発電ブレーキに大カーブなど鉄道おたく垂涎の映画だな。ラストはイーサンハントばりのアクションだ。
広島、ビキニ環礁、福島第一と放射能に翻弄された時代をゴジラがつなぐとはおもしろい。しかし映像が暗く、ゴジラもムートーの全貌が判りにくいのが残念。
溢れる愛情と固い決意は大切だが、周囲の人々の協力と理解があったからこそ成し遂げられるのだろう。「優しさには限界がない」とは深い言葉だ。そして孫の作文「お薬はやさしさ」と教え子の協力には感激。萩の穏やか>>続きを読む
ライトフット(ジェフ・ブリッジス)って、最初は意味不明だが、人懐こい笑顔で憎めない、そしてラストではいい奴だったなと思えてくるね。
仕事に疲れたTVマンが、亡くなった両親と再会して夢見心地。死霊が絡んでくるのが理解できないが、鶴太郎はいい味だしていた。
道頓堀は何故かハンパもんが集まってきて、肩寄あって生きている。粋がっているが心に傷をかかえ、気張っていないと押しつぶされてしまう。そんな人々の心の闇と情、試練が描かれた群像劇。「よどみに浮かぶうたかた>>続きを読む
知らない土地で暮らすことは、不安も大きいがシガラミを捨てられる爽快さもある。しかし次第にコミュニティーとの関係が増え、一線を超えると息苦しくなる。適度な距離感も必要なのだが、この距離感が都会と田舎で違>>続きを読む
昭和の銀幕を代表する豪華な俳優陣だが、各人の露出が少なくもったいない。義憤に駆られて立ち上がった青年将校たちだが詰めが甘い、藩の不正に立ち上がった青年武士たちの椿三十郎を彷彿させる。今の時代に見ると考>>続きを読む
モノクロのマンハッタンの街並みの映像は美しいが、知識人と思えない(下劣な)会話と奔放さについていけない。これが都会的でおしゃれなのか?
このレビューはネタバレを含みます
男くさいショーンコネリーと歳をとってもキュートなヘップバーンの熟年の愛、心中なんて若者のやることだが二人だと様になる。ロビンと代官の決闘やリチャード獅子心王の矢を抜くシーンなど、12世紀の粗雑で荒々し>>続きを読む
本当に浅はかでトラブルメーカーのジャックだが、彼の孫が原作を書いたとはおもしろい。なかなかの豪華キャストで渋いフォレストと爬虫類系のレイクスが印象的。
野球小僧たちに捧ぐ、アメリカンドリームファンタジーだね。アイリスとメモ、パートナーが変わると運気が変化するのがおもしろい。そして親父とのキャッチボールって最高のコミュニケーションだ。
こんなあっけらかんとしたタイムループものも珍しい。何万回と同じ日を漠然と過ごすナイルズと行動力があり度胸が据わったサラが対照的。
仏頂面のアビー、健気なアビー、おしゃまなアビー、いたずらアビー、様々なアビーを演じるティタムが最高。香水つけて体をクネクネするアビーは笑える。そして裕福な叔母の家を飛び出したのは、モーゼへの愛着からだ>>続きを読む
キラキラした美しい映像にはうっとりする、さすが新海誠。東北の震災痕のシーンでは胸が締め付けられるが、震災のトラウマから立ち上がり、未来に向き合う力強さを感じる。そして、各地の方言が心地よい。
内容は難解だが、妖艶な雰囲気と鮮やかな映像が印象的。昼間の明るい平穏な風景と夜の一室で展開される様が対照的に描かれていて、一見爽やかなジェフリーに潜む異常性に通じる。そして、まったりとしたブルーベルベ>>続きを読む
科学おたくのフィービーがキュートでポッドキャストもコミカルでいいね。ミニマシュマロマンが何だったのか忘れたが、あの音楽とともに彼らが帰ってきた。次作に期待。
スポ根でも障がい者問題でもなく、淡々としたストーリーとリアルな映像でドキュメンタリーのようだ。しかし、貧困や規制などの障壁を受け入れて逞しく生きていく人々の生命力を感じた。
しっかりものの甥とマークに懐いた姪の二人がけな気でかわいい。彼らのためにも頑張らなくっちゃ。
ゆるい学生生活を謳歌するのもいいが、夢中になれるものに出会えることは幸せなことだ。もっくんも頑張ったが、マサコの度胸が一番かな。
ユニークな神々や神獣が面白いが、TV放送上のカットの影響かキャラを活かしきれず残念。しかし、最後の謎々はなんなんじゃ。
政治と性を哲学的な映像で表現する本作は難解ではあるが、確かに映像は美しい。特に、列車の車窓からのオレンジ色の夕陽、二人のダンスシーン、そして暗殺の森、記憶に残るね。洞窟の比喩のごとく、彼が追い求めてい>>続きを読む
いやあ楽しかった、喜劇舞台を見ているようだ。特に奥方に窘められて照れる三十郎が可愛く、また押入れの人質は吉本級、若大将と青大将も初々しい。最後の血しぶきはド派手過ぎるが、決まった日本一。
三味線に折り紙など日本愛にあふれる作品だ。そして先祖の魂や村人たちの優しい心で解決する結末が如何にも日本風だ。また三味線の「While My Guitar Gently Weeps」が流れるエンディン>>続きを読む
意外と松阪の殺陣も様になっていたが、前半の幼馴染の騒動ものと後半の両替屋を舞台にした人情ものの一体感がなく残念。
人生を謳歌するのに遅すぎることはない、勇気をもって今でしょ、って気になれる。前向きで社交的なビフの名言も注目だが、やはりロマンスはローマで生まるんだ。
小太りで好々爺のムヒカ大統領が、革命の戦士だったのが驚き。私財を投じた住宅や学校整備は立派だが、解りやすい言葉で信念のこもったスピーチがすばらしい。
かなりカットされたTV放映だったのが残念だったが、極限まで追い込まれながらも正常を保ち続けたアンディー、「心の中にある音楽や希望は誰にも奪うことができない」ことが極意なんだろう。
「ウソも方便だ、いやこれは一生付きまとうウソだ」。若気の至りが通じない時代、自らの将来と友情を天秤にかけられる苦悩ははかり知れないが、テオの父(労働者)もクルトの父(議長)も息子の将来を優先した親の愛>>続きを読む
なんじゃこりゃ。この原作が三島の小説と知り驚くが、大まかな設定のみで、監督による演出ですね。処女懐妊に宇宙平和そしてマルチ商法と宗教映画だと思ったが。
オープニングの「Little Green Bag」が流れる中さっそうと歩くシーンがおしゃれ。時間が前後しながら、キャラクターの個性や状況が次第に明らかになる演出がクール。
ロマコメの女王、メグライアンのキュートさ全開だが、相手役に魅力を感じなかった。
登場人物が多くて関係が複雑だが、個性的な極悪人たちによるコメディかな。ブラッドピットの異様さと何でも豚に食わせるブリックトップが笑える。
このレビューはネタバレを含みます
本作は「うる星やつら」のキャラをベースに監督の独自性を前面に出した作品として評価が高い。確かに、時間と空間がねじれた世界で奇妙な空虚感が漂うが、ラストは全部夢だった、どうせならハーレムの夢を、なんぞと>>続きを読む