※ネタバレまではしていませんが、内容に触れています。
おじさん(たぶん叔父)以外仲よくしてくれる人がいない主人公(実はおじさんも少し迷惑そう)が不憫で、前半は訪ねてきたおじさんの恋人スティーヴに嫌が>>続きを読む
童話ではなくおとぎ話タイプの作品で、暗喩されているものの意味を考えさせられる。
・主人公が深夜の森の中で毒キノコを口にするのではないかとドキッとした。
・娘が行方不明なのにバルコニーから娘の名前を叫>>続きを読む
やっぱりヴェンダースは寡黙な男を描きたいんだ。「パリ・テキサス」のトラヴィスを思い出した。
(ネタバレまではしていませんが、内容について触れています)
助けてあげた迷子の母親に無礼な態度を取られても>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
1度観ただけでは監督が言いたいことがよく理解できなかった。このシーンやこのセリフには隠された意味があるのだろうと思える箇所がたくさんあって何度も見たくなるし見るだろう。とりあえず観て思ったことを書いて>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
医師(カウンセラーだったかも)が夫婦に生まれてきた子はダウン症だと説明する場面、字幕では「検査していれば別の方法もあっただろう」的なソフトな表現になっていたが、原語では「なぜ検査をしなかったのか? 検>>続きを読む
思い描くようにうまくはいかない切ない3つの恋の物語をコメディタッチで描いている。
1)好きな女子に好きと言えないどころか、彼女が恋心を抱く男子と彼女との初体験をアレンジして、彼女にアドバイスまでしてし>>続きを読む
原題は「かの有名なクマによるシチリア侵略」というような意味。
シチリアの山奥で暮らすクマ王国の王子が川遊びの最中に突然消えた(実は人間にさらわれた)。
クマたちは王と共に王子を捜すため、そして食べ物を>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
作り手が感傷的になりすぎているのか冗長だなと思うシーンが多く、もう少しコンパクトにしてもらえると楽しめたのにと残念。他が冗長なのに、40年ぶりに家に息子が帰ってきた時、老いた母親が、まるでドアの向こう>>続きを読む
主人公の女の子と母親の関係が「This is us」の母娘と似ていると思った。女の子の雰囲気も高校生時代のケイト役の子に似ていた。
原題のCalcinculoはイタリアの遊園地にある乗り物で、Calc>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
マッテオ、偉いぞ!がんばった!!
同性愛虐待を受けているすべての子どもに勇気を与える作品!
マッテオに勇気を与えたタイガーマスクもヒーローだと思った
FBVのセリフ “Tutti gli uomini e tutte le donne non sono che attori”(男も女も人間はみな役者だ) を聞き、彼の家の洗面所に飾ってある仮面を見た>>続きを読む
ファヴィーノ扮する主人公はスポーツシューズブランドの社長で高圧的な男、趣味は走ることと気に入った女とベッドインすること。車いすの美女ミリアム・レオーネもターゲットとして例外ではなかったが、ただ偶然にも>>続きを読む
独立して家に寄りつかなくなった息子と娘に対して、大金を相続したとウソをつき、お金で気を引こうとする両親(特に母親)。案の定、子供たちは遺産目当てに親にすり寄ってくる。リアルに描くと醜い話になるところを>>続きを読む
ガスマンとアルダンが演じる主人公とその恋人は好きになれなかった。
S・サンドレッリ演じる主人公の妻と、何をやってもうまくいかない主人公の叔父と弟(とっても気弱)はよかった。
サンドレッリによく似た若>>続きを読む
B級ホラーだけど意外と楽しめた。
エイリアンそのものより卵のほうが気味悪かった。卵が呼吸をしている音とか、爆発した時の変な液体とか。女大尉が敵陣に乗り込んでいくのにお嬢様風ワンピースを着ているのは変!
