタルシスにつながった。彼女の声って、人を不安にさせる音だね。
イラクから悪霊がやってくるオカルトミステリ。出来は悪くない。でも、悪霊があまり怖くない。首を180度回すくらいやってくれれば。
登場人物みんな疲れてる。多くを語らない割には、色々な情報を小出しにしてくる。俺も疲れた。
北欧のような陰影に、1980年代まで共産主義だった国の重苦しさを足したようなミステリ。この陰鬱さがたまらない。
脚本も演技も安いハードボイルド。……まあトラヴォルタだしなぁ。仕方ないか。
ブリコラージュで強盗団と戦うスーパーのスーパー警備員のお話。強盗団がマヌケでかわいいんだ、これが。
筋立ては面白い。会話シーンが長いんだけど、肝心の台詞がつまらない。いいレシピでも料理人が下手だと不味くなる見本。
TVシリーズの途中で、最終回を劇場版でやるという触れ込みだった。それが結局パラレルワールドオチってひどい。
劇場版用の適役としてマッドサイエンティストが出てくるけど、倫理観のない頭の悪い人でしかないのが哀しい。
万引、いや窃盗をしようとしている貴方に観てほしい。人間誰しも特別なんかじゃない。緊張でゲロ吐いて寝るのが関の山。
大人のお伽噺。色々と思わせ振りなことを、古めかしい劇伴や演出で見せていく。もっともらしい言葉でこの映画を語ったらサブカル系の合コンでウケそう。キャバクラではウケない。
騒々しい里親コメディ。暗いテーマに軽い作劇はいいよね。ラストのカタルシスもちゃんとある。
ゴア表現はしっかりしてる。ただ、発端となる事件を最初に持ってきたほうが感情移入しやすい。しかも、見た目が一番怪しい寺田農が一番優しいっていう。
クリスティでサイコパス物って珍しい気がする。名探偵が皆を集めて「さて」と言わないけど、このラストは古典的で好き。
チャッキーが可愛くない。さらに、意外性がないから怖くない。ゴア表現はあるけど控えめ。
格差や差別による社会の歪の影に、いつの間にか寄生虫は侵入している。……ホントの寄生虫だったけど。半地下の前は「パラサイト」と言えばコレだった。
ちょいちょい入る芸人ギャグがウザい。でも、それで話が重くなりすぎていないのが、なんだか悔しい。
ついに島から出たのはいいけど、表現がずいぶんマイルド。R18版を観たい。ないの?
飯テロ映画。腹を空かせて観てはいけない。食べたくなっても、出てくるのはシンガポール料理。どこで食えるんだ。
子供の貧困問題をやりたいのはわかるんだけど、ひたすら子供が腹を空かしているだけで話が進まない。唐揚げ食いたい。
生々しい世界。家も町も人もリアルで生臭い。長谷川博己の狂気、稲垣吾郎の人間味のなさ、渋川清彦の人情味。はまってた。
主役がアンガールズ田中に見えるけど、脇役がやたら豪華。ラストで大爆笑。メリー・ポピンズかよ。
柄本明の節回しが歌舞伎のようで楽しい。主役の磐音が浪人になったいきさつには裏がありそうなことを仄めかしてたけど、結局そこには触れず。続けられるのか?