トムヤムクンさんの映画レビュー・感想・評価 - 17ページ目

トムヤムクン

トムヤムクン

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ハードコア(2015年製作の映画)

3.4

観るアトラクション。酔いそうだけど楽しかった。音楽も地味に良い。

コックと泥棒、その妻と愛人(1989年製作の映画)

3.4

好き嫌いハッキリしそうな作品。
赤や白などコントラストのハッキリとした美術が好みでした。ラストはそうくるか〜

(2017年製作の映画)

2.5

いいドラマです。
でも映画として好きかとなるとそうではなくて、感動の押し付け感、感情移入へ誘う感が強くてどうも耐えられない。

ザ・トライブ(2014年製作の映画)

4.1

痛い。そして音声(パロール)がなくとも、映画はここまで雄弁でありえる。

ゆれる(2006年製作の映画)

3.5

悪くない。田舎と都会、隠されていたものが次々と曝け出されて、うわべだけの平穏な関係が崩れていく。最後に見せた兄の表情は…

戦艦ポチョムキン(1925年製作の映画)

3.5

古いとか無声だとか関係なく、面白いと感じます。記念碑的作品。

ナイトクローラー(2014年製作の映画)

3.6

倫理観ガン無視に暴走していく意識高い系のサイコスリラー。かなり凶悪。

アデル、ブルーは熱い色(2013年製作の映画)

4.1

ゆったりと長い。ベンチでアデルの似顔絵を描いているシーン、光さす中で見つめ合い、微笑む二人。とてつもなく美しかった。

パルプ・フィクション(1994年製作の映画)

5.0

端的に言って最高。ハッピーなファック野郎とかありもしない聖書からの引用とか言ってみたいセリフが多すぎる。笑

ムーンライト(2016年製作の映画)

4.2

エスニシティ、貧困、LGBTという重大なテーマをいくつも含んだ意欲作。
第1部、幼少期のシャロンを描くパートのカメラワークがいい意味でハリウッドらしくない。夜の海岸のシーンも幻想的で美しく、ラストは静
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金陵十三釵(2011年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

反日作品的な雰囲気はそれほど濃くは感じなかったし、特攻攻撃の描き方とかに英雄化の欲望めいたものを感じないわけではなかったけど、なかなか良い作品だと思いました。ただ、純真無垢な女学生と高級娼婦たちの対比>>続きを読む

活きる(1994年製作の映画)

4.1

いや〜いい映画だった。時代に翻弄される家族の悲しみや喜び… 悲劇的な展開が続くのにどこかユーモラスなのは主人公の持つ雰囲気か。確かにこれは中国本土では上映できないなぁ…

青の稲妻(2002年製作の映画)

4.0

ノワールな雰囲気を感じさせる、現代中国の刹那的な青春映画。社会のスピードに取り残されて、変わろうにも変わらない鬱屈とした日常に息が詰まりそうだ。
蓮實重彦がこの作品を「表情の0度」と評したが、その表情
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シャイニング(1980年製作の映画)

3.7

密室と仕事の不調で募るストレス、そしてホテルに潜む怨霊… 狂っていく夫のニコルソンはあまりにも有名。

アイズ ワイド シャット(1999年製作の映画)

3.3

異様な世界観に幻惑され、心地よい眠りへ… 仮面が作品を理解するキー。

グラン・トリノ(2008年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

朝鮮戦争を経験した孤独で頑固な老人。妻に先立たれ、親類から疎まれ、愛車のグラントリノを相手にそう遠くなかろう永遠の旅立ちを待つだけの日々…。生きながら死んでいたような彼の日々が、ベトナム系の少年との出>>続きを読む

ミリオンダラー・ベイビー(2004年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

栄光と転落、愛と死…

アルカトラズからの脱出(1979年製作の映画)

4.2

ジリジリと秘密裏に進んでいく脱獄。
ドラマの起伏がわかりやすく存在するわけではなく、全編に渡る緊張感で見るものを離さない。脱獄映画っていいよねぇ…

ダーティハリー(1971年製作の映画)

3.8

型破りなデカの活劇。正義のヒーローでありつつ、組織の規範からはスレスレギリギリのところにいるアンチヒーローな側面を多分に含んでいる、それがハリー・キャラハンの魅力。

ジュラシック・パーク(1993年製作の映画)

3.8

やっぱり面白いです。ただの恐竜パニックでは片付けず、科学崇拝がもたらすリスクへの警鐘にもなっている。

プライベート・ライアン(1998年製作の映画)

3.2

このレビューはネタバレを含みます

すごく良いドラマなんだろうなとは思う。
しかし戦争とドラマトゥルギーとのこじれた関係を考えると手放しで評価して良いもんなのか…

マイノリティ・リポート(2002年製作の映画)

3.5

管理社会の寓話として、なかなか面白い作品。トム・クルーズのアクションは手に汗握る。

ドラゴン・タトゥーの女(2011年製作の映画)

4.0

OPがすごくクールだ、そしてルーニー・マーラ演じるリスベットは痩せぎすな体の奥に暴力的なエネルギーを秘めている、稀に見るキャラクター。この作品の魅力の大部分は彼女のキャラクターだと言ってもいい。そして>>続きを読む

ゴーン・ガール(2014年製作の映画)

4.4

ひさびさに嫌な後味を残すフィンチャー節が見られた。過剰な関心を煽るメディア社会、男根社会に対しての強烈、凶悪なアレゴリー。恋人、夫婦でみてはいけません…

ゲーム(1997年製作の映画)

3.6

セブン、ファイト・クラブというフィンチャーの二大傑作の間の作品。
この二作が凄すぎるのでインパクトには欠けるものの、悪くはない作品だった。

タクシードライバー(1976年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

一切戦場を描かない戦争映画。
戦場での経験からどこか狂ってしまった主人公は、昼の世界には受け入れられない。
自分を拒絶した恋人や社会に対しての歪んだ怒りを募らせ、ついに主人公は行動を起こす… ベトナム
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羊たちの沈黙(1990年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

ジョディ・フォスターの麗しさとアンソニー・ホプキンス扮するレクター博士という超奇怪なキャラクター、この二つだけでも観るに値する。守衛二人のうち、一人の舌を食いちぎり、恐怖に震えるもう一人にまるで機械の>>続きを読む

ブロークバック・マウンテン(2005年製作の映画)

4.0

雄大なアメリカの山々は美しい。
この愛の物語に、まだ語るべき言葉を知らない。

ニッポン国 vs 泉南石綿村(2017年製作の映画)

4.4

アスベスト、ニュースで聞いて存在は知っていた。そして多くの場合、過去に起こった悲劇という印象を与えられていた。
しかしこの作品はそんな愚かしい印象をひっくり返し、アスベストが明治以降の日本の現在進行形
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ゆきゆきて、神軍(1987年製作の映画)

4.9

凄まじい激情のエネルギーが炸裂したドキュメンタリー。証言を引き出さんとして暴力に訴える奥崎謙三は、完全に戦場に狂わされてしまっている。

リスボン物語(1995年製作の映画)

4.0

音楽がものすごく良いんですよ、この映画。そして楽しそうなおじさん達だな〜〜〜!!

ベルリン・天使の詩(1987年製作の映画)

4.0

Als das Kind Kind war, …
見えないけれど、確かにそこにいる存在。
子供の頃、世界はもっと豊かなものだったはずだ。淀んだ眼差しの大人の前に、天使が再び舞い降りる。