yさんの映画レビュー・感想・評価 - 14ページ目

シリアにて(2017年製作の映画)

3.8

緊迫感が強くて息をするのも忘れるほど。
すべてが想像を超えていて、とても重い気持ちになりました。衝動的なキスは本能でしょうか。

インフェルノ(2016年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

今作の敵はイルミナティではなく人口爆発による地球滅亡を憂う人たちでした。
ウィルスを撒き散らす計画も怖いけれど、飲料水に避妊薬を紛れ込ませる提案をWHOにしたという話も怖かったです。

WHOってあん
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天使と悪魔(2009年製作の映画)

4.1

面白かったです。随所で知的好奇心を刺激されました。大掛かりな事件でしたが、動機はよくあるものでした。コンクラーヴェに参加されている皆さんも権威が好きそう。儀式を見ると権威に仰々しさは欠かせないものだな>>続きを読む

キング・オブ・シーヴズ(2018年製作の映画)

4.1

強盗ものですがハラハラは少なめ、というよりどこか長閑な空気さえ漂っていて緊迫感のなさが可笑しいです。

途中ギスギスしてお互いの悪口も言いたい放題ですが、ラストでは元に戻る腐れ縁。
おじいさん達の皮肉
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ピースメーカー(1997年製作の映画)

3.5

少し時代を感じますが、まずまず。
テロリスト側の背景を知るとそちらに同情と共感をしてしまいました。若いジョージ・クルーニーはオラオラの役が似合いますね。

ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅(2016年製作の映画)

4.5

楽しい! ずっとワクワクします。
リアルの動物は苦手ですが、魔法動物はかなりかわいいです。

アダム&アダム(2022年製作の映画)

3.5

時間軸が変わる話はいつも少し混乱します。記憶は残っていないはずなのに母親に優しくなる少年の変化の理由とかが気になります。
記憶以外の何かがうっすら残っている?

内容はシンプル。
夢があってワクワクす
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タイラー・レイク 命の奪還2(2022年製作の映画)

3.6

長回しのアクションと滑るガラスにハラハラ。1に続いて対象を守るために払う犠牲が大きいなと思いました。息子にイライラ。

スペンサー・コンフィデンシャル(2020年製作の映画)

3.3

軽めで楽しい。コワモテの猫好きはかわいくてズルイです。主人公側の4人の仲が良いのか悪いのか分からない感じも好み。犯人にまったく驚きがなかったのが少し残念でした。

アデル、ブルーは熱い色(2013年製作の映画)

3.0

同性愛の気づきや葛藤も描かれていましたが、同性という以外はよくある恋愛のお話。惹かれて付き合って別れて忘れられなくて‥

少し意外だったのは同性愛の扱われ方。
フランスでは誰しもがオープンにできるのか
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マイヤーウィッツ家の人々(改訂版)(2017年製作の映画)

3.6

ノア・バームバック監督5作目。今作は結構笑えました。公園での兄弟げんかとか娘の作品とか他にもいろいろと。芸術家の父親は厄介な人でした。

「この家族の中にいるつらさは誰にもわからない」とジーンが言って
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落下する夕方(1998年製作の映画)

2.0

『落下する夕方』詩的なタイトルに惹かれて鑑賞。華子の傍若無人ぶりが不思議でしたが、そんな華子を受け入れるリカはもっと不思議な人でした。内容はあまり響かず。華子にまったく魅力を感じなかったせいかな‥
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愛がなんだ(2018年製作の映画)

4.4

面白かったです。「マモちゃんは手だけはきれいだ」で終わっていたらもっと良かったかも。年の瀬のテルコとナカハラくんの雰囲気が好き。葉子の言葉にはいちいち共感。

愛なのに(2021年製作の映画)

3.5

片思いの時は怖く感じた強い恋心が両思いになった途端に怖さが薄れ純愛にまで見えてくる不思議。女子高生は始まりから最後まで何も変わっていないのに。

大人の恋愛の方はなかなか面白くて、結局結婚するのねと何
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ラストレター(2020年製作の映画)

2.0

『チィファの手紙』を観たことがあるので知っているストーリーをなぞるように鑑賞。

姉や母を失った悲しみの表現は控えめ。全体に漂うセンチメンタルな空気。あの頃の恋。
あまり面白くなかったせいか、夏の風景
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マージン・コール(2011年製作の映画)

3.7

会社の経営破綻に気づいたリーマンブラザーズの社員や上の人たちの視点でリーマンショック前夜を描いた作品。焦りは見られるものの比較的坦々と。内側はこんな感じだったのかと中々興味深かったです。

良心を手放
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ハピエスト・ホリデー 私たちのカミングアウト(2020年製作の映画)

