Np2さんの映画レビュー・感想・評価

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アイアンクロー(2023年製作の映画)

3.7

遺伝するプロレス、信仰心、不運。ショッキングなシーンもありつつ、上品で静かな語り口というイメージ。オッペンハイマーに続き、これもまた終わり方が良い。

オッペンハイマー(2023年製作の映画)

3.9

構成がすげ〜上手くて、終わり方が完璧すぎる。ノーランってやっぱめちゃ賢い感じすか?というアホの感想

夜明けのすべて(2024年製作の映画)

3.9

生きづらさと生きる、その果てのなさへの絶望、互いを知ろうとする努力、そしてささやかなユーモア。
この監督の映画好きだ、映像も脚本も。
職場の人たちがいい人たちすぎて、レンタルビデオ屋のバイトを鬱病で辞
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鮫肌男と桃尻女(1998年製作の映画)

3.6

銃声と共に流れ出す音楽ではじまるのがめちゃくちゃ最高、おしゃれだな〜。(めずらしく良い意味で)タランティーノみたいだ。
浅野忠信が良すぎるのは言うまでもないが、追っ手のやくざたちもファッションセンスが
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アメリカン・フィクション(2023年製作の映画)

3.5

おもしろいな〜

これを評価しても評価しなくてもアカデミー賞はバカにされる、ウエストランドの漫才みて〜な映画

哀れなるものたち(2023年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

めっちゃ大好き
ロマンチックでクラシカルな映像とヘンテコな音楽で綴る女性の冒険譚。
大事なのは、私たちのラブリーなクリトリスは私たちが自分で守るってこと!

女囚さそり けもの部屋(1973年製作の映画)

3.1

展開に無茶がありすぎる。安定の梶芽衣子。この監督は本当に女のことをよくわかってるな〜

かっけぇ同士(2022年製作の映画)

3.6

たまんね〜!!最高かい。
ゆるめのスクールカーストで上位の萩原と、下位なんだろうけど物怖じしない井口。爽やかな友情最高かい。
東京の高校生は高円寺に古着見に行ったりできるんだな〜と思って、地方出身者と
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(2023年製作の映画)

3.2

ウェスアンダーソンの撮り方やっぱり好きだな〜、ロケじゃなくてセットでも上手に使うとむしろ魅力になるわね

天使のはらわた 赤い眩暈(1988年製作の映画)

3.7

天使のはらわたシリーズって本当にハズレないかもしれない。絶望の果てにある交わりの生命力、いつか終わると分かっている夢の逃避行、間違った愛の報い。すべてが過ちでしかないのに、村木と名美が愛おしい。
「も
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PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

3.9

平山の日常(と、わずかな非日常)の美しさに胸を打たれながらも、ブルーワーカーの「足るを知る」ですら金儲けに使われる構造のグロさのあいだでもがく。年末の休暇に映画館へ出向いて1900円払う人間は、こんな>>続きを読む

天使のはらわた 赤い淫画(1981年製作の映画)

4.4

すばらしすぎる。赤い教室、名美と観てきたけれど名作シリーズもの(?)への熱い期待すら軽々超えてくる。
展開が早くて良い意味でファスト。始まり方のカッコよさに痺れる間も無く、走るシーンやコタツなど良い画
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春の画 SHUNGA(2023年製作の映画)

3.5

当時の春画の意義、職人の技術、生命のエネルギーとしての明るいエロス、楽しみ方など情報量がすごい。でもドキュメンタリーで121分は長くない!?!?

花弁のしずく(1972年製作の映画)

3.2

このレビューはネタバレを含みます

性暴力を受けた女性の再生の物語。ロマンポルノにしては話重ためか。
クライマックスの濡れ場を金魚の水槽越しに映すこのセンス、やはり田中登よ。医者とユキエの心が通っていく様をもうすこしじっくり見たかったな
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復讐は囁きにのせて(2023年製作の映画)

3.6

こういう、次いつどこで観れるかわからない、下手したらもはや最後のチャンスかもしれない映画を観に行けることが東京に住む唯一のメリットだと思う。

面白かったな〜。みんなで良い作品つくるぞ!ていう遅れてき
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(2023年製作の映画)

