Jimmyさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

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風立ちぬ(1976年製作の映画)

2.8

学生時代に“山口百恵おっかけ”していた頃(1976年)に公開映画館で観た「山口百恵主演作」、47年ぶりに鑑賞🎥

堀辰雄原作の病弱少女と彼女と惚れ合う青年の戦時中恋愛もの東宝作品。
病弱少女を演じる山
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生きる LIVING(2022年製作の映画)

1.0

このレビューはネタバレを含みます

TOHOシネマズ日比谷にて鑑賞。

黒澤明監督の『生きる』を学生時代に初めて観てから何度も何度も観てきた者にとっては、このイギリス版リメイク作品は「やはり、あの最高傑作の足元にも及ばないもの」であった
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トプカピ(1964年製作の映画)

3.5

クライマックスは盛り上がって面白いジュールス・ダッシン監督による泥棒映画の佳作✨
コミカル的なエピソードを散りばめながら、「ほうほう、これを狙っているんだ…」と思わせといて、具体的な盗みの方法は終盤で
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しあわせはどこに(1956年製作の映画)

4.5

神保町シアター「恋する女優 芦川いづみ」特集上映にて鑑賞2本目🎥

こんなに楽しい映画をスクリーンで観ることが出来て、とても嬉しい‼️
スクリーンを観ながら感動してボロボロ涙する……幸せ😊

物語は
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学生野郎と娘たち(1960年製作の映画)

2.5

神保町シアター「恋する女優 芦川いづみ」特集上映にて(勝手に2本立ての)1本目🎥

中平康監督作品の芦川いづみ主演映画なので期待したが、実に不愉快な映画に見えた😔

1960年の激動時代、ものすごい
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ソドムとゴモラ(1961年製作の映画)

3.5

堕落の都ソドムとゴモラが神の怒りによって崩壊する運命へ、そこを舞台に謀略や戦闘シーンなど交えながら描かれたロバート・アルドリッチ監督による娯楽作🎥

冒頭タイトルロールでは、「監督…ロバート・アルドリ
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マンハッタンの二人の男(1958年製作の映画)

3.5

ジャン=ピエール・メルヴィル監督によるノワール映画…ということなので観てみたら、失踪男を探すドラマではあるが、ジャーナリストのモラルを問う映画であった🎥

国連会議にフランス代表が欠席したため、記者と
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シン・仮面ライダー(2023年製作の映画)

3.5

ユナイテッドシネマ浦和にて鑑賞🎥

庵野秀明監督にほぼ近い年齢、「仮面ライダー」TV放映リアルタイム世代にとって、驚きの展開だった😳⚡⚡
(もっと若い方々にも、驚きだったかも…)

昨日(3月17日)
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わたしの幸せな結婚(2023年製作の映画)

4.0

映画館に行って突然観た映画😆w
予告編も見ておらず、内容も出演者も知らずに映画を観たのは、久しぶり🤣笑笑

そしたら、実相寺昭雄監督の『帝都物語』ワールドに「メロドラマ要素プラス」したような面白い映画
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幽霊は臆病者(1944年製作の映画)

4.0

恐ろしいはずの幽霊が実は臆病で……という、けっこう笑える幽霊コメディ😄笑
「臆病者の貴族」と「成仏できずにいる臆病者の幽霊」を演じたチャールズ・ロートンがイイ味出している😊
ジュールス・ダッシン監督が
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再会のパリ(1942年製作の映画)

3.5

ジョーン・クロフォードの強さが前面に出た作品で、彼女のキャスティングはフィットしているジュールス・ダッシン監督作🎥
冒頭クレジットに、「製作:ジョセフ・L・マンキーウィッツ」との表記あり。

1940
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花婿来たる(1951年製作の映画)

4.0

観るとハートが温まるようなフランク・キャプラ監督の微笑ましい恋愛映画💗

新聞記者ピート(ビング・クロスビー)はパリ駐在で孤児たちの幸せを願いながら記事を書いていたが、3年ぶりにボストンへ帰ることとな
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フェイブルマンズ(2022年製作の映画)