3.0

シリアスなテーマをコメディにしてある所は好み。大急ぎで雑にまとめたような終盤~ラストはちょっと勿体ない感じ。どうしても全員ハッピーエンドにしたかったのかな。

アビーは結構ヒドイ扱いを受けていましたが
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靴職人と魔法のミシン(2014年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

素敵な作品でした。ファンタジーなので起こる出来事は驚くようなことばかりですが、人との関係性が割と淡白で情緒的になりすぎない所が好み。母親との別れもお涙頂戴になっていないので余計にぐっときました。

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マザーズ・デイ(2016年製作の映画)

4.3

母親であると同時に娘でもある難しさ。
コメディらしく中々の問題を抱えつつも終始シリアスにならない所が良いです。
和解もあっさり。ちょこちょこ笑えました。年季の入った母親二人のやりとりが特に楽しかったで
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タイムリミット 見知らぬ影(2018年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

犯人が表舞台に登場するまではハラハラして結構面白かったです。犯行理由に驚きがなくて残念。思い込み捜査をされて犯人に仕立て上げられるのは怖いなと思いました。

最後の夫婦が和解した様子は取ってつけた感が
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タチャ イカサマ師(2006年製作の映画)

3.0

2006年の作品なのでみなさん若いです。
キム・ユンソクは最初わかりませんでした。長くて途中で止めそうになりましたが、ユ・ヘジンが好きなので最後まで。

藁にもすがる獣たち(2018年製作の映画)

3.9

よく出来た脚本。原作がよく出来ているのかな。終わりに向けてどんどん面白くなっていく嬉しい展開で閉じ方もすごく良かったです。魅力的な俳優ばかりでしたが、やっぱりチョン・ドヨンはすごいですね。

逃げた女(2019年製作の映画)

4.0

ホン・サンス5作目。
ズームと他愛のない会話。いつものホン・サンスでしたが、初めて好きだなと思いました。ズームはいらないけど。

アジョシ(2010年製作の映画)

2.0

う~ん‥面白くなかったです。
ウォンビンが好きなら楽しめるかも。

最後まで行く(2014年製作の映画)

3.2

悪い刑事vsかなり悪い刑事。ずっとハラハラします。やってやられての攻防戦が続いたので終わった後もまだ何かあるんじゃないかと思ってしまいました。

その怪物(2014年製作の映画)

3.4

韓国ノワールらしい残虐さとコミカルなシーンが混在している少し変わった作品。
キム・ゴウンが幼さゆえの純粋さを上手に演じていました。

ハイヒールの男(2014年製作の映画)

2.9

いまいちでしたが、チャ・スンウォンが好きなのでラストまで。よく揺れる画面も苦手。

ミッドナイト・ファミリー(2019年製作の映画)

3.2

闇営業で救急車を走らせるオチョア家を追うドキュメンタリー。常識や理解をはるかに超えていて世界は広いなと思いました。
スナック菓子ばかり食べている太った子どもがちょっと心配。

復讐者のメロディ(2018年製作の映画)

3.0

黙々と厨房を磨きあげ、食器洗浄機を直し、部屋のリフォームもできる器用な主人公。
親切な面を持つ一方、静かな表情のまま人をボコボコにして車ごと火をつけてしまうほどの自己制御できない暴力性を内に秘めている
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モリーズ・ゲーム(2017年製作の映画)

3.9

頭が良くてタフで度胸もある主人公。ゲームルームの端っこでセクシーな服を着て帳簿をつける姿がかっこ良かったです。
ポーカーが下手な人にプロに習ってみたらと提案したり、破滅寸前の人をとりあえず止めてみたり
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クリミナル 2人の記憶を持つ男(2015年製作の映画)

4.0

初めは悪いケヴィン・コスナーに違和感があったけれど途中で違和感がなくなりました。別人と混ざりあって良い人の面がでてきたせいかな。

別人の記憶を通して他者(妻や子ども)への愛情を知る主人公。感情を持た
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ヒート(1995年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

面白かったです。派手な銃撃戦は見応えがありました。アル・パチーノよりデ・ニーロに肩入れしていたので最後ちょっと残念。

ハードボイルドな二人でしたが、イーディとの別れ際のニールは切ない表情をしてました
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あさがくるまえに(2016年製作の映画)

2.5

少年の事故から臓器移植までを臓器を提供する側と受け取る側、両方の視点で。
提供する側の家族に臓器移植を提案するのは辛い仕事だなと思いました。
リアルな手術シーンは苦手。

羊飼いと屠殺者(2016年製作の映画)

3.9

鑑賞中、鑑賞後に否が応でも死刑制度について考えさせられます。加害者や被害者の立場だけではなく、死刑執行人の立場、視点で死刑を考える機会になりました。

仕事でも自分にはできません。自分にできないような
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