ぬまちさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

ぬまち

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仁義なき戦い 頂上作戦(1974年製作の映画)

4.5

「間尺に合わない」という言葉をこの映画を通して知りました。

仁義なき戦い 代理戦争(1973年製作の映画)

4.5

渡瀬恒彦をボコる菅原文太がすごい迫力。人間関係や組織関係が複雑すぎて相関図がほしくなる。

仁義なき戦い 広島死闘篇(1973年製作の映画)

5.0

シリーズの脚本家、笠原和夫さんは本作が映画として最も好きらしい。

千葉真一扮する大友勝利のインパクトが凄すぎてそちらに目が行きがちだが、やはり北大路欣也扮する山中の情念のドラマこそが、本作を名作たら
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未知との遭遇 ファイナル・カット版(2002年製作の映画)

4.5

久しぶりに鑑賞。改めて見ると、特撮を駆使した壮大なUFOの物語であると同時に、ミニマルな家族ドラマの側面を持っていることに気づく。父親が徐々に狂っていき家族が崩壊していく様子をユーモラスかつリアルに描>>続きを読む

ミッション:インポッシブル(1996年製作の映画)

4.0

改めて見ると目線カメラや長回しなど凝った撮影にデ・パルマみをかなり感じる。最近のシリーズでは当たり前になってしまった格闘やカーチェイスはなく、裏切りに次ぐ裏切りのスパイ戦で魅せる。

デリリウム(1972年製作の映画)

4.5

登場人物がことごとく変態なジャッロ。ここぞという場面で鳴り響くギターの音楽が良い。ミッキー・ハージディのいかにも変態な風貌、リタ・カルデローニの美貌も忘れ難い。

遊星からの物体X(1982年製作の映画)

5.0

4KUHDで見た。グチョグチョがよりグチョグチョしていて最高。語彙力も崩壊するほどの圧倒的4K体験、最高っす。

シャイニング 北米公開版(1980年製作の映画)

5.0

本バージョンは初めて鑑賞。DVDで119分のコンチネンタル版を見まくっていたので、それより20分以上長い本バージョンはかなり新鮮だった。

全体的には各シーンの細々した部分がカットされていたという印象
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モスキート爆撃隊(1969年製作の映画)

4.0

吹替シネマのBlu-rayで鑑賞。野沢那智様のデビッド・マッカラムは清廉な感じが出ていて良いですな。ヒロインが地味すぎて、同じ題材の『633爆撃隊』のマリア・ペルシーみたいなスター性皆無なのが場末感を>>続きを読む

死神の骨をしゃぶれ(1973年製作の映画)

4.5

国内盤Blu-rayが出たので購入して鑑賞。フランコ・ネロの暑苦しいほどの熱演に、カステラッリ監督の良い意味で荒削りな演出が相まって、奇跡的な傑作になった。アンジェリス兄弟の軽快かつ哀愁漂うサントラも>>続きを読む

ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE(2023年製作の映画)

3.5

前作『フォールアウト』が面白すぎたので結構期待して鑑賞。

趣向を凝らしたアクションの数々はかなりの見応え。特にバイクで崖を飛び降りるシーンはまさに息を呑む臨場感。助走のところから長回しで撮ってるのが
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江戸川乱歩全集 恐怖奇形人間(1969年製作の映画)

5.0

久しぶりの鑑賞でしたが、やはり最高でした。

数々のビザールすぎる描写、終盤の(やや強引な)怒涛の伏線回収、そして常人では到底思いつかない衝撃のラスト。最高の日本映画のひとつです。

恐竜・怪鳥の伝説(1977年製作の映画)

3.5

なぜかこのタイミングでTOKYO MXで放送されたため鑑賞。

いかにも70年代東映映画らしい味付けの怪獣映画。特撮はそれなりにクオリティー高くて楽しめた。70年代特有のジメジメした陰惨なムードや残酷
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8 1/2(1963年製作の映画)

4.5

アマプラで配信されていたので久しぶりに鑑賞。大学生の時に見たことがあり、その時はよく分からなくて退屈だと感じた記憶がある。大人になった今見返してみると、夢と現実の鮮やかな交差のさせ方に感嘆し、主人公の>>続きを読む

君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

想像以上にカオスな内容。

『風立ちぬ』に続き、タルコフスキー感強め。

ピラニア・ピラニア(1972年製作の映画)

3.5

ピラニアが人を襲うパニック映画を期待すると面食らう。実際はピラニアと呼ばれる凶暴な男が暴れるバイオレンスアクションなので、日本版DVDのジャケットは完全なる詐欺だ笑。

ではバイオレンスアクションとし
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Pearl パール(2022年製作の映画)

4.5

楽しみにしていた『X』の前日譚。前作で大暴れした殺人鬼ババア、パールの若かりし日々を描く。前作を見ずに見ても特に問題ない作りなのが良心的。

毒親持ちのサイコパス少女パールが狂って人を殺しまくるという
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マルチプル・マニアックス(1970年製作の映画)

5.0

ヤバいものを見てしまった。こういうのを見ると人生デタラメでもいいのかなと思えて楽になる笑。

ラストの虐殺からのロブスターからの大暴走は、あと100回ぐらい見たい。

片腕必殺剣(1967年製作の映画)

