貴婦人修行さんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

貴婦人修行

貴婦人修行

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ラブホテル(1985年製作の映画)

3.5

湿っぽくてあんまりだな〜と思ったらラストの階段長回しの子供達!

壮烈第七騎兵隊(1941年製作の映画)

3.3

めちゃくちゃな奴の人生をめちゃくちゃなダイジェストで見せてたら情緒もなんもなく死んで映画終わるの流石に笑っちゃうわ。隊列と傾斜と死体の山の魅力には抗えん。

映画しまじろう しまじろうとキラキラおうこくのおうじさま(2022年製作の映画)

1.8

モデルの質感に違いがありすぎるけどこんなローテ体制でいいの…?
パネル当てはめゲームに龍を追って飛び立つと、取ってつけたアクションが全部理屈っぽい。

映画しまじろう しまじろうと そらとぶふね(2021年製作の映画)

3.1

『GAMBA』と弱点は一緒(この題材でトリッピーをろくに活躍させられないとか)と思うけれど、観客参加型特化のサービス精神旺盛な落下スペクタクルとグリーンランドのパノラマ的な見せ方が魅力的で結構楽しい。>>続きを読む

左様なら今晩は(2022年製作の映画)

3.6

方言の言い慣れてなさがやっぱり気になるものの、久保史緒里の見ることしかできないクローズアップと、履いていたサンダルと食べ終わったプリンの瓶で在った時間をさらりと語ってしまうのは唸る。
ベランダの見晴ら
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高原の情熱(1944年製作の映画)

3.8

狂人続々集まってきてるのに高所のローアングルと霧がかかった舞台でしっかり不安感を漂わせる映画で流石だ。ポール・ベルナールの転がる様を傍観するしかないのにそこから列車に轢かれるやりすぎ感が素晴らしい。>>続きを読む

博徒解散式(1968年製作の映画)

3.5

鶴田浩二も時代に合わせる男たちも両方古い人間でしかない、むちゃくちゃ苦い話で驚く。深作って掘れば掘るほど救いもなければ同情入る余地のない暗い映画ばっか撮っててほんとに人気あったんか疑っちゃうな。

NEMO ニモ(1989年製作の映画)

3.5

これも作画やばくて普通に見入った。ひとりでにベッドが飛び立つ前に玩具が動き出す予感、魔法の威力のあまり弾け飛ぶゴブリン…。
シナリオはかなりひどいすね。ナイトメア誰も殺してないのを封印解かれたあとのビ
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博徒外人部隊(1971年製作の映画)

4.0

ファーストショットの枯れ葉の舞い方から極上…!夜に艶があると思ったら撮影仲沢半次郎。スリリングに視線を向ける安藤昇が『日本暴力団 組長』よりフリーダムで良い。
玉砕後の血すら「終」で塗せる虚無感がたま
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車夫遊侠伝 喧嘩辰(1964年製作の映画)

4.3

シネスコって裏を返せば縦の狭さを強調する画角だけれど、狭さを受け入れ身体の一部をクローズアップさせてからダイナミックに人物を動かすのが加藤泰の聡明さよなあ。
告白シーンを広角で見せつつ画面手前の桜町弘
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マジンガーZ対暗黒大将軍(1974年製作の映画)

2.9

横幅を活用したダイナミックな飛び立ち⇒戦闘移行には目を見張るものがあるが、兜甲児の決断がヌルっと流されててメリハリが…。
構成上いいとこ取りされるから仕方ないんだが、マジンガーZの戦績かなりいいのが目
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夜までドライブ(1940年製作の映画)

3.8

ウォルシュ映画の語りを優先しすぎてシーンが流されがちの作り方には疑問を持つけれど、ここまで強引だとたのしい。後半もう別映画やんけ。
といいつつ決断後の車庫のドア閉じ⇒再度車庫を見て思い出す⇒アン・シェ
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偽証(1947年製作の映画)

3.2

冒頭がピーク感はあるが、むちゃくちゃ翳っているので相変わらず前へ、前へと向かう移動や銃撃がどれも強烈。

涙の船唄(1920年製作の映画)

3.8

F・A・ターナーが孤児にリスを彫ってあげるショットがクローズアップってより主観なのが情感籠っていてグッとくる。その木彫りがヴィダーらしく群衆に披露されるので(映画のテンションとまるっきり違うのだが)ぶ>>続きを読む

恋は光(2022年製作の映画)

1.6

恋の光がこんなアプリで加工したみたいなルックでいいのか…?
女性陣は当たり前に良いので、表情を見せるために喋る人物の正面ショットに切り替わるのでハッとしないまま会話が終わってしまう。

アイム・ユア・マン 恋人はアンドロイド(2021年製作の映画)

3.3

予告編で出たのより良い画がなくて落ち込んだが、アンドロイド設定披露が一個乗っかるおかげでこんな奴にグッとくるわけねーだろっていうマレン・エッゲルトの草臥れた佇まいが強化されてる(なんだか90年代ごろの>>続きを読む

パリ・ルーヴル美術館の秘密(1990年製作の映画)

