tomさんの映画レビュー・感想・評価

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ヘッド・オブ・ステイト(2025年製作の映画)

3.0

一筋縄ではいかない政治コメディ。主演の味わい深い演技が光るけど、全体的にはツッコミどころも多く、設定の粗さが気になる。でも軽い気持ちで観るならそこそこ楽しめるかも。期待しすぎずに肩の力を抜いて観るのが>>続きを読む

メン・イン・ブラック3(2012年製作の映画)

3.5

まさかメンインブラックで涙腺くるとは思わなかった。
いつものMIBだなと思いきや最後でまさかの感動展開。そうきたか…。

若き日のK(ジョシュ・ブローリン)が完全にトミー・リー・ジョーンズで、キャステ
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オーメン:ザ・ファースト(2024年製作の映画)

3.0

ダミアン誕生の裏にこんな物語があったとは。
映像の雰囲気は重厚で、70年代っぽい空気感がよく出てる。教会や修道院の使い方も上手い。

主演の女性がとにかく良かった。彼女の「迷い」と「不安」がじわじわ伝
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ゾンビランド(2009年製作の映画)

3.0

ゾンビも走るけど、ツッコミも走る。
「ルール守って生き残れ」って言われても、もうツッコミが追いつかない。
ゾンビ×コメディ×ロードムービー=意外とクセになる。
ビル・マーレイが全部持ってった。

サマー・オブ・84(2017年製作の映画)

3.0

【連続殺人鬼も誰かの隣人だ】

観終わったあと、なんとも言えない気持ちだけが残る。
夏の終わりと青春の終わりを、こんな形で見せられるとは。

ハリー・ポッターとアズカバンの囚人(2004年製作の映画)

3.0

【ハリーポッターシリーズ3作目】

前作までの“ワクワク魔法学校”どこ行った?
急にホラーかアート系映画かと思ったわ。

LUPIN THE ⅢRD 峰不二子の嘘(2019年製作の映画)

3.0

峰不二子の「嘘」は、たぶん母性だったのかもしれない。

アクションは相変わらずキマってるし、作画も大人ルパンらしく渋い。でもストーリーは薄い。

LUPIN THE IIIRD 次元大介の墓標(2014年製作の映画)

3.5

スタイリッシュで渋い。だけどちょっと気取ってる。
アクションも作画もカッコよさ全振りなのは好きなんだけど、ルパンと次元の関係性にもう一歩踏み込んでほしかった。

とはいえ、このシリーズの空気感はクセに
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28日後...(2002年製作の映画)

3.0

冒頭のロンドン、あんなに人がいないだけで不安になるとは。(早朝にゲリラ撮影したらしい)
静けさと風景でここまで世界観を作れるの、本当にすごい。
ただ、後半の軍人たちのくだりからちょっと失速。
感染の恐
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アイ,ロボット(2004年製作の映画)

3.0

最近AIロボットの記事を見たので前から気になっていたこの映画を視聴。

2004年でこの映像は正直すごい。サニーの表情もリアルで、感情がちゃんと伝わってくるのが印象的。
ストーリー自体は「ありがちな未
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インビジブル・ゲスト 悪魔の証明(2016年製作の映画)

4.0

張り巡らされた伏線がラストで一気に回収される爽快感。
何気ない会話や仕草の意味に気づいたときのゾクゾク感がたまらない。
「悪魔の証明」という言葉の重みが、じわじわ効いてくる。

欲を言えば、犯人が捕ま
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ザ・ホエール(2022年製作の映画)

3.0

極度の肥満により自宅に引きこもる主人公・チャーリーの数日間を描いた、人間ドラマ映画。舞台劇が原作で、ほぼワンルームの中で物語が進む。

ブレンダン・フレイザーの熱演がすごすぎて、それだけで持ってかれる
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(2023年製作の映画)

