すてふさんの映画レビュー・感想・評価 - 49ページ目

鑑定士と顔のない依頼人(2013年製作の映画)

4.1

愛を知らない老人と部屋から出られないメンヘラ女

想像の範疇を越えないけど期待通りが嬉しい

サーミの血(2016年製作の映画)

4.1

生まれもった宿命に抗う
故郷を捨てて生きる

サーミ人への差別的な描写が北欧の冷たい空気のように刺さる。カメラのシャッター音がこんなに怖く感じたのは初めて。

アナ雪のクリストフはサーミ人でオープニン
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陽のあたる場所(1951年製作の映画)

3.0

資本主義社会を風刺したアカデミー6部門受賞の名作

貧しい田舎者の青年が親戚の社長のコネで入社、精力的に働き出世するなか、禁断の恋に落ちていく

中盤までの泥沼恋愛劇は退屈ではある。が、後半からのサス
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ファミリー・プロット(1976年製作の映画)

3.5

ヒッチコックの遺作

インチキ霊能力者と誘拐犯の軽妙な駆け引きを描いた快作サスペンス。互いの素性を探り合う探偵ちっくな話

男の出発(たびだち)(1972年製作の映画)

3.0

カウボーイを夢みる16歳の少年。大人たちに交じって生きるか死ぬかの厳しい現実を体験しながら成長していく

ショコラ(2000年製作の映画)

3.3

街にやって来たチョコレート屋さん。斬新で的確に好みの味を提供してくれ評判に。しかし、信心深い伯爵と対立する

ジョニデの役どころがよくわからなかったけど海賊なの?

アトミック・ブロンド(2017年製作の映画)

3.6

クールでスタイリッシュ

その反面、盛り上がりに欠けるかなぁと感じたが、7分半ノーカットアクションいい!小細工なし生粋のアクションを久しぶりに観た。あえてBGMをかけない演出も引き込まれる

映像とリ
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劇場版 Fate/stay night Heaven's Feel I. presage flower(2017年製作の映画)

3.5

UBWのみ視聴
戦闘シーンものすごく良い

桜ルート…なるほど、ウジウジしてるキャラが好みではなかったかな。凛、アーチャー推しと確信、出番が少ない。その代わりライダーやアサシンの出番が増してるのは面白
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月に囚われた男(2009年製作の映画)

3.5

月でエネルギー資源を採掘する近未来、ひとりの男が働いていた。

設定として、ひとりって安全上ありえないし無理ないか?と思いつつ観ていくと、なるほど!と納得。逆に費用かかりそうだけど某アニメで18万て言
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ドゥーマ(2005年製作の映画)

3.0

チーターと少年の大冒険

サバンナ?なのか広大な景色は綺麗。だけど、都市部に行ったり何処ここ??となったり、あまりにも無謀な旅に出る少年に唖然…。とてつもなく器用だし、都合よく変な人が現れるし、現実味
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星守る犬(2011年製作の映画)

1.5

全体的に行動心理が不自然。劣悪な環境で飼われたワンコが可哀想

ブラッド・ダイヤモンド(2006年製作の映画)

3.5

ダイヤに何の価値があるの?
見せびらかしたり貰って浮かれてる人に観てほしい映画

メッセージ性があり有意義な題材。只、ドラマチックに寄りすぎてリアリティーが損なわれている印象

わたしたち(2016年製作の映画)

4.0

子供の時って何も考えなくても友達になれたよね

小学4年生、徐々に周囲との差を意識し始めるころ。運動、勉強、貧富、更に最近では携帯や塾など。おとなしくても目立ちすぎてもダメ。そんな違いがいじめに発展し
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理想の女(ひと)(2004年製作の映画)

3.2

男を手玉にするヘレン・ハントと比較するとスカヨハ幼く純真

中盤からの展開とタイトルの意味に感心

百円の恋(2014年製作の映画)

3.8

安藤サクラさん マジすごい!

下手に見せるのが上手い!上達っぷりの表現がお見事!コンパクトでキレがあって良いパンチ打ちますねー、ステップとダッキングもプロっぽい!

ストーリーや演出はシュールで笑え
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あゝ、荒野 前篇(2017年製作の映画)

2.8

暴力、自殺、震災、親子 etc.
様々な問題を扱ってはいるが、メッセージ性に欠ける。後編に期待

濡れ場が多く下品に感じた。

菅田将暉さん強そうに見えない。肉体作りも甘く、モーションが大きい。ボクシ
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大いなる決闘(1976年製作の映画)

2.5

タイトルのわりにやり口が汚い。娘を人質にするのズルい

ユー・ガット・メール(1998年製作の映画)

3.0

ネット恋愛

面と向かって言えないこともメールなら…、と共感できるところもあるが、根底の浮気設定が好きになれない。けれど清々しく描いてるし、会うだけなら浮気じゃないとも思えなくないから嫌いとまで言えな
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ネブラスカ ふたつの心をつなぐ旅(2013年製作の映画)

3.0

宝くじ100万ドル当選という詐欺まがいな通知を信じる老いた父、遠く離れたネブラスカへ歩いてでも受け取りに…。見かねた息子達が同行するロードムービー

認知症とは言いにくいような。怒ったり暴れたりする訳
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わたしのハワイの歩きかた(2014年製作の映画)

1.0

人を見下した横柄な態度が苦手。ハワイに居そうな痛い日本人像を表現してるのかな?