3.9

労働の様子だけ、なストイックな作りも良いが、館内がだだっ広いもんだからひたすら移動させられてるのが輪をかけて面白い。彫刻を運ぶトラッキングショットの長さは忘れらんないな〜
ほんとに発砲音(音響計測?)
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ル・バル(1984年製作の映画)

3.5

ダンスホール(室内劇)で『あんなに愛しあったのに』を語り直しした趣だけど、少し表現が後退したか。時代の〆を集合写真(褪せたモノクロ)で止めてしまうのが侘しい。社交ダンスだけに留まらず回転のイメージ(回>>続きを読む

エル・スール(1982年製作の映画)

4.0

劇場で再見。振り子を渡されるシーンの光はこんなに暖かかったのか~
父親との最後の対話の距離の変化は今見ると完全にエリセのリズムだったんだなって。序盤の祖母との再会の切り返しは娘に向けられて抱擁になるけ
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劇場版ハイキュー!! ゴミ捨て場の決戦(2024年製作の映画)

3.8

いちいち回想を挟むテンポ感も承知の上な時空飛び越え主観パンで唸る。日向との出会いから一貫して、セッターとしてコートの横に立ち動向を観察し続ける研磨の視線/振り向きこそアクションだと開き直った84分。ひ>>続きを読む

音のない世界で(1992年製作の映画)

3.8

終業式のボケっとした子と親から赤子を抱く新婚の男に繋ぐようにガチガチに編集の映画。聴覚障害の結婚式むずすぎ。
手話講座の教師のマイムと表情管理が思い出話とは思えんくらい達人。こりゃこの人で映画を締めた
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ポルノの女王 にっぽんSEX旅行(1973年製作の映画)

3.6

『現代やくざ 血桜三兄弟』とかどう見てても荒木一郎で一本映画撮りたいんだろって内容だったが、やっぱり。
腹踊りのみずぼらしさとそれを傍目に人形みたく静止してるリンドバーグで爆笑。

真・事故物件パート2 全滅(2022年製作の映画)

2.0

いまだにタランティーノ映画パロってOKって思ってる輩いんのか…。

密使と番人(2017年製作の映画)

3.3

理屈っぽくとも一個一個の表現が力強いので延々と見てられる。
よろめいてもつまづいても地図は落とさず目的地に向かう足取り、見せたいものが明確だなー。

セックス・ライダー 濡れたハイウェイ(1971年製作の映画)

3.2

演出が安っぽくてもったいねー…吉澤健が死んだふり貫き通しながら湖に遺棄されるとこで爆笑(息継ぎどうやっとんねん)。このテキトーさが目撃者を呼び復活劇からフロントガラス越しの求婚に至る勢いはたいへん好み>>続きを読む

彼奴(きやつ)は顔役だ!(1939年製作の映画)

2.7

プリシラ・レインの様変わりようとかグッとくるとこもありつつ、正直見ていてしんどい。シーン(状況)にさほど拘りがないのに情感たっぷりなのが合わず。

マルメロの陽光(1992年製作の映画)

4.1

途中から完全にアントニオの絵画と同化していくのが居心地が悪いのだけど、そんなことより朽ちたマルメロの連続のクローズアップのがやばい。赤い照明が消えて黒ずんでいく瞬間、完全に死が画面に刻まれちゃってる。

夕陽の群盗(1972年製作の映画)

3.8

どちらかといえばヌーヴェルバーグっぽい軽さ。燃える小屋から180°回転して群衆が見えて、画面奥からブリッジスが登場する長回しが何を見せたいのかわからなくて最高。
失敗続きで夜火焚いて夜が明けたら消えて
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快適な生活(1989年製作の映画)

3.1

発話の動きそのものを面白がっている感覚が流石だ。

まどろみの彼女たち(2024年製作の映画)

2.5

北京ダック落下飛翔があるので『動物園のふたり』派。

コット、はじまりの夏(2022年製作の映画)

3.5

期待したほどではなかったけどふつーに良い映画(こういうのは『リリィ、はちみつ色の秘密』の障壁がでかすぎてなあ)
触覚の映画だけに左手にバケツを持った叔母のショットが3回あるが、もう片方の手に何が握られ
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日本人の勲章(1955年製作の映画)

2.1

そういや3、4日前に見ていた。色んな家行って座って聞き込んで〜ってだるだる。
中盤のカーチェイスだけは良いのもいつものスタージェス感ある。

NAGISA なぎさ(2000年製作の映画)

3.5

むちゃくちゃ透明かつ90年代の尾を引いてる…!夜の砂浜の戯れで、松本智代美と松田まどかが横並びになって身長が近いのがわかるのが地味うま。
ラストは引きより波風が強いのが良い。

大室家 dear sisters(2024年製作の映画)

2.5

頭部見切れカットの乱発がシャフト出身たる手癖すぎる…せめてカレー食うとこ真っ正面から見せてくれ〜。
そもそも湿っぽすぎる(恋人匂わせ展開に行きたいのはわかるけど)質感が持ち味を殺してるように見えちゃう
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