ツキツキさんの映画レビュー・感想・評価

ツキツキ

ツキツキ

3-4x10月(1990年製作の映画)

3.5

いわゆる北野武的な映画の原点といえる
笑いと不条理
何の価値もない物語
脈絡のなさ

カメラワークが凝られている

嵐ケ丘/嵐が丘(1939年製作の映画)

3.9

原作未読だが監督がワイラーなのと
傑作として名高い原作に釣られて購入
非凡な物語だった
胸を打たれた
映像もワイラーらしい手堅いショットで
音響も当時のオーソドックスではあるがテクいこともしてて面白か
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菊次郎の夏(1999年製作の映画)

3.9

 かなりビートたけしだった
 フレームを利用した笑いが愉快だった

あの夏、いちばん静かな海。(1991年製作の映画)

4.3

北野武の映画は彼や彼の映画の人物の顔立ちのように端正だ。

天はすべて許し給う/天が許し給うすべて(1955年製作の映画)

3.5

テンポが速すぎて
独特
映像がケバい
粘っこい物語なのに退屈しなかった

ビートルズ/イエロー・サブマリン(1968年製作の映画)

4.3

音楽だけの映画ではない
さくらももこの美術っぽいなって感じた

グランド・ホテル(1932年製作の映画)

4.7

今まで観た映画の中で最も感動した物語だ
一種の不条理劇のようにも感じた
資本家にあまりにも憐れが無さすぎる
恋愛と欠乏と虚飾

暗黒街の顔役(1932年製作の映画)

4.0

ギャング映画の古典
もちろんお約束も守ってた
映像は30年代の品質ではない
カーチェイスシーンの迫力たるや
銃撃シーンもなかなか
所々で出る孤独感や寂寥感が良いアクセントになっているが
基本はコメディ
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エロ将軍と二十一人の愛妾(1972年製作の映画)

3.4

ダッチの使い方が面白かった
ラストのベットシーンのショットは雑だった

自由を我等に(1931年製作の映画)

3.2

機械化されていった社会を反映した作品にはなっている
『モダン・タイムス』も併せて観たい

國民の創生(1915年製作の映画)

1.9

冒頭30分くらいから1時間30分くらいまで寝た
サイレント映画に慣れてないと辛い
最後らへんは慣れたから普通に観れた
本当に酷いレイシストの映画だが、作り手の才能が抜きん出てるがために終始KKKの応援
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ジャズ・シンガー(1927年製作の映画)

4.9

音と映像の調和の仕方が素晴らしい
最近それが自分の命題になってるからってのもある
照明がこの年代の中でもトップレベルの美しさで、初のトーキー以上の価値のある映画だった

ベイビーわるきゅーれ 2ベイビー(2023年製作の映画)

4.1

映像的には前作の方が面白かった
最終決戦の緊迫感も設定でデバフを与えなければ成立しないような感じだった
音響も前作よりはましだけど、クリアな音声とはいえない
選曲や曲をかけるタイミングはとても良かった
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ベイビーわるきゅーれ ナイスデイズ(2024年製作の映画)

3.6

無印版のみ鑑賞済み
相変らず伊澤彩織の殺陣が凄いが髙石あかりの成長ぶりに驚かされた
製作費の潤沢さも感じられてそれなりに満足した
ただ金はあるが時間はない現場だったのかな、と感じた
ところどころに違和
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べイビーわるきゅーれ(2021年製作の映画)

4.4

邦画どころか今まで観たアクション映画のなかで一番良かった
間の取り方も演技も映像構成もスッと入ってきて英語世界にのめり込まされた
観ていて気持ちよかった
人物も魅力的だしドラマも語れてる
気だるそうな
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バットマン ビギンズ(2005年製作の映画)

2.4

出来は微妙だが脚本は流石
初めての大作だからコントロールが上手く取れなかったのだろう
特に映像がノーランらしくなかった
ボーンが流行ってた時期だから仕方ないかもだけどショットの持続時間が短すぎる
クロ
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ピクニック(1936年製作の映画)

4.4

美しい映像詩
この時代に自然の中でここまで美しいパンを撮るというルノワール
カメラの流麗さが並みじゃない
詩情を強く感じた

捕えられた伍長 4Kレストア(1962年製作の映画)

4.7

理想を追求するのが難しい世界で理想を持ち続ける人間の姿を象徴的に描いていた起きている出来事は割と酷いのにそうは見せない
フランス人がドイツに迎合したり
裏で蠢く何かが生死を分けたり
死だったり
例え忌
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コルドリエ博士の遺言 4K レストア(1959年製作の映画)

4.6

初めて観たがジャン・ルノワールは凄い
古典的なのに瑞々しい
流麗なカメラワークとカット割で映画にどっぷり浸かれた
欲と倫理の闘争
ジキルハイドから更に踏み込んできたように感じる

燃ゆる女の肖像(2019年製作の映画)

4.9

映像がキマってた
音が作品に適した包括度だった
導入と終焉が美しかった
終わりのショットはいやらしいくらい露骨だったけど誤魔化し切れた
官能的なシークエンスも何故かケバくなってない
恋愛映画の中で一番
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ダンボ(1941年製作の映画)

-

観たけど幼かったから覚えていない
まな観たい

Exposé du film annonce du film Scénario(原題)(2024年製作の映画)

2.5

暫定評価(一般公開後に改めて感想を書く
爆睡してしまった
疲れていたのだと思う
少ない機会だっただけに申し訳ない
覚えているのは『奇妙な戦争』の赤のない絵
『シナリオ』以上に言葉で伝えているように感じ
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Scénarios(原題)(2024年製作の映画)

3.6

『イメージの本』などと同じく過去作の引用から成るこの映画は、
僕にとっては今までで一番つまらなかったゴダール映画だった
私は明らかな困惑とカオス以上の恐怖と虚飾を感じた
過去の作品の死のショットの引用
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ジョーカー:フォリ・ア・ドゥ(2024年製作の映画)

4.2

一作目より面白かった
厨二病めいてないところが
ミュージカル映画としても凄く良かった
あくまでジョークなんだよということを懇切丁寧に表現していた
ミュージカルが過多かなと思ったが
ミュージカル映画とし
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インターステラー(2014年製作の映画)

4.1

1回目(2024.10.26,U-NEXTにて)
最高のSF映画

2回目
この映画が自分にとって今までで最高のSF映画であることに変わりはないが、2回目の鑑賞によってそもそもSF映画にそこまで惹かれ
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