ボー・デレクとボレロしか覚えてない。というか見た時に、それ以外はいらないと思ってしまった。
話も音楽もとにかく良くて。こんなタイプの映画が見られた時代の、最後の頃の1本のように思う。
実は娼婦の設定だし、今の価値観では微妙なとこが多いが、オードリーがあまりに美しくて、そのへんが漂白され、こんなにおしゃれで切ない感じになった。そして主題歌、ムーン・リバーが最高。
大学の学園祭でこの映画の学内放送用の宣伝CMを担当した思い出。曲を何度も聴いて頭にこびりついてる。そして香港に行った時は同じ場所で写真撮った。映画はとにかく切なくてロマンチック。
『モナ・リザ アンド ザ ブラッドムーン』
『バーニング』のチョン・ジョンソがハリウッド進出というニュースから数年。ようやく見られたが、さすが映画向きの存在でほんとうに魅力だ。映像と音楽のシンクロも良>>続きを読む
『翔んで埼玉 〜琵琶湖より愛をこめて〜』
はい、壮大な茶番劇で今回もめっさ面白かったです。関西ネタ満載で、大阪へのブラックな攻めもちゃんとあった。あの聖地がどこにあるかはツッコんで欲しかった(笑)>>続きを読む
『栗の森のものがたり』鑑賞。絵画のような作り込まれた映像とゆったりとした語り口で、心地よい映画の時間が続く。情報の与え方や突然の歌などアクセントが面白い。確かに若い才能の作品という感じもあった。さすが>>続きを読む
『ザ・キラー』凄い。生き方の映画だった。
映像とテンポがクールで恐ろしくカッコいい殺し屋映画。そこにフィンチャーの仕事論や時代感を入れ込む。数値やデジタルに頼りつつ、好きなものを信じ潔く捨てる覚悟。>>続きを読む
『マーベルズ』コメディタッチが良くてカマラから目が離せない。お泊り会みたいな訓練シーンが楽しい。ブリー・ラーソンの前作で酷かったアクションでの動きも良くなっていた。ただ全体にライトなのはいいが、一番大>>続きを読む
『鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎』面白かった。横溝正史的な舞台からおぞましい妖怪スペクタクルへ。でもほんとうに怖いのはやはり人間。背景にある戦争と日本もまた恐ろしい事実だ。現代でここまで攻めて描けるとは。傑作>>続きを読む
『VORTEX ヴォルテックス』先行プレミア。老夫婦の最期の日々だが、身近な内容と奇抜な表現を用いた描き方が天才的。同じ嫌悪感監督ハネケが、『愛、アムール』を手がけたのと似た、真摯と言える作風に胸がい>>続きを読む
メアリー・スティーン・バージェンが活躍する寓話的なサスペンス。どこかロマンを感じる女優さん。
ベン・アフレックが、弟ケイシー・アフレックで撮ったサスペンス。雰囲気はいいが少し欲張りすぎだった印象。
川島雄三の作家性もあるが、今では見ることのできないようなベビーブームの頃の寓話劇。
三部作の最後で彼の遺作でもある。博愛をテーマに意外と受け取りやすい内容。
なお3本とも女優が美しいが、このイレーネ・ジャコブは一段と美しい
キェシロフスキによる犯罪劇。これも衝撃的で素晴らしい。その淡々とした犯罪の描き方と運命のような終幕は後世への影響も大きいのでは。
イタリアだとエロティック青春コメディになるだろうし、今見るとうるさ方にはストーカー作品と言われそう。そんなプロットだが、キェシロフスキは分かり合えずとも、求めて止まない愛のロマンとして捉える。
キェシロフスキ監督がジュリエット・ビノシュで撮る、ある女性の喪失と再生の物語。美しいし、悲しいし、愛おしい。トリコロール三部作では一番好きかも。
一大叙事詩的な魅力。西部の歴史を男尊女卑や人種差別を含めて語る。ジェームズ・ディーンが若さの象徴でなく、役者としての存在感が凄くて驚いた。分からないとこが多かったので再見したい。
主演やヒーローのデザインがいいと思わず魅力薄。ただその後のキャップの活躍を見た後に見返すといろいろ味わい深い。
NYでのカーアクションが素晴らしい。それ以外は地味で実直。
市川崑✖️三國連太郎版。意外と見やすく、知ってる話だったが感動した。
ハートフルな物語。とても丁寧かつ快活に描いており、この手では名作の部類では。
エロ坊主が蛇のようなしつこさ。若尾文子の色気が凄くて説得力が出る。ラストの視点が印象的。
記録。豪華監督陣もあまり印象に残る1本が無かった。