上司の命令を無視して暴走するミッチの行動に理解できないが、ラストの海上での爆破シーンは迫力あり。
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金持ちどものバカ騒ぎに巻き込まれた、可哀そうなジェームズ、金持ちにとっては殺人も犯罪も余興のうち、その魔力の虜になってしまったジェームズはどこまで落ちていくのか。そして、自分のクローンを殺害し、クロー>>続きを読む
よしもと新喜劇バリのコテコテコメディで最後まで笑えるが、主人公の濃い顔の影響もあり、ボリウッド映画の感も否めない。
この極端な女性蔑視は、宗教的なものなのか、イラン特有のものなのか。娼婦を一掃することが神の導きと信じる社会、不正がまかり通る社会、そして第二のザイードが生まれる社会に恐怖を覚える。また、ラヒミ役の感情>>続きを読む
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非情の暗殺者が、ターゲットの殺害に躊躇したり、銃弾を入れ忘れたりと、納得しがたいストーリーではあるが、人情味あるRニーソンの演技で、巨悪による人身売買や捜査当局との癒着などの展開に惹きこまれる。そして>>続きを読む
Bウィリスはアクションも演技も抑えめで、オズがコミカルに大活躍。オズとシンシアの件は?だが、キャラがいいので許せてしまうかな。
北と南が一緒に食事するシーンのぎこちなさと文化は同じなんだ感がいい。ラストの別れも哀愁あり。
グロイ映像も多いが、米版のこっくりさんかな。しかし、トニ・コレットの顔の方が恐ろしい。
ユダヤ教とキリスト教のしきたりの違いが理解できていないが、けな気だが不安げなエドガルドの表情が切ない。そして重厚な歴史絵巻の感がある。
FBI捜査官がこんなミスを犯すとは驚きだが、ラストまで眼が離せない。
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残虐さ悲惨さは言わずもがなだが、美しいモノクロ映像が印象的。少年の悲劇をオムニバスで描きながら、虐げられたものほど他人を虐げる人間のサガ、自分で自分を守るしかいない虚しさを痛感する。しかし、ラスト少年>>続きを読む
美しいメルヴィルブルー、少ないセリフとたっぷりの間と表情だけの演技に魅了される大人の映画。そして、撮影技術はしょぼいが、トムクルーズばりのアクションに驚く。
ジャッキーのいつもの派手なアクションは少ないが、コメディ色は健在。スーツにより能力を発揮するという設定は面白いが、極端にいえばMarvel作品に近いかも。
ストレートでサバケたアンバーと自己表現ベタなエディ、初々しくぎこちない二人の関係が愛おしい。そしてラストも女性の方が大人だね。
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アフリカ途上国の内戦や貧困も先進国の思惑が色濃く影響し、より陰湿化していることがリアルに感じられる。アフリカの赤土を握りしめて果てるディカプリオ、やはり悲劇が似合う。
次から次へとトラブルだらけ、可哀そうなアンディ、いやお前が悪いんだろう。ストーリーよりもワンショット撮影による臨場感と緊迫感は半端ない。
ブラクストンとの関係やパワーアップしたジャスティンチームなど前作を知っているが故に面白い。そしてキングの壁の資料からの分析力や次第に人間らしさを取り戻す様がおもしろい。また事故の脳損傷でサヴァン能力を>>続きを読む
破壊することが目的のスティッチだが大自然のハワイでは破壊するものがないって笑える。
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陽気で明るく親切な人々、笑顔で踊り狂う姿はぞっとしてくる。クリスチャンたちは生贄と種の保存のために連れてこられたのだろう。実際にありえそうで恐ろしい。そして不安定な心の隙間に入り込まれ、次第と洗脳され>>続きを読む
少子高齢化の行きつく先はこのような社会かもしれない。淡々と事務的に老人処理を進める若者たち、直に接することで人間として大切なことを思い出したのだろう。そして死にきれなかったミチは辛い日々が続くだろうが>>続きを読む
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戦闘に次ぐ戦闘でアクションは派手だが、どんどんオリジナルストーリーが変化していく。サイボーグというべきマーカスの苦悩や言葉が不自由な少女スターの真相などもう少し活かしようがあったかも。
Jフォスターでないのが残念だが、パッツィの首吊りやクレンドラーの食事などおぞましい映像ながら、その強烈な印象にレクター博士の美学を感じる。
キリストの誕生から磔そして復活までをテンポよく描かれており、細かな説法や問答までは理解できないが、為政者や律法学者との距離感はよく理解できた、一方ユダの自殺には驚く。
民族衣装や工芸品、踊りや唄など、その民族に古くから受け継がれてきた伝統。その伝統の根底に流れ、カムイへの祈り自然崇拝などアイヌ民族の魂というべき文化。アイヌ伝統に囲まれて息苦しさを覚えていたカントが、>>続きを読む
映画の規制も厳しいイラン、表現の不自由さを父親の体で表しているようだ。何も知らない次男の無邪気なはしゃぎようが対照的。そしてピスタチオ色の山、緑豊かな丘など美しいイランの風景や音楽も興味深い。
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。疑惑が明らかとなるにつれ、不気味さが膨らんでいく、そしていつの間にか独りぼっち、全て勘違いだったのかもと思いかけた途端の結末。救われないラストに驚く。
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飢饉による貧困と累々たる屍から、死臭や土臭さが漂う正に末世、農民たちの怒りが噴出し起きた一揆、それらを率いた無頼たち。才蔵の修行や戦闘シーンは見ものだが、ラスト無頼の死により御上は何も変わらないという>>続きを読む
今度は女ターミネーター。ストーリーは?だが、焼けただれた顔に棺担いで機関銃をぶっ放すシーンが印象的。
インターネットの黎明期、マニアが使っていた時代に、ネットの恐怖を鋭く指摘した映画。情報がすべてを制する、現代だからこそ恐ろしさを実感する。
愁いを帯びたロバの眼を通して、動物愛護や自然環境保全を勧めようとする人間社会の矛盾や不条理を皮肉たっぷりに描いた作品のようだ。強烈な真っ赤な映像とのどかなポーランドの風景が対照的。EOもサーカスで暮ら>>続きを読む
本当に時代劇愛に満ちた映画だ。そしてラストの真剣での勝負には、本物の武士としてのプライド、真剣勝負でしか実現できない気迫、あの時代への郷愁などが詰まっている。ラストはご愛敬かな。
大富豪の乗客たち、乗客をもてなすクルースタッフ、そして裏方、クルーズ船内で繰り広げられる資本主義のヒエラルキーが皮肉たっぷりに描かれる。しかしサバイバルでは社会的地位やお金は役に立たない。生きる力を発>>続きを読む
ポランスキーらしい、哀愁のある映像と人間の心理をつきつめる展開に引き込まれる。欧米人でも言葉が通じないと不安になるんだ。
バチカンでの壁上りや海上道路での派手なバトルは流石だが、第三作はイーサンの独壇場でなく、何度もやっつけられ仲間に助けられ、ぼろぼろになりながら闘い続ける、イーサンも超人ではなく人間だったんだと思える。>>続きを読む
サヴァン的能力を有し、完璧主義で格闘術、射撃力も身に着けた無敵のニューヒーローかな。孤独な彼が心を許せる相手(ディナ、ジャスティン、弟)とのふれあいを大切にする想いが伝わってくる。