3.5

めっちゃ金かけたコメディ。
加瀬亮がよすぎる。衣装もインテリアもぴったりハマってて惚れ惚れした、最高…

ザ・キラー(2023年製作の映画)

3.6

現代化した殺し屋の仕事ぶりを見られるのは良かったけど、恋人(?)の存在による陳腐さは否めない感。マック食べてアマゾンで買い物して他者も愛す、庶民的な殺し屋。ファスベンダーの語りとthe smithsが>>続きを読む

ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)

3.2

ちょうどいいポップコーンムービー、ゴジラのシーンはめっちゃテンション上がった。ドラマは期待以下。

悪い子バビー/アブノーマル(1994年製作の映画)

4.0

前半は最悪で後半は悲しくて、まるでいいことなんて起きないのに最高の映画。すべてが歪んでて、わずかな優しさすらよく味わうと悲しい。
バビーは悪い子、バビーは赤ちゃん、学習中のAI。そのバビーがサンプラー
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aftersun/アフターサン(2022年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

大人になっていく娘と、大人というには未熟な父親。
カラムは大人でいることが怖かったんだと思う、疲れてもいたし、「あ〜なんかもう無理!!!!!このままだと狂っちゃうんですけど!?!?」みたいな瞬間がめっ
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次元大介(2023年製作の映画)

3.2

ハードボイルド気取ったって殻割ったらプルン生卵(出典:ARuFa)じゃないの〜、どうせなら子どもは入れずに大人だけの世界で見たかったわね〜

たばこのパッケージが全部古くて異常なこだわりを感じた

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現代やくざ 人斬り与太(1972年製作の映画)

3.4

椅子振り回して戦ったり街中走り回ったり、元気いっぱい菅原文太。
渚まゆみ出演シーンがとにかく良くて、「誰の血だって赤いんだ」からの背中合わせで眠る画なんて最高よね。
火を囲んで死んだ仲間の写真を回す場
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エドワード・ヤンの恋愛時代 4K レストア版(1994年製作の映画)

3.4

人がどんどん無職になっていく大無職時代
ストーリーはまったく面白さがわからず、しかしタクシーの車内や暗闇で話す二人の影を映した映像はさすがとしか言いようがない

ツィゴイネルワイゼン(1980年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

遊び心満載の撮り方、増村の盲獣と対をなす視覚の性愛。
粗野で下品なのにセクシーなナカサゴ、これは女殺しですわね。
ナカサゴがぶん投げた上着を回収して着てる青地がいちばん意味わからんかった

「気は確か
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骸骨の踊り(1929年製作の映画)

3.7

アニメも音もめちゃくちゃよい
不吉なモチーフが好きなので、骸骨とか黒猫とかフクロウとかいっぱい見られてウレシ
背骨を木琴に見立てるのウケた、しゃれてるぜ

ドッグ・イート・ドッグ(2016年製作の映画)

3.1

倫理観と忍耐力が全く無い三人組なので倫理観と忍耐力が全く無い時にちょうどいい映画
会話の内容とかトリップシーンの編集がスベってて「おじいちゃん無理しないで〜」みたいな気持ちになる、ポールシュレイダーは
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エゴイスト(2023年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

上品で上質

与えるという愛をゲイの交際関係を通じて描いたのが秀逸だった、ゲイの肉体関係には痛みを伴うけど、それが相手の快感ならば、という愛。それは二人の体現してきたものそのものだと思った

与えるの
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クエンティン・タランティーノ 映画に愛された男(2019年製作の映画)

3.6

映画オタクのヒーローですわ〜
編集が上手くて過去作のシーン交えながら俳優陣の話聞けるのめっちゃよかった
ワインスタインの話は無視するんだろうなと思ってたんだけどまったくそんなことなく、扱おうという気概
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バービー(2023年製作の映画)

4.3

これみんなに見てほし〜よマジで!!!社会的弱者であることの苦しみってクソしんどいけど戦うことをやめちゃダメなのよ〜マジでさ、過去の戦いのおかげで現在の人権があるし、いま戦うことは自分たちのために、そし>>続きを読む

シャークトパスVS狼鯨(2015年製作の映画)

1.5

こんなB級がシリーズものなわけないと思ってたら三作目でウケた
ガバガバ科学

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