中年移民女性の物語はハジケカンフーSFバトルへと飛躍するが、終盤は優しく家族の物語へと着地する。
家族への愛、隣人への親切を忘れてはいけない。見終わってから、久しぶりに母親へ連絡したくなった。
常気を逸した描写はホラーとも捉えられるし、ある種のコメディでもある。極めて映画的だった。
狂気のシェフと巻き込まれた女の対決。その結末は納得。ヴォルテージの上げ方も絶妙。
無駄の無い巧妙な脚本。退屈で美しい風景。そしてメインキャストと動物たちの芝居がとにかく凄い。
内戦が寓話的に描かれており、終わり方は胸を打つ。
凄く特別なドキュメンタリーフィルム。トルナトーレだから撮れた珠玉の表情の数々。
昔を懐かしく、愛しく思うような笑顔に多幸感でいっぱいになりました。
色々やり尽くされた恋愛映画だが、まだ新しいアプローチがあるのかと感嘆。
原作既読。尺の都合でコンパクトになった分、接続が弱くなった感じもある。
煌めいているようで不条理な世界。抗う訳でもなく、状況に流される迷探偵。天才的な選曲センスと主人公ドックの掴めなさとカッコ良さ。
マーベル映画のような感覚で見れた。王道でありつつ、ほんの少し捻りがある。原作リスペクトに加え、作画凄い。
男と女。愛と狂気。PTA流の愛憎サスペンス。「マジか…!」を10回くらい繰り返した。食卓と人間関係の描き方が見事。
「労働」と「タイムリープ」の親和性がここまで高いとは…。リアリティとユーモアが交わる設定の絶妙な塩梅。
特に畳み掛けるような前半のテンポが良かった。人間の成長もあり、低予算邦画の可能性を垣間見た。
情緒が無い。
その割に展開は多い。
故に納得しづらいストーリーに。
猫が有能過ぎて笑う。
ギャグは滑りぎみ。
想像以上に超能力バトル映画。
スティーブンキングが
やりたかったシャイニング。
計算された色彩設計。
無音と音楽のバランス。
派手でなくとも恐い。
これぞ、緻密に計算された
元祖モダンホラー。
正気と狂気の境界線。孤独に追い込まれ、暴走を始める主人公に共感する自分がいる。
架空の街に住む人々から嘲笑されるコメディアン。だが、彼はこの世界のどこかに存在する。
作画は良かった。
こちらが状況に納得する前に、モノローグでの心情説明や派手な音楽が流れ、次のシークエンスに進んでいくのだが、物語が進めば進むほど、置いていかれる感覚があった。
何かを猛烈に好きでいることは男とか女とか関係無い。普通で無くていい。主人公にも主人公を応援する周囲にもグッときた。
今までに見たことのない、でもどこかにありそうな、素敵で優しい魚の映画でした。
懐かしい匂い。時に共感性羞恥に身悶えつつ。あった、こういうこと。この時間こそ、マジックアワー。
明大前、下北沢、高円寺…、街と空気感が綺麗に切り取られていてエモーショナルな気分に浸った。
ミステリー小説をバカアクション要素に特化させるとこうなる。ハチャメチャ。ネオ日本感。だけど、意外と原作に準拠していた。
ブラピが可愛いかった。
じりじりと破滅へ向かう
ノワールサスペンス。
一つ一つのシークエンスが繋がっていき、これしかあり得ないという結末へと辿り着く。醜悪なんだけれど、目を離せない魅力を放つキャストと美術が素晴らしい。
Adoを中心に様々なアーティストとワンピースを土台に連携し、現実とフィクションを連動。これはたしかに流行る。
やや強引さもあったが、原作を壊さずに映像だから出来る表現に拘っており、作品への愛も感じられ>>続きを読む
カンニングサスペンス。
タイの格差社会の要素が
作品中に盛り込まれて
惹きつけられた。
とはいえ、どんな事情があっても主人公は応援出来ないかも。
現代版ジョーズ。だが、ただの娯楽作でもない。ホラーであり、SFであり、西部劇。消費されてきた者たちの逆襲劇。
奇抜な演出と圧巻の画作り、見事な伏線回収。全て実現させた手腕に脱帽。
やや中弛みがあったけど
終盤は多幸感があった。
もう少し、ゴースト退治が
見たかったかも。
最初は7年前と現在を往復する構造に慣れなかったが、一度入り込むとそれが効果的に働いている。
有名古典に新解釈を入れ現代的に上手にアップデートした感じ。登場人物が生きている。衣装やセットも良い。
新感覚タイムスリラー。
ありそうで無かった。
考え得る限りの
年を取ることへの
人間の恐怖。
意外と合理的。
シャラマン流石。
監督がどこかのインタビューで「変態のためのオズの魔法使い」と言っていたが、その言葉に尽きると思った。
胸糞悪さとカタルシスが
混在する奇妙なラスト。
手話、歌唱をこなし、
チャーミングな演技を
披露したエミリアジョーンズに拍手。
爽やかな物語でありつつ、
ろう者の家族の苦しみに
リアリティがあり、
演出に訴求力があった。
タイムリープラブコメ。
意外にしっかりした脚本。
程よいツッコミどころと
笑いがあり、90分飽きずに
見れて楽しかったです。
30歳、
自信に満ち溢れた
女性の最後の青春。
美しいオスロの町並み。
浮かれていた女の物語は
一気に現実へと着地する。
タイトルに偽り無し。
絶妙な塩梅で交錯する
登場人物のリアリティと
空間のノスタルジー。
お洒落な画作り、
ユーモア一杯の脚本、
センス抜群の音楽。
不完全で複雑な美しさ。
これぞ映画。これぞPTA。
笑って泣ける
ヒーローアクション。
ストームブレイカー(物理)。
所々に新しい挑戦もあり、
ザ・マーベルといった感じ。
いくつになっても
トム・クルーズはカッコいい。
男の子が好きな要素が
これでもかと入ってる。
(ハンバーグエビフライカレー)
制作陣の遊び心溢れる
オタクイズムは伝わったが、
あんまりハラハラはしなかった。
膨大な原作を
二時間にまとめたのは凄い。
マーベル映画でありつつ、
ホラー映画のテイスト。
随所にサムライミの
拘りと情熱を感じた。
終盤のストーリー展開の
意外性と納得感は流石。
笑えて、胸が熱くなる。