好き嫌いハッキリしそうな作品。
赤や白などコントラストのハッキリとした美術が好みでした。ラストはそうくるか〜
いいドラマです。
でも映画として好きかとなるとそうではなくて、感動の押し付け感、感情移入へ誘う感が強くてどうも耐えられない。
悪くない。田舎と都会、隠されていたものが次々と曝け出されて、うわべだけの平穏な関係が崩れていく。最後に見せた兄の表情は…
ゆったりと長い。ベンチでアデルの似顔絵を描いているシーン、光さす中で見つめ合い、微笑む二人。とてつもなく美しかった。
端的に言って最高。ハッピーなファック野郎とかありもしない聖書からの引用とか言ってみたいセリフが多すぎる。笑
エスニシティ、貧困、LGBTという重大なテーマをいくつも含んだ意欲作。
第1部、幼少期のシャロンを描くパートのカメラワークがいい意味でハリウッドらしくない。夜の海岸のシーンも幻想的で美しく、ラストは静>>続きを読む
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反日作品的な雰囲気はそれほど濃くは感じなかったし、特攻攻撃の描き方とかに英雄化の欲望めいたものを感じないわけではなかったけど、なかなか良い作品だと思いました。ただ、純真無垢な女学生と高級娼婦たちの対比>>続きを読む
いや〜いい映画だった。時代に翻弄される家族の悲しみや喜び… 悲劇的な展開が続くのにどこかユーモラスなのは主人公の持つ雰囲気か。確かにこれは中国本土では上映できないなぁ…
ノワールな雰囲気を感じさせる、現代中国の刹那的な青春映画。社会のスピードに取り残されて、変わろうにも変わらない鬱屈とした日常に息が詰まりそうだ。
蓮實重彦がこの作品を「表情の0度」と評したが、その表情>>続きを読む
密室と仕事の不調で募るストレス、そしてホテルに潜む怨霊… 狂っていく夫のニコルソンはあまりにも有名。
異様な世界観に幻惑され、心地よい眠りへ… 仮面が作品を理解するキー。
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朝鮮戦争を経験した孤独で頑固な老人。妻に先立たれ、親類から疎まれ、愛車のグラントリノを相手にそう遠くなかろう永遠の旅立ちを待つだけの日々…。生きながら死んでいたような彼の日々が、ベトナム系の少年との出>>続きを読む
ジリジリと秘密裏に進んでいく脱獄。
ドラマの起伏がわかりやすく存在するわけではなく、全編に渡る緊張感で見るものを離さない。脱獄映画っていいよねぇ…
型破りなデカの活劇。正義のヒーローでありつつ、組織の規範からはスレスレギリギリのところにいるアンチヒーローな側面を多分に含んでいる、それがハリー・キャラハンの魅力。
やっぱり面白いです。ただの恐竜パニックでは片付けず、科学崇拝がもたらすリスクへの警鐘にもなっている。
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すごく良いドラマなんだろうなとは思う。
しかし戦争とドラマトゥルギーとのこじれた関係を考えると手放しで評価して良いもんなのか…
管理社会の寓話として、なかなか面白い作品。トム・クルーズのアクションは手に汗握る。
OPがすごくクールだ、そしてルーニー・マーラ演じるリスベットは痩せぎすな体の奥に暴力的なエネルギーを秘めている、稀に見るキャラクター。この作品の魅力の大部分は彼女のキャラクターだと言ってもいい。そして>>続きを読む
ひさびさに嫌な後味を残すフィンチャー節が見られた。過剰な関心を煽るメディア社会、男根社会に対しての強烈、凶悪なアレゴリー。恋人、夫婦でみてはいけません…
セブン、ファイト・クラブというフィンチャーの二大傑作の間の作品。
この二作が凄すぎるのでインパクトには欠けるものの、悪くはない作品だった。
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一切戦場を描かない戦争映画。
戦場での経験からどこか狂ってしまった主人公は、昼の世界には受け入れられない。
自分を拒絶した恋人や社会に対しての歪んだ怒りを募らせ、ついに主人公は行動を起こす… ベトナム>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
ジョディ・フォスターの麗しさとアンソニー・ホプキンス扮するレクター博士という超奇怪なキャラクター、この二つだけでも観るに値する。守衛二人のうち、一人の舌を食いちぎり、恐怖に震えるもう一人にまるで機械の>>続きを読む
雄大なアメリカの山々は美しい。
この愛の物語に、まだ語るべき言葉を知らない。
アスベスト、ニュースで聞いて存在は知っていた。そして多くの場合、過去に起こった悲劇という印象を与えられていた。
しかしこの作品はそんな愚かしい印象をひっくり返し、アスベストが明治以降の日本の現在進行形>>続きを読む
凄まじい激情のエネルギーが炸裂したドキュメンタリー。証言を引き出さんとして暴力に訴える奥崎謙三は、完全に戦場に狂わされてしまっている。
音楽がものすごく良いんですよ、この映画。そして楽しそうなおじさん達だな〜〜〜!!
Als das Kind Kind war, …
見えないけれど、確かにそこにいる存在。
子供の頃、世界はもっと豊かなものだったはずだ。淀んだ眼差しの大人の前に、天使が再び舞い降りる。