せきねさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

せきね

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グレイマン(2022年製作の映画)

3.0

無秩序な悪に、屈するな。

長年仕えてきた組織に疑いを持ちはじめた瞬間から、味方が敵になる。

煙の爆発の中での格闘は、今までありそうでなかった気がして新しいなと思いました。
お気に入りのようで、作中
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美しすぎる裸婦(2018年製作の映画)

4.0

芸術に、悪気はない。

芸術家って本当にどこまでも純粋なんだなって思いました。
芸術の追求に妥協が無さすぎて、普通の人から見たら理解できないことまでしてしまうけれど、一切悪気はないんですね。

愛も、
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ザ・ハリウッド(2013年製作の映画)

1.0

男の嫉妬は、画にならない。

彼女の浮気に嫉妬しまくり男が暴走する、それだけでしたね。

やるならもっと陰湿で、狂気じみた嫉妬を見せてほしかったです。

目を背けたくなるほどの何か。
この監督変態すぎ
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記者たち~衝撃と畏怖の真実~(2017年製作の映画)

3.0

真実を、真実と決定するモノはなにか。

金になる嘘、多くの命を救う真実。

この作品で語られていることを真実だと決定するならば、人類が歴史から学ぶなんてことは永遠にできないでしょうね。

大きな力に惑
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A.I.ライジング(2018年製作の映画)

1.0

アンドロイドに、愛を知ってほしい。

ブレない男の行動には、さすがのアンドロイドも惚れるっていう感じの作品ですかね。

抽象的な映像美がこれでもかと挟まってきますが、あまり効果的ではなかったです。
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フェイク・クライム(2010年製作の映画)

4.0

本当の人生を見つけたとき、人は変われる。

何かから逃げて、恐れて、気づかないうちに人生は終わっていく。
まるで最初からそんな人生を望んでいたかのように。
どのタイミングでもいいと思います。
本当はど
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THE GUILTY/ギルティ(2018年製作の映画)

4.0

救いたい、救いたいだけなんだ。

序盤からどこか嫌な感じのある主人公。
なぜ苛立っているのか、その理由は徐々に明らかになっていくのですが、少しスロースタートな気がしました。

親切にもう少し早めに説明
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ディヴァイド(2011年製作の映画)

2.0

精神の崩壊した人間、それは人か、獣か。

地下シェルターに閉じ込められて食料が尽きていくという流れ。

極限の状態の中で、人間関係が変化していきます。
でも緊迫感が出そうで出てない。
展開も、この設定
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イコライザー2(2018年製作の映画)

4.0

暗躍する、圧倒的正義。

本線のストーリーはもしかしたらそこまでなのかも知れません。

ですが並行して進む、アートの才能がある不良青年が真っ当な道を歩み始めるというサイドストーリーが素晴らしかったです
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ブラック・シー(2014年製作の映画)

2.0

絶望の深海で選べ、金塊か、命か。

金に目が眩んだ人間がどうなるのか、もっとそこを追求して描いたほうが良かったように思います。
全然足りなかったです。

潜水艦という究極の密室で、人間の狂気の限界を見
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レディ・イン・ザ・ウォーター(2006年製作の映画)

4.0

大人たちよ、おとぎ話を本気で信じる童心はあるか。

1つの目的の為にみんなで協力する。
助けたい、守りたい、そんな優しい心が全開の作品ですね。

協力するみんなが最初は仲が悪い設定にして、そういう描写
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母なる証明(2009年製作の映画)

4.0

息子の為なら何でもする、母親だもの。

息子への異常なまでの愛が、もう1つの現実をもぎ取る。

ストーリーは素晴らしかったですね。

2009年の公開ながら昭和の日本映画のような演出が古臭く感じました
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ロキシー(2016年製作の映画)

1.0

ほんの少しの出来心が、運命を歪める。

終盤手前までは、ベタですが爽やかで気持ちのいいラブストーリーですね。
もうそのまま終わったほうが良かったくらい終盤が雑すぎました。

手下が戻ってこないのに一切
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アウトランダー(2008年製作の映画)

2.0

ごめんオレやばいの連れて来ちゃった、うん、熊よりもっとやばいの。

高度な文明の宇宙船が西暦800年くらいの地球に墜落。
そこはヴァイキングが支配している土地。
こんな感じで設定は相当いけそうなのに少
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インフェルノ(2016年製作の映画)

3.0

人類を救う方法と人類を救う行動が、せめぎ合う。

遠い未来の命と、今の命なら、今目の前にある命を救いたい。
そんな風に思いました。

人の信念を否定するわけではないですけれど、今この時、みんなで地球の
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108時間(2018年製作の映画)

2.0

演技か、憑依か、それとも狂気か。

108時間眠らないと人はどうなるのか?を単純に期待しましたが、そこの映像化には成功してないのかもなと思いました。

幻覚ってことにしてめちゃくちゃにしてやれではなく
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TAXi ダイヤモンド・ミッション(2018年製作の映画)

4.0

愛すべきマヌケ達が、決める。

コメディタッチの小ネタには基本笑わないんですけど、いやぁこれは良かったですね。

表彰式のシーンで1番デカい人が、真顔でめっちゃ長い鼻水出してて、自然と吹き出してる自分
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ジョン・ウィック:チャプター2(2016年製作の映画)