4.0

だいぶ攻めた映画だなと思った。

物語は、神奈川県立津久井やまゆり園という知的障害者施設で、2016年7月26日に元職員の植松聖死刑囚が施設内で入所者19人を殺害し、26人に重軽傷を負わせた実際に起き
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フォールガイ(2024年製作の映画)

3.5

スタントマンの裏側を描いたアクションコメディ。軽快なノリと派手なスタントシーンが魅力だけど、ストーリーの盛り上がりにはちょっと物足りなさも。

ライアン・ゴズリングの飄々とした演技とエミリー・ブラント
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ビーキーパー(2024年製作の映画)

3.5

ジェイソン・ステイサムが片田舎で養蜂をやっているという設定がまず面白い。

タイトルからは想像もつかない怒涛のアクション映画で、序盤こそ静かな雰囲気で始まるが、そこからの展開はまさに「ステイサム無双」
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いつかの君にもわかること(2020年製作の映画)

3.5

親子の絆を描いたヒューマンドラマとして、心に響くシーンがいくつもあった。ただ、全体的に淡々としていて、もう少し感情を揺さぶる瞬間が欲しかった気もする。

特に印象的だったのは、主人公ジョンが息子の未来
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エレファント・マン(1980年製作の映画)

3.5

怪物と呼ばれた男の、あまりにも美しく、悲しい物語。

ジョン・メリックの姿は衝撃的だが、彼の紳士的で優しい心に触れるたび、「本当の醜さとは何か?」と考えさせられる。彼を見世物にする者もいれば、助けよう
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恋人はアンバー(2020年製作の映画)

3.5

青春映画として王道ながらも、アイルランドの田舎町という舞台が独特の味を出していた。アンバーとエディが恋人を演じることで周囲の目をかわしつつ、それぞれのアイデンティティと向き合っていく展開は丁寧に描かれ>>続きを読む

吉原炎上(1987年製作の映画)

3.0

吉原の華やかさと闇がリアルに描かれてるけど、物語の展開が少し単調で盛り上がりに欠ける印象。主演の熱演は光るけど、もうひと押しドラマ性が欲しかった。時代背景を知るには興味深い作品だけど、万人受けは難しい>>続きを読む

エゴイスト(2023年製作の映画)

3.5

鈴木亮平&宮沢氷魚の演技に圧倒!必見の熱演ドラマ。

鈴木亮平の繊細で力強い演技に心を掴まれました。宮沢氷魚も自然体で存在感抜群!二人の掛け合いが最高です。映像美も素晴らしいけど、展開はゆったりめ。で
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CLOSE/クロース(2022年製作の映画)

3.5

少年たちの繊細な友情を静かに描いたベルギー映画。

自然体の演技と美しい映像が心に残ります。ゆったりしたテンポで好き嫌いは分かれそうですが、その静けさが逆にリアルで胸に響く作品です。友情の深さをじっく
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サマータイムマシン・ブルース(2005年製作の映画)

3.5

タイムマシンを無駄遣いする大学生たちの、どうしようもなさが愛おしい!
SFなのにバカバカしくて、でも緻密に伏線回収してくるのズルい。
劇団ヨーロッパ企画の空気感がそのまま映画になってて、夏のだるさも青
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陪審員2番(2024年製作の映画)

4.0

一見シンプルな法廷ドラマのようでいて、人間の内面に潜む葛藤や良心を浮き彫りにする心理劇でした。
陪審員として追い詰められていく主人公の苦悩や決断に、自分自身も問いを投げかけられるような気がしました。

ストレイト・ストーリー(1999年製作の映画)

4.0

「静かだけど、心にしみる旅の物語」

倒れた兄(じいさん)に会いに弟(じいさん)が芝刈り機で旅をするロードムービー。美しいアメリカの田園風景に、静かな音楽。言葉少なながらも深く染み入る会話。派手な演出
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オッペンハイマー(2023年製作の映画)