4.0

長らく存在は知っていながら未見だったジミーさんの出世作。アマプラで配信されていたので鑑賞いたしました。

片腕であることのハンディキャップを、父親の形見である折れた剣を使ってカバーするというアイデアが
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逢びき(1945年製作の映画)

4.5

話はシンプルな不倫ものだが、繊細な芝居と素晴らしい演出で名作たる所以がわかった。車窓からの妄想シーン、最後の駅のシーンは白眉で、その映画的ダイナミズムに圧倒される。人が恋に落ちる瞬間を捉えた長回しショ>>続きを読む

Wonder Women(原題)(1973年製作の映画)

4.0

フィリピンを舞台に、ナンシー・クワン率いる女だらけの暗殺部隊と諜報員の戦いを描く。フィリピンの街中をトゥクトゥクみたいな乗り物で爆走するチェイスシーンはなかなかの迫力。本物の闘鶏シーンがあるので鳥好き>>続きを読む

007/ユア・アイズ・オンリー(1981年製作の映画)

4.0

ロジャー・ムーアのボンドの中では最も好きな作品。後半の、肉体を使った泥臭いアクションがウリなのだろうが、個人的には前半の荒唐無稽なアクションが好み。特にスキーとバイク2台のチェイスシーンは、スピード感>>続きを読む

プライベート・パーツ(1972年製作の映画)

4.5

あの『デス・レース2000年』のポール・バーテル監督のデビュー作。最近、米国でBlu-rayが出たので鑑賞いたしました。

少女が逃げ込んだホテルは奇人変人変態が棲みつくヤバすぎるホテルだった…、とい
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バンブルビー(2018年製作の映画)

4.0

なんとなくNetflixで再生したら、意外と面白くて最後まで見てしまった。ヘイリー・スタインフェルドがはまり役で、好感が持てるキャラなのも良かった。監督は『KUBO』の人。あれも傑作だったな。

ゼイリブ(1988年製作の映画)

5.0

最高の映画のひとつ。国内盤の4KUHDで鑑賞したが、素晴らしい画質だ。

本当に恐ろしいのは宇宙人ではなく、自らの保身のために宇宙人に魂を売った一部の富裕層だろう。

ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3(2023年製作の映画)

4.5

相変わらずの面白さ!面白いんだけど、ロケットの回想シーンが胸糞&不快すぎて吐きそうになった。特にヴィランのキャラクターに関する演出や演技のつけ方は気持ち悪い。あんな上司がいたら、誰だって銃を向けたくな>>続きを読む

原始怪獣ドラゴドン(1956年製作の映画)

5.0

西部劇×怪獣映画という異色の作品。80分の上映時間で怪獣が登場するのは1時間経ってから。それまでは怪獣とはほとんど関係がない人間ドラマが延々と続く笑。子供の頃はこの人間ドラマが退屈で、怪獣が出るまでの>>続きを読む

人蛇大戦・蛇(1982年製作の映画)

4.0

自宅のテレビを49型液晶から55型有機ELに買い替えた記念に鑑賞。生きた蛇を叩き潰したり日本刀で切ったり火炎放射器で焼いたりする。現代では到底撮影不可能なヤバい映像のオンパレードだ。作り物の巨大蛇と蛇>>続きを読む

チェーン・リアクション(1980年製作の映画)

3.5

あの『マッドマックス』と出演者がかなり被っているカーアクション・スリラー。製作にはジョージ・ミラーが名を連ねる。主人公(『マッドマックス』のグース役の人)が核開発絡みの陰謀に巻き込まれる筋書きで、カー>>続きを読む

スカイ・ハイ(1975年製作の映画)

4.5

国内でBlu-rayが出たので購入。日本語吹き替えで鑑賞した。

吹き替えだとジグソーの主題歌がOP/ED以外にも使われていて、ここぞという場面で流れて盛り上げてくれる。特に後半のシドニー上空をハング
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吸血の群れ(1972年製作の映画)

3.5

ついに見た。爬虫類・両生類が好きなので、いろんな種類のヘビやトカゲが見られたのは大満足。カエルもたくさんピョンピョン飛び跳ねていてかわいい。ただし映画作品としてはかなりギルティーな出来なので、爬虫類・>>続きを読む

The Great Love of Count Dracula(英題)(1973年製作の映画)

4.0

女吸血鬼が登場する際の演出が『ワルプルギスの夜』っぽくて幻想的。ナッシーのドラキュラは似合ってないけど、本人が楽しそうなので微笑ましい。

さくらももこワールド ちびまる子ちゃん わたしの好きな歌(1992年製作の映画)

4.0

ちびまる子ちゃんとは思えないほど、サイケでカルトなドラッグムービー。ミュージカルシーンだけでも見る価値あり。

ラストの展開。今見るとこれを良きこととして演出しているのは少し抵抗があるが、軍馬として戦
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ベイビーわるきゅーれ 2ベイビー(2023年製作の映画)

4.5

安定の面白さ。ギャグもアクションも磨きがかかっていたと思う。今回かなりギャグ要素多めでゆるい無駄話も多いが、そんな中でも登場人物たちが「本気」になる瞬間をちゃんと演出しているので真剣に見られる。

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シン・仮面ライダー(2023年製作の映画)

4.0

風邪がほぼ治ったのでやっと見た。

思ったより王道というかド直球なヒーローもの。周りとうまくコミュニケーションが取れず、孤独を抱えたヒーローを池松壮亮がうまく表現していたと思う。飄々とした柄本佑との対
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