3.0

街中、殺し屋だらけ。

ガンアクションのクオリティは前作から据え置き。

これだけの腕がありながら感情に任せて掟を破っちゃうって、かなり無理くりだなと思いました。
話を続ける為だけのような。

殺し屋
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ジョン・ウィック(2014年製作の映画)

3.0

因果応報を、ギリで躱せ。

やられたからやり返すっていうシンプルなストーリーで、分かりやすくまとまってるのが良かったです。

冒頭の絶対に怒らせちゃいけない奴を怒らせちゃった感じもゾクゾクしました。
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テスラ エジソンが恐れた天才(2020年製作の映画)

3.0

実現できないのなら、口だけで終わる。

実現しないと、人は信じない。

アイデアは思いついただけじゃダメなんだ。
形にして人に影響を与えてはじめて、アイデアなんだ。

メッセージは強いです。
ただ映画
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シンクロニシティ(2015年製作の映画)

2.0

偉大な研究よりも、恋愛のほうが楽しくなっちゃった。

タイムリープと見せかけて、厳密に言うとパラレルワールドの過去というアイデアは恐怖も感じられて良かった。
それをただ説明するだけなのが残念です。
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ミュータント・タートルズ(2014年製作の映画)

3.0

もうずっとクライマックスですや〜〜ん!

次から次へとやってくるギリギリの状況を、乗り越える乗り越える。

アクションの引き出し全部開けましたぐらいのいろんな角度の展開。
本当に凄いと思うので、だから
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オールド(2021年製作の映画)

3.0

過ぎ去っていく人生を受け入れたとき、大切な何かを見つける。

起こる全てに理由があって、作品の中で全て説明してくれます。
それが気持ち良くもあり、もっと得体の知れない何かを欲している自分もあり。

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トリハダ 劇場版(2012年製作の映画)

2.0

一線を越え続ける女達。

演技や描写を分かりやすくしすぎてる気がします。
わざとくさい感じ。

いや、でもそれがいいのか!
このわざとくささが不気味な空気感出してるのか!
オーバーなんだけど無機質みた
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バスターズ(2012年製作の映画)

3.0

ルールを守ってたら、やってられない。

機動隊員として、感情剥き出しの暴徒を相手にどう対処すればいいのか?

プライベートな問題も抱えながら国の為に働く警官達が描かれています。

リアルさを追求した渋
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インモラル・ルーム(2018年製作の映画)

1.0

田舎すぎてやることないから、変な趣味やってます。

浅いアイデア1発モノ。

長く付き合ってきた彼氏の手の感触とか文字と全然違うはずなのに気付かないのは、けっこう無理あるなと思いました。

風景は良い
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英雄都市(2018年製作の映画)

4.0

尽くせ、人のために。

ワルが変わって弱い立場の人達を助けるようになる、王道ストーリーをまんま行く感じです。
それが良すぎました。

途中から、裏切らないでそのまんま来て!そのまんま!
で、真っ直ぐ来
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PMC ザ・バンカー(2018年製作の映画)

4.0

極限の状況で正しい選択なんてない、それでも決断しろ。

緊迫感、ストーリー展開、感情の揺さぶり、かなり凄めです。
これは【SUGOME】出ちゃいましたね。

傭兵達がターゲット確保に頑張るっていう本線
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ダーク・スクール(2018年製作の映画)

3.0

才能は降りてくるモノじゃない、もうすでに宿っている。

自分の道を見つけろ。
そのやり遂げる才能で。

不良少女達が学園に集められる冒頭はすごいワクワクします。
そこからの展開はワンパンチ足りない印象
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テール しっぽのある美女(2012年製作の映画)

3.0

その美女は、人間より無邪気。

設定が突拍子もないファンタジーではないので良い。
人間とは別の進化を遂げた種族ということで、実際にいてもおかしくない気がしてきます。

この思いっきり夢を描くよりも、リ
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ザ・ゲーム(2008年製作の映画)

3.0

最高の財産は、健康な肉体。

大富豪のおじいちゃんと貧乏な若者が、お金と若さを賭けてゲーム。

健康や若さとお金を天秤にかけたようなメッセージなので、感じるモノは強かったですね。

何気ない日常がどれ
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ブルーバレンタイン(2010年製作の映画)

2.0

愛は、本当は続きたい。

他の家族とは少しだけ違う。
何かが徐々に蓄積されていって、あるとき限界が来る。

嫌なとこ言って、言ってくれたら直すから。とかそういうことじゃないんだよね、愛って。
そんな愛
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ライアー・ハウス(2012年製作の映画)

3.0

執念深い女が、一番怖い。

話がよく練られていてテンポも良かったです。

この変に感情を揺さぶらないで、普通に楽しませてくれるっていうのが意外と大切だと思います。
良い映画でした。

オール・イズ・ロスト 最後の手紙(2013年製作の映画)

4.0

もうダメだと思った次の瞬間から、生命は輝く。

一人彷徨う、広い広い、広い海のうえで。

夜の海って、そのまま引きずり込まれそうな恐怖を感じるときがありますよね。

それを遥かに超える恐怖、絶望の連続
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ハッピーエンド(2017年製作の映画)

4.0

バッドエンドも、人によってはハッピーエンド。

そうそう、他人からは理解できない不思議なことをするのが人間なんだよなと思えた作品。

真っ当に生きようとして息苦しくなるくらいなら、不思議でヘンテコに思
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