FBVのセリフ “Tutti gli uomini e tutte le donne non sono che attori”（男も女も人間はみな役者だ） を聞き、彼の家の洗面所に飾ってある仮面を見た後、すべての登場人物がウソをついたり何かを隠したり仮面をかぶったりしているにちがいないと思い、だまされないように真実を見抜こうと注意して観る。でも、大半のシーンは登場人物が主観的に語る回想シーンなので、事実かどうか判断できない。どの登場人物も何か企んでいる人に見えて、勝手に脳がいろいろ推理する。そこがこの作品の面白い所だと思った。
