T0Tさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

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人間蒸発(1967年製作の映画)

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2023.6.18 29-100

授業課題にて。

うーん、なんかずっと観てて嫌ですね。誰もちゃんと人のことを見ようとしていない。最後、最早、誰も大島のことを気にしていない。みんながみんな見た・見て
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世界の存続のために(1963年製作の映画)

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2023.6.15 27-97

フランス語わからないから話はわからない。土地とその土地に生きる人々の生活。さらにはその人々の顔。カメラは生活のなかに入り込んでいる。都会に出たときの高層の建物を映すと
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アンナ・マグダレーナ・バッハの日記(1967年製作の映画)

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2023.6.13 27-96

音楽としての声とテキストとしての楽譜があり、彼らの訴えは音楽として響く。最後は視力を失い、バッハは亡くなる。
語り手が妻の日記であることは、あまりよくわかっていない。
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イメージの本(2018年製作の映画)

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2023.6.11 27-95

ゴダールの言葉の本に対する「イメージの本」という試みと実践。何を言っているのか、何を考え主張しているのかは難しいが、方向性はわかる気がする。おもしろい。これは何度も見
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ゴダールのマリア(1984年製作の映画)

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2023.6.10 27-94

受胎告知であることしかわからない。愛が夫婦の関係では無く、性愛無しに授かった子に対への愛から出発している。しかし、ラストでその子は望まなかったとして愛そのものが否定さ
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aftersun/アフターサン(2022年製作の映画)

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2023.6.10 26-93

よかったです。

 フラットな関係で展開される親子愛を最終的には描くのだけど、瞬間的に果たされる愛ではなく、それは娘が大きくなるまで、時間をかけて果たされるものとし
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怪物(2023年製作の映画)

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2023.6.6 25-92

 この映画の感想を述べるにあたって、まず前提とするところから。私は、これをあえて「クィアの映画になれなかった」と考えることにする。この映画はクィアの生きざま、クィアのコ
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セザンヌ(1990年製作の映画)

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2023.6.6 24-91

最後のカット。動きの無い風景画としての映像に対して車の音、鳥の鳴き声が世界の運動を示している。テキストでは見ることや色彩の論理に徹底しているセザンヌがいるのだが、映画作
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中国女(1967年製作の映画)

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2023.5.26 23-87

共産党の歴史、文脈をあまり知らないから難しい。羊の話であるように、彼らは閉じ込められた部屋でラジオ北京や字義通りのテキストを剽窃することで「社会主義革命」をしようとす
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階級関係 -カフカ「アメリカ」より-(1984年製作の映画)

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2023.5.23 23-86

難しい。
階級社会が敷かれた上で、あなたは労働者である限りは「ここにいていい」とだけ言われ、下から上への言説が伝わらず、上から一方的な命令しか通らず、下から上への言説
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私、オルガ・ヘプナロヴァー(2016年製作の映画)

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2023.5.20 23-85

オルガに寄り添って展開しつつも、ラスト作家自身がオルガを突き放す。これから、のところで終わる。

KIDS/キッズ(1995年製作の映画)

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2023.5.16 22-84

ダイレクト・シネマだ。
 ニューヨークの退廃的なkidsのコミュニティを撮っている。映画として作られた空間ではあるが、そのコミュニティにカメラが入っていると思わせるほ
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Playback(2012年製作の映画)

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2023.5.6 21-81

おもしろい。濱口竜介が演劇的/構成なら三宅唱は編集/断片だと思う。

EO イーオー(2022年製作の映画)

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2023.5.6 20-80

最初のゴミ捨て場のところはよかったが、あとはあんまり面白くなかった。

暗殺のオペラ(1970年製作の映画)

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2023.4.29 16-75

真っ当におもしろい。映画的な人物=大衆描写とファシズム。黒沢清みたい。
全体に抗する個人と全体と化す大衆の揺れを描写含め徹底している。ファシスト的な全体は個人によって
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背中の反り(1999年製作の映画)

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2023.4.11 15-69

エリック・ロメールは芸術で描かれる身体についてなんか考えてるみたい。身体のどこに魂が宿るとかなんとか。
美術眼と女性への欲望が重なっていたのだが、乖離した途端女性への
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エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(2022年製作の映画)

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2023.4.1 15-65

今年映画館で観た映画のなかで一番好きかもしれない。でもこれを好きであることは僕に関わることであるし、これが好きであることを無条件には肯定したくない。

想像力というか妄
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シン・仮面ライダー(2023年製作の映画)

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2023.3.31 14-64

おもしろい、おもしろくないとかではない。池松壮亮、柄本佑、森山未來の演技派の渋い俳優による、庵野テイストの真っ当な「仮面ライダー」。だからこそ、血糊は要るのだろうか。
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