せきねさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

せきね

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アイランド(2005年製作の映画)

4.0

生命は、歓喜する。

ワクワクする設定でした。
どう展開していくのか先が待ちきれないくらいでした。

なので、おそらく見せ場として挟んでいたカーアクションで何故かダレるという謎の現象も。
もうド派手な
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シークレット 隠された真実(2017年製作の映画)

1.0

こんな真実、隠さなくてええねん。

非常に弱いアイデアを終盤まで隠す手法でした。

真相が分かんないように分かんないように、ふぁふぁっと誤魔化すようなシーンを挟みつつ進んで、最後にドーン!がおもしろい
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暗数殺人(2018年製作の映画)

4.0

無念を晴らす、必ず。

殺人犯に殺された人達は確実にいるのに、失踪事件として片付けられてしまう。

残された人達は何年も何十年も、やりきれない思いを抱えて生きています。

実話だということが全てですね
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300 スリーハンドレッド 帝国の進撃(2014年製作の映画)

3.0

死を超越する、戦士の誇り。

どんなに無謀な戦いであろうとも、挑むっていう精神が作品の中で貫かれていますね。

冗談抜きで、自分の命よりも大事なモノがあるっていう境地。
そうなったときに死というのは、
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ダーク・シャドウ(2012年製作の映画)

2.0

命も、苦しみも、愛も、永遠。

愛を誓った人は殺され、自分だけは永遠に生き続けるというヴァンパイアの定番の苦悩が根底にあります。

ただ若干のコメディ要素が入っているので、そこまで心を揺さぶられること
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コールド・スキン(2017年製作の映画)

3.0

夜に来る、大群の脅威。

怪物達を一つの種族として登場させることで、人間の支配欲を描いていると思います。

孤独という特殊な環境で人間というのは、本性を試されるのかも知れません。

脅威を脅威として、
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ノー・ウィットネス(2021年製作の映画)

1.0

計画は、逸れていく。

めちゃくちゃ薄い内容を、無駄に時系列を入れ替えて繋いでいます。

シーンの切り替えで挟まるミュージックビデオのようなカットも必要ないですね。

スタイリッシュな犯罪映画みたいな
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エル ELLE(2016年製作の映画)

3.0

人間は、誰しもが歪。

過去の出来事によってなのか、そもそもの性質なのか、主人公のその普通じゃない感覚が作品の中心になっています。

設定勝ちですね。
主人公をズレてる人物にすることで、ありがちな事件
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ハングマン(2015年製作の映画)

4.0

愛の飢餓が生んだ、怪物。

映像作品としては、ほぼ完璧に近いです。

犯人が自分の感情を抑えきれなくなるシーンが2回挟まるのですが、潔く1回のほうがお洒落だったかなと思ったくらいで、それ以外は圧倒され
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殺意の誓約(2016年製作の映画)

2.0

娘を救う、最善にして最悪の方法。

一見よく練られた良い映画だと感じるんですけど、何かが足りなかったですね。

犯人のアリバイ工作を追うっていう内容なので、よっぽど斬新なアリバイ工作が必要だと思います
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神の手 血塗られた儀式(2016年製作の映画)

1.0

神の手は、差し伸べられるのか。

警察署内の会議中に事件が起きて、駆けつけて、一旦会議、事件が起きて、駆けつけての繰り返しが目立ちましたね。

それによって単調な印象で、せっかくスリルが出て真相も気に
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リディームチーム:王座奪還への道(2022年製作の映画)

4.0

それは勝利への執念、アメリカの誇り。

オリンピックに限らずバスケットボールアメリカ代表は、金メダル以外は負け。
でも、それすら大したプレッシャーじゃなかった。
実際に負けるまでは。

トップクラスの
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スクールズ・アウト(2018年製作の映画)

1.0

堕ちた世界で賢人達は、一つの答えに行き着く。

知能指数の高い子供達と無知な大人達という構図の作品です。

子供達の目的が終盤まで伏せられながら進むのですが、そこには不気味さもなく、効果的というよりは
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暁に祈れ(2017年製作の映画)

4.0

己と向き合うしかない、目を背けるな。

一人のボクサーが刑務所に入って、ムエタイと出会います。

試合中はこれでもかという程の寄りのアングルで、引きの画は一切挟まなかったですね。
それに加えて、息遣い
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ザ・ゲスト(2014年製作の映画)

2.0

常軌を逸する、大嘘。

アクションのキレをカット割でうまく表現したり、とても几帳面で丁寧な作りの映画という印象を受けました。

ストーリーもまとまっていて観やすいですし、普通に楽しめます。

ただ、真
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モンスターズ/新種襲来(2014年製作の映画)

1.0

何の為に、闘うのか。

もう巨大怪獣みたいのは存在しなくていいですよね。

普通に戦争映画で、敵地に仲間の部隊を救出に行く!うん、これなら良い作品でした。
序盤の戦闘シーンでのスローモーションの使い方
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ナイト・サバイバー(2020年製作の映画)

1.0

家族愛VS兄弟愛。

ツッコミどころしかない作品でした。

登場人物達の目的ははっきりしているのに、行動の優先順位がコロコロ変わるのが原因だと思います。

人間がどう考えて、どう行動するかの積み重ねで
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スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム(2019年製作の映画)

