T0Tさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

T0T

T0T

映画(709)
ドラマ(3)
アニメ(0)

ラヴ・ストリームス(1983年製作の映画)

-

2023.9.4 47-140

ジーナ・ローランズの愛とその伝わらなさとそれ故のアイデンティティの揺らぎと浮遊は、カサヴェテスらしさだと思うけど、少し飽きてきたのか、今日はあんまりよくわからなかった
>>続きを読む

エドワード・ヤンの恋愛時代 4K レストア版(1994年製作の映画)

-

2023.8.22 44-133
2023.8.30 46-137 再鑑賞

何これ、後半の怒涛のおもしろさ。また観たい。
エドワード・ヤンは、陰影と照明がめっちゃいいのと、息を呑むぐらい良いショット
>>続きを読む

ぼくの小さな恋人たち 4Kデジタルリマスター版(1974年製作の映画)

-

2023.8.22 43-132

何とも言えない良さ。ブレッソンの思春期版。また観たい。

自分には大きすぎる街。その街で修理工となり、遊び方を少し覚え、田舎に帰ってくる。ただ街で覚えた遊びは、幼な
>>続きを読む

グロリア(1980年製作の映画)

-

2023.8.16 42-130

ジーナ・ローランズと子役のジョン・アダムス最高。ジョン・カサヴェテスはどういう原理かわからないが、俳優が生き生きしてる。

母性と簡単にくくることのできない2人の関
>>続きを読む

アパッチ砦(1948年製作の映画)

-

2023.8.15 41-129

水平線が画面下にある。奥から手前への群衆の運動。途中の平行線での戦闘シーンは見もの。

リバー・オブ・グラス(1994年製作の映画)

-

2023.8.12 41-127

最高。

人が住めないと言われた、開発された郊外で閉塞的な人生を生きる。犯罪は結婚よりも束縛の強い関係を生んだが、それでもこの街から抜け出せられる逃避行だった。しか
>>続きを読む

武蔵野夫人(1951年製作の映画)

-

2023.8.7 41-126

絵がどうこう以前に画質悪すぎ。アマプラどうにかしてくれ。

話はあんまり。

マリア・ブラウンの結婚(1978年製作の映画)

-

2023.8.3 41-124

ファスビンダー特集、3作のなかでダントツで好き。話もおもしろい。とにかくマリア・ブラウンが美しい。加えて衣装、美術が本当に良い。家がいい。

ファスビンダーを何作か観
>>続きを読む

フェリーニのアマルコルド(1974年製作の映画)

-

2023.8.2 40-123

2020年のNHKbs4k放送。

これもまた最高。イタリアの街での物語とも言えないお話。多様でエネルギッシュな市井の人々の群像劇とも取れない、生きた彼らの姿が映し
>>続きを読む

秋日和(1960年製作の映画)

-

2023.7.31 39-121

最高やった。

この映画には家族の誰かを亡くしてしまう戦後、家庭が経験した痕跡が垣間見える。というより、戦後急速に日常へと「復興」するなかで、亡くなった家族をいかに
>>続きを読む

天使の影(1976年製作の映画)

-

2023.7.30 39-120

最初の鉄橋からカメラ下へパンしていき、娼婦たちが立ちすくむ河川敷が映るシーンが一番好き。

あまりの寒さと疲労で男の腕のなかで体をそらせるシーンと男に首を絞められ殺
>>続きを読む

ペトラ・フォン・カントの苦い涙(1972年製作の映画)

-

2023.7.29 38-119

あんまり話入ってこなかったのでまた観る。終盤の画の構図が本当に良い。特に、ペトラがうつ伏せに寝てそれを4人が立って、ガビは膝立ちで見つめる場面とラストのトランクに荷
>>続きを読む

君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

-

2023.7.25 38-118

真っ当に「君たちはどう生きるか」だったと思う。いかにして戦争と向き合いその後どう生きるのか、これが戦後生きた世代(われわれも含む)にとって、どう生きるのか、という問
>>続きを読む

越境者(1950年製作の映画)

-

2023.7.25 37-117

荒んだ街と大勢の労働者たち、そこで生きる人々の顔の映画。彼・彼女らは顔で訴える。

吹雪の去った雪山にシチリアを見て、国境無き地として捉える最後がおもしろい。
最後
>>続きを読む

8人の女たち(2002年製作の映画)

-

2023.7.24 37-115

授業の課題にて。話おもしろいし、罵り合いとミュージカルは笑ってしまう。

雨にぬれた舗道(1969年製作の映画)

-

2023.7.20 36-112

変な映画。まず主人公の欲望の表出仕方が変であるし、男性の振る舞いもおかしいのだが、何よりカットの切り替わり寸前のカメラのズームが変である。なぜかすりガラス越しに人物
>>続きを読む

切腹(1962年製作の映画)

-

2023.7.17 35-111

マジおもろい。マジ綺麗。

権力の欺瞞、欺瞞ゆえの権力の成立。
自身が最後まで捨てきれなかった虚飾に過ぎない武士道を、その虚飾性を暴いた後に死ぬ。しかし、虚飾である
>>続きを読む

夜の鼓(1958年製作の映画)

-

2023.7.17 34-110

顔のショットの切り返し。彼・彼女たちは、自身のうちを知られぬように顔を背ける。日常を、関係を守るべく向き合わないようにする。ただ、日常・関係を破壊する何かが噂として
>>続きを読む

お嬢さん(2016年製作の映画)

-

2023.7.10 33-109

おもしろかった。異性愛のものでしかなかった性愛をパロディすることで女性同士の秀子とスッキの関係をうちたてる。その関係は異性愛においては上下関係であったものが、対称的
>>続きを読む

カラビニエ(1963年製作の映画)

-

2023.7.9 33-108

戦争において全てを手に入れることと、絵葉書と記録映像。この連関。

ピアニストを撃て(1960年製作の映画)

-

2023.7.8 32-107

切り返し、パン、長回し、パンフォーカス。カメラワークがカッコ良すぎる。これらカメラワークは、ひとつの空間で同時多発的に生じる出来事をおさめる。
レナが好きすぎる。
>>続きを読む

カルメンという名の女(1983年製作の映画)

-

2023.7.2 32-105

人物造形含め、映像がとにかく綺麗。弦楽器のハーモニーも美しい。

演奏ードラマー海を重層的に行き来している。ジョゼフとカルメンのもつれ合いと分離が変奏され、終盤に行く
>>続きを読む

小説家の映画(2022年製作の映画)

-

2023.6.30 31-104

最後のホンサンスがキムミニを撮る場面でよくわからなくなってしまった。

本当に会話を撮るのがうまいし、そこでやりとりされる空間のなかでキャラクターが何を抱えているの
>>続きを読む

カード・カウンター(2021年製作の映画)

-

2023.6.30 30-103

『カード・カウンター』、最初と終盤マジで「これはマジですごいかもしれん」と思ったが、最終的にはちょっと肩透かしを食らった感じ。ただ、この映画が何をしたいのか、自分が
>>続きを読む

山河ノスタルジア(2015年製作の映画)

-

2023.6.24 29-102

1996年→2014年→2025年と時代を経るごとでアスペクト比が変わり横長になる。こうなると、映すものも異なってくる。96年は人物、14年は私と他者・環境・記憶、
>>続きを読む