歌麿さんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

歌麿

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パワー・オブ・ザ・ドッグ(2021年製作の映画)

4.3

個人的にはアカデミー賞作品賞はこちらに取って欲しかった。久しぶりに良質なアメリカ映画を観た。

機微の繋がる緊張感が堪らない。
喋り過ぎず行いで見せる孤独な強い男、即ちフィルを体現したかの様な映画。こ
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コーダ あいのうた(2021年製作の映画)

3.7

海辺の街で少女が成長する宮崎駿のような作品。

オープニングの漁のシーンが一番好き。

フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊(2021年製作の映画)

4.0

絵本の中に迷い込んだ感覚。
ウェスアンダーソンはジャンルの1つ。

役者もセットも豪華で楽しい。
何も考えず没入出来る映画は必要だと思う今日この頃。せめて映画館の中では空っぽでいたい。考えさせたくない
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それから(2017年製作の映画)

3.9

世の中には2種類の男がいる。
困った時に口を閉ざす男と笑う男だ。

後者は客観的に見るとなんとも滑稽な事。
かくにも自分も後者である。

キムミニがただただ光でした。

時系列ずらして編集が妙。

男はつらいよ 寅次郎相合い傘(1975年製作の映画)

4.1

ならず者同士は素直になれないのか!

「馬鹿野郎 散歩だよ」
「あいつも俺と同じ渡鳥よ」

名台詞連発!

このまま雨が止まなければ。
まさに男と女の恋物語でした。

男はつらいよ 私の寅さん(1973年製作の映画)

3.5

「インテリ女と便所のナメクジくらい嫌なものはねぇ〜んだよ 吐き気がすら〜」
口の悪さは天下一品!笑

さくらは演技では無く、化身ではなかろうか? 

男はつらいよ 寅次郎忘れな草(1973年製作の映画)

-

リリー回。網走で出会う。流れ者の最終地点みたいでいい景色。

今度こそ、かっこつけんなさんな!ってお前さんよ〜 

男はつらいよ 寅次郎夢枕(1972年製作の映画)

3.7

「穴めどの一つでもあればくぐり抜けたい気持ちだぜ」

八千草薫もまた国宝でした

男はつらいよ 柴又慕情(1972年製作の映画)

3.7

吉永小百合も国宝でした。

「君は一日鼻の穴を掃除していればいいんだよ」下町ジョークに腹を抱える。

「あんな雲になりてぇんだよ!」

さがす(2022年製作の映画)

-

このレビューはネタバレを含みます

どうしてそうなった?
人を殺める味を覚えただけにしか見えなかった。おっぱい見せてくれたら!くらいの正当化する理由が必要じゃない?

エキストラじゃないだろと思われる西成人、いい味出してるわ〜 街の景色
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ドント・ルック・アップ(2021年製作の映画)

4.0

滅亡へのカウントダウンはもう始まっている?

今の世の中を如実に表しているし、選挙の事しか考えない大統領、この世の終わりに差し掛かかる中、利権で揉める各国首脳。

キャスト陣は皆素晴らしかった。

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友だちのうちはどこ?(1987年製作の映画)

4.1

アハマッドの家のドアは風で開いてしまう程脆い。それでも優しさは鉄板並みに分厚かった。

映像が素晴らしい。町が主役ともいえる。

子供の声を聞く余裕の無い社会。即ち大人も大変なんだろうなと心中お察しし
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スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム(2021年製作の映画)

4.0

終わりはあるんですか?

始まりの終わり。終わりの始まり。
永遠ですやん。
そんな時空戻されたら、あの激闘はなんだったんですか!!

と思いながらも観てしまうし面白かった。

ピーターよ心の汚れた僕か
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ボクたちはみんな大人になれなかった(2021年製作の映画)

4.0

お酒とカルチャーを愛する者にとって
この映画は色々なぞるようで考え深かった。 エヴァのシンジは大人になって起結したのに。。

音楽(2019年製作の映画)

4.2

語りすぎない映画が好きだな〜
だって感じるものだから

偶然と想像(2021年製作の映画)

4.2

空いた穴を通して通じ合う。
空いてもいいんだよ。と優しい。
面白い発想だし村上春樹的だなと。

古川琴音の口から「バイブ以下!」
ご馳走様でした。

映画はエロスだよ!

1話目のカメラマンのアシスタ
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浅草キッド(2021年製作の映画)

3.8

あの目は武であり、柳楽だった。

北野武はカッコ良い。
軍団作り、ネーチャン囲い、芸人としては超一流で、頭も良く、映画も色っぽい。その上出版社に殴りこみに行くのだから。

繋がりが薄い今の時代を生きて
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国道20号線(2007年製作の映画)

3.9

オープニングとラストのカッコ良さ、痺れる! 洒落てんもんねー

ガルフィージャージ、ハイビスカス、田舎のヤンキールックが完璧。口を開けば台ととゴルフ、、金金金!

田舎の景色はどこも同じ、パチ屋とホテ
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Shari(2021年製作の映画)

3.7

最北の白い大地に懐かしさを感じる。
故郷でも無いのに。

監督はきっと、獣を口にした時に自分の中に存在するケモノに初めて会ったのだろう。その感動と驚きを作品に残したかったのかな? 

凍てつく大地に温
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サウダーヂ デジタルリマスター版(2011年製作の映画)

4.5

10年振りのサウダーヂ。

旧車煌めくアーケード、土方の会話やパブ、クラブ。隣合わせの政治と裏社会。いつも見守る大自然。地方の坩堝ここにあり。あゝ懐かしや懐かしや。

気が付けばサウダーヂへのサウダー
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由宇子の天秤(2020年製作の映画)

4.1

観賞したら最後。布団の中でもこの映画が頭の中を駆け巡り、レビューを読みふけってしまったり。寝不足になってもいい日に観賞をオススメします。

程よく謎も残り、どっちなんだ?と自分の頭も揺れ動く。

天秤
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DUNE/デューン 砂の惑星(2020年製作の映画)

-

ずっと心待ちにし、IMAXシアターの良い席を予約し準備万端で池袋に降りたったのだが、千登利でホッピーと肉豆腐でいい気持ちになり、映画館内は温かく不覚にも前半爆睡してしまいました。泣

映画自体も序章で
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ドライブ・マイ・カー(2021年製作の映画)

4.0

テキストの考え方がロラン・バルトを感じてこれまでの作品も観ていて腑に落ちた。

広島→北海道の移動が村上春樹でいう井戸ですね。

霧島れいかさんの天からの憑依儀式がたまらなかったので、あと1時間お願い
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オールド(2021年製作の映画)

4.0

ホクロの存在理由が知れた気がする。

怒りは若さの証拠なのかもしれない。
歳追えば怒る事も疲れる、ミステリーエンタメとして面白かったし、ヒューマン映画としても1日で人の一生が観れて面白い。

なんと言
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孤狼の血 LEVEL2(2021年製作の映画)

3.7

イカれた殺人鬼を成敗するバイオレンスアクション映画。虎狼の血の続編と言えるかは疑問。ヤクザもマル暴もリアリティは皆無。広島に狼は、、汗

ただ、エンタメとして面白いのは確か。
もし、何かの間違いで鈴木
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スウィング・キッズ(2018年製作の映画)

3.7

エンタメもドラマ性も、らしい韓国映画。

ただ相性はそこまで