最近米国で4KUHDが出た、ダークでグロいファンタジー映画。4Kで見ると映像の作り込みの凄さに圧倒させられる。内容はかなり王道なドラゴン討伐もの。
アニマトロニクスとゴーモーションで描写されたドラゴ>>続きを読む
クライテリオン盤Blu-rayで久々の鑑賞。
とにかく特撮が派手で楽しい本作。中盤の米軍との戦闘や最後の都市破壊シーンは今見てもかなりの迫力だ。
通常兵器では歯が立たず、核兵器でも傷ひとつつかない>>続きを読む
素晴らしかった。スピルバーグの幼少期〜青年期をベースにした自伝的作品。
まず冒頭。親に連れられて見た映画の影響で、列車と車のクラッシュシーンを自宅で再現しようとする幼少期の主人公。私も子供の頃、怪獣>>続きを読む
カーペンター御大の私的最高傑作。90分というタイトな上映時間の中に御大の魅力が凝縮されている。乾いたバイオレンス描写も秀逸だが、哀愁漂う音楽と共に描写される黄昏時のLAの街並みが心に染みる。
アイス>>続きを読む
劇場公開時に散々酷評されていた伝説の作品。アマプラで配信されていたので鑑賞。
開始15分で挫折。翌日に再挑戦するも今度は5分で挫折。結局2週間ぐらいかけて最後まで見た。
コメディなのに1秒たりとも>>続きを読む
謎の訪問者によって崩壊していくブルジョワ一家を描いたパゾリーニ監督の名作。難解だが、パゾリーニ本人が執筆した原作では、全て丁寧に説明されているらしい。
左翼らしいブルジョワ批判や性の解放を描く一方、>>続きを読む
大学生の時、何かの輸入盤DVDに入ってた予告編を見てトラウマになっていた作品。雨に打たれた人が溶けていく様が脳裏に焼き付いていた。
それから10年あまり、是空さんからBlu-rayがリリースされたの>>続きを読む
33年のオリジナル版『キング・コング』を愛しすぎた男ピーター・ジャクソンが、愛が大きすぎるあまり大暴走してしまった、やりすぎ悪趣味超大作。中学生の時に映画館で見た際は、オリジナル版への敬意に満ちたシー>>続きを読む
157分という長尺に身構えたが杞憂だった。マエストロのサントラを聴いて育った人間にとって至福の時間。幼少期から晩年に至るまでを描きながら、あの名曲たちの誕生秘話もたっぷり。時には監督と衝突しながらも最>>続きを読む
リオのロケーションが素晴らしいジェス・フランコ作。最後の銃撃戦は銃から薬莢もマズルフラッシュも出ない省エネ仕様。しかしそれを補って余りあるほどのキッチュな描写がひたすら可笑しい。マリア・ローム、この手>>続きを読む
シリーズ中、唯一未見だった本作。宇宙人まで絡めた物語はかなーりしっちゃかめっちゃか。原爆から赤狩りから殺人アリから宇宙人まで、いろんな要素を詰め込みまくったせいで、肝心の恋人や息子との関係性があまり深>>続きを読む
クリストファー・リー主演の『怪人フー・マンチュー』でひと山当てたプロデューサーのハリー・アラン・タワーズが、同じサックス・ローマーの原作を映画化したパルプアクション。邦題にもなっている「美人殺人部隊」>>続きを読む
子供の頃からDVDで何度も観ていた作品。4Kデジタルリマスター版を劇場で鑑賞した。
発色と解像度が大幅に改善されたことで、暗く湿度の高い炭鉱から透き通るように青い大空へと展開していく映像のダイナミズ>>続きを読む
DVDを借りてきて深夜3時ごろに観て死にたくなった思い出の作品。久しぶりに全編鑑賞。初見時の衝撃には及ばないものの、相変わらず人を暗い気持ちにさせるパワーを感じた。終盤は死に近づく恐怖や絶望感がいやら>>続きを読む
『謎の下宿人』で一目惚れしたジョン・ブラーム監督作品。あらすじを読んで面白そうだと思い鑑賞しましたが、期待を裏切らない面白さ。回想の中の回想の中の回想というミルフィーユのような重層的な構造は、パゾリー>>続きを読む
とある離島に新婚旅行に訪れた男女の恐怖体験。半裸になり浜辺でうたた寝していた新妻が目を開けると、目の前には小汚いオッサンが!ここのオッサンのドアップがインパクト絶大でトラウマになりそう。1961年の映>>続きを読む
