初期のウェスっぽくて好き。ストーリー性強い作品よりも、シュールなプロットにゆるい演出の方がビジュアルに合ってる。
モキュメンタリーにしてはリアリティがないし、シチュエーション考えると全員危機感なさすぎ。タイの呪霊テーマをテーマにした韓国ホラーに期待した分、肩透かしを食らった。
変態と芸術を極めてきたヨルゴス•ランティモス監督の集大成とも思えた傑作。R18どころではないのに、全てが何か美しいものに昇華されてて、観終わった後の余韻が凄い。
ビジュアルも期待以上だし、ストーリーも面白い。あからさまな象徴だらけで考察しやすいが、後半が過激すぎて人には薦められない。
クライムサスペンスとして観ると物足りなさと掴みどころのないストーリーに思えるが、豪華俳優陣の魅力は存分に引き立てられるドラマではあった。
シャマランがなんでこんな作品を?と思ったが、SFの中で人間の善悪が滲み出てくる感じは合ってるのかも。メタファーも何も全部そのまま出すことで、何かあるんじゃないかと逆にソワソワさせる。
ブラムハウスと知らずに観てても、すぐにわかる。主人公まで同じ雰囲気になるのは何故だろう。普通に面白いけど、もっとパロディがあっても良かった。
映画と人生、現実と希望、複雑で悲しくて愛すべき物事が詰め込まれている。共感しすぎると重い映画だけど、ニューシネマパラダイスのような温かみがあった。
大人と子供の関係は、ビジネスのように複雑。とても人間らしくて、切り取り方もマイクミルズはさすがだなと思う。好みってわけではなかったが、子供がいたらまた視点が変わるのかもしれない。
普通に考えたらめちゃくちゃホラーなんだけど、どこか可愛さと切なさがあった。お散歩シーンは強烈。
観たことのない衝撃作。コロニア•ディグニタという暗黒のカルト教団を題材に、等身大で撮影したストップモーションアニメは変態すぎる。素晴らしいので是非観てほしい。
デヴィッドロウリー監督の作品は3つ観たけど、やはり合わない。キャスティングと映像の雰囲気だけは好き。
感涙必至なニューシネマパラダイスの名曲はもちろんだが、衝撃を受けたのは続・夕陽のガンマンを観た時だった。映画音楽に革命を起こしたモリコーネのドキュメンタリーをトルナトーレ監督が撮ることが嬉しい。数年後>>続きを読む
ロバートエガースの狂気溢れる世界をもうちょっと感じたかった。ザックスナイダーとは違うけど、ジャンルがそれすぎて新鮮味もなし。
新感覚のマルチバース変態カンフーコメディ。何から何までカオスなのに、なんか丸め込まれた感じする。
何が好きかって、もう空気感でしかない。カウリスマキの無機質でカラフル、マイルドでロックな世界がやみつきになる。
ハリウッドの光と闇、盛者必衰のエンタメ業界。コメディにサスペンス、ロマンスまで盛り沢山の映画愛がしっかり感じられた。4話分のドラマを観た感覚で飽きないし、ララランドより全然見応えある。
美しくて切なくて可愛くて不思議。こういう伝記モノにカンバーバッチは抜群に合う。
ショートフィルムを観たような感覚。妹ジャンヌのキャラクターが良いし、演技も素晴らしい。
良くも悪くもこれぞPTAワールド。センスが好みドンピシャで嬉しかった。過去作品に比べると柔らかい感じだけど、相変わらず芸術点高すぎてストーリーはほぼ入ってこない。
思ったよりも強烈で、学園モノの皮を被ったカルトムービー。嫌いじゃない。
ナショジオのような壮大さに加えて、自然本来の姿をちゃんと考えさせてくれるドキュメンタリーで良かった。
賛否分かれるだろうけど、こういうテーマこそ色々な視点で描かれるべき。
アンドリューガーフィールドの演技、全容を見せない感じ、音楽、映像、全て好みだった。
刺激を求めていた冴えない女と、破天荒を気取っていた小心者の男の不思議な逃避行。いい味でてる。
「ゴッズオウンカントリー」は泥臭いのに繊細な感じが好きだった。今作は「燃ゆる女の肖像」寄りの雰囲気なので少しイメージと違った。ケイトウィンスレットの表情から弱さが滲み出るシーンがめちゃくちゃ良い。
ほぼ全編クライマックス。アクション映画はこれくらいやってくれた方が潔い。
往年のスプラッター作品へのオマージュが盛りだくさんで、ましてや令和の作品とは思えない。B級映画をおしゃれに撮ってみた風で、ホラー好きでも好みは分かれそう。