海でのはなし。(2006年製作の映画)

3.8

父の浮気を疑う娘
相談相手の博士

宮崎あおいさんと西島秀俊さん、ほのぼのした距離感いいなぁ…と思いつつ、え!?そういう展開!?と驚いた

人間の醜い所を主題としながら、いとおしい部分を漂わせる。こう
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僕のワンダフル・ライフ(2017年製作の映画)

3.7

笑って泣ける
わんちゃんの演技に拍手

3匹の愛犬を看取った経験から条件反射で泣けた。原題の通り、わんこの存在意義がテーマ

人間の異常行動が気になるけど、わんこが主役だし割り切って観られる。吹替よか
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ミニー&モスコウィッツ(1971年製作の映画)

2.5

インディーズ映画の巨匠ジョン・カサベテスが、妻のジーナ・ローランズ主演で描く大人の恋愛ドラマ

男性みんな清潔感ないし横暴。主人公のモスコウィッツも車で追い回したり怒鳴り散らしたり、怖い…

ミニーも
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ネバーランド(2004年製作の映画)

3.2

劇作家とピーター少年の出逢いから生まれたピーターパンの裏話

ジョニデとフレディ君の交流は心温まるし、現実と空想が交錯する演出は面白い。が、母親役のケイト・ウィンスレットさんの不幸を背負い込んだシリア
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ロスト・イン・トランスレーション(2003年製作の映画)

3.7

今まで観た洋画のなかで最もリアルな日本を描いた作品に思えた。美しくもあり奇妙な日本

東京で出逢った中年俳優と若い人妻。言葉も文化も分からぬ異国の地で孤独や不安を抱く二人が、似た価値観から惹かれ合う。
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ドリーム(2016年製作の映画)

4.1

夢や才能を見せられると感動するんですよね。。NASAの有人飛行、コンピュータ黎明期に手計算でやってたのだから凄いよそりゃ

人種や性別による偏見で天才が埋もれてしまったら悲しい。さらにコンピュータの台
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許されざる者(1992年製作の映画)

3.4

まともに馬にも乗れない落ちぶれた伝説のならず者イーストウッドが、かつての仲間モーガンフリーマンと賞金稼ぎに旅立つ

半分はロードムービー的、荒野を行く画がとても綺麗。92年の映画とは思えないほど。派手
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キック・アス ジャスティス・フォーエバー(2013年製作の映画)

3.9

ヒットガール目当てだから楽しめた。いま最もキレあるアクション女優、単車乗りとは理想の成長を遂げたものです

ストーリーや群れるヒーローは好みじゃないし、ヒットガールの見所も他のヒーローに裂かれ勿体ない

アバウト・タイム 愛おしい時間について(2013年製作の映画)

3.5

やっぱり綺麗すぎる話だと感動できないなぁ。ただただ素敵な家族。嫌な部分が全く無い。唯一妹のキットカットが苦労してる感じではあるけど生易しい

結局は当たり前な事を得意気に父より先を行ったとは…。タイト
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ギフト 僕がきみに残せるもの(2016年製作の映画)

4.3

ドキュメンタリーだからこその説得力。ただ悲しいツラいだけでなく、彼の言葉は共感と勇気を与えてくれるポジティブな内容でした

息子さんへの「ギフト」というタイトルは間違いではないけれど、彼の父親との確執
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花とアリス殺人事件(2015年製作の映画)

3.8

実写版の前日譚

ふたりの関係性や異様な恋愛観がよく表現された素晴らしい作品!また実写の方も観たくなった、見方が変わりそう

リップヴァンウィンクルの花嫁(2016年製作の映画)

4.0

岩井監督やっぱり凄いな…

世間知らずが世間体を気にするとこうなるのか…と皮肉めいたものを感じつつ、後半にかけて不思議な岩井ワールドに沈められていく

いろいろと比喩的・対照的に描かれている。ふたつの
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ゴーン・ガール(2014年製作の映画)

3.8

結婚記念日に妻が失踪

謎解き系かと思いきや…。
そのあたりはすんなり予想できるし無理に引っ張らず、テンポ良く展開が切り替わるので飽きずに観られる

理解不能なのが良い
結婚のメタファー

全て計算通
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ウェスト・オブ・メンフィス 自由への闘い(2012年製作の映画)

3.3

1993年ウエスト・メンフィスで起きた男児3人が殺害されたカルト事件の真相を追ったドキュメンタリー

有名な冤罪として日本のテレビ番組で聞いたことはあったが、ありえない。ずさんな捜査や鑑識、ねじ曲げら
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