3.5

TOHOシネマズ上野にて鑑賞🎥

スティーヴン・スピルバーグ監督が自ら取り上げた自伝的映画。
監督の少年時代における「夢と闇」を描いた作品であるが、なかなか面白かった。
演じた少年も、スピルバーグに雰
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笑う相続人(1933年製作の映画)

3.5

相続人問題と恋愛問題などを絡ませながら、なかなか楽しく観られるマックス・オフュルス監督のドイツ(ウーファ)時代のコメディ映画😄

列車で「2社のワイン(ボッケルマンorシュテュム)どちらにするか?」を
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フィラデルフィア(1993年製作の映画)

3.0

有能弁護士だった男が、ホモセクシャルであったが故にエイズ罹患した。彼にエイズ症状があらわれてから弁護士事務所を解雇されて、「エイズになったための解雇は不当」と裁判を起こす社会派映画。
エイズ弁護士を演
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男の争い(1955年製作の映画)

5.0

全編にわたって緊迫感が続く、ジュールス・ダッシン監督の傑作ノワール😎✨
とりわけ、無音の強盗シーンは緊迫感ハンパない‼️

トニーなる男が知人ジョーと会い、トニーは5年間刑務所にいたこと、ジョーの罪ま
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月よりの使者(1954年製作の映画)

3.0

若尾文子出演映画の未見作だったが、「正式デビュー3年目の出演作なのでチョイ役かな?」と思ったら、主演は山本富士子の映画で若尾文子登場シーンはほどほど…😆笑
でも、とても若くて可愛い若尾文子が見られたの
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明日はない(1939年製作の映画)

4.0

かつて愛し合った男と女が再会して、その離れていた時間に起きたツライことは置いといて「束の間の本当の愛を望む女」を見事に描いたマックス・オフュルス監督の佳作✨

パリの片隅のキャバレーで、ヌード・ダンサ
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ヨシワラ(1936年製作の映画)

3.0

本作でも、「外国人が見て描く日本の風景」が変すぎて笑える😆
フリッツ・ラング監督『ハラキリ』などでも不思議な日本が描かれていたが、外国人が独自の日本を描くと可笑しな珍品映画になる…😄笑

冒頭テロップ
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ファースト・ワイフ・クラブ(1996年製作の映画)

3.0

ゴールディ・ホーン、ダイアン・キートン、ベット・ミドラーといった往年のベテラン女優共演コメディ映画(^-^)

劇中でも年増女を演じていて、それぞれが尽くした夫がいて、夫たちが若い女と浮気したため、3
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ゴールド・ディガース(1933年製作の映画)

3.6

あの『フットライト・パレード』同様、ミュージカル・コレオグラファーの手腕冴えたバスビー・バークレーが見せる映画。
監督はマーヴィン・ルロイ🎥

やはり見どころは、大人数ダンサーによるレビュー🎶
暗闇で
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エンパイア・オブ・ライト(2022年製作の映画)

2.7

ユナイテッドシネマ浦和にて鑑賞🎥

予告編を見て「映画館での映画だから…」と公開初日に観に行ったら、エピソード詰め込み過ぎのサム・メンデス監督作品🎥
映し出される様々なシーンは、撮影監督ロジャー・ディ
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カティンの森(2007年製作の映画)

2.5

アンジェイ・ワイダ監督が描いた「カティンの森事件」、渾身の一作🎥
確かに、ワイダ監督の力作であるが、個人的には迫力あり過ぎる虐殺事件でリアル過ぎるので、観終わって力が抜けてしまう…(^^;

冒頭テロ
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来るべき世界(1936年製作の映画)

3.2

H.G.ウェルズ原作を得て、ウィリアム・キャメロン・メンジーズ監督が作り上げたSF映画大作🎥

原作者H.G.ウェルズ自らの脚本は、世界大戦で壊滅的なイギリスの一都市を舞台とし、前半は戦争色の濃い作風
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エッセンシャル・キリング(2010年製作の映画)