「切り裂きジャック」を題材にしたサスペンス。
こりゃ面白い。霧深いロンドン(セット?)を捉えた映像がムードありまくり。冒頭、夜の街をパトロールする警官たちをカメラが追うと、飲み屋から酔っ払い集団が出>>続きを読む
フリードキン監督のクライムアクション。LAの情景や全編を貫く疾走感のある演出が素晴らしい。特に人が走るシーンの躍動感のあるカメラワークが心地よい。カーアクションもさることながら、バイオレンス描写もかな>>続きを読む
公開当時、映画館で鑑賞した作品。手持ちの円盤を久しぶりに引っ張り出して鑑賞いたしました。
タランティーノ&ロドリゲスが火をつけたグラインドハウスブームの流れで制作された超絶俗悪映画。俗悪なのは描写だ>>続きを読む
戦争映画だが戦闘シーンは冒頭のみ。本編の大半は、6日間の休暇を与えられた主人公の兵士が、故郷の母の元へ帰る道中を描いたロードムービー。
主人公が道中会う様々な人間との交流を通して、戦禍の中を生き抜く>>続きを読む
『反撥』や『昼顔』から連綿と続く「女性の精神崩壊もの」系譜の傑作だった。リンチっぽいシーンもあり個人的には大満足。
ジョン・ウェインが晩年に出演したポリスアクション。巨匠ジョン・スタージェス監督の重厚な演出や、迫力あるカーアクションがGOOD!ラストの浜辺でのカーチェイスは他ではあまり見たことがなく新鮮だった。>>続きを読む
アメリカ史の汚点、サンドクリークの虐殺を描いた異色の西部劇。本編は男女2人のロードムービーを主軸としており、上映時間の大半はほのぼのした2人の夫婦漫才のようなかけ合いだ。
そこから一転、虐殺が描かれ>>続きを読む
『スター・ウォーズ』のデス・スター戦の元になった戦争映画。ナチのダムを攻撃する爆撃機隊の活躍を描く。
特殊な爆弾を低空飛行で投下し、水面を跳躍させながらダムの壁面にぶつけるという作戦。実験段階から訓>>続きを読む
初ルコント。エロジジイの妄想を超絶クオリティの演出と撮影で完全映画化!ってな作品かと思いきや、終盤の展開で持って行かれた。
「恋愛」がクロスワードパズルだとしたら、攻略の悦びの後には何が残るのだろう>>続きを読む
センス・オブ・ワンダーに溢れたイブ・メルキオールの最高傑作。理屈としてはおかしいのかもしれませんが、ラストのあの演出を思いついたのは天才としか。
フェティッシュ感溢れる仏製エロティックホラーで単なるポルノではない。バッキバキのキメ画の連続で、夢とも現実ともつかぬ幻想的なムードを堪能できる。監督と主演もこなすミシェル・ルモワン氏は変態か天才か。
ポール・ナッシーの狼男シリーズ第6弾。今度は「ジキル博士とハイド氏」とコラボ笑。ハイドに変身したナッシーが、ロンドンの夜の街を徘徊するシーンが最高だ。
『無敵のゴッドファーザー/ドラゴン世界を征く』>>続きを読む
ハリーハウゼンの長編で唯一未見だった本作。『キング・コング』のスタッフが再集結して制作した巨猿映画。大好きな『キング・コング』に比べて地味そうでなかなか食指が動かなかったのですが、ハリーハウゼンの職人>>続きを読む
女王蜂に奥田民生、麻倉未稀にスキヤキまで、まるで闇鍋のような一貫性のない選曲が、この映画を体現しているかのよう。アウトローたちの思惑が交錯する群像劇と、荒唐無稽なお馬鹿アクションがイマイチ噛み合ってい>>続きを読む
ジョーダン・ピール監督の新境地。前作や前々作は、謎解きのギミックや社会風刺が少々鼻につき楽しめないところがあったが、本作はギミック感が薄くなった分、パニック映画、モンスター映画に振り切っていて楽しめた>>続きを読む
宗教狂いのババアに監禁される若妻の恐怖を描いたハマープロ作品。ババアの宗教狂いぶりがよく描けていて怖い。拳銃持ちながら聖書を訓読する姿なんかヤバすぎ。そんなババアの意外な弱さが描かれる後半はかなり見入>>続きを読む
傑作『恐怖』のジミー・サングスターの脚本だけあって、二転三転のどんでん返しで楽しませてくれる。残念ながら、脚本の面白さにマイケル・カレラスの演出が追いついていない感じ。カレラスらしいエロスは盛り込まれ>>続きを読む