すごく地味な作品だった。テロリストが自爆テロを起こすまでの過程がすごく丁寧に描かれてて、面白かったというより勉強になったなあという印象。
この作品に一言贈りたい、「極めてなにか生命に対する侮辱を感じます。」
存在してもいいか否かで言えば、存在してはいけない作品だと感じました。今まで見た胸糞映画では最も果てしない絶望を叩きつけられた気がし>>続きを読む
素晴らしい!一つ一つの会話劇がどれもお洒落かつ面白くて、流石ジムジャームッシュといった仕上がり。しかし、全体的に軽快なエピソードが多く、じんわり感動する感じではなかったかな。そういう点でやはりナイト・>>続きを読む
めちゃくちゃ怖かったです。想像してた何倍も怖かった。
最後以外はそんなに怖くないって言う人がいるけど、むしろ僕は最後以外が怖かったという印象です。得体の知れない生物によって世界が破壊されるっていう設定>>続きを読む
素晴らしかった。モノクロの映画は苦手なんだけど、これに関しては話がすごく面白かったのでさほどストレスを感じなかった印象。
全体を通して感じたのは圧倒的な“斬新さ”。脚本、演出、カメラワーク、どれを取っ>>続きを読む
「この曲俺が作ったことにならねえかな?」が実際に起こるという、音楽を作る人間なら誰しも思い描いたことのある夢をそのまま具現化した作品。
ご都合主義っぽいところはあったけど、この内容で2時間半続けても仕>>続きを読む
なんとも軽妙かつ奇妙な脚本、質素なカメラワーク、オフビート感漂う会話劇、それらが圧倒的な“生活感”を演出しており、まだまだ観たい!という気にさせられます。後年のジャームッシュ作品と比べると若干荒さは感>>続きを読む
かなりバイオレンスなアクションムービー。アクション映画はそこまで好きじゃないんだけど、タランティーノらしい数々の気の利いた演出のおかげですごく楽しめた。にしても最後のシーン、アメリカ人が見たらすごくス>>続きを読む
傑作。心が洗われるような感覚になる素晴らしいロードムービーでした。
主人公が話さない、息子が心を開かない、元妻が見つからない、といった諸問題が意外とあっさり解決したのがすごく印象的。その分映像や心情描>>続きを読む
悪くはなかった。けどこれを楽しく見てられるのは1時間が限界だなあ。シュール映画が好きな人にはうってつけの作品だと思います。
ジム・ジャームッシュの良さと言えば圧倒的な生活感だと思うんだけど、その印象が特に強かったのが本作です。
パターソンの1週間の生活が丁寧に描写されているので、観てるこちらもパターソンの生活を一緒に体験し>>続きを読む
映像に関しては流石ベルイマンといった印象。序盤に意味不明な演出が続くところはむしろ娯楽的というか、素直に映像を楽しめるように出来ていたと思う。
そしてオープニングを挟んで始まる女優と看護婦の話が素晴ら>>続きを読む
かなり面白かったです。知能犯に警察がめちゃ弄ばれてる様子が見てて面白かった。
ラストシーンも衝撃的でかなり出来の良い作品。
これは素晴らしい。
雰囲気はかなり古めかしいし、CGのクオリティは低いのに、映像はかなりサイケデリックで、カメラワークはかなり現代的。あと画質があまりにも良い。
ミスマッチな各要素によって、画面上はひ>>続きを読む
愛すべきB級SF。ジョンカーペンターの作品はいつも登場人物のアクが強くて楽しいなあ。本作はエイリアンや船長、爆弾のキャラが立ってて超面白かった。
ゴダールらしさ全開の小洒落た演出のオンパレード。それは良いんだけど、彼の映画は主題も、話の内容も、登場人物に至るまで大体同じだから正直ちょっと飽きたかな。気狂いピエロで完結してるじゃん、って思ってしま>>続きを読む
面白かった。映画における初のシュルレアリスム作品とのことですが、夢の中にいるような心地で観てました。こういうのもっと見たいなあ。
話の意味なんか全く分からないんだけど、むしろそれが良い。まるで夢を見て>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
面白かった。やっぱりホドロフスキーぶっ飛んでる。
映画の撮影のために、ピンクフロイドのレコーディングスタジオに乱入したり息子に2年間毎日剣術の練習をさせたりもう無茶苦茶。笑
結果的に製作は中止されたけ>>続きを読む
うーむ、これはなかなか浸れる。
そこに冷徹なカメラワークや突拍子もない展開が絶妙なスパイスになっていて心地良かったです。
いやあ〜超オシャレ!
赤を基調にしたセットがとにかく美しくて、眺めてるだけで楽しかったです。
その上カメラワークもすごく秀逸。登場人物の顔のどアップのカットがめちゃくちゃ多くて、しかもそのシーンの大半>>続きを読む
すごく良かった。唯一無二で狂気的な映像や奇妙な効果音に惹き込まれる極上の1時間20分。
時間は短いのに抜群の見応えを誇っているのは、やはり演出によるものだと思います。おもれー演出が沢山あったし、無駄な>>続きを読む
そのうち観ようと思ってずっと先送りにしてたんだけど、いざ観たらすげー良かった。
まず“映画を題材にした映画”っていう時点で映画好きにとってはたまらなかったです。映画がまだ大衆娯楽の中心だった時代の話だ>>続きを読む
良作。今のご時世では100%コンプラ的にアウトな話だけど、美化されていない故のリアリティがあってすごく引き込まれた。
それでいて映画から伝わってくるメッセージはかなり普遍的なんだよな。フリークス達はそ>>続きを読む
何だろう、この観終わった後の満足感は。どこか幻想的で不思議な雰囲気を纏うカフェの中で淡々と描写される人間模様。ジム・ジャームッシュ作品に近いものを感じた。けど彼の作品との違いは、登場人物がやけに不器用>>続きを読む
個人的には前作より好きです。前作より凝った演出が多くてオシャレだし、青春をとうに終えた4人から漂う哀愁がすごく心地良かった。深夜に見るべき映画って感じでしたね。
映像の質感はいかにも予算がしっかり掛かってる感じ。なのに内容は超B級。もう最初の時点でお腹いっぱい感が否めなかったなあ。笑
リンチ作品は自分の中では結構当たり外れがあるんだけど、本作はかなり好きなタイプのリンチ作品だった。作品の雰囲気はイレイザーヘッドとかに近く、超難解で考えるのを放棄したくなるけどつい先が気になってしまう>>続きを読む
白黒映画そんなに好きじゃないんだけど、これは結構良かった。すごく洗練されていてお洒落だったなあ。
ただ途中からお腹いっぱいな感じは否めなかった。
シャイニングを考察する映画。映画を考察するために映画が1本作られてる時点でシャイニング凄いなーって思います。
そんで1シーン何でもかんでも深読みして意味を見出す感じは悪くなかった。こういう人が都市伝説>>続きを読む
映像めっちゃ綺麗。マイケルナイマンの音楽も最高。脚本に関してはノスタルジアほどの尖りはないけど、たまにはこういう落ち着いた感じもいいね。
陰鬱なトーンが極めてスリリングで心地良い。主人公を見下ろすように上から撮られたカットが多く、蟻塚の中の蟻を観察するかのような独特なカメラワークが、サイコパスの主人公と穏やかな街並みとの対比を克明に表し>>続きを読む
悪魔的でちょいダサな世界観が癖になったので良し。ストーリーが全然頭に入ってこないのに長いから少し退屈しちゃったけど。