マエストロRさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

マエストロR

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ブロークバック・マウンテン(2005年製作の映画)

3.8

☆雑感
①ヒース・レジャーの演技の幅に驚嘆。本作では影のある情緒不安定気味の青年役だが、同一人物があのジョーカーにもなるのか!と。
②LGBT関連作品では、作者が意図的に男らしさや女らしさといった通俗
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アルゴ(2012年製作の映画)

3.5

☆概要
1978年1月にイラン革命が勃発し、翌年アメリカ大使館が占拠される。当面逃げることができた大使館職員は6名いたが、依然危険な状態。そこでCIAは『アルゴ』という架空の映画撮影スタッフを装って救
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素敵なサプライズ ブリュッセルの奇妙な代理店(2015年製作の映画)

3.5

☆雑感
①自身の偏愛領域ゆえかもしれないが、太宰の貴族像を色々連想した。「鷹揚」「虚無感」等のキーワード。感情を失っている点からは『斜陽』の直治の手記といった具合。
②ある人に言わせれば「優しくて賢く
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gifted/ギフテッド(2017年製作の映画)

3.5

☆概要
歴史に名を刻みうる天才児に周囲の大人はどう接するべきか。フランクは姉の遺児で数学の天才のメアリーを小学校入学まで普通に育ててきたが、厳格な英才教育を施すべきだとする母イヴリンから親権をめぐる法
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隣人は静かに笑う(1999年製作の映画)

4.5

☆概要
「お隣に変な人が住んでいます、何やら不穏なことを企んでいるようです」と誰かが言っているのを聞いたらどう反応するだろうか?その人に身内の不幸があった直後だったとしたら?「考えすぎでしょう」「疲れ
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フォロウィング(1998年製作の映画)

3.8

☆概要
作家志望の貧乏青年ビルはネタ探しのためランダムに街行く人を尾行していたが、一線は越えないよう自制していた。しかしある日、コブという危険な匂いのする男に尾行を察知され詰問されたところから歯車が狂
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ギルバート・グレイプ(1993年製作の映画)

3.6

☆雑感
①まだ10代のレオナルド・ディカプリオが天真爛漫な知的障害者を好演。語弊があるかもしれないが、これだけでも一見の価値アリ。
②体重250キロで引きこもりの母親とその行く末など、極端な話も多い。
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謝罪の王様(2013年製作の映画)

2.5

☆概要
「謝罪」なるものに対し、誰しもある種の歯痒さや胡散臭さを感じているのではないか。例えば以下のように。

・謝罪なんて押し付けだ。
・謝罪なんて茶番だ。
・謝罪なんて一種の儀式だ。
・謝罪なんて
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ミニオンズ(2015年製作の映画)

1.0

自分には合わなかった…。

1968年という年代設定でラブ&ピースやらヒッピーやらが出てくるので、そういう文化に思い入れがある人は楽しめるかもしれない。

バタバタ走り回る➡ずっこける➡ケケケ笑いとい
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ペット(2016年製作の映画)

3.0

☆雑感
①濃いキャラの動物がたくさん登場。各々ルックスを見るだけでも楽しげ🎶。でも短い時間に詰めこみ過ぎて消化不良感もある。小説でも映画でも枠に対する登場キャラ人数相場があるかと思うが、そういうことを
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スパイ・レジェンド(2014年製作の映画)

3.2

☆雑感
①厚めの唇が魅惑的な東欧美人オルガ・キュリレンコ。本作でも影のある東欧美人の役柄。素性については序盤で察しがつく。
②ありがちなCIA陰謀モノ。ドラマ『24』シリーズでもあったような話がチラホ
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幸せへのキセキ(2011年製作の映画)

3.5

☆雑感
①動物園再生と母親を亡くした家族の再生をかけあわせたような話。展開は王道。
②おませ気味で何かと察しのよい女の子役(マギー・エリザベス・ジョーンズ)が良い味を出している。くしゃっとした小動物的
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ジオストーム(2017年製作の映画)

