『ゴジラ−1.0』を鑑賞して久しぶりに見たくなったので見た。
−1.0に足りなかった都市破壊描写がこれでもかと詰まっていて、溜飲が下がる思い。東京蹂躙するならこれぐらい壊さないと。
石原さとみのル>>続きを読む
ヘリコプターのローターで頭部が粉砕する残酷描写が光る。カーク・ダグラスがフルチンで塩湖を走り回る悪夢のシーンは、パゾリーニ『テオレマ』を想起させる(同じイタリア映画だしね)。オカルトに原発を絡めるアイ>>続きを読む
大学生の時に本作を徹底的に考察したレポートをゼミの先生に絶賛されたことが、自分の人生における数少ない自慢できることのひとつ。
変な邦題がついているが、クリストファー・リーが中国人の悪の怪人フー・マンチューに扮するシリーズの4作目。監督はあのジェス・フランコ。
フランコ監督らしいユルユルの演出で、ジャングルの中でユルい格闘や>>続きを読む
放心状態。
「そうそうコレが見たかったのよ!!!監督わかってるぜ!!!!」と最高にブチ上がるプラスの感情と、「その演出は流石になくないすか監督︎!!!」というマイナスの感情に苛まれ、プラス×マイナス>>続きを読む
発売されたばかりの国内盤4KUHDで鑑賞。最近の映画かと見紛うほどの高画質。画面に映るものが目の前に存在しているんじゃないかと錯覚する。改めて見ると本作、防衛軍対ゴジラの攻防が結構多めなのがポイント高>>続きを読む
『ゾンゲリア』で知られるゲイリー・シャーマン監督のデビュー作。ロンドンの地下鉄に巣食う食人鬼の恐怖を描く。
特筆すべきは食人鬼の住処の腐臭が漂ってきそうな汚らしい描写。ネズミや蛆虫が湧き、肉が腐敗し>>続きを読む
アントニオ・マルゲリーティ監督の初期の代表作。朽ち果てた屋敷を訪れた男が、幽霊の女と恋に落ちるが…という筋書きのゴシックロマン。
真っ暗な屋敷の中を燭台を掲げながらウロウロする場面が多い。蝋燭の光が>>続きを読む
1980年代の韓国を舞台に、北朝鮮のスパイを炙り出そうとする韓国諜報員たちの激闘を描く。当時、韓国は軍事政権で民主化運動を弾圧していたという前知識は知っておきたい。映画はあくまで史実をベースにしたフィ>>続きを読む
『ローリングサンダー』と同じ主題歌で幕を開ける本作。ベトナム帰還兵が主人公の物語であることは共通しているが、作風はまったく異なる。あの『エクソシスト』の原作者が脚本・監督をつとめた、精神疾患の療養所を>>続きを読む
ギリアムやホドロフスキー、シュヴァンクマイエルあたりが好きな人はドンピシャでハマりそうな、シュールでダークなアート映画。
時代も空間も異なる世界を撮影や編集でシームレスに繋げながら、主人公の終わらな>>続きを読む
コンセクエンス見たから久しぶりに鑑賞。続編群に比べると見せ場の数も尺も普通で若干物足りない。あ、続編が異常なだけか。
シリーズ最長の上映時間に身構えたが杞憂だった。
増えた尺の大半が戦闘シーンに割かれていて好感が持てる作り。今回のアクションはタクティカルさよりも荒唐無稽に振り切っているが、これが個人的に無茶苦茶心地>>続きを読む
監督が『ピラニア3D』の人だからバカ映画かと思って見たが、意外にもちゃんとしたワニパニック映画で面白かった。『プライベート・ライアン』の狙撃兵バリー・ペッパーも酷い目に遭いながらも頑張った。
『グリズリー』や『地獄の門』など70年代のB級映画で活躍したクリストファー・ジョージが若かりし頃に出演したSFスパイもの。監督はあのウィリアム・キャッスル。
主人公の記憶を「再生」する場面のサイケデ>>続きを読む
Severin社よりBlu-rayが出たので鑑賞。素晴らしい画質!以前他社から出ていたDVDを所有してたが、全編にブラーがかかった書き出し設定をミスったような画質だったので、嬉しさもひとしお。
願わ>>続きを読む
