トムヤムクンさんの映画レビュー・感想・評価 - 15ページ目

トムヤムクン

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火垂るの墓(1988年製作の映画)

3.5

幼少期に金ローで見たとき、大怪我を負ったお母さんの姿がトラウマすぎてしばらく遠ざかっていた。今見てもキツイ。

ワールド・ウォーZ(2013年製作の映画)

3.1

金ローで視聴。
ブラピは老いて新たなカッコ良さをまとっている。イスラエルの女性兵士がカッコイイ美人で良い。続編に期待。

マネー・ショート 華麗なる大逆転(2016年製作の映画)

2.6

爽快感はほぼゼロな映画でしたが、
メタリカ、ガンズなどの楽曲チョイス、キャラクターの個性、銀行国家化するアメリカ社会への告発というテーマ性が良かったです。
ただ映像よりもテキストで語ってるあたりは「映
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死霊の盆踊り(1965年製作の映画)

1.0

有り余るツッコミどころを楽しみつつ、オッパイを堪能する映画です。何がキツイってこの内容でしっかり90分あるんだよなぁ…

上意討ち 拝領妻始末(1967年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

理不尽に怒り、立ち向かい、散っていく三船敏郎の姿に込み上げるものを抑えられない。切腹とは異なり、こちらでは子供が残った。ラストシーンで響く赤子の泣き声、しかし希望を感じるのも事実である。

切腹(1962年製作の映画)

4.0

男、父の生き様、最後の戦い。不条理との不可能な戦い。時代に殺される修羅。

ゴールデンスランバー(2009年製作の映画)

4.4

すごく物語の作り方、面白い場面の見せ方がうまい。香川照之&堺雅人にはハズレがない。かなり好きな映画。EDテーマもすごく好き。

もののけ姫(1997年製作の映画)

3.9

2016年のジブリ展をみて、やはりジブリベストヒロインはサンであると認識を確かなものとした。

ヴィトゲンシュタイン(1993年製作の映画)

3.1

アート系映画ってワンカットのエネルギーが強いので一枚絵に酔わされて最後まで持たずに眠ってしまう。この作品もその一例。最初のウィトゲンシュタイン少年が可愛らしかった。

また一年(2016年製作の映画)

4.3

山形で見ました。入賞はならなかったけどものすごく実験的で面白い作品だと思います。ひと月ごとでワンシーンワンカット、映し出されるのは中国の出稼ぎ労働者家族の食卓風景のみ。固定カメラは作り手および鑑賞者と>>続きを読む

パイレーツ・オブ・カリビアン/生命(いのち)の泉(2011年製作の映画)

-

観たはずだけど覚えてない、ということは凡百だったということなんだろか。

パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールド・エンド(2007年製作の映画)

3.7

やはり海賊、打算や裏切り、駆け引きもやりつつ、助けるべき仲間はしっかり助けていたりして、ダーティでかっこいい。
三部作の締めにふさわしい、何も考えずに楽しめるエンターテインメント。てか2時間50分あっ
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東京物語(1953年製作の映画)

4.3

山田洋次的な、心温まるような話では決してない。血の繋がりなど知ったことかと言わんばかりに老いていく親を厄介払いしたい息子たちと、夫に先立たれても献身的に世話を続ける義理の娘。
全体を捉えるローアングル
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秋刀魚の味(1962年製作の映画)

3.7

小津についてはこの作品と東京物語、晩春しか見ていないので、彼が描き続けた娘の嫁入り、残される父親、日本的な家族の崩壊についてはいろんな評論家が言うに任せよう。それでも笠智衆と加東大介が酒場で交わす会話>>続きを読む

犬神家の一族(1976年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

台詞覚えるぐらい衝撃あるキャラクターよな、スケキヨ(本当は違うんだが)。

レヴェナント:蘇えりし者(2015年製作の映画)

3.8

熊に襲われて胸元を裂かれたり、生き埋めにされて満身創痍で這い出したり…痛そうなシーンがとことん描かれる。雪の白と血の赤のコントラストは鮮烈。

アメリカン・ヒストリーX(1998年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

アメリカ社会の裏の歴史、それこそヒストリーXを描いた意欲作。
途中までは事件のトラウマで闇のイデオロギーに染まってしまった兄が、人々との出会いによって心を入れ替え、弟も闇から救おうとする有りがち話か?
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たかが世界の終わり(2016年製作の映画)

3.0

ほとんどのストーリーが屋内で進み、閉塞感を終始感じさせる。主人公の帰郷の目的が一番最初に観客に提示されるだけに、家族の間で交わされる意味のない会話にじれったさ、苛立ちを覚えずにはいない。
時おり挟み込
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ソーシャル・ネットワーク(2010年製作の映画)

3.8

上り詰めていくほどに孤独になっていく。有名になるにつれてイエスマンや取り巻き連中は増えていくが…
最初と最後がシーンとして繋がるのが、ベタだけどよくできてるよねぇ。

山河ノスタルジア(2015年製作の映画)

4.5

ジャ・ジャンクーのカメラは流れゆく時、変わってゆく国家と社会の姿を極めて低い地点から、大衆とくに若者の視点から描いている。超然として傲慢さすら感じさせるような悪い意味での「巨匠」とは一線を画したものを>>続きを読む

ダンサー・イン・ザ・ダーク(2000年製作の映画)

1.0

共産主義国出身の移民マイノリティで視覚障害持ちの女性ていう風に主人公が徹底的にアメリカ社会での弱者としてキャラクター化されているのだが、それらすべてが彼女への憐憫や共感を引き起こすというよりも、作品中>>続きを読む

沈黙ーサイレンスー(2015年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

苦しむ民衆を見ていながらなぜ神は沈黙を貫くのか? 信仰を持つものが必ずやぶつかる問題、深く重いテーマであり、スコセッシ特有の苛烈な暴力描写もテーマを掘り下げていくために必要なものだったのだろう。自然の>>続きを読む

TOKYO FIST 東京フィスト(1995年製作の映画)

3.8

アドレナリンの暴走感がハンパない。
血湧き肉躍るを通り越して肉体がブッ裂けて血が噴き出すイメージ。エロス、暴力、肉体… 人は選ぶが結構好きな作品。

パプリカ(2006年製作の映画)

3.6

夢の中の狂ったようなカーニバル的描写、事件の進展につれて現実もまたほころんでいく様子は滑稽でありながら恐怖を感じさせる。アクションの反復のなかで少しずつ行動が変わり真実に近づいていくストーリーは秀逸。

デッドプール(2016年製作の映画)

3.9

残酷&オゲレツにして超スタイリッシュでカッコいい異端のアメコミヒーロー、俺ちゃん。笑 素敵です。

雪の轍(2014年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

全編に閉塞感が漂っており、雄大なアナトリアの映像美とのギャップを感じさせる。
地主でホテルを経営している主人公は、宿泊客に対しては愛想のいい主人としての顔を見せる一方、退屈を募らせる妹や若く美しい妻に
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プラトーン(1986年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

アメリカにとって一種のトラウマとなったベトナム戦争。高邁な志を抱いて戦地に降り立った青年が、暴力と理性の間で揺れ動き、最後は打ちひしがれながら故郷へ帰っていく。民間人への暴行や同士討ちなどの作中で描か>>続きを読む