しょうさんの映画レビュー・感想・評価 - 8ページ目

ZOO(1985年製作の映画)

3.4

どうしてもシンメトリーな画にしたいふたごと腐の暴力

本作は画と美術が本当に素晴らしい

特に主人公も二子でありながら構図も見事なくらいにシンメトリーの連発

無駄なショットは省かれてこれぞと言ったも
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隠された記憶(2005年製作の映画)

3.5

間接的に精神を殺されてく主人公同様に見てるこちらも過去から精神を殺されていく作品だった

やはりハネケは意地悪

ラストの解釈はいろいろあるみたいだが、自分はストレートにそのままが結論だと思う

みん
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こちらあみ子(2022年製作の映画)

3.1

原作を読んでたからこそ楽しめた作品だった

読んでなかったらかなり人を選ぶ作品かなと

忠実に再現されていたが、やはり原作同様にあみ子の少し他とは違う子供というのには感情移入はできないもののその言動を
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最後の賭け(1997年製作の映画)

3.5

普通に面白い

だけど大きな盛り上がりはこれといってなく展開は微妙

シャブロル作品どれにも思うのだが、ラストがどれも好きで印象に残る

終わりよければ・・・を常に体現させてくれるような監督だなと
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主婦マリーがしたこと(1988年製作の映画)

3.8

オチが非常に考えさせられるし当時の男尊女卑の酷さを強く感じる

ただの犯罪ものかと思いきや終盤には社会問題に切り込むとても秀逸な作品であった

トップガン マーヴェリック(2022年製作の映画)

3.2

前半から中盤にかけてはこれといって刺さる部分がなかった

正直1と変わらないようなテンションと1を見てきた人向けのファンサービスを感じてしまった

人間関係もこの手のものでは王道的で目新しさは感じられ
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愛・アマチュア(1994年製作の映画)

3.9

ビジュが天才すぎて頭痛が起きたね

展開もラストも好き

めちゃくちゃに好き

オールド(2021年製作の映画)

3.6

良い

かなり笑いに近い面白さを感じた

単純にラストがとても好き

ドッグヴィル(2003年製作の映画)

3.9

久々の鑑賞

素晴らしいがすぎるね

ほんと

最高ですよ

沈黙(1962年製作の映画)

3.6

説明台詞や演出を極力省いて作られて、起きたことやあるものだけが映し出される

その中にある不気味さがとてもいい雰囲気を醸し出していた

このどこを切り取っても絵になる美しさは白黒映画だからできたことな
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石の微笑(2004年製作の映画)

3.4

悪魔と契約したような話だった

地下=闇堕ちといったようなわかりやすいメタファーの数々とそれに準えて見事に異常な愛を共有してしまう様は見事

オチを知っていたらそれまでのいくつかのシーンがゾクゾクッと
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テナント/恐怖を借りた男(1976年製作の映画)

3.6

面白い!!!

変態性のある作品でポランスキーらしさは十分感じられた

やっぱ彼はどうかしてる

かなり内容も面白くて精神の異常のきたしかたがまぁ気持ち悪い(褒めてる

「反撥」「ローズマリーの赤ちゃ
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セコンド/アーサー・ハミルトンからトニー・ウィルソンへの転身(1966年製作の映画)

3.7

最初から最後まで全く飽きずに見入ってしまった

これは面白い

自分は自分であり続けたいと強く思える作品だった

ピアニスト(2001年製作の映画)

4.0

8年ぶりくらいに再鑑賞

素晴らしい

抑圧されてきた主人公の歪んだ異常性癖の爆発

その目標のためならば他人を傷つけても構わないという精神が既に恐怖

少し長い作品ではあるがずっと飽きずにずっとのめ
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甘い罠(2000年製作の映画)

3.8

少しオチは弱いと感じたが全体的に良質

ユペールの演技はやはりピカイチで怖い人間を演じさせたら一級だなと

自分もよく物を落とすのでミカには共感しました

成功の甘き香り(1957年製作の映画)

3.5

ジャーナリストの暗い部分が見える社会派ドラマ

コンパクトなロケーションながらもグッと入り込めるストーリーが良質だった

71フラグメンツ(1994年製作の映画)

3.5

断片的なそれぞれの生活はバラバラのパズルのように映し出される

それが偶然揃ってしまうことによる事件

見てる側と作品の距離が近くなったり遠くなったりと目まぐるしい映像の切り替えと演出が面白い

その
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影なき狙撃者(1962年製作の映画)

3.6

面白い!

