ねむりウサギさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

PITY ある不幸な男(2018年製作の映画)

3.5

ズットズレテルズ

ギリシャの青い空 青い海
沈んだ気持ち 止まらない涙

可哀想な人なのは最初から変わらないが
可哀想の意味合いがどんどん変わっていく

ずっとズレたまま

SKIN 短編(2018年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

罪の意識がないという現実

遊びで銃を使うことも 
幼い子供の飲酒も 差別も

メンツだけが全てという現実

ジョン・レノンを聴いて寝よう
忌野清志郎も聴こう

おやすみなさい

ハッチング―孵化―(2022年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

昨日、同い年の子が隣に引っ越してきてびっくり
体操もできて、別世界にいるみたい

お母さんの気持ちに応えたいと思って
必死に頑張ったけど、気付けば卵を育てていた私

ほんとの私、デビュー♪



まる
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男たちの挽歌(1986年製作の映画)

4.2

仁義って こういうこと
復讐って こういうこと
運命って こういうこと

最初は観る映画これであってたかな?
となるはず

でも 大丈夫 あってるよ

これが映画だ

サマー・オブ・ソウル(あるいは、革命がテレビ放映されなかった時)(2021年製作の映画)

4.3

スティーヴィー・ワンダー
ニーナ・シモン
スライ&ザ・ファミリー・ストーン
に痺れて

マヘリア・ジャクソン
で少し泣いた

カッコいいーーーー!

はちどり(2018年製作の映画)

4.1

言葉にできないあの時のもやもやが
映像に鮮やかに映し出された

学校の退屈な授業 友達 恋 カラオケ
塾 親 教師 家族での食事

何もないようで 全てがあったような あの頃
ぼんやりと寂しく何にも満
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ビバリウム(2019年製作の映画)

3.8

人間が繁栄できたのはなぜか?
それは共感力を高めたからである

歌を 言葉を 文字を活用して
集団の数を増やしていった

本作はどうか
表面は似ているものの 全てに感じる違和感

示唆しているものがあ
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フォーリング・ダウン(1993年製作の映画)

3.8

魁!!男塾の直進行軍を思い出しました。


■男塾名物 直進行軍とは?
棒を倒し、倒れた方角に向かってひたすら直進するもの。たとえ障害物があっても迂回することは許されず、時には家屋の壁を破壊したり、電
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アメリカン・エピック エピソード2 「血と土」過酷な労働から生まれたブラック・ミュージック(2017年製作の映画)

4.3

今回は
ブルーズとゴスペル

そうか、チャーリー・パットンが
B.Bキングの師匠だったのか

相反する音楽でありながら
お互いに共鳴する音楽

なぜなら過酷な環境から
生まれたのは同じなのだから

アメリカン・エピック エピソード1 ザ・ビッグ・バン 元祖ルーツ・ミュージックの誕生(2017年製作の映画)

4.3

1920年代ラジオの普及により
レコードの売り上げが落ちてきた

そんな中1925年に
電気での録音が可能になったことから
新しい音楽を求めてアメリカ各地の
住民たちのレコードが作られるようになった
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ザ・ギフト(2015年製作の映画)

3.6

未来は全員に平等か?

過去や今の積み重ねが 未来なのだとすれば

とっておきの プレゼントを あなたへ

既に 賽は 投げられた

その目で 確かめてほしい
未来は 何色だ?

レジェンド・オブ・メキシコ/デスペラード(2003年製作の映画)

3.8

ジョニー・デップがカッコいい
それ以外の言葉はいらないだろう

意味なんて追っていたら
見落としてしまう

これも映画だ

ザ・バンド かつて僕らは兄弟だった(2019年製作の映画)

4.0

The Band

それはディランの後ろで演奏している
あのバンドと言われ続けたことに由来

それでも

ボブ・ディランが
ブルース・スプリングスティーンが
エリック・クラプトンが
ジョージ・ハリスン
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靴ひも(2018年製作の映画)

4.0

着飾っても サルの本質は変わらない
寄せ木張りなんかクソくらえ

ローンで 心は買えないさ

そしてぼくのキャブレターは二つ
アルファロメオと同じなんだ

13時になったらご飯を食べて
寝る前には足を
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ZAPPA(2020年製作の映画)

4.5

「売れたものが優れている
という考えは、くだらない。」

最高か。

「自分が聴きたい音楽を
いい音で録音して
自宅で聴く。
そして周りでも
聴きたい人がいれば尚良い。」

カッコ良すぎる。

どんな
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キッズ・オールライト(2010年製作の映画)