ミッキー・ハージティ&リタ・カルデローニの『デリリウム』チームが贈るゴシックホラー。冒頭から異様な儀式が展開し引き込まれる。終盤は幻想的な魔女復活の儀式のシーンとコミカルな乱行シーンが交互に描かれ、頭>>続きを読む
あの『スナッフ』のマイケル・フィンドレイ監督作品。イエティが人を襲うパニック映画かと思いきや…ラスト10分で意外な展開を見せる。酷い出来なのは間違いないが、笑ってしまうほどの猛ダッシュで迫るイエティや>>続きを読む
インパクト大の邦題に惹かれて中古DVDを購入し鑑賞。
冒頭、いきなり全裸の男が海から出てきてブラジルの街を練り歩く。カメラはドン引きする街の人々を捉えていく。彼が何者なのかは一切説明されない。大事な>>続きを読む
午前十時の映画祭にて鑑賞。ハリーハウゼンの作品を映画館で観るのは初めてだが、クリーチャーたちのディテールがより鮮明に見え、迫力が増しているように思えた。伝説と化した骸骨剣士のシーンもさることながら、ハ>>続きを読む
渡瀬恒彦をボコる菅原文太がすごい迫力。人間関係や組織関係が複雑すぎて相関図がほしくなる。
シリーズの脚本家、笠原和夫さんは本作が映画として最も好きらしい。
千葉真一扮する大友勝利のインパクトが凄すぎてそちらに目が行きがちだが、やはり北大路欣也扮する山中の情念のドラマこそが、本作を名作たら>>続きを読む
久しぶりに鑑賞。改めて見ると、特撮を駆使した壮大なUFOの物語であると同時に、ミニマルな家族ドラマの側面を持っていることに気づく。父親が徐々に狂っていき家族が崩壊していく様子をユーモラスかつリアルに描>>続きを読む
改めて見ると目線カメラや長回しなど凝った撮影にデ・パルマみをかなり感じる。最近のシリーズでは当たり前になってしまった格闘やカーチェイスはなく、裏切りに次ぐ裏切りのスパイ戦で魅せる。
登場人物がことごとく変態なジャッロ。ここぞという場面で鳴り響くギターの音楽が良い。ミッキー・ハージディのいかにも変態な風貌、リタ・カルデローニの美貌も忘れ難い。
4KUHDで見た。グチョグチョがよりグチョグチョしていて最高。語彙力も崩壊するほどの圧倒的4K体験、最高っす。
本バージョンは初めて鑑賞。DVDで119分のコンチネンタル版を見まくっていたので、それより20分以上長い本バージョンはかなり新鮮だった。
全体的には各シーンの細々した部分がカットされていたという印象>>続きを読む
吹替シネマのBlu-rayで鑑賞。野沢那智様のデビッド・マッカラムは清廉な感じが出ていて良いですな。ヒロインが地味すぎて、同じ題材の『633爆撃隊』のマリア・ペルシーみたいなスター性皆無なのが場末感を>>続きを読む
国内盤Blu-rayが出たので購入して鑑賞。フランコ・ネロの暑苦しいほどの熱演に、カステラッリ監督の良い意味で荒削りな演出が相まって、奇跡的な傑作になった。アンジェリス兄弟の軽快かつ哀愁漂うサントラも>>続きを読む
前作『フォールアウト』が面白すぎたので結構期待して鑑賞。
趣向を凝らしたアクションの数々はかなりの見応え。特にバイクで崖を飛び降りるシーンはまさに息を呑む臨場感。助走のところから長回しで撮ってるのが>>続きを読む
久しぶりの鑑賞でしたが、やはり最高でした。
数々のビザールすぎる描写、終盤の(やや強引な)怒涛の伏線回収、そして常人では到底思いつかない衝撃のラスト。最高の日本映画のひとつです。
なぜかこのタイミングでTOKYO MXで放送されたため鑑賞。
いかにも70年代東映映画らしい味付けの怪獣映画。特撮はそれなりにクオリティー高くて楽しめた。70年代特有のジメジメした陰惨なムードや残酷>>続きを読む
アマプラで配信されていたので久しぶりに鑑賞。大学生の時に見たことがあり、その時はよく分からなくて退屈だと感じた記憶がある。大人になった今見返してみると、夢と現実の鮮やかな交差のさせ方に感嘆し、主人公の>>続きを読む