3.0

☆概要
「ダッチボーイ」という人工衛星で地球の気象はコントロールされていたが、ある日その衛星が暴走を始め、世界各地で壊滅的な異常気象が発生。

☆雑感
①CGは迫力がある。が、同種の優れた先行作品があ
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青春の輝き(1992年製作の映画)

3.0

☆雑感
①不当な差別を受ける側が才気溢れるナイスガイであるのに対し,差別をする側は極めつけの卑劣漢という極端な設定。典型的「人権番組」のような作りとなっている。
②差別問題に関する教科書的な話が多い。
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ホワイト・プリンセス(2004年製作の映画)

3.1

☆概要
大統領の娘(ケイティ・ホームズ)が遠方の大学に進学し、初めて親元を離れて寮生活をすることになる。パパラッチにも護衛にも付きまとわれ窮屈な思いを強いられる中、同じ寮の体育会系好青年にめぐり合い…
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アメイジング・スパイダーマン2(2014年製作の映画)

3.0

☆雑感
①CGの迫力はある。
②不遇かつ思い込みが激しいタイプの人間が何らかのアクシデントで「覚醒」するお約束。
③昔のディカプリオを病的にしたような若社長もなかなか…。
④グウェン・ステイシーがちょ
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ヒットラー(2003年製作の映画)

3.5

過去鑑賞記録。

ヒットラー側近衆についての知識が当時あまりなく、レームとゲッベルスについては今なおこの映画の印象が強い。

ダム・キーパー(2013年製作の映画)

4.0

☆概要
どうぶつたちが暮らす街に,有害な「黒い霧」を風車で散らすダムがある。そのダムは,訳あって子ブタちゃんが一匹だけで管理・運営している。子ブタちゃんは理不尽にも疎まれ蔑まれ,学校では陰惨ななイジメ
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アンストッパブル(2010年製作の映画)

3.5

☆雑感
①クリストファー・ノーラン監督が推す作品の一つらしいということで鑑賞。
②三浦綾子の『塩狩峠』みたいな話なのかと先入観を持っていたが…近からず遠からず??いずれにせよ『ダークナイト・ライジング
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パッセンジャーズ(2008年製作の映画)

3.5

☆雑感
①評判が悪い(?)割には佳作。『鉄道員(ぽっぽや)』ブームの頃、作者の浅田氏自身が語ったような「お涙系を狙ってやった感」があるにはあるが、たまにはそういう趣向も悪くない。
②主人公の周囲に次々
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シャーロットのおくりもの(2006年製作の映画)

2.0

☆雑感
①子供向け感動ストーリー??ストーリー自体は悪くなさそうなのだが…。
②テンポが悪く、短めの尺にも関わらず長く感じる。
③動物のルックスが妙にリアル志向で、ネズミやカラスあたりは正直言って気持
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パニック・フライト(2005年製作の映画)

3.5

☆概要
要人暗殺を目論む一味の一人であるジャック(キリアン・マーフィ)と飛行機で乗り合わせてしまったリサ(レイチェル・マクアダムス)。乗り合わせたのはどうも暗殺集団の計画の一環のようだ。ジャックはリサ
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永遠に美しく…(1992年製作の映画)

3.0

たしか『ブラックジャック』の人面瘡の回で「医者は病気や怪我を治せても醜い心は治せない」といった名セリフがあったが、本作のテーマとも似ている部分があるように感じた。

キャストはやたら豪華だが、自分には
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メカニック ワールドミッション(2016年製作の映画)

3.0

事故死に見せかけた暗殺を専門とする凄腕仕事人「メカニック」。ある武器商人が商売敵を消すために、人質(ジェシカ・アルバ)を楯にメカニックのビショップ(ジェイソン・ステイサム)を雇う話。

セクシー・ハゲ
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赤毛のアン(2015年製作の映画)

