NTさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

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流浪の月(2022年製作の映画)

4.5

相手を見る時、
話を聞く時、
統計的な仮定と
相手を無視した理想を
持ち込んではならない。


他者から勝手に求められる「らしさ」と
本来自分が表現したい「らしさ」に
大きな乖離があるとき、
「孤独」
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ニトラム/NITRAM(2021年製作の映画)

4.0

貴方にとって揶揄いであっても
彼にとっては侮辱だったかもしれない。
貴方が一度だけした無視が
彼にとって一生の傷になるかもしれない。

関わる全ての人間の感情に寄り添って
思いやって行動するのは至難で
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TITANE/チタン(2021年製作の映画)

3.9

わけ分からなそうだから見てみようと映画館に入り、
もっとわからなくてなって映画館から出てきたのは
人生で初めての経験だ。
わかったフリもできないくらいにただ目の前の混乱に
立ち尽くし、理解が及ばずバグ
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ベルファスト(2021年製作の映画)

4.0

争いはぬるりと生活の中に侵入して
離れなる必要のない家族や友を引き剥がす。
戦争の原因は人々の生活の中にないのに
戦争の被害を受けるのは人々の生活。

そんなことを防ぐために
少しでもましな社会になる
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ドント・ルック・アップ(2021年製作の映画)

5.0

気候変動を彗星衝突に例え
現代への嘆きが詰まった
実話になってしまいそうな映画。

もう人類の危機がそこまで迫っているのに
自分で考える力を失った人類は
自ら破滅に向かっていく。
何百人もの科学者が気
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キングスマン:ファースト・エージェント(2020年製作の映画)

4.7

1%の富裕なエリートの為に
99%の労働階級が戦争に。
それがもっとも誇らしい死に方だと
錯覚しながら。何も気づかずに。

「自国の為に死ぬことは美しい」という嘘。
その嘘をついた事実を大人は反省しな
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ラストナイト・イン・ソーホー(2021年製作の映画)

5.0

ホラーであり、
夢追いであり、
恋愛でありながら、


男性優位、女性蔑視がまだまだ
蔓延る人類への猛烈な一撃だった。
ウーマンリブの観点で見ても凄すぎる。
決めつけや差別への警鐘も鳴らしまくり。
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サマーフィルムにのって(2020年製作の映画)

4.6

現代に納得いかない
見た目は真面目、心は不良の僕らの話。

自分の経験だと、、。
わっかりやすい邦ロックとか気持ちいいだけの
シティポップとか聴いてんじゃねぇよ。
カートコベインだよバカヤロー!
ジミ
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映画:フィッシュマンズ(2021年製作の映画)

5.0

肯定も否定もしてくれないフィッシュマンズは
ずっと微笑みながら背中を擦ってくれている。
それでも僕らは時々世の中に打ちのめされるから
天国にむかって、
いつでも僕らをよろしく頼むよ
とお願いする。
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14歳の栞(2021年製作の映画)

5.0

中学2年生。
友情も恋愛も嫉みも嫉みも
進路も将来も家族も夢も希望も絶望も
大人への抵抗も社会への不満も
身体の変化も心の変化も一気に襲ってくる時期。

それを全力で体感しながら生きている2年6組の
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BLUE/ブルー(2021年製作の映画)

3.9

考えすぎかもしれませんがジム経営の為にわざと負けているとしたら。。。。😭