鞄のトリックに見事引っかかってしまった。。
美女にデレ~っとしてしまうリー・ヴァン・クリーフのおっさんぽい演技が楽しかった。
リー・ヴァン・クリーフが、自分を裏切った元仲間に対して復讐をしていく旅と、子供の頃に家族を皆殺しにされた青年の復讐を助ける物語が絡んでストーリーが豊かだった。
福音書の寓話を題材にしたオムニバス作品。ベルトルッチの作品は前衛的過ぎて(?)よく分からなかったので★2。
①「無関心」 L'indifferenza(カルロ・リッツァーニ)
題材:「善きサマリア人>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
人気俳優Stefano AccorsiとMiriam Leoneが頭のイカれた(問題行動で社会に迷惑をかける)主人公を面白おかしく演じている。SAは超神経質でキレると暴力的になる元シェフのディエゴを、>>続きを読む
大学1年の時に知り合い長く同棲している彼女といよいよ結婚することになった主人公。だか結婚式前日バチェラーパーティーの最中に理想の結婚相手は他にいるのではという思いが湧き上がる。そして唐突にファンタジー>>続きを読む
剥製師のウラの仕事は想像していたとおりだったが、エグい三角関係の物語は想定外で見終わった後で重~い気分になる。が、それがⅯ・ガッローネの作品。
目を付けた美青年に巧みに近付き離れまいとする剥製師がまる>>続きを読む
何度観てもあきない名作。父子のシーンは特に印象深い。イタリア映画は本当に子役の扱いがうまい。監督や共演者が子役と信頼関係を築いているのだと思う。
今回特に感じたこと:
昔観た時は感じなかったが、今回>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
Fuuber Friendsは危険極まりない。自分にピッタリのパートナーになら、SNSの発言やネット上の個人データに注意をしている人でもラファエロのように心を開いてしまうだろう。それがアルゴリズムに直>>続きを読む
・美少年にこっそり付きまとう主人公の心情が丁寧に描かれている。とはいえ、昔観たときは感じなかったが、今の時代だとスローすぎと感じる。
・人生を砂時計に例えたセリフ(モノローグ)はよかった。
・髪やヒゲ>>続きを読む
・本人のソロでNessun dormaとCon te partiròが聴けたのがよかった。
・セリフがイタリア語なら、もっとよかった。babboとかbraviとかたまにイタリア語入れて、イタリア感出し>>続きを読む
双子のうちのどちらなのか途中までは区別がついていたが、最後の数分すっかり置き去りにされた。どっちか見分けがつかなくしてしまうトニ・セルヴィッロの演技に脱帽!
主人公が50歳という設定にはウソッ!とび>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
ディズニー作品だが、監督(これが長編デビュー作)スタッフともにイタリア人なのでイタリア愛にあふれていた。舞台はチンクエテッレで、行ったことがある人には見覚えのある景色の中で物語が繰り広げられるのが楽し>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
ソフィア・ローレンの代表作の1つといえる作品
2021年ダヴィッド・ディ・ドナテッロ賞 最優秀主演女優賞!
2021年NYタイムズが選ぶ最優秀演技女優部門第6位!
・・・
ソフィア・ローレンの存在感が>>続きを読む
ローマ近郊の工業高校が舞台。生徒が奔放なのは予想範囲内だが、先生もかなり奔放。特に修学旅行の時や定年退職する同僚の送別会(ただし本人は不在)の時など。
進級を決める職員会議がけっこういい加減で、校長に>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
中盤までは重いテーマをコメディタッチで描いていてよかったが(車から降りようとしている時、美女が目の前を通りかかり、見とれていたら車のドアに鼻をぶつけて鼻血が止まらなくなった、映画好きの不動産屋の女性~>>続きを読む
1つしかない中途採用の口を争い、だまし合う男女2人。12分の短編だが、12分の間に見事に2回だまされ面白かった。女性の方が一枚上手。
中途採用面接が日本のそれとは大違い。女性の服装もラフなブラウス+>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
2021年ダヴィッド・ディ・ドナテッロ賞
最優秀助演男優賞&女優賞!!
主演ジュリオ・エルマンノは他作品で最優秀主演男優賞!
ジュリオ・エルマンノがまたしても名演技!誇り高き型破りのエンジニアを演じ>>続きを読む
詩人レオパルディの伝記的な作品。前半は厳格で過保護かつ過干渉な父親との確執が描かれている。息子宛ての手紙を家庭内検閲したり、師と仰ぐ学者(?)と外出した息子を尾行したり。そんな父親の拘束から逃れたくて>>続きを読む
ラブストーリーとコメディの奥に、第二次大戦末期、シチリアから上陸したアメリカ軍(アメリカ国家)とマフィアの協力関係(利害関係)を描いている。上陸作戦にマフィアの手を借りたことは概要は知っていたが、アメ>>続きを読む
*ネタバレまではしていませんが、ストーリーに触れています。
登場人物がみんなイカれていた。前半では まともと思われた主人公の娘のカウンセリングの医師まで、主人公に一目ぼれし、恋する男に豹変。
主人公>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
2021年ダヴィッド・ディ・ドナテッロ賞
最優秀作品&監督&主演男優賞!!!
やや長尺だった感はあるが、期待通りの映像美とエリオ・ジェルマーノの怪演が楽しめた。老け顔を作る特殊メイクがよくできていた>>続きを読む