涙さんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

涙

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細雪 ささめゆき(1983年製作の映画)

3.9

#細雪
絢爛な着物に目が癒されました。着物とそれを着た女優に焦点が合うように彩られた風景は日本の美しさを改めて体感できた。
この作品ではそれぞれ違う意思も持って動き回る四姉妹が、結婚や家柄の厳格さに戸
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ファントム・オブ・パラダイス(1974年製作の映画)

3.4

#ファントムオブパラダイス
理解が追いつかない。カルト作品として有名なのはわかる。仮面のインパクトと怒涛のテンポで最後まで観ていたが、鑑賞後はポカンとしてただ観たんだなと感じるだけ。作中、ファントムが
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トーク・トゥ・ハー(2002年製作の映画)

3.8

#トークトゥーハー
気味悪い事柄を美しく撮るから、この監督は好き。

アメリカン・ヒストリーX(1998年製作の映画)

4.0

#アメリカンヒストリーX
私はよく感情的に物事を推し進めてしまう。だが、いつも後になって考えてみれば、感情で動くべきでなかったと後悔する。この映画のデレクのように。彼の場合は因果応報ではあるが、彼のそ
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X エックス(2022年製作の映画)

3.8

#X
この作品の続編のパールが気になっていて、なんとなしに観たけど良かった。
久々のホラー映画だったけど全く怖い要素はなくてスプラッター純愛映画だった。ミアゴスがスターに憧れる田舎娘と猟奇お婆ちゃんの
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ザ・バニシング-消失-(1988年製作の映画)

3.7

#ザ・バニッシング-消失-
ゆっくりゆっくりと狂気の所業を見せてくる君の悪さは一級品だと思う。大袈裟な演出はなく物語と映像の空白を怖さで埋めてくる。人に恐怖を与える時は自分が一番恐れている事をしないと
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ディーバ(1981年製作の映画)

4.0

#Diva
映画館でリマスター版が観れて最高だった。殆ど忘れていた作品だったけど、画面を観るにつれ思い出していき、呑み込まれていくほどの衝撃を思い出した。イタリアの古臭いサスペンスアクションを思わせる
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女と男のいる舗道(1962年製作の映画)

4.2

#女と男のいる舗道
確かなのはこの作品は好みだと言う事。

はなればなれに(1964年製作の映画)

4.0

#はなればなれに
本筋のストーリーがあってないもので、アイコニックな物を切って貼ったような言葉や演出が楽しい映画だった。この映画でのアンナカリーナはいつもの溌剌な女性ではなく、どこか物憂げびくびくして
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女は女である(1961年製作の映画)

3.6

#女は女っである
この作品の最初、オープニングクレジットで、「ミュージカルで演劇的で感傷的なコメディ」と、画面いっぱいに映し出されるが、そういう作品です。コミカルに描いているが女性の葛藤や恵まれない恋
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獅子座(1959年製作の映画)

4.3

#獅子座
エリックロメール監督の長編処女作。ロメールの作品は海辺のポリーヌを見ただけなので、この作品との差異に驚嘆した。
日付を章立てて、ピエールの堕落を悲惨に映す。日頃の行いが悪いと罰が下るという迷
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ゼア・ウィル・ビー・ブラッド(2007年製作の映画)

4.0

#ゼアウィルビーブラッド
執拗なまでに周りを排斥する、狂犬のような男の石油一代記

気狂いピエロ(1965年製作の映画)

4.3

#気狂いピエロ
ゴダール監督が鬼籍に入られた事に際して、twitterでよく見て、必然的に見たくなった「気狂いピエロ」。二度目の鑑賞だが、一度目はフランスで名を馳せている、評判の良い監督だ!ぐらいで劇
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パワー・オブ・ザ・ドッグ(2021年製作の映画)

4.2

#パワーオブドッグ
殻を被った欲望を私たち観客が、凝視する体験ができる映画は大好物で、パワーオブドッグはその欲望を静謐さで耽るよう映画だった。

SKIN 短編(2018年製作の映画)

4.0

#SKIN
いまだ人種差別が色濃く残るアメリカの現状を捉えた、作品。レイシズムを題材にした作品の中では短くて見やすいけれど、重厚で陰影のある作品なので心苦しくなるけれど、完成度が高いので固唾を飲んで見
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