うん、いい映画を観た、という幸福感を味わえる。
ストーリーは割と単純ではあるものの、すべての登場人物が、背景を持った個人として立ち上がってくるところが魅力的で、人間の描き方が実にフランス映画らしい。>>続きを読む
「原爆の父」の物語ではなく、ナチスドイツの脅威が高まる時代に、ユダヤ系アメリカ人として生きた、有能で、傲慢で、気位が高くて、自己憐憫的で、衝動的で、政府と権力を疑わなかった科学者の青年から壮年までの物>>続きを読む
小説とアートと哲学が融合したような作品。映像も音楽も凄くよかった。
飲み屋のお兄さんが、気負いなく当たり前に言う「野球と宗教は人それぞれ」という台詞と、主人公が、痛みを痛みとしてちゃんと自分の中に引>>続きを読む
1941年。
臨時にロンドンに拠点を移していた、チェコスロバキア政府の命を受けた7人の青年による、ナチスドイツの第3権力者と言われたハイドリヒの暗殺。
実話に基づくストーリーだけど、英雄譚ではない。>>続きを読む
まずもって俳優陣が豪華。
それに負けない脚本の素晴らしさ。
コロナで改めて観たけれど、ストーリーを知っていても、改めて面白かった。
この作品が2011年公開というのが凄い。
宮崎駿作品の集大成というか、あちこちにこれまでの作品の哲学が顕れている。
タイトルと相俟って、この作品は、宮崎駿からの2023年を生きる我々に対する問いかけだと思う。
巨大な力の前で、間違っていることを間違っていると言い、行動に出ることが社会的に抹殺されるリスクを伴うという現実。
彼女の尊厳が回復されたこと、そして、最後のカメラに向かった強い視線に救われた。
彼女>>続きを読む
家族に対しても、仕事も性愛も、自分のやり方で対処する、自己憐憫とは対極の生き方。
幼い頃の壮絶な体験を生き延びて、そうならざるを得なかったのだろうけれど、それでも、それは彼女が勝ち取った生き方なんだろ>>続きを読む
もう何度観たか分からない、大好きなSFコメディ!!
ナンセンスでバカらしくて、最高に面白い。
Simon PeggとNick Frostの組合わせは最強。
SF映画の傑作。
惑星間の重力差と時間の流れの違い、時空間次元の交錯、人としての葛藤。とにかく、脚本と構成が素晴らしい。
何度観ても楽しめる作品。
人の哀しみ、愉しみ、憤り、滑稽さが詰まった愛すべき作品。
脚本といい、テンポといい、全体のトーンといい、万人受けはしないだろうけど、日常から距離を置きたいときにお勧め。
決して目を逸らしてはならないホロコーストの現実。
とにかく観て欲しい。
高校の授業で見せてくれた現代社会の先生にはすごく感謝してる。
個人的にこの時代を題材にした作品が好きで、いくつも観ている中、特にお勧めの傑作。
ストーリー展開としての盛り上がりは少ないけれど、自分と社会に誠実であろうとした切迫感と、張り詰めた緊張感。
生き方を問>>続きを読む