3.5

ある男が逃げて逃げて逃げまくる物語。
とにかく「自分が生き延びること」しか考えていない男は、ヘリコプターや兵士や犬の群れに追われても逃げる。他人を殺しても逃げていく……。
イエジー・スコリモフスキ監督
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怒れ毒蛇 目撃者を消せ(1974年製作の映画)

4.0

シネマヴェーラ渋谷(井上梅次監督特集)にて鑑賞🎥

コブラ刑事の異名を持つ男(田宮二郎)が、殺人事件の目撃者を殺そうとするワル達から目撃者の女性(奈良富士子)を守りながら、ワルの助っ人の香港カンフー女
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父子草(1967年製作の映画)

4.3

映画タイトル『父子草』はナデシコの別名らしいが、中年労働者と予備校生が出会って喧嘩から始まって、赤の他人の二人が親子のような親近感を……という内容にピッタリだと思う🙂

赤の他人の労働者を渥美清、予備
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ジャグラー/ニューヨーク25時(1980年製作の映画)

4.0

初見は1980年8月名画座(池袋テアトルダイヤ)、VHSレンタルして43年ぶりに鑑賞🎥

ニューヨークのブロンクス地区は怖くて近づけなかったエリアだが、そこを舞台に、娘を誘拐された元警官が犯人逮捕に走
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スタジオは大騒ぎ(1956年製作の映画)

2.5

若尾文子出演作だが、最近発売された「赤い天使<4K版> Blu-ray」に、蔵出し映画として発売されるまで「作品名はBlu-ray購入してのお楽しみ」とされていたのが本作🎥
ただ、1時間前後の映画を同
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黒の死球(1963年製作の映画)

3.0

大映の“黒”シリーズ第4作🎥
野球スカウトマンのスカウト合戦のさなか、1人のスカウトマンが死亡して、自殺か殺人か?という物語になっていく映画😎

宇津井健がスカウト役、死んだ先輩スカウトマンの娘=藤由
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裏階段(1965年製作の映画)

5.0

ビックリ仰天のトンデモ映画で、この上なく面白かった‼️😄ww
井上梅次監督で田宮二郎主演の大映映画だが、東宝の司葉子主演……という珍しい組み合わせなので観てみたら、「圧倒的美人女優」+「怪しい登場人物
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ダイ・ハード/ラスト・デイ(2012年製作の映画)

3.0

映画「ダイ・ハード」シリーズ第5作にして最終作🎥
長年にわたり、「ダイ・ハードなジョン・マクレーン刑事」を演じて、先日 引退したブルース・ウィリスに拍手を送りたい👏

ただ、この最終作、確かにアクショ
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ダイ・ハード4.0(2007年製作の映画)

4.0

超久しぶりに観た。やっぱり面白い!……というか、日本公開2007年、十数年ぶりじゃあ忘れてる😆笑
まぁ、絶対に死なないマクレーン刑事=ブルース・ウィリスだから、安心感のあるヒヤヒヤ感(?)とド派手なア
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永遠のガビー(1934年製作の映画)

4.3

マックス・オフュルスが唯一イタリアで監督した映画🎥
ある綺麗な女性が男性たちを次々と魅了して彼等を破滅に導く「美貌は罪?」的な物語を鮮やかに見せてくれる佳作✨

邦題にある女性ガビー(イザ・ミランダ)
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イニシェリン島の精霊(2022年製作の映画)

4.0

ユナイテッドシネマ浦和にて鑑賞🎥

風光明媚な小さい島を舞台に、2人のおじさんが仲違いするが、この喧嘩に対比させるようにアイルランド内戦を描いているのが凄い!
マーティン・マクドナー監督、3枚の看板に
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総進撃(1970年製作の映画)

1.2

第一次世界大戦におけるイタリア軍vsオーストリア軍の戦いを描きながら、軍隊における理想主義の在り方・挫折、無謀な「総進撃」を指示する上官こそが「真の敵ではないか?」といったメッセージ性を持ったフランチ>>続きを読む