3.6

母親が2人という変則的な家族の形

でも取り扱っているのは
普遍的な家族のテーマ

親から見ればいつまでも子どもは子ども
そんな親をうっとおしく思う時期がある

親から離れるのは
きっと自分の足で立っ
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フェスティバル・エクスプレス(2003年製作の映画)

4.0

列車の中が楽しそうで最高

こんなツアーが
ウッドストックの翌年にあったなんて

でもウッドストックがあったからこそ
起こるハプニングもある

ハイライトは
ザ・バンドとジャニス・ジョプリン

カッコ
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嵐の中で(2018年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

あなたを見失っても 見つけ出してみせる
わたしを見失っても 見つけ出してみせて

何度でも 何度でも

映画を観終わったら
シンディ・ローパーの「Time After Time」
を聴きたくなるはず
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友だちのうちはどこ?(1987年製作の映画)

4.1

いい子になんかなるなよ

大人の都合のいい子になんかなっちゃいけない

ニワトリやネコの鳴き声
ジグザグや入り組んだ道

街の音 家の手伝い
風の音 夜のご飯

ずっと昔に忘れていたものを
届けてくれ
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透明人間(2019年製作の映画)

3.8

楽しかったです。

なんとなくですけど、映画ゴーストを逆に振り切った感じの面白さでした。

主人公をある意味守ってくれますし、
吐き気を催す程の恋愛ものとも言えますし、
ラストもいい感じな気がします。
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ヒルビリー・エレジー -郷愁の哀歌-(2020年製作の映画)

4.1

思い描いていた自分と
現実の自分との距離がありすぎて

何もしていないのに涙が出る

今度こそは本当だって
次こそはうまくいくって

毎回思っているのに涙が出る

あの頃の私は
今の私を見て なんて言
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ヒート(1995年製作の映画)

4.3

カッコいいにも程がある

アル・パチーノもロバート・デ・ニーロも

信念がある 覚悟がある
ゆえにズレている

このズレこそが 最大の魅力だ

ちょっと遅れるかもしれないけれど
必ず行くからそこで待っ
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ザ・ゲスト(2014年製作の映画)

3.5

生きるということに 命をかける男

途中まで 誰の何を見せられてるんだろうと思い
見終わって 誰の何を見せられたんだろうと思う

不思議と嫌では無い

100メートル(2016年製作の映画)

3.6

畑を耕し
天井が落ちる

去ってはまた出会う

なんにも無くなってしまっても
全てがきっとそこにある

わかっていても わからないふりで
泣いたそばから 笑っちゃう

アイアンマンは今日も
私たちのた
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トレイン・ミッション(2018年製作の映画)

3.3

アメリカの通勤電車での過ごし方
常連同士の繋がりが圧倒的に日本と違っていた

通勤電車で良く知らない人と
トランプやっているということが
一番の謎であり解けなかった

満員電車の中 くたびれた顔をして
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ヴァスト・オブ・ナイト(2019年製作の映画)

3.8

1950年代小さな町で起こる 不思議な物語

娯楽が少ないこの町では
みんなバスケットボールに夢中

地元のチームが勝ったとか負けたとか
あそこのウチはいつも口喧嘩をしているとか

どうでもいいだろ
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劇場版 Gのレコンギスタ II ベルリ撃進(2020年製作の映画)

3.5

カッコいいシーンとカッコいいセリフ

だって恋を知ったんだもの

君は、生き延びることができるか?

劇場版 ガンダム Gのレコンギスタ I 行け!コア・ファイター(2019年製作の映画)

3.5

富野由悠季が『∀ガンダム』以来15年ぶりに制作に携わったガンダムシリーズのテレビアニメをリメイクした映画版五部作の第一作目

『脱ガンダム』のための『ガンダム』
『子供たちの未来』のための『ガンダム』
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アダム:ゲイタから来た少年(2014年製作の映画)

3.5

宗教と政治とお金

どこかで聞いたことがあるような

そして教育

もちろん知識や化学が万能ではない
つねに人類が進歩している
と考えるのは驕りだろう

それでも君や僕が
笑って ご飯を食べて ぐっす
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オー・ブラザー!(2000年製作の映画)

4.3

行けよ ずぶ濡れボーイズ
たとえ 火の中 水の中 風の中

きっと あの夢が あの子が 帰りを待っている


やっていることはめちゃくちゃなのに
なぜか応援したくなってしまう

笑えて ちょっぴり優し
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アオラレ(2020年製作の映画)

3.5

アオラレているのは人の心だ

時間に お金に 仕事に 人間関係に

だから不寛容になってしまう
自分を正当化し 他人を責める

心はまるでろうそくの炎のよう

人の炎を消すのではなく
あなたのその炎で
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