3.0

宿る、救世主としての自覚。

敵役の設定や目的は、とても上手く過去の出来事と絡められていて完璧だったと思います。
ただ、この手の敵役にはカリスマ性が出ませんよね。

ヒーローモノが傑作になる要素として
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ナイチンゲール(2019年製作の映画)

3.0

それは復讐の翼、自由への唄声。

人間の醜さ、脆さ、残虐性、全部を浮き彫りにしていますね。

作品の中で山道をひたすら歩くというパートを一番長くしたのは正解だと思います。
そのシンプルさゆえに、より人
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ディール・ブレイク(2014年製作の映画)

3.0

正義と悪、そんな単純じゃない。

警察組織内の汚職を暴こうとすればするほど、危ない橋を渡ることになって、気づいたときには…パターンですね。

ストーリー的にはそれをなぞっているだけですし、アクションや
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CODE8/コード・エイト(2019年製作の映画)

4.0

才能を眠らせるな、叩き起こせ。

超能力モノに付いて回る、能力者は普通の人達から迫害を受けているっていう設定が効いていますね。

それは何を意味するかというと、能力を隠さなければ生きていけない社会です
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LIVE AND DIE リヴ・アンド・ダイ(2013年製作の映画)

2.0

それぞれの思惑が導く、一つの結果。

その場に居合わせた人達が、それぞれの目的を持って動いていきます。
無駄がなくきっちり練られたストーリーでした。

ただただ、それを楽しむ映画ですね。

サスペクト 薄氷の狂気(2019年製作の映画)

3.0

迫り来る狂気、食い止める意志。

サスペンスの仕掛けとしては、ワンパンチ足りなかったですね。
犯人の狂気っぷりは充分ですが、さらなる切り札を隠し持っていてほしかった。

父親と娘の会話を母親が隠れて聞
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4ルーザーズ(2009年製作の映画)

3.0

人生は、予想外だから最高。

人生に求めるモノって人それぞれだと思うんです。

お金を求める人もいれば、スリルを求める人もいる。
お金なんかより友情が一番大事だったって気づく人もいれば、平穏な暮らしの
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トランス・フューチャー(2020年製作の映画)

2.0

タイムトラベル、それは混沌。

過去を変えると未来も変わるっていう仕組みを上手に使った作品だと思います。

その分、恋人が死んだ悲しみや、発明に没頭する狂気、そういった感情に訴えかけてくるモノはありま
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キリング・フィールズ 失踪地帯(2011年製作の映画)

1.0

神はいない、正義はある。

静かな立ち上がりによって、何かが起こる予感をさせてくれました。
でもそれだけでしたね。

その何かが起こっても、緊迫感を出す演出がほとんどないので自然に流れていきます。
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復讐者のメロディ(2018年製作の映画)

4.0

少女を想い、衝動に委ねる。

無口で無愛想な男に、少女が興味を持って、徐々に心が触れ合っていく時間がとても素敵ですね。

ストーリーもまとまっていて、観やすいサイズです。
ラストが近づくにつれて、もう
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1408号室(2007年製作の映画)

3.0

どこまでが現実で、どこからが邪悪か。

主人公が見ている超常現象の視覚化には、高いレベルで成功していると思います。

そういう意味で飽きずに観れる良作でした。

主人公が諦めるのが早いので、説得力が無
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ポリス・ストーリー レジェンド(2013年製作の映画)

4.0

これは不屈の守護者の、生き様。

とにかくラスト10分の作品ですね。

そこまでは若干の茶番感があります、犯人のやり口がバカすぎるだろっていうか。

でも、ラストは文句無しで凄かったです。
ベタでスト
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ドラゴン・タトゥーの女(2011年製作の映画)

4.0

真相を暴く、連動する才能。

名誉棄損でピンチのジャーナリストと型破りな調査員が協力して難事件に挑みます。

ストーリーや仕掛け、登場人物のバックボーンなど無駄なく描けていて完璧に近いです。

欲を言
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PROSPECT プロスペクト(2018年製作の映画)

3.0

生き抜く為に、奪え。

表面的にはこういう感じの作品ですね。
でも、もう少し踏み込みたいです。

父親の支配からの、解放。

これがこの作品の核のように思えました。

指図する父親に対して、娘はやっぱ
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リベンジ・タイム(2018年製作の映画)

1.0

最も意外な瞬間に、使命を悟る。

父と娘が恋人関係で、街から女性を誘拐してきて拷問する、なかなかの悪趣味です。

ずっとラストへのフリが続く作品。

ラストの展開自体はありがちかも知れませんが、その道
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アフターマス(2016年製作の映画)

3.0

その心に、誠意はあるのか。

航空会社の立場と遺族の気持ち、これを法律で割切るには無理がありますよね。

どこまでいっても人と人です。
そして人には心があります。
謝罪という形じゃなくてもいい、でも、
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さざなみ(2015年製作の映画)

1.0

愛の崩壊は、一瞬。

長年かけて積み上げてきたモノが、全部嘘だったかのように感じてしまう。

これだけ心理描写が巧みなら、いくらでも感動の方向に持っていけるのに、妻の夫への疑念と失望を徹底して描いてい
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ブレット・トレイン(2022年製作の映画)

3.0

運命に、乗れ。

ほんの少しのズレが、運命を大きく変えてしまう。

登場人物のほとんどが終始気取った冗談を言おう言おうと力んでいるので、コメディ面はずっと薄っすらスベっています。
でもそれは狙いかもし
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