4.0

【歴史の裏側に息づく、科学と倫理の壮大な物語】

圧倒された。3時間があっという間なんて、そうそうない。歴史と科学、倫理とエゴ、そして静かすぎる爆音。観終わったあと、胸の奥で何かがずっと燻ってる。これ
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ホールドオーバーズ 置いてけぼりのホリディ(2023年製作の映画)

4.0

ホールドオーバーズ=落第して留年した者。

厳格で偏屈な教師、心に問題を抱える少年、そして温かく見守る料理人。この異色のトリオが、真冬のキャンパスに織りなすひとときの物語に心打たれました。
一見アンバ
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PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

4.5

トイレ清掃員として働く主人公の日常を描くだけなのに、こんなにも心が動く映画は珍しい。東京の喧騒の中にいるのに、彼が過ごす時間はどこか穏やかで美しい。特別なセリフはなくても、小さな行動や景色が何か大切な>>続きを読む

トータル・リコール(1990年製作の映画)

4.0

火星か地球か、夢か現実か。観終わった後も「どっちだったんだろう…」とモヤモヤしながらも、それすら楽しめてしまうSFアクションの金字塔。
今見るとVFXやセットに時代を感じるけど、逆にそれが味。あのゴチ
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イノセンツ(2021年製作の映画)

4.0

子どもたちの無邪気さが、次第に不気味な空気へと変わっていく過程が圧巻。
ただの超能力モノではなく、人間関係や感情の絡みが繊細に描かれている点が秀逸。
静かなシーンが多い分、ふとした瞬間の緊張感が心に突
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怪物(2023年製作の映画)

3.5

『怪物』は、家族や社会における怪物をテーマに深く掘り下げた作品で、シングルマザーの母親視点、先生視点、湊(子供)視点で怪物は誰なのかを描いていました。子役の演技は良かったと思います。

結末が曖昧で解
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あなたが寝てる間に…(1995年製作の映画)

3.0

1995年公開らしいけど、これって「サンドラ・ブロックと結婚する夢を見る映画」ってことで合ってる?
ストーリーは正直ベタだけど、これがまた絶妙に心地いい。ちょっと疲れてる夜にぴったりの作品。
それにし
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シビル・ウォー アメリカ最後の日(2024年製作の映画)

3.5

内戦状態のアメリカを舞台に、報道カメラマンたちを描いた映画。緊張感あふれる映像と音響は圧巻で、戦場のリアルをここまで迫力ある形で再現した点は見事です。特に、戦場シーンのカメラワークや構図はまるでドキュ>>続きを読む

ディナー・イン・アメリカ(2020年製作の映画)

4.0

アウトサイダーたちの青春がここまで熱く愛おしいとは思わなかった。
パンクロックと共に生きる2人の奇妙な旅路は、一見すると反社会的で荒っぽいけれど、内面にある純粋さが心に刺さる。シモーネの不器用な可愛ら
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あるいは、ユートピア(2024年製作の映画)

3.0

最初から最後まで、なんか舞台っぽい雰囲気。セットも演技もセリフ回しも「演劇っぽさ」が前面に出てて、映画というより“観る朗読劇”って感じだった。
世界観は面白いし映像もキレイだけど、感情移入はしづらめ。
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トランス・ワールド(2011年製作の映画)

3.0

『トランス・ワールド』は不気味な雰囲気と謎めいた展開が魅力だが、テンポがやや遅く感じる部分も。伏線は回収されるものの、え?どういうこと?と説明不足でモヤモヤが残る。キャラクターの感情に共感しづらい点が>>続きを読む

her/世界でひとつの彼女(2013年製作の映画)

4.0

良かった。吹替版で観たのでAIを壇蜜さんだと脳内変換して視聴。

未来的なAIとの恋愛を描きながらも、テーマは普遍的な「孤独」と「人間関係の曖昧さ」。主人公セオドアの心の揺れ動きに共感しつつも、AIサ
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