所々本当に恐怖を感じた

前半中盤にフリが効いてるぶんラストのシークエンスが非常に楽しめたのは良かった

中盤少し退屈はしてしまったが...


アイデア、展開共にとても満足できる作品です
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野獣死すべし(1969年製作の映画)

3.4

最大の暴力は最初に終わった

全体を通してそこまで大きなアクションがあるわけではないがどこか見えない暴力的なものをひしひしと感じる

男の一人称ミステリーというか復讐劇は思ったよりも綺麗で美しいなと感
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何がジェーンに起ったか?(1962年製作の映画)

3.9

退行

非常に怖い。非常に。

本作を見ていて何度もゾクゾクした

それと同時に最初から最後までずっと楽しかった

演技、展開、カメラワーク、音楽全てが飽きない

本当に素晴らしい作品を見れました

アングスト/不安(1983年製作の映画)

3.5

気持ち悪い

殺人鬼の思想を延々と聞きながら殺人の過程を淡々と見せつけられる

カメラワークから音から演技から全てから不安を感じさせる演出は素晴らしかった

思ったよりグロくなかったし目を背けるところ
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SNS-少女たちの10日間-(2020年製作の映画)

3.6

男って本当にこーゆー人多いんだろうなって改めて思う

小児性愛者ではないけど自分の性欲のために子供に性虐待をする人

ほんと気持ち悪い

アンテベラム(2020年製作の映画)

3.6

なるぼど

事前情報なしで見た方がいいという意味がわかった

たしかにこの作りは面白い

セリーヌとジュリーは舟でゆく(1974年製作の映画)

3.7

面白い

まず驚いたのがかなりコメディでファンタジーだったこと

不思議な2人の会話はとても独特で後半になるにつれて息があっていくのがとても楽しかったラスト30分なんてめちゃくちゃ笑った

そして本作
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エイジ・オブ・イノセンス/汚れなき情事(1993年製作の映画)

3.5

中学生ぶりに鑑賞

ウィノナ・ライダーを愛でて尊敬する映画

上流階級版グッドフェローズといったところだろうか

しかしグッドフェローズみたいに盛り上がりと転落は描かれない

非常にジメッとして静寂だ
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沈黙の女/ロウフィールド館の惨劇(1995年製作の映画)

4.0

これはたまんない

イザベル・ユペールの狂気さがとても好きだった

障害を隠す女性の精神的な窮屈さと不快感をイザベル・ユペールがトリガーとなって解放するとても気持ちのいい話

チップとデールの大作戦 レスキュー・レンジャーズ(2022年製作の映画)

3.7

コラボ、イースターエッグ、パロディ、オマージュ、ブラックコメディ、皮肉

その全てが綺麗

目まぐるしいほどに画面を埋め尽くす数々の作品のキャラクターたちを大事にしているのがわかるし、それを自虐や皮肉
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流浪の月(2022年製作の映画)

3.4

このレビューはネタバレを含みます

横浜流星の演技良かったけど亮は痛みを感じながら死んでほしかった

彼だけはこの物語で唯一「不」にしか導かない悪魔のような存在

偽善の愛で生粋のメンヘラDV気質は開始すぐにわかりそれが最後まで変わるこ
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ハケンアニメ!(2022年製作の映画)

3.7

非常に娯楽性の高い作品だった

アニメ制作の大変さを十分に感じれながらいい具合のオーバー演出でわかりやすく楽しくもある

変に気になるところもなくフラットに面白い作品だったと思う

自分は個人で絵を描
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