shinさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

ブラックボックス:音声分析捜査(2021年製作の映画)

3.9

なぜか実話作品だと勘違いして鑑賞しちゃった。観終わってからやっと気付いたけどフィクションでも十分面白かった。
解析捜査って映画もドラマもスリルあって面白い。
イヤホンの着脱音、解析ファイルの雑音、車内
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RUN/ラン(2020年製作の映画)

3.8

毒親物語。
歪みきった母性。母役のサラ・ポールソンごと嫌いになりそうなぐらい移入してしまった笑

この母親に対してどうにか死んでくれ、と90分の間に何度も願ったしイライラした。
のに楽しかった!
サク
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ミルク(2008年製作の映画)

3.5

ゲイが犯罪者扱いされていた時代、国/アメリカの実話。
ガス・ヴァン・サント、ショーン・ペン、ジョシュ・ブローリン。この強すぎる面々だけに釣られて買ったままだった作品。
牛乳に纏わる話かなって勘違いして
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自由への道(2022年製作の映画)

4.1

エイブラハム・リンカーンによる奴隷解放宣言、南北戦争の時代の話。WWⅠ以前の作品ってあまり観たことなかった。
単にウィル・スミスが観たかったんだけど、彼の演技だけ取ってもオススメできる。
黒人がどのよ
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Sharper:騙す人(2023年製作の映画)

4.4

ジュリアン・ムーア
セバスチャン・スタン
A24
スリラー
好きが詰まってた!久しぶりに夢中になれて面白かった。
割れた鏡をはめていくようなストーリー。だけど合わせ鏡になってるから余計に迷宮に入り込ん
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スリー・ビルボード(2017年製作の映画)

3.9

あらゆる感情の中で怒りが一番コントロールするの難しい気がする。雑草の根っこみたいに深く潜り込んで枝分かれ増殖していく。
「怒りは怒りを来す」
そんな中で赦すことの難しさ。

人間の愚かさと面白さを観れ
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セブンティーン・アゲイン(2009年製作の映画)

4.0

よくある若返り物語。でも面白い。自分だけ歳が戻っちゃうってところがいい。
基本コメディータッチだけど、人生はやり直しがきかないんだよなと痛感させられたりもした。

若い時って優先事項の付け方とか価値観
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フィフス・エレメント(1997年製作の映画)

3.5

『レオン』を感じる部分もあるし『LUCY』を感じる部分もある。リュック・ベッソン味溢れた古き良きSFアクション。
200年後もマクドナルドは健在。永遠になくなるはずがないというアメリカ人のマック愛を感
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シー・ユー・イエスタデイ(2019年製作の映画)

3.0

SFコメディ/B級映画
過去に戻って命を救えというド定番なストーリー。新鮮味は何もないんだけどそこに人種差別を盛り込んできた。
『隔たる世界の2人』に似た一方的な問題提起。
結局描きたかったのはタイム
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コンタクト(1997年製作の映画)

4.5

久々の映画!今年初映画は大好きなBluRayコレクションのひとつのコンタクト。
ロマンしかない。
不思議な追体験をさせてくれる。
ハッキリした答えはないのはJ・J・エイブラムス × スピルバーグの『ス
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友だちのうちはどこ?(1987年製作の映画)

4.0

『風のふくまま』のアッバス・キアロスタミ監督作品。
これがどういう意味で繋がっているのか分からないけど3部作らしい。

ひたすら同級生の家を探し回る話。
理由は間違えて持ち帰った同級生のノートを返すた
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神が描くは曲線で(2022年製作の映画)

4.3

2時間半で躊躇してたけど面白かった!ネトフリオリジナルで久しぶりの良作。
ここまで不思議の国に迷い込む作品はなかなか無い。

監督、脚本のオリオル・パウロは頭が良すぎる。
過去作『ロスト・ボディ』『嵐
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ディスタービア(2007年製作の映画)

2.4

何も捻りのないサスペンス。
アーロン・ヨーがいいキャラしてた。
音楽と効果音がもう少しまともだったら…

ネトフリの「ティーン向け」ってジャンル分けは割と的確だった。

プロジェクト・アルマナック(2014年製作の映画)

3.8

10前死んだ親父が残したのはタイムマシンの原型。それを完成させてしまった学生達によるSFコメディ。
大味すぎる脚本とプロット/タイムパラドックスなんだけど、タイムトラベル系はやっぱり嫌いになれない。
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ボーン・アルティメイタム(2007年製作の映画)

4.2

まさか前作の「Get some rest, Pam. You look tired.」が伏線になってたとは…
この構成は面白すぎる。
ボーンのスマートな立ち回りとアクションシーンは見惚れる。
何回でも
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ボーン・スプレマシー(2004年製作の映画)

3.9

前作よりさらにボーンの内面を掘り下げてるのが面白い。主要キャスト続投なのも良い。
アクション映画のカーチェイスってあまり好きじゃないんだけど臨場感あって好き。

ラストの
「Get some rest
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ボーン・アイデンティティー(2002年製作の映画)

3.9

マット・デイモンといえばこれ。
暗殺者物でありながらリアリズムに拘った演出と常に謎が漂うジメッとした雰囲気が好き。
この作品がなかったらマット・デイモンはどうなっていたのかな。

アイ・アム・レジェンド(2007年製作の映画)

3.9

ウィル・スミスでまず思い浮かべる作品がこの映画。映画に興味持ち始めた頃の作品だからかな。個人的に彼の全盛期で本当にかっこいい。

アスファルトを突き破る雑草、野生化したニューヨークがたまらない。今見て
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トロール(2022年製作の映画)