3.5

最新の『赤毛のアン』三部作の一作目。

本来はルックスがあまりよくない設定であるはずのアンだが,歴代の映像作品では諸般の事情からか可愛らしい子役が起用され続けていて,本作もまた然り。でもそれはそれで魅
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ジョニー・イングリッシュ アナログの逆襲(2018年製作の映画)

3.4

2018/11/10
ノエビアスタジアム神戸でイニエスタ&ポドルスキ&トーレス揃い踏みを観に行くも不完全燃焼。その帰りに本作鑑賞。

007のパロディをMr.ビーン風にやってみたというような作品。全能
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フライトプラン(2005年製作の映画)

3.0

飛行機の中で娘が行方不明になった。母親(ジョディ・フォスター)は必死で探そうとするが、騒げば騒ぐほど妄想扱いされるなどの憂き目にあう。そもそも娘は搭乗していない疑惑まで浮上して…というサスペンス。>>続きを読む

バトルフロント(2013年製作の映画)

3.5

ジェイソン・ステイサム演じるマッチョ主人公が麻薬捜査官を引退し、田舎で娘と静かに暮らそうとするも、麻薬絡みの騒動に巻き込まれてしまい闘う話。

そもそもステイサムのファンしか観ない類いの作品かと思われ
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アクトレス 女たちの舞台(2014年製作の映画)

3.3

社会的地位のある中年女性ヘレナが若い女性シグリッドに恋をして破滅する『マローヤの蛇』という劇中劇で、中年女優マリア(ジュリエット・ビノシュ)は20年前にシグリッド役で一世を風靡したのであったが、このた>>続きを読む

鑑定士と顔のない依頼人(2013年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

偏屈な腕利き鑑定士の爺(ジェフリー・ラッシュ)を複数人でよってたかって騙してハメる話。

ストーリー自体は後味が悪く個人的に好きになれないが、技巧面が突出して精緻。現代の映像芸術の到達点と言っても過言
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くまのアーネストおじさんとセレスティーヌ(2012年製作の映画)

3.5

鈍重だが心優しく、音楽を愛でるクマ🐻のアーネスト。好奇心旺盛でお転婆だが、絵が得意なネズミ🐭のセレスティーヌ。二人とも属する社会でははぐれ者。クマ🐻とネズミ🐭は互いに偏見を拗らせに拗らせて忌み嫌いあっ>>続きを読む

アンダーワールド ブラッド・ウォーズ(2016年製作の映画)

3.0

『アンダーワールド』シリーズ5作目。3作目、4作目は未鑑賞だが何とかなった。

ヴァンパイア👿vsライカン🐺(狼人間)の抗争の話。逆賊として追われていたセリーン(ケイト・ベッキンセイル)がヴァンパイア
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デビル(2010年製作の映画)

3.0

ワケアリ風の男女5人が故障したエレベータに閉じ込められる。断続的に停電が起こり、その度に1人ずつ変死していく。一体誰が、何のために??という話。

シャマラン氏が絡んでいるだけで、そもそも怪奇現象の原
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アンダーワールド(2003年製作の映画)

3.0

観たことはあったはずだが、内容を思い出せないので再鑑賞。

ヴァンパイアvsライカン(狼人間)の抗争の話。互いの種が混ざることについての禁忌が根底にある。

ゴシックテイストの世界観。ストーリーに目新
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ルーム(2015年製作の映画)

3.8

女子高生ジョイが男に誘拐され小屋に監禁される。監禁2年目にはジャックを出産。監禁7年目に脱出成功。そこから母子ともに社会適応していき、精神的にもその小屋から訣別するまでが描かれる。

母親にとってはた
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エルム街の悪夢(2010年製作の映画)

3.0

リメイク版の本作のみ鑑賞。有名なカギ爪フレディの話。

無実なのに袋叩きにされたなら怨霊化するのも無理はないと思わせておいて…、やっぱりやっていたのね…。