2.4

「ノルウェーのゴジラ」
ゴジラというより指輪物語のドワーフ族。酒豪炭鉱夫っぽさあって破壊力/迫力控えめで怖くは無い。

トロールなんてタイトル見たら観ずにはいられなかった。
もちろん内容はネットスラン
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記憶の夜(2017年製作の映画)

3.2

記憶喪失系スリラー。よくあるやつ。
演技うまいしつまらなくないんだけど落ち/種明かしが長くてくどさ感じた。
もっとスマートに終わってくれた方が好みだった。

ムーンフォール(2021年製作の映画)

2.2

久々に具合悪くなるやつ観た。
B級映画なのかシンプルにクソ映画なのかわからなくて具合悪い。
宇宙でえぐい未確認生命体を目の前に「なんだろう?」は冷静すぎるよ。そんでやれやれとばかりにヘルメットを被る。
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リトル・シングス(2021年製作の映画)

4.3

これは好きなサスペンスドラマ。
途中安っぽい展開はもあるけどラストがとにかく好み。モヤモヤしたままのエンドクレジットは "その後" の想像/考察が捗って好き。

デンゼル・ワシントンはずっと観ていたい
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6日間(2017年製作の映画)

3.5

1980年駐英イラン大使館占拠事件の映画化。
慈悲ある交渉人役のマーク・ストロングがハマり役だった。
テロを起こさなければ悲痛な叫びは届かない。テログループの背景を調べると同情の余地はあったけれど、テ
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その住人たちは(2020年製作の映画)

3.8

スペイン戦後のスペイン映画。
最近ハマってるサスペンス。
妬みの暴走。スペイン映画って人間の感情表現がうまいなー。
解せないラストも好きだった。

生活水準落とせない気持ちは分かるな。衣食は落とせても
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最悪の選択 Calibre(2018年製作の映画)

3.7

鹿のつもりが子供を誤射。そうはならんやろ、から始まるスリラー。先が読めなかったし結果的に良質スリラーだった。
誤射後の行動は非人道的なんだけど自分だったら?と考えると彼らの行動を完全否定はできない恐ろ
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運命のイタズラ(2022年製作の映画)

3.9

空き巣と家主が鉢合わせスリラー。

まさにタイトル通りの作品。事実は小説よりも奇なり。無駄に展開予想したお陰で逆に楽しめた。
海外のガラスって薄っぺらいの多いからあの手の事故って多いんだよね。

ジェ
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ブラック・フォン(2022年製作の映画)

3.1

イーサン・ホークの怪演を見たくて。
所謂ファンタジーホラー。
ストーリーに現実味が皆無なのでファンタジー味を楽しめるか楽しめないかで評価が分かれそう。
ご都合主義溢れるプロットも自分には合わず……
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レイモンド&レイ(2022年製作の映画)

3.8

血の繋がりとはなにか、人との繋がりとはなにか、みたいな映画。
自分もそうだったけどやっぱり子供時代の親父の影響はばかでかい。

牧師「このタイミングで手紙を渡せと言われた」
2人が来てくれるのを分かっ
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その道の向こうに(2022年製作の映画)

3.9

A24。
お互いに心や体に傷を抱えている女性帰還兵と自動車整備士の話。
人間関係が希薄になりがちな今の世の中に対して何が大切かを思い起こさせるような作品だった。
原題「Causeway」 横道の水面
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グッド・ナース(2022年製作の映画)

3.6

病棟で立て続けに起こる不審死を追った実話。
チャーリーは神にでもなった気分で繰り返していたんだろうか。
病院の保身と隠蔽も怖すぎる。
同僚を演じたジェシカ・チャステインの演技ほんとすき。

孤独とか悲
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ライダーズ・オブ・ジャスティス(2020年製作の映画)

3.6

マッツによる復讐劇にしてまさかのクリスマス映画。振り返ると背徳感ぶっこわれアクションだけどコメディーとして観ればそこも面白い。

オットーの統計学/確率論が大好きだった。
「あの時こうしてれば」が通用
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ザ・ストレンジャー:見知らぬ男(2022年製作の映画)

4.0

2002年に起きた少年の失踪の真相を追った実話。
ジョエル・エドガートン
ショーン・ハリス
ダブル主演のこの2人の演技があまりにも素晴らしすぎた。
暗い雰囲気の中、淡々と進むストーリーではあるけれど、
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モーリタニアン 黒塗りの記録(2021年製作の映画)

3.9

実話。モハメドゥの強い精神力が暴いた米国の闇。
「自分だったら無理」の一言に限る。特に勝訴後の7年……無理無理。マルセイユ側に堕ちる自信がある。

俳優陣の演技は最高に良かったし、史実として衝撃的な内
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ドリーム(2016年製作の映画)

4.5

1961年、NASAで計算手として働く女性3人を主軸とした実話。
誰にでもおすすめできる映画。
NASAの物語、3人の絆、周囲との人間関係。これがバランスよく、テンポよく描かれていて面白かった。
3人
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消えない罪(2021年製作の映画)

3.0

観始め直後に真相がわかってしまう見せ方で残念。
アメリカにおける前科者の社会復帰の難しさを浮き彫りにしてくるんだけど、同時に色んな人々の感情を見せ付けてくるから複雑な気持ちにしかならなかった。
同情を
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ビハインド・ザ・サン(2001年製作の映画)

4.0

人生の意味を問われるブラジル映画。
生まれながらにして土地を巡る争いに巻き込まれ育ってきた3人の兄弟。
敵対一家への復讐と、さらにその報復されることを義務とし死を待つ兄トーニョ。
胸糞悪すぎる悪習。
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